「わたし、『シン』を倒します。必ず倒します」
概要
CV:青木まゆこ / 新作歌舞伎での演者:中村米吉
物腰柔らかく穏やかな優しい性格だが、その反面とても芯が強く、どんな状況にあっても簡単に挫けない精神力を持つ。頑固で、問題をひとりで抱え込んでしまう面もある。
ベベル出身であり、父親であるブラスカのナギ節が始まった年にキマリに連れられビサイド島に移り住む。
その後、ビサイド寺院で修行を積み正式な召喚士となり、『シン』を倒す旅に出る。
母親はアルベド族の族長シドの妹で、ヒトとアルベド族のハーフ。そのためか、左右の瞳の色が違う特徴(オッドアイ)がある。左目は父・ブラスカと同じ蒼青色、右目はアルベドの特徴である翠緑(エメラルドグリーン)色の瞳である。リュックとは従姉妹の関係。
作中では1000年前の召喚士ユウナレスカから名をとったという設定になっている。
父のガードであったジェクトの息子ティーダをいつも気にかけている。当初はエボンの教えを信ずる敬虔な民であったが、ティーダやリュックが寺院の方針に対する疑問を告白すると、自身も疑問を持つようになる。
RPGとしては珍しい和装のキャラクターとして注目された。袴や帯のデザイン、アクセサリ、司祭のロッドのデザインは「オオハマボウ(沖縄方言で"ゆうな")」。
聖ベベル宮の結婚式ではウェディングドレスを着用していた。
本作でのマップ移動は基本的にティーダを操作するが、「浄罪の路」でのみ彼女を操作することができる。
和装で上半身も厚めの服装なので分かりにくいが、序盤のムービーや横向きになったときに、意外と胸が大きくプロポーションがいいことが判明する。
戦闘
ユウナ専用コマンドとして「召喚」があり、召喚士として召喚獣を呼び出す能力に加え、スフィア盤を道なりに成長させれば従来の白魔導師の役割も持つ。物理攻撃が伸びないため自身の攻撃能力はほとんどないが、MPや魔力、魔法防御、すばやさ、回避の値が伸びやすい。スフィア盤の彼女のエリアではほとんどの白魔法が習得できる。
味方の回復・補助を主な役割とし、強い敵や雑魚散らしにも召喚獣を呼び出して対応ができる。
今作の召喚獣は従来の「召喚魔法」という攻撃手段ではなく操作キャラクターとして使用できるので、味方の全滅を防ぐための身代わりとしての利用法もできる。
オーバードライブ技は「マスター召喚」で、好きな召喚獣をオーバードライブゲージ満タンの状態で呼び出すことができる。
『ファイナルファンタジーX-2』
続編『ファイナルファンタジーX-2』では主人公を務める。
自らが『シン』(エボン=ジュ)を討ち果たし大召喚士になった2年後、消滅したティーダとよく似た人物が映されたスフィアを発見し、その真相を求めてスフィアハンター「カモメ団」の一員として再び飛空艇でスピラの空を駆け巡る。
自身を変えたいという願望を持っており、リュックに影響を受けて明るく快活な言動が多くなっている。服装も活動的なものとなっており、デフォルトでは二挺拳銃で戦う「ガンナー」のジョブになっている。
歌やダンスのセンスがあるらしく、本編中で何度か彼女のコンサートも開催される。ライブイベントでは倖田來未の楽曲が使用されている。
その他
パロディで有名な「半熟英雄」では、将軍として出演したほか、カトリイネの前世というとんでもない設定になっている。
DFFシリーズ
続編のDDFFにて、新規追加された参戦キャラの一人として登場。ティーダ、ジェクトと続き、三人目のFF10出身キャラの参戦となった。
容姿及び戦闘方法はFF10における召喚士時代に準じたものとなっている。DLCでFF10-2のガンナー時代の姿も選べるが、戦い方は変わらない。
本編における彼女の活躍は12回目の戦いに記されている。皇帝曰く「息の長い戦士」との事で、神々の闘争には他の人物よりも長い期間参戦していた。その為、元いた世界の記憶も他の人物と比べるとかなりハッキリ覚えている模様。
他の仲間とはぐれて不安になって指笛を吹いた所、カオスの戦士として召喚されていたティーダと偶然出会う。しかし自分の事を覚えていないティーダに疑問を抱き、コスモスの戦士として召喚されていたジェクトと一触即発の状態になっている所へ乱入する。彼女の語りかけでティーダは記憶を取り戻しかけるが……
戦闘では自身は直接戦わず、ヴァルファーレ、イフリート、イクシオン、シヴァ、バハムートといった原作に登場した召喚獣を使役する。近、中、遠距離と様々な間合いに対応できるので、バランスの取れた性能となっている。
FFRK
FF10イベント「偽りの花嫁」で初登場、白魔法と召喚魔法はレア5まで装備可能。
後に10-2の要素も加わり、銃の装備も可能となった。
着せ替え要素である『ドレスレコード』の数が、実は全キャラの中で最も多く3種類(偽りの結婚式の時の花嫁衣装『いつわりの花嫁』、10-2のガンナーの衣装『銃士の衣装』、ブリゲイド5周年記念ドレスレコード投票キャンペーンにて追加の『浜辺のユウナ』の三つ)もある。
余談
台詞のひとつである「ワッカさんが産むわけじゃないんだよ」がワッカ系音MAD制作過程で「ワッカさんが産むんだよ」と改変され広まった結果、一部では腐女子のような扱いをされてしまっている。
経緯は、少々メンタルが削られるだろうがこちらとワッカさんが産むんだよを参照してもらいたい。
小田桐仁義氏の楽曲「ユウナ」はこのキャラクターが由来である。なお当初からFFからの引用を考えていたわけではないという。
関連イラスト
FF10
FF10-2
両方
関連タグ
ファイナルファンタジー10 FF10 ファイナルファンタジーX-2 FF10-2 ディシディア
ティーダ ルールー ワッカ キマリ=ロンゾ アーロン リュック パイン シーモア=グアド ジェクト