遊戯王5D's
ゆうぎおうふぁいぶでぃーず
ライディング・デュエル! アクセラレーション!
概要
2008年4月2日から2011年3月30日まで放送された。全154話。
舞台は武藤遊戯がいた時代から数十年後の童実野町。そこはネオ童実野シティと呼ばれ、身分の高低などから上層地帯と下層地帯に分けられている階層社会であり、Dホイールと呼ばれるバイク型デュエルディスクを使用したライディングデュエルが流行している。もちろん、Dホイールを用いない通常のデュエルも行われている。
主人公である不動遊星が暮らすのは、その下層地域の「サテライト」である。
新たな召喚方法であるシンクロ召喚と、それによって召喚されるシンクロモンスターが登場した。
原作者の高橋氏曰く、「アニメ遊戯王はこれで最後にする」つもりで制作に関わったとのこと。
その後、更なる続編の遊戯王ZEXALが制作されることになったが、現時点ではそちらの作品が、氏の関わる最後の遊戯王となった。
しかし、20周年記念で発表された映画「遊戯王THE_DARKSIDE_OF_DIMENSIONS」では総指揮をしている。
主な登場人物
余談
遊戯王シリーズにて明確にモンスターを召喚する時に召喚口上を言い始めたのがこの遊戯王5D'sである。
その為か、以降のシリーズではデュエル関係のBGMが長くなる傾向がある。
関連タグ
遊戯王 遊戯王OCG シンクロモンスター ライディングデュエル Dホイール
腐向けの遊戯王5D's作品タグ。
キャラごとの関連タグ
名(迷)言も多く、それがそのままタグになっている物もある。(太字は台詞が元)
関連イベント
- 遊戯王5D'sオールキャラオンリーイベント『WRGP』 - 2010年10月10日(日)
ARC-Vにて
5D'sの次回作の遊戯王ZEXALの次作品遊戯王ARC-Vにて、四つの次元が登場しており、その中の一つ、シンクロ次元が5D'sの世界観と酷似している。
そして、5D'sに登場したキャラクターも何人か登場している。
メインで再登場しているのは、ジャック、クロウのみだが、5D's版とは設定が微妙に違う仕様になっている。
ジャックに至っては、初期の頃の性格と似ている。
しかし、5D'sでは幼馴染、友人の遊星や鬼柳等といったキャラクターが登場せず、メインメンバーはジャックとクロウのみしか登場してないので、彼らが仲間どころか知り合いなのかすら不明。
だが、ファンからは、再登場を期待する声もある。
ジャックやクロウ以外にも、がっつりとはいかないがちょこっと再登場しているメンバーもいる。
- 57話にて、ブラック・マジシャン・ガールを愛する胡桃沢が、ディフォーマーのフィギュアを販売。
- 同57・65話に登場したシンクロ次元の紙幣に描かれた偉人がイェーガーであり、後にシンクロ次元編終盤で登場する。
- 58話にて、黒咲とライディングデュエルしていた相手が炎城ムクロ(CV:渡辺拓海)。
- 65話の回想で、ジャックが打ち負かしているライディングデュエルの相手がディヴァイン。
- 67話のトップスの観客の一人が借金取り立て屋のガロメ。
- 76話でセキュリティにつかまりかけていた男がドボックル。
- 同76話でセキュリティが食事していたカップヌードルがピリ辛レッドデーモンズヌードル。
(容器の絵柄がかなり酷似)
- 86話でユーリが飛び乗ったトラックにピリ辛レッドデーモンズヌードルのペイントが。更に言うと、遊星が拉致された時に乗せられたトラックと同じもの。
- フレンドシップカップ決勝戦終了後に早野天兵がトップス側で両親と思われる人物と登場した。
5D'sとの相違点は、シティの設定やジャック、クロウ等のキャラの存在など、大まかな部分は5D'sのネオドミノシティそのものである。
しかし、
- サテライトが存在しない。(ただしスラム街は健在)
- シティの外観がネオドミノシティのそれとは異なっており、そもそも「ネオドミノ」とは呼ばれない。
- ネオドミノシティにはあった海馬コーポレーションやデュエルアカデミアの描写が一切ない。(前者はともかく後者は融合次元との兼ね合いから存在しないとも取れる。)
- デュエルディスク及びDホイールのディスク部分はARC-Vにおける独自の物が採用されている。(ジャック達のDホイールのデュエルディスクもARC-Vの仕様に変更されている)
- ライディングデュエルではスピードワールドは独自の「スピードワールド-ネオ」を展開しており、スピードカウンターとスピードスペルの概念がなく、通常の魔法カードを使用している。
(スピードワールド-ネオはDホイールをライディングデュエル用に切り替える為に使われていると思われる。また、デュエルチェイサーには相手を強制的にライディングデュエルに持ち込む手段として使用されている。5D'sと同じだった場合、アクションカードやペンデュラムゾーンにセットされたペンデュラムモンスターが魔法カード扱いなので2000ポイントのダメージを受けてしまうので遊矢達が圧倒的に不利になる事から通常の魔法カードを使える仕様に変更したのだろう)
など細部に違いがあることから、5D'sの世界とはまた別の歴史を辿ったパラレルワールドであると思われる。
遊戯王ARC-Vの製作監督である小野勝巳氏は5D'sの監督も務めており、シンクロ次元の設定は監督つながりのファンサービスと見るべきだろう。
パラレルワールドゆえに、「遊星が不動博士と共に幸せな生活をしているかもしれない」と考える人もそれなりにおり、それを元にしたイラストも投稿されている。