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転生ものの編集履歴

2023/06/05 23:26:53 版

編集内容:該当作品追加、及び並べ替え。(『記憶の棘』で転生するのはヒロインではないものの「敵役」や「ライバル」かと言われると若干違う気がするので。むしろ「もう一人の主人公」?)他記述修正。

概要

転生もしくは輪廻転生を題材にした作品のこと。

古くは神話仏典に端を発し、日本では浜松中納言物語平安時代には成立していた物語の定番ジャンル

近年では1980年代と2010年代に流行し、小説家になろうカクヨムハーメルン等のサイトで閲覧できる小説に含まれる要素としても有名である。

これらの作品は一定の人気を得た一方、セカイ系日常系で見られた好意的な評論は皆無に等しく、ネタ切れに悩む業界の窮状を示しているのかもしれない。

近縁ジャンルの異世界トリップタイムスリップと違って主人公が元の居場所に帰還する余地が無く、またかつての自分と名前や姿、能力も全くの別人になる場合が大半を占める

爆発的ブームは現代社会の閉塞感、今の自分に対する失望や無力感が「来世への期待」「ここではないどこかへの憧れ」として表れた結果ではないかと分析する声は多い。

前述の『浜松中納言物語』が記された1000年前の平安末期も末法思想とともに理想的な西方浄土(=異世界)への転生を願う浄土教の思想が流行っており、こちらも世の中が衰退・混乱傾向になっていった時代が背景に在るという点が共通する。

代表的なパターン

転生ものの類型は複数在る。

ここでは近年流行しているものから順に挙げる。

現代社会の主人公が異世界に転生する

この場合以下のどちらかに分かれる。

1.元ネタのない異世界の住人として転生

我々と同じような文明社会生きる主人公(日本人作家の作品では主に日本に住む平凡な日本人設定が多い)が異世界に転生するタイプ。

『不幸な死に方をする(事故死・他殺・病死等)』、『超常現象に遭う(自宅でパソコンを操作していると特殊な画面が表示される)』といったきっかけで始まる。

当然主人公は特別な強さも力も持たない一般人であるため、そのままでは異世界で生きていくのはまず困難であるが、

  • 主人公が転生する際にから説明を受け、何らかのスキルを受け取ってから転生する(転生特典
  • 転生先の異世界でスキルや装備品等を獲得する

といったプロローグを経るパターンの作品も多く存在する。

該当する作品の例

2.主人公が自分の知っている作品の住人として転生

漫画アニメゲームといった作品の世界に転生する。

転生先となる対象作品=原作は『読者の世界に実在する作品(いわゆる版権作品)』と『その転生ものの作品内にしか存在しないオリジナル作品』の2パターンに分かれる。

更に主人公の立ち位置も『原作に存在する登場人物として転生(厳密には憑依?)するタイプ(憑依転生)』と『原作には存在しないオリジナルキャラクターとして転生するタイプ』の2通りが存在する。

またこのパターンでは『登場人物として転生(あるいは憑依)した自分』または『自分以外の登場人物(悪役令嬢魔王等)』が迎える悲惨な末路を回避するために、自分が知っているその作品の知識を駆使して未来を変えるという明確な目的を主人公が持つケースもある。

該当する作品の例

異世界人が転生する

勇者賢者、そして魔王等の異世界の住人である主人公が2度目の人生のような形で転生するタイプ。

主人公が転生に至る経緯は『自分と敵対する存在の悪あがき』『何らかの形で生涯を終えるも、未練があるので人生をやり直す』等様々で、こちらの場合は転生前の人格が引き継がれる。

それに加えて転生前の能力を引き継いでる(もしくは才能という形で引き継がれる)パターンもあり、いわゆる強くてニューゲームな状態で転生するパターンが多い。

該当する作品の例

過去もしくは異世界の人物が現代の地球世界(日本等)に転生する

何らかのきっかけで前世の記憶を思い出すパターンが多い。前世ものとも。

異世界から現代世界に転生した場合は逆異世界転生と呼ばれる。

該当する作品の例

現代社会の人物が再び現代社会に転生する

該当する作品の例

死亡した時点よりも過去に転生する

逆行転生とも。ループものタイムリープものと重なるものが多い。

ネット小説では三国志ものや戦国もの、架空戦記などに多い。

該当する作品の例

転生エンド

話の最後のオチに転生する展開が来るもの。

「現世で結ばれなかった二人は来世で幸せに結ばれました」という話が多い。

該当する作品の例

特殊なパターン

転生が題材なのだが転生するのが主人公ではなく敵役もしくはライバルキャラ

該当する作品の例

過去もしくは異世界の人物が現代の地球世界(日本等)に転生するが、その転生がキーや因縁となって元の世界や元の時代へと呼び戻される

逆異世界転生異世界転移前世ものタイムスリップの合わせ技となるパターン。

該当する作品の例

死後転生することが既定になっていてそれを軸に物語が進むパターン。もしくは転生という概念そのものが作品のテーマとなっているパターン。

該当する作品の例

厳密には転生ではなく蘇生だが、蘇生後の世界観が死亡前と大きく変わっているパターン。

該当する作品の例

関連タグ

転生

憑依 憑依転生

転生パロ

転生トリップ 転生主 悪役転生 TS転生 転生者 逆行転生

トラック転生/転生トラック 転生チート 神様転生 現代転生 モブ転生

異世界トリップ 異世界転移 異世界転生 逆異世界転生

小説家になろうなろう系) カクヨム ハーメルン

ジャンル仲間

友人キャラ:『転生もの』と同じく各サイトで読める作品に含まれている要素。作品の中には『ゲームや漫画等の作品の友人キャラとして転生する』というものも存在する。

悪役令嬢悪役令嬢もの):こちらも同じく各サイトで読める作品に含まれている要素だが、大きく分けて『主人公が悪役令嬢に転生するタイプ』と『主人公が悪役令嬢以外に転生するタイプ』の二通りが存在する。

転生ものの編集履歴

2023/06/05 23:26:53 版

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編集内容:該当作品追加、及び並べ替え。(『記憶の棘』で転生するのはヒロインではないものの「敵役」や「ライバル」かと言われると若干違う気がするので。むしろ「もう一人の主人公」?)他記述修正。