概要
宇宙世紀のコア・ファイターに類似した未来世紀のモビルファイター用のホバーカーユニット。戦闘機ではなくホバーカーであるため戦闘能力は持たず、主にガンダムファイターの移動手段として使われる。
あくまでMFのコアランダー搭載は任意に過ぎず、マスターガンダムやノーベルガンダムのように搭載していないMFも存在する。ただしコアランダーを搭載する場合は、コックピットを全国家指定された共通規格にしなければならない。非常にめんどくさいレギュレーションだが、これはメタ事情で言ってしまえば、今作はほぼ毎話ごとに新しいデザインのガンダム(MF)をゲスト感覚で出し続けなければいけない関係上その負担を少しでも軽減するためのデザインの使い回しによる効率化である。
劇中ではガンダムファイト優勝ではなく、国をアピールする目的でコアランダー開発に力を入れている国家もいるようだ。
他の設定が濃すぎるせいもあって、存在感は希薄である。合体シーンはごくわずか(第5話など)。
ただしよく「シャイニングガンダム以外のコアランダーは全く出番がなく死に設定になっている」と誤解されがちだが、出番こそ少ないのは事実だが28話でチボデー・クロケットがキラル・メキレルに襲われたドモン・カッシュをガンダムマックスターのコアランダーに乗って救出したり、29話ではサイ・サイシーとセシル・ボルガーを襲おうとした暴漢を足止めするためにドモンがゴッドガンダムのコアランダーで駆けつけたりとシャイニングガンダム以外の個体にも一応出番はある。
劇中シャイニングガンダムのコクピットに乗り込んでいたレイン・ミカムラにドモンがコアランダーでの脱出を促すシーンがあり「コアランダーのバーニアが使用できない」「背中の接続部の穴の分の装甲がガラ開きになる」などのデメリットを抜きにすればコアランダーが無くとも戦闘可能と思われる。
「本体背部に合体後搭乗者がリニアシートに移動する」コンセプトを持つメカニックは、後のシリーズだと『機動戦士ガンダム00』のセラフィムガンダムが存在する。
コアランダー搭載モビルファイター
立体物
Gガンダムの立体物自体が少ないが、基本的にガンプラ化されたモデルはほぼすべてコアランダーの脱着が可能。
逆にROBOT魂のシャイニングガンダムとゴッドガンダムは可動枠拡大と見栄え優先のために脱着ギミックが廃止された一体型になっている。
余談
ユニバーサル規格の宿敵
その設計上本体背部に3mmジョイントが設けられない=ユニバーサル規格に対応出来ないというミキシングビルドに致命的な欠点がある。しかもストライカーパックシステムと違いコネクターの規格も統一されていないため共通ジョイントを設けることも出来ず、仮に立体化が実現したとしてもモビルファイターごとにコアランダー用の穴埋めを要するというガンプラビルダー泣かせの仕様となってしまっているのである。
Gガンダムで立体化されてきたのが主役機やコアランダー非搭載型ばかりで他の新生シャッフル同盟がなかなか立体化されなかったのはこれが原因の可能性もある。実際シャイニングとゴッドの改造ガンプラはスターバーニングガンダム、ガンダムシャイニングブレイク、ブレイジングガンダムとあるものの、全て胴体はコアランダー不採用の3mmジョイント用に新造されている。