概要
開催日時は、2023年4月28日9:00から5月1日8:59、5月5日9:00から5月8日8:59。
ガラル御三家からは既にエースバーンが出ていたため、同じ地方からの2匹目は今回が初。
特殊行動
単位:%
時間残り | HP残り | 行動 |
---|---|---|
99 | しろいきり | |
98 | ゆきげしき | |
90 | ふぶき | |
80 | バフ解除 | |
50 | しろいきり | |
49 | ゆきげしき |
対策
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 | 85 | 65 | 125 | 65 | 120 | |
70 | 85 | 107 | 125 | 65 | 120 | ゆき時 |
特性はこれまでの傾向どおり隠れ特性のスナイパー。今作ではきあいだめを没収されているためダイケンキのような戦法は使われないが、急所ランク+1のねらいうちが急所に当たった場合はかなり手痛いダメージになる。
技構成は「ふぶき」「ねらいうち」「あくのはどう」「なみだめ」「しろいきり」「ゆきげしき」の特殊型。
まず開幕に「しろいきり」で5ターンデバフを無効化し、続けてさらに「ゆきげしき」で「ふぶき」を必中化させつつこおりテラスタイプであるためぼうぎょが1.5倍になる。これにより、ゆきを対策しなければこれまでの最強レイドポケモンで最も物理耐久が高くなる。
HPが半分以下になると再び「しろいきり」と「ゆきげしき」を使用して来る。
これにより非常にデバフが通りづらく、ただでさえ高い物理耐久を天候上書き以外で崩すのが難しいのが厄介。
さらに「なみだめ」によりこちらの火力にデバフをかけてくるが、「クリアチャーム」や特性クリアボディ、「しろいけむり」で無効化でき、「まけんき」や「かちき」持ちで挑めば使われる度に攻撃or特攻を3段階上げることが可能で、逆に起点として利用することが可能。
バフ消しは比較的序盤の1回のみでデバフ解除は一切行わず、テラスタルオーブのチャージを奪う行動もしない。
従って、「まけんき」持ちが最も適性がある。今作の「かちき」持ちは全体的に種族値が低めで、こおりインテレオンに弱点をつけるタイプ持ちがいないためあまり向いていない。
また、これまでの最強シリーズで初の通常行動に変化技がある。「クリアチャーム」、または「まけんき」があるならば「なみだめ」を連発してもらった方が攻撃を受ける頻度が減り、攻略しやすくなる。
レイドポケモンは、変化技が無効化されても変化技を使おうとする思考ルーチンがあるため、このパターンを引き当てれば勝利確率が上がる。
逆になかなか「なみだめ」を使ってこず、高威力攻撃を連発されて負ける場合もあるため注意。スムーズにクリアできるかどうかはある程度の運要素も絡むだろう。
最強のダイケンキでも示されたとおり、がっちりぼうぎょは急所で貫通されないため、隙を見て使うのがおすすめ。
おすすめのポケモン
危惧されていたエアスラッシュは採用されなかったため、特殊耐久を鍛えたかくとうタイプやはがねタイプで攻略することになる。
開幕からゆきげしきを繰り出すため、「にほんばれ」で切り替えせるなら即座に行うこと。
アタッカー枠
攻撃面の種族値が高く、耐久面もかなり高い。そして特性まけんきで「なみだめ」を逆手に取れる。また「すなあらし」でゆきを上書きできるのもポイント(あまごいも覚えるが、相手のみず技を強化してしまうため厳禁)。
特性は当然まけんき一択。持ち物は「おんみつマント」が安全。
天候を上書きしつつアイアンヘッドを連打するか、「つるぎのまい」を使ってから攻めるかのどちらかになる。
余裕があれば、しろいきりが切れ次第「バークアウト」でとくこうを下げるとよい。
とくぼう種族値が低めであり、極振りしても「ねらいうち」急所を連発されると厳しい。
なお、キリキザンでも戦える上に耐久も若干上回るが、追加効果は防げなくなる(急所はどの道回避不能だが)。
ゴーストタイプだがかくとうタイプ複合であるため「あくのはどう」が等倍で済み、隠れ特性に「まけんき」を持ち、「ドレインパンチ」を覚える。
とくぼうの種族値も90とドドゲザン以上あり、HPも高いので等倍ながら比較的安定して技を受けられる。
「にほんばれ」も使えるため、「ゆきげしき」の相殺に加え、「ねらいうち」の弱体化を狙える。「ふぶき」によるこおり状態も防げる。
隠れ特性推奨であるため、とくせいパッチが必要になる場合があるのが欠点。
ほとんどの技を等倍以下で受けられるため、こうげきを上げてドレインパンチを連打することでソロでも安定して攻略できる。
とくぼうの種族値が低いがHPが非常に高いため、努力値をとくぼうに極振りすれば「ふぶき」も余裕をもって耐えられる。天候を変える手段がないので、ゆきげしきによるぼうぎょ1.5倍を消せないが、火力の高さとインテレオンの素の耐久の低さからこちらはそこまで問題はない。
下記ハリテヤマと比べ「ふぶき」によるこおり状態と「なみだめ」のこうげき下降を同時に対策できないのが難点。
バフはリスクがある「はらだいこ」より、「エレキフィールド」と「つるぎのまい」を採用するのがおすすめ。早めにテラスタルすれば回復は追いつく。
バイオレット版限定である点は注意が必要。
テツノカイナと同様に「ドレインパンチ」で攻略可能。
火力やHPこそテツノカイナに劣るものの、特性のあついしぼうで「ふぶき」を半減しつつ「はらだいこ」を比較的安全に積める点や、「にほんばれ」も習得可能で「ふぶき」の回避や「ねらいうち」の威力半減が可能な点が勝る。
欠点としてはレベル100までの必要経験値が全ポケモン中最も高いことか。
テツノカイナを入手しにくいスカーレット版では代用として比較的有用。
とくぼう種族値が高く、「つるぎのまい」からの「ドレインパンチ」が強い。さらに両壁や「にほんばれ」、「スキルスワップ」とやれることが豊富。
マルチにて「きりばらい」要員と組むのであれば、「マジカルフレイム」もオススメ。相手のとくこうを下げられる。
「いやしのはどう」や「いのちのしずく」も覚えるため、回復サポート役にもなれる。
こうげき下降を防ぐ手段はないので「クリアチャーム」は必須。
なお、「せいなるつるぎ」を覚えるが、この技ではこおりタイプのぼうぎょ上昇は打ち消せないので「ドレインパンチ」が安全。
とくぼうの努力値を極振りして同様「つるぎのまい」から「ドレインパンチ」で戦う。
「ふぶき」は確かに弱点だか、自前で「にほんばれ」を展開すれば「ふぶき命中低下、こおりづけ回避、自身の特性発動、相手のぼうぎょ上昇解除」といいことづくめ。「ドレインパンチ」を3回使って即座にかくとうタイプにテラスタルすればこおり弱点も消せる。
レベル100にすれば素で先手を取れるため、先制「にほんばれ」が可能な上にひるみの心配もしなくて良い。よって持ち物は「クリアチャーム」1択となる。
天候で強化されるからと言ってほのおテラスタルする必要はなく、ましてや「フレアドライブ」は厳禁である(高レイドにおいては自殺技と化すため)。
スカーレット版でしか入手できない点は注意。
サポート枠
ひこうタイプであるものの、はがねタイプ複合であるためこおり技が等倍で済み、テラスタルではがね単体になれば半減される。とくぼうもそこそこ高い。
何より「きりばらい」が強く、この技1つで「しろいきり」が削除されてデバフが入るようになるため、優先して使用したい。
「いやなおと」、「うそなき」、「にほんばれ」、「ちょうはつ」、両壁などを覚え、「はねやすめ」で回復も可能。
特性は隠れ特性ミラーアーマー1択。で「なみだめ」のデバフを反射でき、「きりばらい」と組み合わせることで相手のとくこうがどんどんと下がっていく。
バリアを張られるとやることが極端に少なくなるのが大きな弱点。
ふぶきで凍るリスクがあるため、持ち物は「おんみつマント」1択。
こちらも「きりばらい」を覚えられる上に、すべての技が等倍以下で済む。特性「こおりのりんぷん」まであるのでまず落とされない。
「むしのていこう」でとくこうを下げられる他、「ひかりのかべ」「しろいきり」が使える。ただし「しろいきり」はまけんき持ちがいる場合使用を控えること。
天候技は「ゆきげしき」しか覚えず、技による回復に乏しいのが弱点。
とくぼう種族値の高さに加え、「にほんばれ」、「ひかりのかべ」、「かふんだんご」、「スキルスワップ」の4つを揃える。
持ち物はおんみつマント一択。
ご存知ポケモン界のピンクの悪魔。HPがずば抜けているのは勿論、特殊耐久も高い。
こちらもフラージェス同様「スキルスワップ」、「ひかりのかべ」、「いやしのはどう」、「にほんばれ」も覚えられる。
こちらも持ち物はおんみつマント一択。
「にほんばれ」、「ひかりのかべ」、「とおぼえ」を覚え、特性「こだいかっせい」が発動すれば高めの特殊耐久を更に高められる。「うそなき」も覚えるが、「しろいきり」の最中は効かないので出番は少ない。
すばやさが比較的高いため、すばやさに少し努力値を割くことで先制できるようになるのが強み。
スカーレット版でしか入手できないので注意。
非おすすめポケモン
最強のインテレオンがこおりテラスタルであるため、ドラゴンタイプ複合故に足手まといにしかならない。「きんぞくおん」が「しろいきり」で無効化され、コライドンと違って天候を変更できない上に、とくこうを二段階上げる技を覚えないのも辛い。「エレキフィールド」も味方に「きりばらい」持ちがいた場合解除されるので、味方との連携が取りづらくなるといったデメリットもある。
残念ながら、前回や前々回のように活躍はできない。奇しくも前回のコライドンと立場が逆転している。
いつも通りレイドの嫌われ者。
パオジアンは唯一弱点を突かれず相手の行動パターンのお陰で味方の弱体化は実質ないが、天候を変える手段がない上にとくぼうが低く、「バークアウト」は「しろいきり」のせいで通じず、とくぼうバフを覚えない。
- ほのおタイプ・いわタイプ
たしかにこおりの弱点を突けるが、元がみずタイプなので逆に弱点を突かれてしまうため、非推奨。
- 最強レイドのポケモンたち
基本はがねタイプやかくとうタイプが推奨されるため、該当タイプが存在しない最強レイドのポケモン達は推奨されない。
報酬
これまで通り6V確定の個体で、初回はとくせいパッチとわざマシン143「ふぶき」が確定入手できる。
さらに大量のけいけんアメやキトサンを入手できる。
サイズは前回とは異なり標準サイズである。
性格はれいせいで固定。技構成はふぶき・ねらいうち・あくのはどう・なみだめ。
最強シリーズに限れば、捕獲時点から変化技を覚えている初のポケモンとなる。
特性「スナイパー」に関しては残念ながら今作ではきあいだめを没収されているため、運要素が強くハッキリいって有用な特性とは言い難い(一応、ピントレンズを持たせればある程度のリカバリーは可能である)。もっとも次回作以降の作品でまたテコ入れされる可能性もあるため、とくせいパッチを使うかどうかはよく考えたほうがいいだろう(そもそも孵化厳選すれば隠れ特性の個体から通常特性の個体は普通に生まれてくるので、この点から見てもとくせいパッチを使用するのはあまりお勧めできないと言える)。
また、エースバーン同様、メッソン系統をオシャボ厳選できる初めての機会であることも忘れてはならない。なお、DLC藍の円盤でサルノリ・ヒバニー・メッソンが野生出現するようになったため、通常プレイでオシャボ厳選が可能になった。
余談
これまでの流れ通り、今回もピックアップレイドバトルはない。
2回目は、ウネルミナモ・テツノイサハレイド第二弾の期間中である。
ガラル御三家の内残りのゴリランダーも最強レイドに出現することになった。→ 最強のゴリランダー