ファイアーエムブレムEchoes
ふぁいあーえむぶれむえこーず
概要
『ファイアーエムブレム』シリーズ15作目(コラボ作品は除外。また、ヒーローズを含めると16作目)。1992年にファミリーコンピュータで発売された『ファイアーエムブレム外伝』のリメイク作品。
副題は「もうひとりの英雄王」。なお海外では外伝は未発売だが本作は海外でも発売される。海外版の副題は「Shadows of Valentia」。
キャラクターデザインは『討鬼伝』などで知られる左、アニメムービーはスタジオカラーが担当。シリーズ初のフルボイスが採用されている。
当タグではEchoesデザインもしくはそれらで追加された展開に付与されることが多い。
ストーリー
バレンシア大陸を二分する、北のリゲル帝国と南のソフィア王国。
異なる神を崇める両国の、長きに渡る均衡がついに、崩れ始める。
アルムとセリカ。幼少を共に過ごし、今では遠く離れたふたりだったが、不思議なことに、その手には同じ痣が刻まれていた。
にわかに大陸を覆う戦乱の波。
それぞれの思いを胸に、ふたりは平和を求めて立ち上がる――。
(公式サイトより引用)
システム
マップ移動形式や弓や魔法の仕様など外伝の基本的なシステムは継承しつつ、新たなシステムやストーリーが追加されている。
ミラの歯車
選択を誤り仲間が倒されたなど予想外のことが起こったときに時間を巻き戻すことができるアイテム。ただし一度の戦闘における使用には回数制限があるため何度でも使えるわけではない。
また、戦闘中の支援会話(組み合わせは固定)や「記憶の欠片」を手に入れることで一部のキャラクターの過去を回想する機能もある。
戦技
本作でも外伝同様各ユニットにはそれぞれアイテムを持たせることができ、さらに一部の武具を長く使っていると従来作のスキルに相当する「戦技」を習得する。その武具を装備している間のみ、ほとんどの場合HPを消費して使うことができる。一度覚えた戦技は装備を外しても忘れない。
探索
各地の村ではアドベンチャーゲームのような形式で会話が進行。中には悩みごとを抱えている人がおり解決すると報酬がもらえる。またランダムで仲間がおりそれぞれのプライベートについて語ってくれたりする。
ダンジョンは3Dマップでアルムとセリカを操作する。戦闘はシンボルエンカウント方式になっており、こちらから攻撃するとHPがわずかに減った状態になり、逆に敵から接触されると敵ターンから攻撃が始まる。
食事
回復アイテムを持っていると戦闘中や探索中に実行できる新コマンド。HPや疲労度(ダンジョン探索時に戦闘を重ねて疲労状態になると、疲労度を回復するかダンジョンの外に出るまで最大HPが半分になる。『トラキア776』のように出撃不可にはならない)を回復することが可能で、アイテム数が大幅に増えた。
食べ物にはキャラごとに好き嫌いがあり、アイテムによって回復量が異なる。おおむね男性キャラは肉系を好み、女性キャラはスイーツ系を好んでいる。
練成
鍛冶屋にてダンジョン内などで手に入る銀貨や金貨を支払うことで武器を強化することができる。鍛えた武器には名前をつけることができ、強化を重ねると別の武器に変わることがある。
登場人物
設定が追加・変更されている登場人物が多い(外見はリメイク前の時点で、ゲーム画面とイラストで設定が異なる人物が多かった)。
※が付いているのは本作の新キャラクター