概要
YouTubeの「Nintendo公式チャンネル」にて2017年から配信されている動画シリーズ。略称は「よゐクラ」。
お笑いコンビ・よゐこの二人が『Minecraft』(SWITCH版)をプレイする。お互いマイクラ初心者ということもあり、慣れない操作や世界観に悪戦苦闘しつつも、公式Twitterにて視聴者からのアドバイスを集いながら、マイクラ世界でサバイバル生活を行う。
レトロゲーマーで知られる有野、サバイバル芸人として活躍する濱口、そして(「GCDX」初回からのコンビ間のちょっとしたdisり合いを踏まえれば、ある意味で呉越同舟とも言えなくもない)両者のイメージを踏襲したマイクラという奇跡的なマッチングも然ることながら、時折起こるミラクルプレイ等も相まって配信開始から驚異的な人気を博し、1クールの放送終了から早くも第2シーズンの制作が発表された。
2018年4月開始の第3シーズンからはタイトルを一新。毎回異なるゲームをあらかじめ決められた目標に向かってプレイする「よゐこの○○で○○生活」へと変更となり、プレイするゲームによって○○の部分が変化するようになった(例:「よゐこのドンキーコングでバナナ生活」「スマブラで大乱闘生活」等)。
他、公式Twitter限定でそれぞれの回の未公開カット(数十秒から二分程度)が都度公開されている。
ちなみに有野出演の「GCCX」(CSフジテレビ)、濱口出演の「GCDX」(YouTube・Nintendo公式チャンネル)等のゲーム番組を制作するガスコイン・カンパニーが制作を手掛け(ただし映像中では実質ノンクレジット扱いではある)、スタッフもほぼ踏襲されているため両番組の話題が出ることも多い。
本番組開始以降「GCCX」「GCDX」共にネット配信における新作の更新が無くなり、実質的に本番組へと統合された形となっている(前者は「ポケットモンスター 赤・緑」の回、後者は「スーパーマリオオデッセイ」の回を最後に新作の配信が行われていない)が、2022年11月よりGCCX公式チャンネルが開設された事より過去に放送された『有野の挑戦』を見ることが可能になった。
配信リスト
※「よゐこの~」の部分は省略。リンク先は各パート1動画。
タイトル | プレイ作品 | 備考 |
---|---|---|
マイクラでサバイバル生活 | Minecraft | 全12回。 |
マイクラでサバイバル生活シーズン2 | Minecraft | 副題は『~まだ見ぬ大地を求めて~』。プレイ時のバージョンは配信終了しており、Switch版「Minecraft」のダウンロード版が同等の扱い。全13回。 |
ドンキーコングでバナナ生活 | ドンキーコングトロピカルフリーズ | 改題後初の回。全2回。 |
インディーでお宝探し生活 | Celeste他 | Switch版ニンテンドーeショップで配信されているインディーゲームをプレイ。全4回。 |
キノピオでぐるぐる生活 | 進め!キノピオ隊長 | 全3回。 |
マリパで共同生活 | スーパーマリオパーティ | 新井愛瞳と咲人がゲスト参加。全3回。 |
スマブラで大乱闘生活 | 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL | Nintendo Live 2018にてライブ配信。 |
マリオテニスでかけひき生活 | マリオテニス エース | Nintendo Live 2018にてライブ配信。 |
スプラトゥーンでヌリヌリ生活 | スプラトゥーン2 | Nintendo Live 2018にてライブ配信。 |
ARMSでのびーる生活 | ARMS | Nintendo Live 2018にてライブ配信。 |
スマブラで大乱闘生活 | 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL | Nintendo Live 2018のリベンジ回。桜井政博がゲスト参加。全3回。 |
マリオでピーチ救出生活 | NewスーパーマリオブラザーズUデラックス | 全3回。 |
インディーでお宝探し生活2 | UNDERTALE他 | 『インディーでお宝探し生活』パート2。全4回。 |
マリオメーカーで職人生活 | スーパーマリオメーカー2 | 有野・濱口作成のステージが配信されている。後半2回は視聴者作成のステージに挑戦。全7回。 |
ルイージでマンション生活 | ルイージマンション3 | 全2回。 |
リングとペンでトレーニング生活 | リングフィットアドベンチャー / 脳トレ | 「はじまり編」「結果編」に分かれ、期間内に目標のランク達成を目指す。全2回。 |
ペーパーマリオでオリガミ生活 | ペーパーマリオオリガミキング | 全2回。 |
ピクミンでひっこぬき生活 | ピクミン3 デラックス | 全2回。 |
スーパーマリオで35周年生活 | スーパーマリオ3Dコレクション | 全6回。制限時間内のスターやシャイン獲得数を競うサンシャイン編、64編、ギャラクシー編と、視聴者の意見を基に各作品を巡る「思い出編」がある。前者は生放送も行われた。 |
おうちでマリオカートライブ生活 | マリオカートライブ | 1回のみ。 |
スーパーマリオで3D/フューリーワールド生活 | スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド | 全2回。扱ったモードに応じてタイトルが変わった。 |
○○とミートピア生活 | Miitopia | 全2回。 |
はじめてのプログラミング生活 | ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング | 1回のみ。 |
ゼルダでふりふり生活 | ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD | 全2回。 |
はじめてのプログラミング生活 あそぶ編 | ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング | 全2回。 |
ワリオでおすそわけ生活 | おすそわける メイド イン ワリオ | 全2回。 |
はじめてのプログラミング生活 第2回 あそぶ編 | ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング | 全2回。 |
よゐこのやわらかアソビでパーティ生活 | やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ、世界のアソビ大全51、マリオパーティ スーパースターズ | 全3回。ゲームは篇に応じてそれぞれ1回ずつ。 |
カービィで自由研究生活 | 星のカービィ ディスカバリー | 全2回。 |
スポーツで挑戦者求む生活 | Nintendo Switch Sports | 全7回。 |
インディーでお宝探し生活3 | 全4回。 | |
カービィで能力全開生活 | 星のカービィ Wii デラックス | 全2回。 |
主な出演者
よゐこ
よゐこの「パターン入った!」の方(GCCXの課長)。
マイクラでは男性キャラのSteve(スティーブ)を操作。通称「創造神」(濱口命名)。
当初は操作に慣れず苦戦するも、娘の友達(小学六年生)からマイクラの操作方法等を写した手紙を貰い、クラフトの要領を得てからは本領を発揮。放送4回分収録後に設けられる一ヶ月間の「宿題期間」では、起来の凝り性も相まって土地の開拓・建築に没頭し、毎回驚異的な規模で拠点を発展させる。加速レールの使い方を修得してからは、これまでの各施設をつなぐ線路を開設しインフラ整備まで行うようになった。
マイクラ以外のゲームでは主に2Pを操作する。ゲームセンターCXで慣れている為か、腕前自体は濱口よりは上だがやはりどこかゲーム下手な面がある。
iPad使用(Twitterのアクセス)に際はよく老眼鏡をかけており、その見た目の印象で濱口から「駄菓子屋のおっさん」「吉田照美」「生島ヒロシ」呼ばわりされている。
よゐこの「獲ったど~!!」の方(GCDXのエグゼクティブディレクター)。
マイクラでは女性キャラのAlex(アレックス)を操作。通称「破壊神」。もしくは「掘り師」「マサルリーダー」「ポンジ先輩」など。
サバイバル生活の熟練者として序盤はリーダーシップをとっていたものの、第2回以降は早くも自由行動に傾倒し、マイクラの世界でも変わらぬ破天荒っぷりを発揮する。ゲーム操作は徐々に慣れつつあった有野とは対照的に中々上達せず、第2シーズンに入ってからも梯子の昇り降りを苦手としている。
一方素材集めのような単純作業との相性が良く、レッドストーンやダイヤモンドなどの鉱石の採掘作業に専念。クラフトの素材収集に大きく貢献する。またネザーや集落、洋館といった未知の領域にも臆せず先陣を切って踏み込み、行く手を阻むモンスターにも果敢に挑む等探索パートでは逞しい存在。ただ時にはその矛先が罪もない村人にまで及ぶこともある「生まれついての破壊神」。シーズン2第2話では、トンデモない事件を起こした。
マイクラ以外のゲームでは主に1Pを操作する。ゲームの腕前ははっきり言うと有野と同レベルかそれ以下。基本的に落ち着きがない為、しょうもないところで同じミスを連発する。
スタッフ
- 管理人
事実上の進行役。よゐこのプレイ中の合間にお題を出したり、開始・終了のお知らせを告げる。
テロップのみでの登場のため詳細は不明。しかし『ルイージでマンション生活』にて初めてプレイヤーとして登場した際は、おかしなミスはせず(むしろトラップに引っかかったよゐこ二人を救出した)それとなく貢献していた。
- 武田祐子
ナレーションの人(ただし本編ではノンクレジット。理由は不明)。
元フジテレビ所属のフリーアナウンサー(本家「GCCX」に疎い人向けに補足すると、そもそも彼女自身、後述する様に局アナ時代に「GCCX」のナレーターであったため、ある意味ではその「名残」として起用されたと思われる)であり、有野とは『ゲームセンターCX』にて「たまゲー」などのサブコーナー枠でたびたび共演している(フジ退社後は不定期)。
時に辛辣でキレのあるコメントを挟みながらおっさん二人の冒険を見守りつつ、視聴者に向けてゲームのシステムや予備知識の解説をしてくれる。
- 斉藤あかね
「Nintendo Live 2018 東京大会」のメインステージの総合司会(よゐこ出演のコーナーでも進行を担当)を務めた、イベントコンパニオン・ナレーター。「Nintendo Live 2018」関連の回のみに出演。
ゲスト
- 新井ちゃん
女性アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)の新井愛瞳(彼女の名前が挙がる際には宣材写真ではなく、SNSにアップされたと思しき彼女の自撮り写真で紹介される)のこと。
マイクラ古参プレイヤーであるらしく、公式Twitterでの有野達の質問に度々回答し助言している。濱口曰く、他番組の現場で会った際に物凄い勢いでマイクラの話題を振られ、新井自身の建築物(実家を再現したもの)を説明されたらしい。
マイクラ中ではツイートテロップのみでの登場だったが、その後の『マリパで共同生活』で満を持して共演した。
- 咲人さん
男性バンドグループ・ナイトメアのギタリスト。
新井同様大のマイクラ好きで、それが縁で濱口のエアバンドである「禿夢」に楽曲提供をした。また『マイクラでサバイバル生活』では彼作曲の楽曲がOPに使われたことも。
その後『マリパで共同生活』で満を持して共演する。
用語
- おっさん2にんじま。
二人がサバイバル生活を送っているワールドの名称。「有野世界観」「ありのーランド シー」等のボツ案を経て命名。
おっさん二人(有野と濱口)しかいないことから名付けられたが、後に村人の集落を発見したことで由来が破綻してしまった。
- 創造神
有野の異名。アイテムの作成や建物の建築といった物作りに精通することから濱口に命名されるが、実質便利屋のような扱いをされたりする。
しかし短期間のうちにスイッチや畑、加速レール等のシステムを理解し、拠点の文化レベルを大幅に底上げした手腕から純粋な敬称としても用いられる。
『マイクラでサバイバル生活』終了後も、『マリオメーカーで職人生活』のようなクリエイティブ系のゲームをプレイしている時に発揮・呼ばれることがある。
- 破壊神
濱口の異名。「創造神」である有野とは対をなす意味で濱口が自称する。
土を掘り、湖を埋め立て、人間・動物・魔物と目につくものにはとりあえず殴りかかる。創造神の建築物には何処かしら穴を開け、人々の暮らす村では畑の作物を貪り、堅牢な森の洋館では無意識に火を放つ……二児の父たる有野をして「あの子と遊ぶな」と釘を刺されるタイプのタチの悪い神である(ただし有野や他プレイヤーにはうっかりはあれどその非道はあまり振る舞われず、逆に相方の手でゲーム開始早々もしくは何かの折に殺されることが多い)。
『マイクラでサバイバル生活』終了後も、『インディーでお宝探し生活2』内の『Donut County』のような何かを破壊する類のゲームをプレイしている時に発揮・呼ばれることがある。
- 有野の塔
有野の初めての建築物にして頻繁に活用される、土ブロックを縦に重ねて作られる塔。「有野タワー」とも。
当初リスポーンや探索などで迷子になった際の目印として有野が建築。以降も遠方へ探索に出かけて何かしら発見があった際に建築される。地図を軽視する二人にとって必須の建造物。
第一拠点で建築された第2号はちょうど有野がクラフトの要領を得た頃に作られたもので、梯子や松明でより目立つように工夫されており、更に宿題期間後には上から溶岩を流すことで夜間の照明効果が高められた。
- 宿題期間
次回収録までに設けられる特定期間。ペースは4回分収録ごとに約1ヶ月。
収録に時間を置くのは多方面でも活躍する二人のスケジュールへの配慮だが、敢えてその空白期間を利用し、次の回までに二人で一台のSwitchを貸し借りしながらワールドの開拓に務める期間として活用している。
地味になりがちな作業風景が省かれる他、プレイヤー二人の1ヶ月間のブランクを防止する役割を果たす。そして次回収録で発表される有野の創造神パワーに驚かされるのがお約束。
この期間中は公式Twitterにて時々経過状況がツイートされ、『リングとペンでトレーニング生活』では二人の脳トレ進捗具合も報告していた。
- ブランチマイニング
マイクラプレイヤーたちが活用する採掘を効率化するためのテクニック。レア鉱石の探索に行き詰った濱口が視聴者からのアドバイスで初めてこのワードを耳にして以後活用。
本来は素材の取りこぼしが無いようBranch(木の枝)のように坑道を分岐させながら掘り進む採掘方法なのだが、濱口流は「両膝を立てた姿勢で操作すること」と捉えられている。
特に訂正されることも無く採掘の度に今も膝を立てての作業が続けられているが、姿勢を切り替えただけで本当に目当ての鉱石が発見されたりしている。
- ポンジ先輩
スポンジを駆使して水のトラブルを解決する濱口の異名。前述の行為を濱口が「ポンジ行く」と名付けたことから有野が命名。
ちなみに「ポンジ、アレする」とは「スポンジを乾かす」の意。
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