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主人公交代の編集履歴

2023-08-04 07:42:13 バージョン

主人公交代

しゅじんこうこうたい

ネットスラングの一種。

概要

文字通り、ストーリー内で主人公が入れ替わる現象


主な理由として――

などが挙げられる。


本来脇役だった人物があまりにも主役を喰う活躍をしてしまった時にもネタとして「主人公交代か!?」と視聴者に言われることもある。(メイン画像の人物とか)


主な該当作品



  • バカボンバカボンのパパ天才バカボン
    • 連載開始の構想では、愚かな兄(バカボン)と賢い弟(ハジメちゃん)を中心にストーリーが志向され、公認サイトにおいても明言されている。しかし、突き抜けた馬鹿ぶりを発揮したバカボンのパパに人気が集まり、自然とそちら主体となっていく格好となった。こうした傾向は同じ原作者別作品などにも見られる。

  • J(南郷兵衛)→鏡大吾【バランサー
    • 編集部との軋轢など、連載開始以前からの様々な大人の事情により、改題を経て当初の主人公であったJが殉職。結果、その弟分の鏡大吾が「兄者」ことJの仇を取るべく奮戦するという展開へ移行するもわずか1年で打ち切りとされ、以降の新谷とサンデーとの関係にも一時亀裂を生じさせることとなる。

  • 則巻千兵衛則巻アラレDr.スランプ
    • 当初、千兵衛の発明とそれによる失敗をメインとし、タイトルもあくまで千兵衛のニックネームに由来した同作であったが、本来チョイ役に過ぎなかったアラレを気に入った担当編集者の鳥嶋和彦からの強い主張で、アラレをメインとした日常系のギャグ漫画へと路線変更した経緯を持つ。


  • 立花みかんあたしンち
    • 連載開始時にはみかんを主人公と位置付けていたものの、いつの間にか母視点で描くようになっていった旨を、原作者が連載終了時のコメントにて言明している。


  • 玄野計加藤勝GANTZ
    • 同作最長のエピソード「大阪編」では、玄野はミッション前にまさかの死亡退場。幼馴染である加藤にスポットライトが当たり、同編終了まで主人公的な描かれ方をした。


  • 八神和麻神凪綾乃風の聖痕
    • 序盤こそ和麻視点でストーリーが進んでいたものの、中盤以降は綾乃視点となっていく。和麻もまた狂言回し的なポジションに切り替わり、綾乃の成長を促していく役割となる。

  • 谷口タカオ丸井イガラシ近藤茂一キャプテン
    • 当初の主人公は谷口であったものの、その谷口の中学卒業に伴い丸井を主人公に据えて連載を継続したことで、以降も主人公の座が歴代のキャプテンへと引き継がれていく格好となった。このうち4代目となる近藤については作品自体が未完となったため、中途でストーリーが終了したものの、後に作者が遺した原案を元に、連載終了時点からの続編がスタートした。

  • ゴリ&ラースペクトルマン【スペクトルマン】
    • ヒーローと敵対する悪役を主役に据え、当初のタイトルも『宇宙猿人ゴリ』とするなど、当時としては意欲的な切り口でスタートした作品であったが、公害問題をテーマに掲げたストーリーへの、スポンサーサイドからのクレームなどにより、度重なる路線変更の末にヒーローであるスペクトルマンの孤独な闘いが主軸となっていった。


  • ジャンボーグAジャンボーグ9【ジャンボーグA】
    • 主人公交代の一例であると同時に、後年のロボット物作品の定番の一つである「主役機交代」の元祖とも言えるケースでもある。こちらも後に当初の主人公機が復帰し、後継機と使い分ける形で活躍する場面も度々見られた。

  • 斎藤道三織田信長国盗り物語
    • 編集部からの要請により、当初の道三のみを扱う構想から、道三の死後も信長を主人公に据えて物語を継続するという、リレー形式でのストーリーが展開された。同作はNHK大河ドラマとして映像化もなされているが、同じ大河ドラマではこれ以外にも『炎立つ』や『いだてん〜東京オリムピック噺〜』などが、同様に複数人の主人公によるリレー形式でのストーリーを採用している。

  • 岡倉節子→小島五月【渡る世間は鬼ばかり
    • 当初の3シリーズ分は、岡倉家の夫婦やその娘達を中心とした物語であり、節子が母親として、独り立ちして結婚した娘達を見守る視点で描かれていた。しかし第4シリーズの初回にて、節子が「海外旅行先で急死した」ことが語られたのを最後に物語より退場、それに伴って同シリーズからは次女の五月を主人公に据えるとともに、その嫁ぎ先である小島家や「幸楽」を中心に夫婦生活や子育て、義家族や嫁姑問題等が物語の主軸に置かれるようになった。
    • 節子が物語より姿を消したのは、節子役の山岡久乃が降板を表明したことによるものだが、その理由として自身の病気による体調不良(これが元で降板から半年足らず後に逝去)と、同作のプロデューサーの石井ふく子の脱税問題が発覚し、その件で自分の名前が利用されたことへの不信感があったことが、山岡の死後に明らかにされている。当初は山岡の降板をもってドラマの打ち切りも考えられたが、高視聴率だったこともあり内容を路線変更し、泉ピン子演じる小島五月を主人公にしてシリーズ続行となった。


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