登場話:第38話『メイ姫七変化!!』
概要
人間サイズの巨大な白い芋虫の幼虫を思わせる外見をしており、顔の部分は人間の頭蓋骨の様になっており目は窪んでいる。
子供の生気を吸い取ったシルキス幼虫が成長した姿であり、生気を吸い取った子供達を操る能力を持つ。劇中ではそうして操った子供達を大人達と戦争をさせる目的で生み出された。
尚、生気を吸われた子供の胸には、その証としてワッペンの様な物が浮かび上がる。
芋虫らしく口からピンクの糸を吐き出し、相手を繭に閉じ込める事が出来る。
活躍
最初は小さな芋虫サイズの状態でサングラスに黒服姿の女性に扮したラミイに持ち運ばれ、行く先々で子供に糸を吐き掛けて養分を吸って回る。
変装したラミイを怪しんだジュウレンジャーが遊園地の野外ステージで彼女と対峙すると、姿を現して溶解性の糸をメイのダイノバックラー目掛けて噴射。彼女を変身不能に追い遣ると、丁度ラミィがブーメランで海岸に突き落とした他の4人にも糸を吐き掛けて頑強な繭に閉じ込める。そして閉じ込められた4人はゴーレム兵によって海に投棄させられてしまった.
その後もラミイに連れられてターゲットの子供から生気を吸おうとするも、変装して近づくメイから幾度も妨害を受ける。だがその度にラミイも変装を変えて近付き、子供の生気をドーラシルキスに吸わせて成長を促す変装合戦を展開。互いの変化を競い合う女同士の戦いの末、とうとうメイに握り潰されそうになるが、ドーラシルキスは最早充分な位に子供からエネルギーを奪った為に等身大の姿へと成長を遂げる。
そして逆にメイを糸で拘束すると、ラミイは「アッハハハハ…。他の奴らも今頃、繭の中で窒息死してるかもね。さ~て、どうやって止めを刺そうかしら?頭を真っ二つにして欲しい?やっぱり心臓を狙ってあげる。その可愛い顔が痛みで醜く歪むのが見たいからね!」と勝ち誇りながらメイを処刑しようとする。
大ピンチに陥るメイだったが、そこへ「無益な殺生は、なりませんぞ」と言う声と共に4人の托鉢僧が出現。それは辛くも繭を破って脱出したゲキ達だった。ティラノレンジャーに自身を縛る糸を斬られて、自由の身となったメイも4人に遅れてプテラレンジャーに変身する。
だが、そこへバンドーラがドーラセプターを投げた為にその力でドーラシルキスは巨大化。ラミイの指示で子供達を操ると同時に大獣神を繭の中に閉じ込めるが、獣奏剣の音色と共に現れたドラゴンシーザーによって繭を破られ、大獣神は相方と共に獣帝大獣神へと合体。そして繰り出される「エンパイアアタック」を受け、ドーラシルキスは爆散したと同時に洗脳された子供達は元に戻った。
余談
モチーフは蚕及び芋虫。名前の由来はおそらく妖精のシルキー(英語の絹(silk)が語源)だと思われるが、少女の姿ではない。
デザイン画には口が開いて糸を吐くギミックの指示が書き込まれている。
登場回はシリーズに久々に復活した七変化物で、上記の長い台詞を言うラミイの存在感もあってドーラシルキスの印象は薄い。
声を演じた岸野氏は2年後の『忍者戦隊カクレンジャー』にてテングの声を当てている。
関連タグ
カイコモズー:『大戦隊ゴーグルファイブ』に登場した蚕繋がりの怪人の先輩。
ネコシンカ:『科学戦隊ダイナマン』に登場した子供と大人の抗争を起こそうとした怪人の先輩。