みんな世界を救いたくても、やり方で意見が分かれる―――
初心者向けQ&A
Q.falloutってどんな作品?
A.いわゆる世紀末ものです。本作は終末から大体219年くらい後。
Q.Vaultって何?
A.所謂核シェルター。その正体は住人を実験台にした人体or社会実験施設。
Q.BoSってなに?
A.戦前の危険な技術を回収or破壊する組織。内部分裂しており、一枚岩ではない。
Q.エンクレイヴってなに?
A.戦前のアメリカを裏から操った、軍と大企業の秘密結社。総本部は「2」で壊滅。
Q.ゾンビがいる!?
A.放射能に適応してしまった人間「グール」です。
Q.ガン○ムがいる!?
A.パワーアーマー(PA)と呼ばれる兵器です。世紀末では力の証と言えます。
Q.腹を刺されたのに、スティムパック???で治ったよ!?
A.やくそうとかポーションとかアップルグミの類です。深く考えないように。
Q.ひっ、デカいG!!
A.FOにおけるスライム、ラッドローチ。だが見た目から真のラスボスとも言われる。
Q.ゲームに興味を持ちました。どれからやればいいですか?
A.「4」「76」がおすすめです。「NV」もやるとなお良いですが、日本語版はXBOXにしかありません。なお、いずれもCERO-Zです。
概要
2024年4月12日よりAmazonプライムビデオにて配信中の実写ドラマ。
「4」の9年後、最も未来の時代を描くシリーズ最新作である。
公開後、ほとんどの国々で視聴数1位を獲得し、シーズン2の制作決定も早々と公開された。
製作総指揮にベセスダ・ソフトワークスのトッド・ハワード氏を据え、ザ・ボーイズと同じ制作会社が手掛けたのもあって巨大クリーチャーやグール等が原作にかなり忠実になっている。
監督は『インターステラー』や『ドラマ版ウエストワールド』などに携わったジョナサン・ノーラン氏。いくつかのエピソードでは脚本も担当する。
なお、ジョナサン氏はクリストファー・ノーラン監督の実弟で、特にクリストファー監督は核兵器を開発した科学者の苦悩を描いた『OPPENHEIMER』や『ダンケルク』などが代表作として知られているが、ジョナサン氏自身も実兄クリストファー監督の作品製作にも多く関わっている。
日本版
日本人にとってはレトロフューチャー感薄いFOシリーズであったが、日本語版のロゴも昭和特撮を思わせるまさにダs…レトロフューチャー感あふれるものとなっている。
字幕&吹替の用語監修はベセスダ作品解説系youtuberのきんたん氏が担当している。
ただし、Amazonプライム標準の字幕と吹き替え音声はサッパリ合わないので注意。
担当声優は当番回までは役名が表示されずEDのキャスト欄ではその他扱いで表記される。
ゴア表現
fallout4日本版で「bloodymess」を習得していない状態よりちょっと強め。
…つまりだいぶグロい。思いっきりR-18Gである。
普通に頭はスイカになるし、ゲームと違い死体になる前から四肢が欠損する。
とはいえ、ゾンビ映画やサメ映画に耐性のある人ならば問題なく見れるだろう。
人によっては超リアルに動くラッドローチ(人食いゴキブリ)の方がキツいかもしれない。
批判
本作はかつてゲーム上の都合でボカされていた細かい描写に踏み込むなど大胆な世界観の整理が行われ、古参プレイヤーからは否定的な意見が噴出している部分も多い。
公式に「ゲームの実写化」や「外伝」ではなくシリーズの正史、実質的な「Fallout5」であることが明言(ソース、およびソースのソースの英語版メディア)されているため、過去作と明らかに矛盾する設定などは今後公式からの撤回声明や再度の設定上書きがない限り、本作を優先するものと考えたほうがいいだろう。
あらすじ
西暦2077年。突如として勃発した全面核戦争により世界は核の炎に包まれた。
その219年後。かつてのロサンゼルス地域の地下に連結して建造された3つの核シェルター、Vault33と32と31は交易を続けながら長年安定稼働を続けていた。
結婚適齢期を迎え審査に合格したVault33の女性ルーシーは、次の交易で32から夫を迎えることになる。
だがやってきたのはモルデイヴァー率いる地上のレイダー集団。Vault32は既に壊滅していたのだ。
父であり監督官であるハンクをレイダーに拉致されたルーシーは、虐殺に怯えVaultに引きこもる生存者たちを背に、父を奪い返すために過酷なウェイストランドへと足を踏み入れる。
時を同じくして、B.O.Sの現地部隊、及びとあるグールの凄腕賞金稼ぎがヴィルツィヒなる男を追い始める。
彼は世界を変えるほどのアーティファクトを有していたのだ。
父を追う中でルーシーはこの大きな事件に巻き込まれていく。
主人公
ルーシー・マクレーン 演:エラ・パーネル 吹替:沢城みゆき
Vault33の監督官の娘
レイダーに攫われた父を奪還すべく地上へと足を踏み出す。
「原作を知らない視聴者」。
B.O.Sの訓練兵。
運命の悪戯で上官を見殺しにしてそのパワーアーマーを奪取してしまう。
汚名返上のため、指名手配されている「シギ・ヴィルツィヒ」を連れ帰る事を決意する。
嘘と口車≒Speechスキルで道を打開する機会の多い「ゲームに慣れたプレイヤー」。
ザ・グール
演:ウォルトン・ゴギンズ 吹替:堀内賢雄
冷酷で利己的なグールの凄腕バウンティハンター。
「falloutシリーズに慣れきった、ヒャッハー上等な上級者プレイヤー」。
とある目的のために戦前から200年以上生き続けてきたが、ここに来ていよいよフェラル化寸前に陥っており、抑制薬の確保のためなら手段を選ばない性格になっている。とある理由からVault-Tec社と浅からぬ因縁がある。
ルーシーにとってはある意味世紀末の先生3人目。同時にその授業料はとてつもなく高くついたが。
最終的にルーシーと彼の共闘を示唆してシーズン1は幕を閉じる。
使用している銃器のうち、大口径の回転式拳銃はロシア製のリボルバー式ショットガンMTs-255…と見た目が同じ別のナニカをソードオフにしたもの。なにせ装弾数は5発だったオリジナルに比べたら4発だしそもそもショットガンですらないし、挙げ句の果てに中身は別物。代わりに様々な特殊弾を装填可能となっている(具体的には、上記の徹甲弾はもちろんのこと、人間の足を粉々に出来る程の威力のあるロケット弾、ないしはグレネード弾など)。
「fallout_Shelter」では「グール・リボルバー」の名前で登場している。
保有perkが公式SNSで公開されている。
その正体は戦前に一世を風靡した俳優「クーパー・ハワード」。当時Vault-Tec社の公式アンバサダーも務めていた男で、戦前に一度宣伝映像の撮影で下記のVault4に訪れたこともある。
かつての家族はVault-Tecの重役である妻バーブ(演:フランシス・ターナー)と、彼女との娘ジェイニー(演:ティーガン・メレディス)。
「クーパー」の名の元ネタは、彼同様西部劇で活躍し、Fallout3では「ハハッ、ゲイリー!」の元ネタにもされてしまった白黒映画時代の人気俳優、ゲイリー・クーパーからだろうか。
また、自身の出演していた映画で共演したことのあるルーズベルトと言う名前の犬(おそらく犬種はボーダーコリー、もしくはオーストラリアンシェパードと思われる)も飼っていたこともあり、それにより犬に対しては多少の優しさや面倒見がある一面を見せた。
111のアイツ同様従軍経験者で、最初期に配備されたゆえに、欠陥だらけだったT-45型パワーアーマーが息切れしてきた頃に起きたアラスカ奪還の恐るべき最前線から、大勢の部下の命と引き換えに生還したと言う凄惨な過去を経験している。さらにそこへ世紀末を200年以上生き延びてきた戦闘経験とグールの身体能力が加わったことで、多数の荒くれ者や並の軍人を一蹴する程の実力をもつ。
上記の理由から、当然殆どのパワーアーマーの特性や弱点をも知り尽くしており、条件を整えての奇襲を行なえばT-60の小隊を全滅させることもできる。なお、あくまで条件(暗闇や特殊弾頭など)を整えての話であり、正面からT-60と戦えばマキシマスにすらゴリ押されてしまうのは留意。
主要人物
リー・モルデイヴァー
演:サリター・チョウドリー 吹替:桜井ひとみ
舞台の地域では誰もが恐れる「魔女」の異名を持つ女傑。推定50代、身長175cm前後。
彼女率いる一団が、ある目的でVault32居住者に擬態してVault33を襲撃し、監督官のハンクを拉致したことから物語が始まる。
Vault33やマクレーン家の事情に詳しいような素振りを見せたり、またどの辺りでコンタクトをとっていたかは不明だが、「エンクレイブを脱出した研究者シギ・ヴィルツィヒと面識があり、かつ彼の持つ謎のアーティファクトを求めている」「何処で入手したのか不明なローズ・マクレーンのpip-boyを所持している」など、謎多き人物であり、ストーリーの重大なキーパーソンでもある。
ハンク・マクレーン
演:カイル・マクラクラン 吹替:原康義
ルーシーとノームの父親でVault33の監督官。トレード組の筆頭で、本人はVault31の出身。
彼がモルデイヴァーに連れ去られたことが、ルーシーが外の世界へ旅立つきっかけとなった。
当初は本人も気づいていなかったものの、どうやらモルデイヴァーとなんらかの関わりがあるらしく、この上更に何か秘密を抱えていると思われるが…?
シギ・ヴィルツィヒ
演:マイケル・エマーソン 吹替:牛山茂
謎のアーティファクトと飼育犬CX-404を持ってエンクレイヴを脱走した研究者。
現在は賞金首として各勢力に狙われながら、何故か面識のあるモルデイヴァーの元へ向かっている。
何故かルーシーの人となりや、Vault33の内情に詳しいのだが…?
吹き替えを担当した牛山氏は、演者のマイケル・エマーソン氏が出演している作品の多くで彼の吹き替えを担当しているが、その一方ではfallout4日本語版においてニック・バレンタインの吹き替えを担当していた。
CX-404
エンクレイヴの研究所で生まれたメスのジャーマンシェパード。
体重不足のため焼却処分される寸前で、ヴィルツィヒの気まぐれによって育てられた。
作中では、とある理由からヴィルツィヒ以外の登場人物数名と何度か成り行きで同行しており、そのうちの1人であるザ・グールから、「とある名前」で呼ばれるようになる。
ちなみに、日本語版では「とある名前」はシーズン1終了時点で字幕のみである。
ローズ・マクレーン
ハンク・マクレーンの妻で、ルーシーとノームの母親。シーズン1第一話の時点で既に故人。亡くなった直接的な原因は不明ながら、どうやらモルデイヴァーとハンク、ヴィルツィヒらの関係と、今回のモルデイヴァー一味による一連の襲撃事件の鍵を握っているようで…。
Vault33居住者
ノーマン・"ノーム"・マクレーン
演:モイセス・アリアス 吹替:須藤翔
ルーシーの弟。愛称は"ノーム"。
小柄な体格で自身の無力さを自覚すると同時に強いコンプレックスを抱いている。熱意の無さを隠そうともしない皮肉屋だが、年相応に好奇心旺盛で地頭は良い。
チェットと共に姉のVault33脱出を手伝った後はVaultに残り続けるも、自らが住むVaultのルールや成り立ちに疑問を抱き、独自に調査を開始する。
実質的に上記の3主人公とは対照的な裏主人公と言える存在。
チェット
演:デイブ・レジスター
ルーシーとノームのいとこ。本名は「チェスター」で、そのためか「チェット」という愛称で呼ばれている(名前か苗字かについては不明)。
ポマードヘアが特徴の好青年。Vault33ではゲート管理を担当している。姉に同行せずVaultに残ったノームに流されるまま調査の相方となる。なお、ルーシーの「練習」相手が彼である(このためか結婚直前まで妨害行為を働いたり、その過程でルーシーにいきなり告白するほど彼女に好意を抱いているが、遺伝子汚染のリスクなどを理由に、ルーシーやVault33管理評議会をはじめとした面々から交際を却下されている)。後に"慰め合い"とその際に起きた出産騒ぎがきっかけで、下記のステファニー・ハーパーと交際する。
ベティ・ピアソン
演:レスリー・アガムズ 吹替:高乃麗
Vault33管理評議会の一員。ハンク拉致後の監督官選挙に立候補する。Vault31の出身で、過去には監督官を務めていたこともある。
コミュニティを深く愛し、セキュリティと安全性が最優先だと考える性格で、監督官選挙での立候補はその性質が反映されたものであると言える。なお、ハンクや彼女を含む歴代のVault32・33の監督官は全員Vault31の出身である。
ウッディ・トーマス
演:ザック・チェリー
Vault 33 出身の同Vaultの管理評議会の一員。ハンク拉致後の監督官選挙に立候補する。Vault33のことを大事にしているが、経験不足と世間知らずのせいで、居住者にまともに受け止めてもらえないでいる、苦労人その1。
レジ・マクフィー
演:ロドリゴ・ルッツィ
Vault33管理評議会の一員。ハンク拉致後の監督官選挙に立候補する。ウッディと同じくVault33出身で、Vault33を愛しており、その未来に関心を持ってはいるのだが、同時に人々から求められる以上の野心を持っているせいで、信頼を失いかねない立場にある、苦労人その2。
ステファニー・ハーパー
演:アナベル・オヘイガン
Vault33に暮らす妊婦で、ルーシーの親友。愛称は「ステフ」。Vault33の青年配管工協会に所属する配管工で、Vault33内の各配管の点検やメンテナンスなどを担当している。
モルデイヴァー一味による惨劇の際は銃を片手に抵抗し、レイダーに片目を潰された挙句夫のバートまで殺されてしまうも生き残り、その後胎児共々無事出産にこぎつける。その際たまたま"慰め合い"で居合わせていたチェットと交際を始める(言動の節々やチェットとの"慰め合い"騒動の一幕から、ルーシー同様性欲は旺盛であると思われる)。なお、夫のバートと同じくトレード組だが、彼と違い彼女の出身はハンクと同じくVault31である。
ヴェロニカ 演:ダニエル・アロンゾ
惨劇の後にレイダー達の看守となる女性。作中の中盤に起きたとある事件が原因で、後に拘束されてしまう。
バート・ハーパー
ステファニーの夫。Vault32から転居してきた、所謂"トレード組"の1人。ルーシーの結婚パーティーの際に起きたモルデイヴァー一味による虐殺劇により死亡。彼の死は、後に生まれる赤子の顔を見られなかったばかりか、生き残ったステフに一時深い悲しみと絶望を与えた。
BoS
デーン 演:ゼリア・メンデス=ジョーンズ
マキシマスの親友のBoS隊員。また、マキシマスを同士として気にかけている数少ない理解者。
ナイト・タイタスのスクワイア(従者)になる予定だったが、何者かが仕掛けた嫌がらせによる大怪我でマキシマスと交代する。
サデウス 演:ジョニー・ペンバートン
「弱者」の烙印を押されているマキシマスやデーンに、軍隊特有のいじめを行っていたグループの一人。
実はマキシマスが現れる前のいじめ被害者であり、内心は次が現れマキシマスが一日も早くいじめる側に来れることを願っていた。
そのため、中盤で和解できるかに思われたが…。
長老聖職者クインタス 演:マイケル・クリストファー
エルダー(長老)とはBOS総本部から任命された各支部の指導者のことを指し、今作のクインタスはエルダー・クレリックという称号で呼ばれる。デーンに怪我をさせた嫌疑でマキシマスを尋問する。マキシマスの答えに彼をスクワイアに任命するが…。
ナイト・タイタス 演:マイケル・ラパポート
BOSの最前線を守る戦士「ナイト」にしてスクワイヤの上官。今回の作戦ではマキシマスと一緒に旅立つ。実写版仕様のT-60に搭乗する。
かなり陰険かつ横暴な性格で、苦労に見合わない任務が続いた結果苛立っており、それが原因でついついマキシマスに八つ当たりしてしまい…。
Vault4居住者
ベンジャミン
演:クリス・パーネル 吹替:子安武人
旅の途中だったルーシー達を保護したVault4の監督官。目が一つだけという、なかなかに強烈な見た目をしているが、本人は至って温厚かつ物腰の柔らかい人物。訪れたルーシー達に、Vault4の「レベル12」エリアにだけは決して近づかないように、と忠告するが…。
バーディ
演:シェリアン・ダビス
ルーシーたちを保護したVault4居住者の1人で、ベンジャミンの部下。長い黒髪が特徴の美しい女性。
元はVault4居住者ではなく、マキシマスと同じくNCRの首都シェイディ・サンズの出身。当時運び屋稼業を営んでいた母親と共に暮らしていたが、ある日近隣の集落(とは言ってもシェイディ・サンズからは3日もかかる距離にある)「フィリー」へ母親と行商に出掛けた際に、マキシマスがBOSに保護されるきっかけになった騒乱に巻き込まれたことで、母親や他の生存者と共にVault4に逃げ込み、そのままVault居住者となった。
そのため、現在のVault4には当時のNCRからの生存者が数多く存在しており、その関係でNCRの旗がVault4の幾つかの部屋に掲げられている。
その他の人物
スニップ・スニップ 吹替:岩崎ひろし
Mr.ハンディの一個体(ゼネラルアトミックインターナショナル・Mk.Ⅳ)。スニップとは、英語の意味で「チョキンと切る」などの意味で、直訳するならその名もズバリ「チョキチョキ」と言う意味になる(実際、字幕でのスニップ・スニップの名前表記は「チョキチョキ」と表示されている)。
ウルトラ・スーパーマーケットの店舗を占拠する臓器バイヤーの配下。とある理由でやってきたザ・グールとルーシーをインターホン越しに出迎え、負傷していたルーシーの治療を行ったのだが……。
なお、当該シーンをご覧になられた「4」しかやってない方々、これがこのブリキのタコ共の平常運転です。コズワースやキュリーみたいなのは本来なら少数派なわけです、誠に残念ながら…。
ロジャー 演:ニール・ハフ
クーパーの知人。
グール歴は28年だが人には恵まれなかったようで、非グールをスムーススキンと逆差別している。フェラル化寸前に陥っており…。
マーサ
スニップの所有者に囚われていたグール化寸前の女性。
出番は短いが、物語折り返し地点にてルーシーの転機となる。
モンティ 演:キャメロン・カウパースウェイト
まんまとルーシーと一夜をともにしたイケメンレイダー。彼の傷だらけの身体と、Pip-Boyに搭載されたガイガーカウンターの反応がきっかけでルーシーに正体がバレた。その直後にそのまま格闘戦にもつれるも、結局ルーシーと彼女の危機を察しかけつけたハンクによって斃された。
彼にきっつい一撃を食らわせた凶器はフルオート近接武器優遇の76に実装されるかも?
廃墟のおっちゃん(仮) 演:マイケル・アボット・ジュニア
第2話に登場する、おそらく本作一番の善人。ルーシーの世紀末先生一人目。
本作で「はじまりの町」にあたる集落「フィリー」の治安の悪さを嫌い一人で暮らす。おそらくは農家だと思われる。
己の死期を悟っており、きれいな水のお礼に「俺もうすぐ死ぬから!そしたらこの家と中のモン全部やるよ!(意訳」とこれが歴代ゲーム作品だったらと思わずにはいられない気前の良さを見せてくれる。
マ・ジューン 演:デイル・ディッキー
第2話登場。フィリーの町で雑貨店兼何でも屋を営むいわゆる世紀末ババァ。ルーシーの世紀末先生二人目。
歴代作品の商人たちに劣らぬ図太さの持ち主。ルーシーがモルデイヴァーの障害になりうる人物だとわかるととたんに邪険にしだすわ、ヴィルツィヒの移送を請け負っていたがクーパーことザ・グールが居所を掴んできたあげく暴れ出したので放り出すわ、伊達にウェイストランドでババァになるまで生き抜いてきたわけではない保身術(?)を持つ。なお、「バーヴ」という初老の小男と店で暮らしている。
スカベンジャー・トム 演:イーサン・デュビン
第3話登場。スカベンジャー代表。「4」に出てきた半分レイダーな類。
呑気にT-60から離れたマキシマスを、仲間とともにボッコボコにしてPAを奪いかけたが…。
フィーンド(の構成員)
「NV」からまさかの登場を果たしたレイダー集団。
「NV」のどの世界線でもお先真っ暗な結末を迎えており、今回の2名がどのような立場にいるかは不明である。
「NV」当時の彼らは一言でいうとハイテク兵器で武装したヤク漬け系ヒャッハー。
兵器はVault3を虐殺占領して略奪したもので、薬物の供給元はNCRと共通の祖先(Vault15の居住者)から袂を分かったトライバル「カーンズ」というただのレイダーとは一線を画す連中だった。
当時の首領の「モーターランナー」。更に「クック・クック」「バイオレット」「ドライバー・ネフィー」の三幹部を擁しベガス周辺を荒らし回っていた。
しかしMr.ハウスルートで明確に滅亡、イエスマンルート、リージョンルートでも大打撃を受け弱体化する。
しかもこれはNV[主人公「運び屋」が彼らを蹂躙しなかった比較的マシな場合の話。
首領を殺害した場合はどのルートであっても薬物の供給を打ち切られ、三幹部まで全滅すると問答無用で統率力を喪失し壊滅離散する運命にある。
ソレル・ブッカー 演:グレン・フレシュラー
ガバミント(government、つまり政府のスペルミス)という名の派閥を率いる男。自ら大統領を名乗り、保安官を名乗る部下たちを率いて周辺を治めているが、それに相応しい組織かどうかは視聴者の評価に委ねられる。
DJカール 演:フレッド・アーミセン
Falloutといえば欠かせない要素、本作でのラジオ・パーソナリティ。なお彼のラジオ局KPSSへのリクエスト・苦情は、直談判では受け付けていない。葉書で知らせてくれれば十分だ!