キュアプレシャス
きゅあぷれしゃす
概要
『デリシャスパーティ♡プリキュア』の主人公・和実ゆいが変身するプリキュア。イメージカラーはピンク。誕生日は8月31日。
パートナーはお米のエナジー妖精・コメコメで、変身時にもバックに黄金の稲穂が映る。
名前のプレシャス(Precious)は「貴重な」「大切な」「無駄に出来ない」「ありがたい」などの意味を持つ。生きるために欠かせない食事をテーマにした作品にぴったりな名前といえる。
レギュラーのプリキュアでは記念すべき70人目のプリキュアである。
YouTubeで配信された『キュアプレシャスへ100のしつもん♡①』での質問『変身した時の感想を一言』と言う質問への返答によれば『体が勝手に動いてた…!』との事…なんともピンクキュアらしい解答である。
容姿
本作のテーマが料理であるため、3人共通でエプロンを身に着けている。
また3人共通で右耳にスプーン・左耳にフォークを模したイヤリングを身に付けており、彼女は金色。
全体的に洋装だが、相棒の白狐や両腰の勾玉状のパーツ・着物の帯や前合わせをかたどった上半身のデザイン(よく見ると左右対称になってない)・足袋を思わせるヒールなど、どこか神道や和を彷彿させるデザインとなっている。変身バンクでの光の衣も和服の形状をしている。
スカートの内部は白いもこもこのフリルになっている。足元はロングブーツにピンクのハイソックスを履いている。
『キュアプレシャスへ100のしつもん♡①』での質問の返答によれば、変身した姿で好きなところは『おにぎりのような三角模様が入った、赤くてふわふわのスカート』、チャームポイントは『お米の粒のようなツインテール』との事。
頭部のシニヨンは上記の回答では「米粒」がモチーフとなっているが、緑のヘタのようなものがついていることから、いちご・ニンジンあたりもモチーフになっている可能性はある(プレシャスがEDコールで担当する飲み物は「いちごジュース」、ゆいの好物として設定されているのがニンジン)
また頭部のリボンの花は、下記理由から梅の花を模したものと思われる。
これらの要素が高貴で邪悪を退けるプリキュアのイメージと合致しているためと思われる。ちなみにキャラクターデザインの油布京子曰く、当初は梅干入りのおむすび型にする予定だったとのこと(『Purizm』vol.10の記事より)
瞳の色は変身前と同じく紫。ピンクチームではキュアミラクル以来の紫眼。
米モチーフなら前作のプリキュアよろしく「白で良くない?」と言うツッコミもあるが、一応赤飯や桜餅と言ったピンク系要素のある食べ物はあるので言い訳は効く。
ちなみに、安見香プロデューサーによると「名乗り台詞が『あつあつごはん』だから、パッと見で暖かいイメージの色がいいだろう」ということでピンクとなったらしい。
また、「差し色としてはプレシャスだと赤で、和テイストにつながるかなと。」語られており、差し色で変化を出す工夫が取り入れられていることが語られている。
(『アニメージュ』2022年3月号の記事より)
戦闘スタイル
従来のプリキュアと同じく肉弾戦が主体で、後述のパンチ技も持つ等近接戦に特化している模様。
放映序盤の頃は戦闘経験の未熟さから深いことを考えずにひたすら猪突猛進するゴリ押しスタイルが目立っており、ジェントルー曰く「ワンパターン」。こちらに投げられてきた爆弾を素手で殴って自分がダメージを受けてでも前に進もうとするなど、本当に直線的な戦い方以外ができていない。
だがそれ故サポートキャラが活きるシナリオとなっており、第2話では戦闘経験のあるローズマリーがウバウゾーのタイプを分析し作戦を立案・プレシャスを接近させるための囮役となることで勝利を収めた。
第3話では以前より改善されており、寸胴鍋型のウバウゾーに対して一寸法師の如く内部からパンチを連打して攻撃していた。
第4話以降はサポートタイプの技を持つキュアスパイシーの登場でウバウゾーの足止めをした後に攻撃できるようになり効果的な戦いができるようになっている。ただその後も真っ先に攻撃する場面は目立ち、その分他の戦士よりダメージを受けたりピンチに陥る機会も多くなってしまっている。
持ち技
- プリキュア・プレシャストライアングル
プレシャスがハートキュアウォッチをタッチすることで発動する浄化技。左手で大きく正三角形を描き、そこから相手に波状ビームを放つ。浄化後は合掌して「ごちそうさまでした」の決め台詞で〆る。
- プリキュア・デリシャスプレシャスヒート
プレシャスがハートジューシーミキサーを使用することで発動する強化浄化技。ハートジューシーミキサーの上部のボタンを4回押しながらパワーを溜めそこから銃のように持ちボタンを押して相手にピンクのビームを放つ。浄化後は合掌して「ごちそうさまでした」の決め台詞で〆る。
500kcalを消費し、強力なパンチを敵にぶつける。この際、腕に「500」の数字を纏う。ただしフライ返しのウバウゾーのように弾力がある相手には通用しない。
なぜ200でも400でもなく500なのかということについては
・ご飯1合が約500kcalだから
・5(ご)×100(ハンドレッド)でご飯になるから
等色々な説がある。
500キロカロリーパンチの上位技。第12話より登場。1000kcalを消費し、強力なパンチを敵にぶつける。この際、腕に「1000」の数字を纏う。ただし動きが直線的で敵に対策されやすい点は同様であり、有効打を与えるには仲間のサポートが必要。
500キロカロリーパンチの更なる上位技。第25話より登場。2000kcalを消費し、強力なパンチを敵にぶつける。この際、腕に「2000」の数字を纏う。地面に叩きつけられたウバウゾーと共に、周囲の岩盤さえ砕く威力。
パーティキャンドルタクトで変身する強化フォーム。
コスチュームの詳細はパーティアップスタイルプレシャスを参照。
関連動画
関連タグ
プリキュアシリーズ関連
変身完了時に「両手で自身のイメージマークを形作る」プリキュア達(キュアハートは「ハート」、キュアダイヤモンドは「ダイヤ」、キュアロゼッタは「クローバー」、キュアソードは「スペード」、キュアエースは「A」、そしてキュアプレシャスは「三角形=おにぎり」の形である)。
独特な個別技を持つプリキュアが出てくる作品。
キュアコスモ:同じく変身バンクにて両手で三角を作る先輩。
キュアサマー→キュアプレシャス→???
ニチアサ関連
仮面ライダーリバイス(リバイ/バイス)、ドンモモタロウ:ニチアサ同期の主役ヒーロー繋がり。後述のドンモモタロウとはモチーフに『和』の
要素があるという共通項をもつ。因みにドンモモタロウでは拘束技を出す際の両手で三角ポーズ(正し、こちらは手を開いた状態)を取っていた。
轟轟戦隊ボウケンジャー、仮面ライダーライブ:ニチアサのプレシャス繋がり。
他作品関連
セーラーちびムーン:三角形のシニヨンを持つピンクの変身ヒロインの先輩。2代目声優が10年前の主人公プリキュアだった。
お姉ちゃんに任せなさい:『ご注文はうさぎですか?』より。キュアプレシャスが変身シーンで名乗りを上げる時とポーズが大体同じ。ただ、彼女は一人っ子なのでお姉ちゃんではないが…。
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因みに、この台詞を言う姉妹の姉の方(画像左の女性)は、本作の敵キャラである怪盗少女(後に追加戦士)と中の人が同じである。