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森真理夫の編集履歴

2017-01-17 20:56:33 バージョン

森真理夫

もりまりお

『動物戦隊ジュウオウジャー』の登場人物。(メイン画像上段)

演:寺島進

概要

風切大和の叔父(大和の亡き母・風切和歌子の弟)の動物彫刻家。森の中にアトリエを兼ねた住居を構え、創作活動をおこなっている。

OPでは5人と同様のクレジットで紹介されている。


少々変わり者で、作品に着手する時は動物の気持ちをより詳しく知る為にモデルとなる動物のコスプレをしてなりきる癖がある。ナマケモノのコスプレで10時間も木にぶら下がっていた事も、カルガモのコスプレで群れに並んで歩いていた事もあるらしい。またレオの幼稚園児レベルの絵を絶賛する等、芸術センスも独特な模様。だが、時にそのセンスがデスガリアンプレイヤー攻略の大きなヒントになる事もある。


大らかで面倒見がよく、「野生動物の研究をしている仲間」という大和の説明を疑う事もなく、セラレオタスクアムを居候させている。彼ら4人がジューマンである事には気づいていない。一度ジューマン態を見てしまっているが、それは大和によって「実物に見間違えるくらいすごいなりきり」と誤魔化されている。

とくに大和の事は彼が小さな頃から面倒を見ており、大和が両親と喧嘩して家出してくるたびにホットミルクを振る舞い暖かく迎え入れていた。また彼の概念である「自分の信じた事こそが真実」という言葉は大和の原動力にもなっている。


16話でデスガリアンに捕まった時も、ナリアの「下等生物」呼ばわりや「ゲームや遊びの為に命を弄んで何が悪い」という言葉に、「生き物に下等も上等もない‼︎」「勝手な都合で好きにしていい命なんてない‼︎」と怒鳴りつけた。

またこの際、ジュウオウイーグルに変身した大和に助けられるが、その事実を居候4人の正体と共に43話で知る事となった。その時は私用でカナダに赴く途中だったので見逃したが、用を済ませ帰国した44話で後述する『ジュウオウヒューマン』となって大和達の前に姿を現した。


アムが大和の両親について聞いてきた際、曖昧にしか答えず、すぐに話を逸らしており、何か訳ありな様子である。


コスプレ一覧

1話シカ
2話アシカ
3話ヒツジ
5話ニワトリ
10話マンボウ
15話・16話ウシ
18話サイ
21話シマウマ
劇場版ゾウ(とシマウマ&ライオンの頭)
28話・29話オウム
30話・31話クジラ
32話ツバメ
33話クマ
37話ハト(ラリーの放った伝書鳩を捕まえていた)
39話ウシ(乳房パーツからミルクを出すギミックを披露)
VSニンニンジャーカエル(集中力が極まったので、アトリエに入り込んだへ彫刻刀を投げ放った)

そして、これらコスプレシリーズのある意味集大成と言えるのが…。


人類の王者・ジュウオウヒューマン

胸に自分の顔を描いたピンク色のスーツに手袋とブーツ、ピンクのヘルメット(デザインは光速エスパー風)を纏ったヒーローとしての姿で8人目のジュウオウジャー…と言うつもりのコスプレ(※スーツの出来だけが良いアバレピンクとも言う)。

この姿で大和達と一緒に戦おうと意気込むが、当然止められる。その後服を着替え直して、大和達ジュウオウジャーに付いての説明や6人が重ねて来た戦いの記憶を聞かされる。

そして、そんな中で真理夫と彼の住むアトリエ・モリは、ジューマン4人にとって“人間界での帰る家”に取っては“初めて出来た友達の家”である事を告げられ、真理夫は彼等5人から感謝の言葉を贈られた。

それを聞いた真理夫は、自分が既にジュウオウジャーの仲間であった事を実感。「お前達の日常を守る、それが人類の王者の役目だ!」と6人に返した。そしてそこで、ジューマン組からクリスマスに渡しそびれたプレゼント(ペンギンが描かれたセーター)を手渡され、すぐにそれを着て嬉しそうにするのだった。


上にも書いた様に単なるコスプレだが、44話のOPでは専用のクレジットで紹介されていた。


スーパー戦隊シリーズの“おやっさん=日常を守るヒーロー”として

上でも触れられている様に、ジュウオウジャーにとっての真理夫は戦い以外の『日常』を与えてくれる大事な人であり『ヒーロー』となっていた。ジュウオウジャーOP冒頭の台詞で『人間とジューマンで地球を守る』とあるが、ジューマンパワーを自らに宿して戦う大和と操が『普通の人間』で無くなっている以上、『普通の人間』にして戦うヒーローに日常を与えている『ヒーロー』、真理夫もいるからこそOPの台詞は成り立っていると言える。

また、その姿は奇しくもサイボーグ改造人間と言う『普通の人間』で無くなったゼロゼロナンバー(サイボーグ009)や昭和ライダー達(仮面ライダー)に寄り添い、共に『日常』を送ったアイザック・ギルモア博士立花藤兵衛…“おやっさん”に重ねられる。

言うまでも無く、この二人は石ノ森章太郎の生んだヒーロー漫画の登場人物であり、彼等と同じく石ノ森氏原作のヒーローである“ゴレンジャー”の系譜を受け継ぐスーパー戦隊シリーズもまた、正当な石ノ森ヒーローと言える。

ただ、同じ石ノ森ヒーローでもサイボーグ009や仮面ライダーはリメイクやシリーズ等で登場するたび、“戦わず『日常』を守るヒーロー=おやっさん”が大なり小なりでクローズアップされるが、戦隊シリーズではこれまでそうした配慮が皆無だった。

※真理夫とほぼ同一なポジションの人物は、過去にも何人かいたのだが、劇中ではさも当然な様に流される事が殆どだった。

しかし戦隊シリーズ40作目であるジュウオウジャーにおいて、『お前達の日常を守る』と誓う人類の王者・ジュウオウヒューマンとなった真理夫が誕生した事で、戦隊シリーズにも“おやっさん”がいる事を証明し、またスーパー戦隊が紛れも無い石ノ森ヒーローである事を証明したのである。


また、戦隊40作目であるジュウオウジャーの活躍した2016年度は、仮面ライダー生誕45周年でもありウルトラマン生誕50周年の年でもあった。そして奇しくも、同年度に造られた仮面ライダーとウルトラマンの映像作品でも、“おやっさん”あるいは“日常を守るヒーロー”がクローズアップされていた。


立花麻由/仮面ライダー1号:元祖“おやっさん”にして、伝説のヒーロー本郷猛へ寄り添い『日常』を与え続けたもう一人のヒーロー、立花藤兵衛の血を受け継いだ孫娘。その血筋に目を付けた存在からとある眼魂を創る為の触媒にされてしまう。

仮面ライダーエグゼイドの主人公達:彼等は程度の差こそあれ、人間を怪我や病気から救う“医者”=人間の日常を守る身近な『ヒーロー』である。


早見ジェッタ/ウルトラマンオーブ:劇中に登場する怪奇現象追跡サイトSSPのメンバー。“わざと危ない事をするのでは無く、地味な事でも頑張っている人こそがヒーローだ”と言う父親の言葉から、『自分達が発信する情報で怪獣による被害を少しでも減らしたい』と言う熱い思いを持つ様になった。

その思いを子供達と共にある宇宙人へ伝えた事で、その宇宙人が“ウルトラマンのニセモノ”から“本物のヒーロー”になったエピソードがある。


余談

演じる寺島は、同時期のNHK大河ドラマ『真田丸』にも、信濃の国衆・出浦昌相(メイン画像下段)として出演しており、「寺島進、日曜朝と夜のギャップが激しい」と話題になっている。

センシティブな作品リングで堕ちろ

だもんで、思わず『真田丸』の出浦の姿で描いちゃってる方もいる模様。


大和の母の弟であるが、大和の幼い頃の当時の姿もそのまま演じている事から大和の母と並ぶと姉弟には見えない。


実質アバレピンクオマージュなジュウオウヒューマンだが、寺島氏はかつてスーツアクターを題材とした映画『イン・ザ・ヒーロー』で、ピンクヒロインを演じるスーツアクター役を演じた上、実際に特撮の女性キャラクターのスーツアクターとなった経験もある。


関連タグ

動物戦隊ジュウオウジャー 風切大和

天知秀一郎天装戦隊ゴセイジャーにおける同一ポジションでこちらも物語終盤、異世界出身の戦隊メンバーの正体を知っても尚受け入れてくれた。

…彼等の様な“おやっさん”ポジションは戦隊シリーズでは長らく日の目を見なかったが、前述の様にシリーズ40作目にしてやっとクローズアップされた。

※ジュウオウジャーメインライターの香村純子氏はゴセイジャーにもサブで参加しており、劇中での天地博士の扱いに思う事があったのかもしれない。


春休み合体ヒーロー祭り

仙人(仮面ライダーゴースト):同時期のスーパーヒーロータイムのコスプレおじさん。ただし、日常を守ってくれている真理夫とは逆に主人公非日常の戦いへと巻き込んでしまっている

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