Pixivでは「スクールデイズ」タグでも多くの作品が投稿されている。
概要
Overflowから発売された恋愛アドベンチャーゲームソフト(アダルトゲーム)。2005年4月28日に発売された。略称は「スクイズ」。
2008年1月17日には『SchoolDaysL×H』の題でPS2移植・全年齢対象化された(移植はガイズウェアとレジスタ、発売はインターチャネル・ホロン→ガンホー・ワークス→ガンホー・オンライン・エンターテイメント)。
2010年10月8日にリメイク版『SCHOOL DAYS HQ』が発売された。
2020年9月25日に発売された『SCHOOLDAYS SERIES COMPLETE BOX』にはHQ版が収録されている。
また本作のアナザーストーリーとして、PC・PSP(UMDPG)ソフト『SummerDays』(PC版発売:2006年6月23日。2012年4月27日に『SHINY DAYS』」としてリメイク)、『CrossDays』(PC版発売:2010年3月19日発売)がOverflowから、タワーディフェンス要素を盛り合わせた『IslandDays』(ニンテンドー3DS版発売:2014年7月3日)がクロンから発売された。
テレビアニメ版は、2007年7月から同年9月までtvk、チバテレ、テレビ愛知、テレ玉、テレビ大阪、AT-Xで放送された。全12話。
他のOverflow作品とは異なり、ほとんどすべてのキャラの髪や眼の色が黒・紺・茶といった地味な色合いに設定されているのも特徴。また、不自然なまでに肌の彩度が低いため異様な雰囲気を感じさせる。
登場人物の名前や誕生日は明治時代の内閣総理大臣・政治家などから取られている。
余談
原作ゲームはフルアニメーションで展開されるエピソード内に示される選択肢を選ぶことで進んでゆく。
学園を舞台にしたほのぼのラブコメシチュエーションかと思いきや、話しが進むにつれて主人公を巡ってドロドロの愛憎劇が展開され、「学園昼ドラもの」という形容がしっくりくる程の様相を呈するようになる。
中でも語り草になったのは、主要人物の伊藤誠、西園寺世界、桂言葉のいずれかが凄惨な最期を遂げる3種類のワーストエンドである。ゲーム内では15種類ものハピネストエンドが存在するにも拘らず、数年後に製作されたアニメ版では最初からバッドエンドを目指すがごとく最悪の結末を迎える方向性で話が進められ、主人公である誠の態度が多くの視聴者の反感を買い、「誠死ね」というネットミームが作られた。
ただし実際の本編で言うほど伊藤誠が悪かったのかというと、一概にそうとも言い切れない。終盤の話題性が高かったために作られたネタと思った方が良いだろう。
テレビアニメ版最終話放送中止について
この作品を最初に放送していたtvkで最終話が2007年9月18日深夜(19日未明)に放送される予定だったが、その前日となる18日午前4時、京都府京田辺市で、当時16歳の少女が京都府警の警察官である父親の首を斧で切りつけ殺害した事件(京田辺警察官殺害事件)が発生した。この影響で事件に酷似した結末を描いた最終話は地上波で放送中止となった。
tvkでは、「都合により、番組を変更してお送りしています」とのテロップとともに城やボートを映した環境映像が代わりに流され、その中で観光船がノルウェーのソグネ・フィヨルドを航行している場面のキャプチャ画像が外国の匿名掲示板4chanに投稿されて「Nice boat.」というコメントが付いた。これが話題となり、Overflowは2007年末のコミックマーケット73で、「Nice boat.」を自社ブース名として使用した。
2016年4月、フジテレビ『金曜プレミアム』枠で放送された『有名人が初めて話します とっておきランキング』にて、最終回の内容の一部が放送されるという珍事が起こった。
「ラストが衝撃! 切なすぎるアニメ」というテーマで、市川紗椰がセレクトした3作品の一つとして取り上げられたのだが、予め「(誠の)クズな行動及びクズな言葉から生まれる衝撃的なエンディング」と市川から告知されていたにもかかわらず、終盤のシーンが映された瞬間、そのあまりの陰惨さにスタジオは騒然となり、司会の加藤浩次は呆然、カンニング竹山は頭を抱え、とにかく明るい安村に至っては「一回丼ランキング挟みません?」とインターミッションを要求するなど、出演したタレントたちに甚大なダメージを与えていた。
(ちなみに、市川が選んだ他の2作は『無敵超人ザンボット3』と『伝説巨神イデオン』という、ロボットアニメの名作にして「皆殺しの富野」が炸裂した怪作であった)
2016年から毎年クリスマスの12月25日にAbemaTVにおいて、「Xmasアニメ一挙SP」の一環として全12話が一挙放送されている。2020年にも放送予定のため、5年連続という事になる様子。
なお、放送中止になった最終話はDVDやブルーレイに収録されており、現在はdアニメストアでも視聴可能。ただし本当に凄惨な結末なので、グロ表現が苦手な人は注意が必要。
また上記にもあるがアダルトゲームをアニメ化した作品であるため、性的描写や性行為を示唆する描写が多いのでそちらの意味でも注意が必要。
2022年2月にAT-Xにて数年ぶりに放送され、更に2022年から放送されている特別番組の題材などになった。
ストーリー
榊野学園に通う少年・伊藤誠は、以前から登校時に時々同じ電車へ乗る隣のクラスの少女・桂言葉のことを気に掛けていた。ある日、決意した誠は学園に伝わる「好きな相手を携帯電話の待ち受け画面にして3週間隠し通したら想いが叶う」というおまじないを実行したが、同じクラスで隣の席の西園寺世界に、わずか1日で見つかってしまう。そのお詫びという名目で、世界が2人の間を取り持つところから物語は始まる。
登場人物
榊野学園の女子生徒
榊野学園の男子生徒
花山院恭一(CV:小池竹蔵)
その他
桂心(CV:亜城めぐ)
二条一葉(CV:亜城めぐ)
マヨちゃん(CV:宇和川恵美)
主題歌(テレビアニメ)
オープニングテーマ
「イノセント・ブルー」(第2話~第11話)
作詞 - REM / 作曲・編曲 - 橋本彦士 / 歌 - DeviceHigh
エンディングテーマ
「ウソツキ」(第1話・第8話)
作詞・作曲 - rino / 編曲 - 大久保薫 / 歌 - CooRie
「愛のカケラ」(第2話)
作詞・歌 - 橋本みゆき / 作曲 - 福本公四郎 / 編曲 - 近藤昭雄
「ワルツ」(第3話・第11話)
作詞・歌 - いとうかなこ / 作曲・編曲 - 前澤寛之
「記憶の海」(第4話・第7話、第6話挿入歌)
作詞・歌 - yozuca* / 作曲・編曲 - 岡ナオキ
「Look at me」(第5話)
作詞・作曲・歌 - YURIA / 編曲 - chokix
「涙の理由」(第6話・第10話、第5話・第11話挿入歌)
作詞 - 江幡育子 / 作曲・編曲 - 飯塚昌明 / 歌 - 栗林みな実
「あなたが…いない」(第9話)
作詞 - 江幡育子 / 作曲・編曲 - 飯塚昌明 / 歌 - 栗林みな実
「Still I love you ~みつめるよりは幸せ~」(第12話)
作詞 - KIRIKO / 作曲・編曲 - HIKO / 歌 - KIRIKO
挿入歌
「Let me Love you」(第9話)
作詞・歌 - 桃井はるこ / 作曲 - 太田雅友 / 編曲 - 大久保薫
「二人のクリスマス」(第11話・第12話)
作詞 - WHITE-LIPS / 作曲 - Manack / 歌 - rino
「悲しみの向こうへ」(第12話)
作詞・作曲 - KIRIKO / 編曲 - HIKO / 歌 - いとうかなこ
余談
- 登場人物の苗字は歴代内閣総理大臣からとられているものが多い(伊藤→伊藤博文、西園寺→西園寺公望、桂→桂太郎、清浦→清浦奎吾、加藤→加藤友三郎/加藤高明、黒田→黑田清隆、小渕→小渕恵三、小泉→小泉純一郎、森→森喜朗、田中→田中義一/田中角栄)。
関連イラスト
関連タグ
SummerDays CrossDays ShinyDays
(表記揺れ)スクールデイズ
SchoolDays100users入り SchoolDays500users入り SchoolDays1000users入り
オトギフロンティア:R18のプラウザゲームでコラボ。
外部リンク
見ないと年を越せない体になってしまったな…… ABEMA、聖夜の「School Days」一挙配信を5年連続で実行してしまう(ねとらぼ)