※ 本来の用法はアクロバットを参照。
データ
初出 | 第5世代 |
---|---|
いりょく | 55 |
めいちゅう | 100 |
PP | 15 |
タイプ | ひこう |
わざ分類 | 物理 |
攻撃範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | 使用者が「もちもの」を持ってない場合は威力が2倍になる |
英語名 | Acrobatics |
概要
第5世代から存在する技で、アクロバットな動きで空中殺法をしかけ攻撃する。
素の威力は頼りないが、使用者が「もちもの」を持っていないときに攻撃すると、何と威力が2倍になる。
似たような特性・かるわざは場から離れると効果が消えるのに対し、こちらは場に出た時にもちものが無い状態でも常に威力2倍が適用される。
技マシンの技なので汎用的な技のように思えるが……(後述)
威力こそ55と低いものの「もちもの」さえ持っていなければ常時威力110が見込めるのでシナリオ上では勿論、対人戦でも使い捨ての道具と相性が良い。
特に第5世代では「ひこうのジュエル」とのコンボ、通称「ジュエルバット」と呼ばれる戦法が流行しており、主に化身トルネロスやアーケオス等で採用される事が多かった。
「ブレイブバード」と比較されがちだが、こちらは反動がないので差別化は容易。
逆に、シナリオ上では相手のポケモンがどうぐを持っていないことが大半なので、相手ポケモンにこの技を使われるとノーリスク威力110ひこう技がいきなり飛んでくることになる。この技を自力で覚えるポケモンを相手にする際は要注意。
ポケモンによっては、パワフルハーブ+「ゴッドバード」を使用した後から威力110の「アクロバット」を連発するという高威力のコンボも可能。
強力な技だが、実は見逃す事が出来ない大きな問題がある。
それは大半の物理型ひこうタイプが覚えられないという天邪鬼な仕様になっていること。
何故かシビルドンやらコジョンドやらサザンドラやら、ひこうタイプの付いていないポケモンばかりが習得してしまう。
特にルナトーンやソルロックは一体どのようにしてこの技を使っているのだろう?
鳥ポケモンに至っては第8世代現在まで習得できるのはカモネギとヤヤコマ系統、アーケン系統のみ。クロバットは……鳥と分類してよいのだろうか?
ハッサムやジュナイパーのように進化前はひこうタイプなのに覚えず、進化してひこうタイプが取れるのに覚えるという意味の分からないケースすらある。進化前によこせ。
このように、いつぞやの「ばかぢから」を彷彿とさせる状況になっている。
故に第5世代ではフウロがくれる技マシンなのに切り札のスワンナが覚えていないというチグハグにも程がある状況になっていた。
第6世代以降ジュエルが「ノーマルジュエル」以外実装されなくなったため、ジュエルバット戦法が消滅。
そのためこの技の価値も低下したが、アイテム消費が前提の特性であるかるわざと相性が良いので、ルチャブルやフワライド等に採用されている事が多い。
ダブル・トリプルであれば能動的に消費する手段が豊富で、例えば「じゃくてんほけん」やフィールドで発動する各種シードと組み合わせることで能力を上げつつこの技を威力2倍にすることができる。
第8世代でも技マシンとして存続。
晴れてストライクが覚えるようになった他、かつて配布個体でのみ覚えられたリザードン、完全新規習得としてテッカニンなどが習得。
さらにダイマックスの登場でこの技を「ダイジェット」のベースにして使えるようになり、不一致でも採用価値が上昇した。
第9世代でも技マシンとして存続。
新規習得者の中ではパラドックスポケモンのトドロクツキが一番恩恵を受けており、ブーストエナジーの消費によるこだいかっせいの発動で、かなりの威力のアクロバットを放つ事が可能。
特にひこうテラスタルと合わせる事でその威力は1.5倍となり、りゅうのまいなども合わせると手を付けられなくなる程。
ちなみに、特性が「テクニシャン」の場合、道具を使用していない状態では特性が適用されるが、使用後の場合特性は適用されない。
その名の通り、サーカスのような軽業で敵にアタックを仕掛ける技なのだが、ポッ拳のジュナイパーはキック→敵を両足で掴んで投げ→落ちてきた相手を空中で真っ逆さまになった状態のまま狙撃というかっこいい解釈がなされている。