「その連携に、”クモ”り1つないとは!?」
スーツアクター:矢部敬三
データ
身長:192cm(肥大蕃息時身長:46.1m)
体重:226kg(肥大蕃息時体重:542.4t)
好きな物:おでん(屋台ごと)
好きな場所:キッチン
攻撃力:★★★☆☆
不思議な技:★★★☆☆
大喰らい:★★★★★
集める恐れ:クモの糸で人々を捕らえ、身動きできないまま食べられてしまう事によって生み出される恐れ
概要
ゴミ捨て場に廃棄されていた「冷蔵庫」に牙鬼幻月の邪気が宿る封印の手裏剣が刺さった事で変化した、古来の「土蜘蛛」の伝承を受け継ぐ妖怪。
黄色と黒のストライプが入ったド直球なジョロウグモを思わせる姿をしているが、手足は逞しい4本の四肢だけで原典の様に8本も無い。身体の胸部に元になった冷蔵庫が付いているのも外見の特徴。
宙に浮く巨大な蜘蛛の化け物へと変化する力を持ち、まるでブラックホールのような「冷蔵庫の胃袋の力」で周囲のあらゆる物と共に人間を自分の体内へ吸引してしまう。
また、全方位の相手の姿を捉える8つの眼と、伸縮自在で器用に操る8本の手足を備え、死角と思われる背後に敵が来ても手を後ろに回す事で即座に反撃出来る等、隙が無い。
そして奥の手として、口から強力な粘着力を持つ蜘蛛の糸を吐き出し、糸に絡めた敵の動きを封じる事も出来る。
活躍
上記の経緯を経て誕生後、街で暴れていたところにアカと遭遇した為に交戦。
仲間の力に頼らずに猪突猛進で向かってくる彼を、上記の巨大なモンスターに変身してあっと言う間に飲み込んでしまう。
駆け付けた仲間のニンニンジャーが自分を攻撃しようとすると、卑怯にも体内にいるアカの存在を人質に取ってそのまま撤退させた。
その後、八雲達は八雲自身が囮になる事で妖怪の体内にいる天晴を救出する作戦を立てていたが、実はツチグモの体内には天晴以外にもおでん屋の親父に扮していたラストニンジャの好天も屋台ごと吸い込まれており、彼の多種多様のおでんを用いた教訓で「互いの長所を出し合って連携する仲間の大切さ」を天晴は学んでいた(※この時、敵の体内で呑気に食事する2人のシュールな絵面が繰り広げられた)。
そうして好天の風の忍法で火力を増強させた天晴の「めらめらじゃー」で体内から胃袋を破壊された為、苦しみながら今まで吸い込んできた瓦礫と共に天晴達を吐き出してしまう。
その後、揃ったニンニンジャーと交戦するも、「連係プレー」を望んだアカの指示を受けたアオの作戦で、シロの「じゃぶじゃぶじゃー」の水蒸気による目晦ましで視界を塞がれ、さらにアカの誘導攻撃で注意を逸らされた隙に残る3人からの連続攻撃でダメージを負う。
やがて5人それぞれが所持していたカラクリヘンゲンを変形させると、シロとモモの「弓ヘンゲン射」、アオとキの「爪ヘンゲン烈」のエネルギーを溜めたアカの「刀ヘンゲン斬」の攻撃を受けて敗北。
直後に九衛門の「肥大蕃息の術」で巨大化し、オトモ忍相手に交戦する。
ニンニンジャーを5体のオトモ忍ごと口から吐いた糸で拘束するも、新たに手に入れた忍シュリケンでアカが「パオンマル」を召喚した事で形勢が逆転。吐き出す糸をパオンマルの鼻に全て吸い取られて無力化させられた所へ、最期は6体が合体した「シュリケンジンパオーン」の必殺技「パオーンブーメラン」を受けて爆散した。
手裏剣戦隊ニンニンジャー アカニンジャ―VSスターニンジャー 百忍バトル!
百鬼夜行の妖怪として、カッパ、ツチグモ、ジュッカラゲ、ドロドロ、マゲラッパ達と共に復活。
ニンニンジャーキラーを名乗るが、あまり強くはなく、アカニンジャーの忍烈斬、スターニンジャーのライトニングロックスターを同時に喰らって自分がkillされる皮肉な末路を辿った。
作中の絵巻では他の妖怪同様に伝承通りの姿で描かれた。
余談
デザインを担当したK-SuKe氏はDVDの映像特典の「忍者秘伝ノ書」にて、「『冷蔵庫』という箱っぽいモチーフを『クモ』というキャラクターに合わせるのにかなり苦労した一作だが、最終的にはカッコ不気味に纏まってよかった」らしく、他にも「赤い髭を生やしているのは能の演目に登場する『土蜘蛛』をイメージした」とコメントしている
声を演じた堂坂氏は『海賊戦隊ゴーカイジャー』にて親衛隊ドゴーミンの声を担当して以来4年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。
関連タグ
手裏剣戦隊ニンニンジャー 牙鬼軍団 妖怪(ニンニンジャー) 土蜘蛛
ツチグモ:『忍者戦隊カクレンジャー』に登場した偉大な先輩。