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概要編集

生年月日2006年3月12日
英字表記Harbinger
性別
毛色鹿毛
Dansili
Penang Pearl
母の父Bering
競走成績9戦6勝

イギリス生まれ。イギリスのマイケル・スタウト厩舎所属。

2009年デビュー。2010年キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス優勝。

2011年シーズンから日本で種牡馬となる。


繁殖成績編集

2017年秋に秋華賞ディアドラが、エリザベス女王杯モズカッチャンが、マイルチャンピオンシップペルシアンナイトが制しGI3勝を挙げた。

2018年、ブラストワンピース有馬記念を制し、同年のJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞。

2019年、ノームコアヴィクトリアマイルを制覇。

2022年、ニシノデイジー中山大障害を制覇。2024年には2度目の制覇。

2023年、ナミュールがマイルチャンピオンシップを制覇。

2024年、チェルヴィニア優駿牝馬を制覇し産駒のクラシック競走初制覇。のちに秋華賞を制し牝馬二冠を達成、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞。更に同年アルマヴェローチェ阪神ジュベナイルフィリーズを制覇。


更には母父としてもメイケイエール(2021年チューリップ賞など重賞6勝)、レガレイラ(2023年ホープフルステークス・2024年有馬記念)、ベラジオオペラ(2024年大阪杯)、アーバンシック(2024年菊花賞)を輩出。




余談編集

上記のように種牡馬としては充分成功を修めたと言っていいハービンジャーであるが、実は後継種牡馬に恵まれていないという問題があった。

牡馬の代表産駒であるペルシアンナイトとブラストワンピースがどちらも引退後種牡馬になれず、4戦1勝で引退したアグニシャインが種牡馬入りしたが4年で用途変更となっている。特にブラストワンピースに関しては、有馬記念の勝ち馬が種牡馬入り出来なかった例は現役中に死亡したテンポイントを除くと初めてのことであった。


そもそもハービンジャーが日本で導入されたのも、「薄め液」と称されるサンデーサイレンスキングカメハメハなどの日本競馬界の主流血統が煮詰まった牝馬の相手をしても近親交配にならないようにするためであった。それ故にハービンジャー直仔はそれらの主流血統を受け継ぎがちで(実際ブラストワンピースは母父がキングカメハメハで母母父フジキセキ経由でサンデーサイレンスと両方入り、ペルシアンナイトも母父がサンデーサイレンス)種牡馬としての需要が見込めず親の役割を代替出来ないためと推測されている。


そんな中ニシノデイジーが2025年より種牡馬入り。ニシノデイジーは主流と言える血統が母父アグネスタキオンを経由する曾祖父サンデーサイレンスくらいで、母系そのものはセイウンスカイニシノフラワーというマイナーもいいところの血統であり、ある程度サンデーの血が混じった繁殖牝馬ともリスクの少ない交配が可能である。その希少性故に、父のポジションをある程度継承できるのでは?と指摘されていた。

おそらく今後増えるであろうコントレイル産駒・キタサンブラック産駒・ゴールドシップ産駒といったサンデーサイレンスの曾孫世代の繁殖牝馬達に対して、母方の血をほとんど気にせずにサンデーサイレンスの4x3クロスを作ることが可能となっており、今後の問題は走る仔をどれだけ出せるかとなっている。




外部リンク編集


関連タグ編集

競走馬 09世代

ハービンジャー


牡牛座のハービンジャー聖闘士星矢Ωに登場する黄金聖闘士。当馬が名前のモチーフである。…察しのいい人ならばもうお気づきだろうが、この名前を考え付いたのは爆発的な末脚を持つあの馬馬主としても有名な脚本家である。

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