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我ら群にして個。個にして群。百の貌持つ千変万化の影の群。

プロフィール編集

真名ハサン・サッバーハ百貌のハサン
クラスアサシン
性別個体による
身長−cm(個体による)
体重−kg(個体による)
出典中東、山の翁(ゲームマテリアル) / イスラム、山の老翁(書籍マテリアル)
地域中東
属性秩序・悪・人
イメージカラー多種多様
特技多種多様
好きなもの噂話、ディスカッション(Zero)、静寂(FGO)
苦手なもの仲間はずれ(Zero)
嫌いなもの特になし(FGO)
設定担当奈須きのこ虚淵玄
ILLUST武内崇(Zero)、タスクオーナ(FGO)
CV

概要編集

Fate/Zero』に登場するアサシンクラスサーヴァント

第四次聖杯戦争言峰綺礼が召喚した。

最弱の1体アーチャーに倒させ、「アサシンは敗れた」と見せかける事によって聖杯戦争の表舞台から消え、影で諜報活動に徹する。


真名編集

暗殺教団の教主「山の翁」を務めた「ハサン・サッバーハ」の1人で、「百貌のハサン」の異名をとる暗殺者。特技である多種多様な転身により、場面場面で必要なスキルを持つ性格となって「仕事」を完遂してきた。同一人物とは思えぬほど多彩な能力を誇り、老若男女、ありとあらゆる変装もこなすため、真の実態は側近すらも掴めなかった程である。


その正体は「多重人格者」であり、当時精神病と定義されていなかったそれは、彼らにとって秘中の秘たる能力であり、人格を使い分けることでその能力をも使い分けていた。


また、十九代に渡って存在する「ハサン・サッバーハ」の中でこのハサンは十九代目。即ち最後の「ハサン・サッバーハ」にあたるはずなのだが……


人物編集

多数の人格を抱えているため一概に纏めてしまうことは出来ず、人格によって様々な得手不得手や個性が存在する。

そのため中には偵察任務中に功に逸ってマスターの命令を無視するお馬鹿さんや、暗殺に簡単に失敗するドジっ子などの困ったちゃんもいる。


それでも基本的に全員が遠坂時臣の走狗である綺礼の命令に従順に従っている。

もっとも、彼ら自身は聖杯を諦めたわけではなく、聖杯戦争が佳境を越えたら時臣や綺礼を出し抜く算段であった。


聖杯への悲願は「統合された完璧な人格」。他のハサン達は「自分が真のハサンになる」ことを望んでいるが、彼らは多重人格の性質上そもそも自己が曖昧なため、それを確立させることが「真のハサン」になることなのだと考えているのだと思われる。


Fate/Grand Order』でも同じ望みなのかは不明だが、どんどん人格が増え続けていることに対して戸惑いつつも、「いずれは「千の貌」とでも名乗ろうか」とまんざらでもなさそうな様子。

望みが変わったのか、或いは望み自体は変わっていないが言うほど重要視しなくなったのか。


ちなみに、現実の解離性同一性障害も一度発症すると人格はどんどん分かれやすくなる。重篤になると些細なストレスでも人格が枝分かれしてしまうことが知られている。

アサシンは多重人格を自分たちの武器として、ある種肯定的に見てしまっていることで(病気として見た場合)症状の悪化が進んでいると考えられる。

その為か、初代山の翁からは「無数の智慧を以て結局何を積み上げたというのだ」と怒られている。


能力編集

アサシンらしく直接的な戦闘力こそ乏しいが、その能力は「反則ギリギリ」。

多重人格の恣意的な切り替えにより専門スキルの使い分ける能力「専科百般」のスキルを保有し、戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、その他32種に及ぶスキルにB以上の習熟度を発揮することが出来る。


これに加えて生前の多重人格が宝具化した「妄想幻像(ザバーニーヤ)」によって分裂することが出来るなど、歴代ハサンの中でも特に奇異な能力の持ち主となっている。


ステータス編集

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
言峰綺礼CDACEB
藤丸立香CDACEB

保有スキル編集

気配遮断(A+)サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。完全に気配を断てば発見することは不可能に近い。ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
蔵知の司書(C)多重人格による記憶の分散処理。幸運の判定に成功すると過去に知覚した知識・情報を例え認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。
専科百般(A+)多重人格の恣意的な切り替えによる専門スキルの使い分け。戦術・学術・隠密術・暗殺術・詐術・話術・その他総数32種類に及ぶ専業スキルについて、Bランク以上の習熟度を発揮できる。分裂した際にランクがどうなるかは不明。
戦闘撤退(B)『FGO』で追加。詳細不明。おそらく額面通り、発生している戦闘から脱出するためのスキルと思われる。「仕切り直し」の類似スキルに相当するのだろうが、「仕切り直し」が戦況を初期化することを目的としているのに対し、こちらはスキル効果から「戦闘そのものを一時的に中断する」ものと考えられる。

暗殺者のクラスは元々「マスターの天敵」たるクラスだが、群体として包囲襲撃することによりサーヴァントの守護すら無効化してしまう為、極めて驚異的な存在である。

その反則さは、勝利に貪欲で権謀術数に長けたマスターなら優勝候補と成り得る程。

よりにもよって最初から勝つ気が微塵もなかった麻婆神父がマスターとなったのが、彼女らの不幸と言えよう……


一方で多数の人格を統括するには相当なエネルギーが必要となるためか持久戦は得意ではない。

普通の戦闘であれば言うほどでもないが、終わりが一向に見えないような消耗戦となるとエネルギーが続かず泣き言を漏らすこともある。

また、生前肉体を改造する必要も無かったため、サーヴァントとして自己改造スキルも有しておらず、どの個体も左右対称の常人の身体である。


宝具編集

妄想幻像(ザバーニーヤ)編集

  • ランク:B+→B++
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:−
  • 最大捕捉:−


「いざ……」

「我ら群にして個、個にして群。百の貌持つ千変万化の影の軍。いざ――『妄想幻像(ザバーニーヤ)』!!」


人格の1つ1つを別個体として分離させることができる能力。

これにより決まった姿形を持たず、人格ごとにそれぞれ微妙に異なった容姿をしている。ただし魂の総量は変わらないため、分離した数が増えるとその分一人当たりの能力は低下する。

なお、クラススキルの「気配遮断」は例外であり、全ての個体が変わらずに発揮できるため、闇に紛れる隠密集団として機能する。


詳細は該当記事を参照。


人格一覧編集

※ 彼らの絆礼装「百人蔵書」のテキスト文より。

※ ここには88人が記されているが、彼らは「あくまで本人達が自覚している人格」であり、前述の通り現在進行形で増加し続けているのもあって、アサシンは全ての人格を把握している訳では無い。

※ 情報出典⇒「TYPE-MOON Wiki様」「Fate/Grand Order 攻略まとめwiki【FGO】様」。


基底(ザイード)・怪腕(ゴズール)・迅速(マクール)

奸計・集積縫合・鳶影・音無・収貨・舌鋒・巻風・速尾・詐称・

静寂・裁断・祈願・油針・祭煙・剣鬼・夜陰・地学・変梃・追補・

遠見・業火霹靂・蛇香・幾学・妖美・露塗・医食・貫指・馬攻・

射影・臨写・戒飭・風弓・説諭・汚泥・混成・筒闇・割譲・衣紋・

星辰・美食・輪技・薬師・悪徳・月光・虫飼・解錠・忘却・無彩・

計則・毒見・耕材・鉄縄・仮死・考古・摂理・抜骨・拝礼・軽脚・

二忍・日輪査定衛生千里木偶・残響・伝歌・長刃・潜行・

造形継承・粧粉・奇芸・隣人・船舶・滅記・削離・草淋・研磨・

診心・狭域・黄反・雨呑・白亜


主な個体編集

アサ子さん

センシティブな作品


上記の女アサシンの別称及び愛称。

本来の役割とは別に数多の人格たちの纏め役を担っており、『FGO』では主人格扱いされている。


ザイード

『暗殺王 ザイード』


上記の捨て駒にされた人格。

『FGO』イベントでの二つ名は「基底のザイード」。扱い悪いな……

第1部6章ではアサ子さん曰く「酷薄な性格」と更に扱いが悪い……

取り柄がない事が取り柄であるはずなのにダンスは上手い。


ちびアサシン

いいや、俺はあえてアサシンを召喚するね!


没キャラ。他の個体のようにデスマスクをつけているわけでもない普通の褐色ロリ。

本来はハサンが尋問・拷問などを受けた際に使用する為の、自分がハサンである事さえも理解していない「何も知らない人格」。


キャラがキャラ故か『FGO』でも宝具演出には登場していなかったが、幕間の物語において、まさかの専用立ち絵付きで登場。

カルデア子供サーヴァントの、ジャックナーサリーと仲良くなっていた。


でかアサシン

黒い外套を纏い、分身体の中でも一際長身で大柄な個体。

他の分身体に比べて今一つ目立たないが、姿はちらほら見せている。

見せ場はライダーの宝具「王の軍勢」で最期を迎える寸前、クラスが無いとはいえ、サーヴァント兵士の投げた槍を素手で弾く膂力を見せたシーン。

『カプセルさーばんと』では、ランダムで呼び出せる分身体の1人として登場している。


マクール

『Grand Order』のイベント『Fate/Aceel Zero Order』にて新規に名前が与えられた人格。

やや小柄で全身にフードをかぶっており、大きく反った片手剣を獲物とする。

二つ名は「迅速のマクール」。


ゴズール

『Grand Order』のイベント『Fate/Aceel Zero Order』で新規に名前が与えられた人格。

外見は外套を脱いだ「でかアサシン」に近いが同一人格なのかどうかは不明。

筋肉隆々の両腕によるオルテガハンマーを得意とし、腕力だけなら肉体派のバーサーカーにも引けを取らない。

二つ名は「怪腕のゴズール」。


露塗

『FGO』の幕間イベントで、名前だけ登場。

様々なものに色を塗り、相手を惑わす達人の人格。

彫刻にも精通しており、フィギュアの魔改造が最も好きな仕事であるらしい。


千里

地学

毒見

『FGO』のメインストーリー第2部第6.5章『死想顕現界域 トラオム』で登場した人格。

敵対したクラス・セイバーの一撃で消し飛ばされた。


他作品での活躍編集

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ編集

第1期にて、第4の敵として登場。

黒化しているものの、服装は元から黒なので大差ないが、仮面のデザインが異なっている。

気配遮断による奇襲と毒物、そして数に物を言わせた物量戦でイリヤ達を追い詰めたが……


限定展開時の能力は「変わり身」で、本体はダミーが攻撃を受けるまでの間気配を消すことができる。『ドライ!!』では夢幻召喚も使用された。


1人だけ第四次からの選出だが、これは「敵から心臓引っこ抜くイリヤとか見たいですかっつー」という、能力の都合によるものである。

もう1人のアサシンでない理由については明言されていないが、彼が本来英霊ではないイレギュラーな存在なため、カードを介して座にアクセスしても情報を得ることが出来ずインストール不可能な為と思われる。


Fate/Grand Order編集

『Fate/Zero』とのコラボイベント『Fate/Accel Zero Order』より登場。レアリティは☆3。

直前に行われたニコ生ではイスカンダルばかりが注目され、さらに呪腕のハサンが代わりに居た事もあってハブられる可能性を心配する声も多かったが、無事実装となった。


しかし、仕方ない面もあるとはいえイベントでの扱いは悪く、エルメロイⅡ世によって能力も司令塔の思考もバレていたため、徹底的にメタられるのだった。

結局最後は司令塔がマスター権限を奪い取って自ら指揮したが既に相当討ち減らされていたために真価はまるで発揮できず、原作以上に無残な自爆特攻じみた最期となってしまった。

だが、消滅間際に「偉大なる祖――初代にして最後の翁」という意味深な言葉を残した。


その後メインストーリー第1部6章『神聖円卓領域 キャメロット』でも登場。

ニトクリスを拉致したのは良かったが、撤退中出くわした主人公達にニトクリスを奪還され、真名看破を喰らった上に綺麗だと言われて赤面した為、帰り道は部下からの目線が本当につらかったらしい。

一方で「待てと言われて待つハサンが居るものか!」とどこぞで聞いたようなセリフと共に逃走する等、割とはっちゃけている。

第1部6章を映像化した劇場版では尺の関係から俵藤太と共に出番が完全にカットされてしまった


また、後に追加された幕間の物語においては、情報収集の一環として

  • ベオウルフ金時のようなパワーキャラ相手に、アームレスリングでいい勝負をする
  • アタランテのような俊足キャラ相手に、速さを競って一目置かれる
  • マタ・ハリ相手に、ダンス対決を行う

といった具合に、交流会のようなノリで、その多芸さを披露している。


その後メインストーリー第2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』で再登場。復讐領域に属するサーヴァントの一騎としてクリームヒルトに従う。


ゲーム上での性能編集

今まで自傷特殊な運用が必要と癖の強かった多かった☆3アサシンの中で最初に出て来た安定して使えるタイプのアサシン。


呪腕のハサンと同門ながら、ステータスは意外にもバランス型で、HPこそ☆2の呪腕のハサンを超えるものの、ATK値は6686とほとんど僅差でそこまで高くはない。

また《Quick:2/Arts:2/Buster:1》と、カード配分のバランスもアーチャー型の変則系。NPの回収を得意としつつも、Quickで3Hit・EXで9hitとスター稼ぎも卒なくこなせる器用さを備える。


スキルは3ターンの間NP獲得量とスター発生率をUPさせる「蔵知の司書<C>」、Q・A・Bの各カードの性能が確率で上昇し、更に1ターン回避状態が付加される「専科百般(A+)」、HPを大きく回復させる代わりに自身の強化状態が解除されるデメリットのある「戦闘撤退(B)」と、どれも中々に個性的。


特に「専科百般」が有能で、スキルレベルを上げることで成功率が上昇し、レベル10になればそれぞれ80%という高確率で発生する。カード性能の上昇率は変動しないものの、元々高めに設定されているので、決まればかなり頼もしい。

「戦闘撤退」も強化解除のデメリットが曲者だが、その分回復量は結構多く、それさえ把握できているならターン開始直後に使用してHPを回復したうえで改めてバフを付与するなど、一工夫すれば有効に使える。


宝具効果は【敵単体に超強力な攻撃&3ターンの間クリティカル威力ダウン】と、意外に地味。

しかし、Arts属性な上にArts&Braveチェインが組めるため、〔宝具→A→A→EX〕と繋げる事でかなりのNPを再チャージ可能して、宝具の再解放を早めることが出来る。

「蔵知の司書」・「専科百般」と噛み合えば、40%前後もNPを稼ぐことが可能。


☆3相応性能なので、良くも悪くもマスターの戦術に強さが左右されやすい

主人格は女性なので、女性特攻の対象にされる点も注意。即死効果を持たず、防御性能も低めなので、尖った運用こそ向いていないが、マスターの工夫次第で柔軟に立ち回ってくれるので、そこがマスターの腕の見せ所となるだろう。

そして、彼女以降はようやく☆3にも使いやすいアサシンが登場することとなった。


2017年10月4日に実装された幕間によって宝具強化が行われ、威力強化に加えてArts耐性ダウン(3ターン)の効果を獲得した。

このArts耐性ダウンはArtsによるダメージ量のみならず、NP獲得量やスター発生率も増加させる効果を持っており、上記にあるよう元々NP効率がよい事もあって、Artsパーティーに込みこむ事で全体的な火力の向上が見込めるようになった。


関連人物編集

生前編集

名無しの暗殺者

頭首の座をかけて争った相手。


Fate/Zero編集

言峰綺礼

契約したマスター。

聖杯への興味がない彼のことは、いずれ共々出し抜くつもりだった模様。


ライダー

聖杯問答の最中に他2人共々奇襲をかける物の、自分達を上回る数の暴力の前にあえなくすり潰されてしまったのだった……相手が悪かった。


Fate/Grand Order編集

“山の翁”

山の翁の初代様。

いつ粗相をして「首を出せ」と言われるかと戦々恐々としている。


呪腕のハサン

山の翁としての先輩。

冷静かつ気さくな彼が、負けず嫌いでムキになりやすいアサ子のストッパーになることが多い。


静謐のハサン

山の翁としての先輩。

精神面が不安定な彼女のことは嫌ってこそいないものの苦手。


藤丸立香

この世界で契約したマスター。

人格一つ一つと向き合い、暗殺者たる自分達に汚れ仕事をさせず、使い捨てにもしようとしない彼/彼女をおかしなマスターだと評しつつも悪くは思っていない模様。


関連タグ編集

Fate/Zero Fate/GrandOrder

サーヴァント アサシン(Fate) ハサン・サッバーハ

暗殺者 多重人格 群れ

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