エジプト神話
えじぷとしんわ
古代エジプトの人々に信仰されてきた神々の体系、宗教を指す。
概要
エジプト神話の多くはピラミッド・テキストやコフィン・テキスト、死者の書等の葬送儀礼用の碑文や文書にしか残されていない為、他の神話と比べて時代や文献により内容が異なる場合が多い。天地創造の時点でヘリオポリスやメンフィス等、都市毎に話の内容が違う。
古代エジプト人の信仰は約3000年に渡り、その間に何度も変容を繰り返してきたので一つの記事(本を丸ごと一冊)使っても概要以上は示せない為、ヘリオポリスの神話を元に語られる事が多い。
一般的なイメージとして動物の頭を持った神様がいたり、目が特徴的だというイメージで語られているが、実際にその通りであり、動物の部位を持っていたり、生態が反映された神々が多く登場するし(割合的に食肉目や猛禽類が多め)、ホルスの目が古代エジプトのシンボルとして用いられたり、ラーの左目からバステトが生まれたという逸話もあるくらいである。