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SUZUKIの編集履歴2020/11/28 22:57:40 版
編集者:Double White
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その他の「SUZUKI」及び「スズキ」についてはスズキを参照。

スズキ株式会社

本社所在地は静岡県浜松市

企業スローガンの「小さなクルマ、大きな未来」の通り、軽自動車を中心とする小型四輪車を得意する。近年の国内販売シェアは5位前後である。

大衆車メーカーとして親しまれているのはもちろん、コアな自動車・バイク好きからの評判も高いというのが特徴。→鈴菌

またインドでは現地法人『マルチ・スズキ・インディア』の四輪車が高い支持を得ており、シェア50%を確保するほどの強さを誇る。

四輪と二輪が代表的であるが、これ以外にもマリン事業や電動車椅子、さらに子会社を通じてプレハブ住宅「スズキハウス」や不動産デベロッパー、ハンガリー産ワインや蜂蜜の輸入販売なども手掛ける。

四輪車メーカーとしての特徴

1955年に初の4人乗り軽自動車「スズライト」を発売して軽自動車市場の礎を築いた。

1979年には「アルト」による軽ボンバンブームを巻き起こして「軽自動車界のカローラ」とも呼ばれた(この頃は貨物車扱いの「アルト」と乗用車扱いの「フロンテ」は別計算だった)。

1983年のカルタス発売までほぼ軽自動車に専念している。エコカー減税が始まってプリウスインサイトなどの「ハイブリッド旋風」が巻き起こるまでワゴンRがカローラよりも販売台数が上回るなど、いわば「陰の王者」であった。

SUVやスポーティー仕様車を得意とし、ジムニーは軽自動車規格でありながらも本格的なオフロードの走破に対応したクロスカントリー車である。

近年はイグニスクロスビーのような小型のクロスオーバー車(本来のSUVとは設計思想と性能がかなり異なる)にも力を入れている。

伝統的な商標名を使い回すことが有名で、以前使われていた車種名が系統の異なる別車種の名前やグレード名となる事が他のメーカーと比較しても多いとされる。

海外事業においては、BCセグメント以下の小型車に特化しており、新興国や東欧市場で強い。

インドとパキスタンに関してはそれぞれで過半数の販売シェアを誇るほか、ハンガリータイインドネシアには四輪車の工場があり現地では大きな存在感を持っている。

トヨタとは創業者が同郷ということもあって旧くから縁があり、2018年以降は包括的提携を公に結んでいる。欧州では燃費規制をクリアするためにトヨタからカローラRAV4のハイブリッドモデルのOEM供給を受け、逆に南アフリカやインドでは新興国市場を開拓したいトヨタに小型車をOEM供給している。

二輪車メーカーとしての特徴

小型大衆車に特化した四輪とは違い、高級車と呼べる部類まで手広く手掛けている。

価格を維持したままエンジンパワーを引き出すことが得意で、当時主流であったYZF-R1やCBR900RR勢を破って一時的にワンメイク時代を築き上げた初代GSX-R1000や、世界で初めてノーマルで300km/hオーバーを記録しギネスブックにも載ったハヤブサはその代表例である。

他にもハヤブサのエンジンをブッ込んだB-KINGロータリーエンジンRE-5、打倒・(アジア諸国からの)輸入車をうたい徹底的な簡素化=コストダウンを行なった「原動機付き自転車」と言うクラス名を地でいく国産原チャリチョイノリ、1800ccという巨大エンジンのブルーバード、見るからに奇妙なデザインだが古くからオカルト的な人気を持つカタナなど個性的なバイクが目立つ時代もあった。

2020年現在のラインナップを見ると、デザインが奇抜なカタナと油冷エンジンのジクサー250などやはり個性的なバイクはあるものの、三輪バイクを数車種揃えるYAMAHAやスーチャー・4気筒250ccエンジンのKawasakiと見比べるとちょっとおとなしめである。

また昔ながらの丸目単眼のネイキッドタイプはほとんどなく、現代的でスポーティな雰囲気を醸し出している。

昔はどういうわけか2ストロークエンジンに並々ならぬ執着を抱いており、四輪でも二輪車でも2ストロークをメインに生産していた時期がある。現在も南米向けオフロードバイクのTS185ERが2ストロークエンジンを積む。

純正部品

当然ながら様々な車種の部品があるが、純正部品の中になぜか湯のみが混ざっていた。

もちろん部品番号が存在しており、正規ディーラーだけでなくカー用品店でも注文可能だった。

何度かモデルチェンジがされているが、大半が寿司屋にありそうなデザインとなっている。

現在は純正部品としては廃盤となっており、復刻版が販促品としてイベントなどで販売されている。

東映特撮との関わり

かつては東映特撮番組で仮面ライダー第一作目をはじめ、ヒーローが乗るバイクと言ったらほとんどSUZUKIが占めていた。

これは当時子どもがバイクに乗るわけではないので商売にならないと言う理由で、どこのメーカーも自社製バイクの提供を渋ったが、『オートバイに乗ったヒーロー物』としての仮面ライダーの企画発案者である毎日放送廣瀬隆一氏が「番組を観た子ども達が、バイクに憧れて将来買うだろうから、そのための先行投資だと思って」とメーカー側を説得して回り、それに応じたのがSUZUKIだった。

車両を提供する代わりに、番組のEDクレジットや使用された車両にメーカー名を目立つ形で載せることになったわけだが、異星や古代のバイクまでSUZUKIのロゴが入っていて「SUZUKIは1万2千年前からあったのか」などと揶揄される羽目に…。

戦隊シリーズではバイク自体ほとんど使われなくなり、「仮面ライダークウガ」では2000の特技を持つ冒険家私物のバイクを除いてSUZUKI車が消え、「仮面ライダーアギト」からは他社が主にバイク提供することになったが、今でも変身前のヒーローが使用するバイクにSUZUKI製の車両を使用していることもある。

メタルヒーローシリーズでは4輪車の方が大活躍

初代ギャバンはSJ30ジムニーを日本国内での移動に使っていたが、シャリバンシャイダーはSJ40ジムニー1000を愛用した。

そして……

2012年公開の『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』では2代目ギャバンもJB23ジムニーを愛車にしていた

モータースポーツ

二輪ではWGPの最高クラスを何度も制し、スーパーバイク世界選手権や世界耐久選手権のような市販車ベースのレースでもチャンピオンとなるなど栄光の歴史を持つ。

現在もMotoGPに『チーム・スズキ・エクスター』(エクスター=スズキが開発する高性能エンジンオイルブランド)として参戦しており、近年では2020年にタイトルを獲得している。

また世界耐久選手権では2010年代にフランススズキが6度もチャンピオンとなる圧巻の強さを見せている。

四輪では車両の安さと小ささから、ダートトライアルやラリーのエントリークラスで高い人気を誇る。海外ではモンスター田嶋によるパイクスピーク・ヒルクライムでの7連覇が有名である。

JWRC(ジュニアWRC)でも3度のチャンピオンとなっているが、WRCでは表彰台に一度も乗れないまま撤退している。

また、二輪ではオートレースの統一規格車・AR500/600セアを生産していることでも有名。

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