コンセプト
ダイナミックプロ作品が中心(ダンバインを除いて全てスーパー系である)。DC戦争時代の初期のスパロボをイメージしている。
『マジンカイザー』は本編開始前(つまり登場人物をOVAのままにTV版の再現)の状態から参戦した。
世界観
昭和50年代の日本をイメージした世界観の【第1世界】単独で構成されるが、現在と未来の二つのバイストンウェルが含まれる。ショウがいた現在の世界とシオンがいた未来の世界が存在しているが、現時点ではシオン達のバイストン・ウェルは別世界の物と思われている。
【第1世界】
世界観はインターネットが存在しないなど70~80年代(ショウが70年代のアニメの呼称だった「テレビまんが」を死語扱いしていたことから『ダンバイン』放送年も鑑みておそらく80年代前半だと思われる)を意識したものとなっている。第2世界でもかなり自然が残っている部類に入る第三新東京市を見て
甲児「俺たちからすりゃ、十分ここも未来都市なんだがな」
ショウ「昭和だもんな、俺たちの時代」(第1章Part2より抜粋)
と言う位には。このほかにも「およげ!たいやきくん」と思われる歌が登場したり、ディーダリオンを3分しか戦えない特撮ヒーローに例えたりするという描写がある。
天才的な科学者を多く輩出した日本が巨大ロボットの技術と、運用の為の超エネルギーをほぼ独占しており、諸外国は(当時の水準の)現行兵器を使用しているが、日本政府はそれらの巨大ロボットについて「あくまでも民間の研究機関の私的所有物」との立場を貫いている。
それ故に日本は諸外国からあまりいい顔をされていないし、侵略者達からは侵攻の障害となる日本が真っ先に狙われるという構図になっている。
結果的に、日本を除いた諸外国は侵略者の脅威をまともに受けておらず、基本的に平穏が保たれていたが、地上征服を目論むドレイク軍がバイストン・ウェルからこの世界に転移したことで諸外国も日本と同様の戦火に晒される羽目になり、これまで日本が晒されている状況を対岸の火事として見ていた所為で危機意識が欠落していた諸外国は為す術なくオーラバトラーによって各都市が一方的に蹂躙される事態になり(オーラバトラーの戦闘力は地上界ではオーラショット一発で東京副都心を壊滅させ、オーラバリアの防御力も核爆弾が目晦まし止まりの効果しかならない等バイストン・ウェルに稼働していた時の比ではない程に跳ね上がってしまう)、遂には超大国アメリカも同じオーラバトラーであるビルバインを始めとする人型ロボット兵器の出動を緊急要請するという恥と外聞を捨てて泣きついてくるまでの国家存亡の危機に陥り、こうしてアメリカを筆頭とした諸外国はオーバーテクノロジーを保有する日本とディバイン・ドゥアーズに頭を下げてまで助けを求めざるを得ない醜態をさらす事になってしまった。
なお、この世界も第2世界程ではないが原作からの変更が多い。
味方勢力
第1世界に飛ばされてきた直後の大門恵留と上牧早希実は光子力研究所に身柄を預けており、所長の弓弦之助はDr.ヘル一味を打倒した現在は学会を通しての知り合いであったショット・ウェポンをDr.ヘルに劣らぬ新たな世界の脅威になりかねない存在として危惧している。
『鋼鉄ジーグ』のビルドベース。生存したタケルもビルドベース預かりとなっているが、部隊には参戦せず作戦行動への協力に留まっており、飛鳥了も彼の父・飛鳥教授が司馬遷次郎と知己であったことからデーモン族の復活も予期していた為に明の相棒としての立ち位置であるのと同時に遷次郎の懐刀として彼の補佐も担当している。
敵対勢力
太字は現在も健在な勢力
同盟
- Dr.ヘル一味→第2章part.2で一度壊滅第2章part.11で再起
- キャンベル星人
- ドレイク軍→第2章part.12で参戦→第3章part.4で組織としては壊滅
- ガラリア隊→第3章part.4で戦線離脱→第3章part.13時点では地球側の傭兵
- ジェリル隊→第2章part.12でドレイク軍と合流→第3章part.9でディスコード・ディフューザーに合流
連合
- デーモン族
- 邪魔大王国(第1世界)→第3章part.2で壊滅
- ショット・ウェポン隊
- ラバーン・ザラマンド隊
敵対勢力が1つないし2つに纏められたDC戦争シリーズを意識した構図になっている。基本的には各組織上記のような同盟関係にあるが、状況によって同盟関係が変化する。
現在の所、デーモン族と、ショット・ウェポン率いる僅かなドレイク軍残党とラバーン・ザラマンド率いる別動隊を除いて主だった勢力が壊滅したことで混迷していた情勢は小康状態に至り、平穏を取り戻しつつあるがそれさえ後にやってくる新たな脅威の前兆に過ぎない仮初の平和なのが現実である。
同時にこの世界でディバイン・ドゥアーズに敗北した邪魔大王国は、第10世界へと逃亡し、その世界の邪魔大王国が亡命してきた彼らを受け入れることで吸収合併したことで原作以上の戦力拡大を遂げることになってしまった。
作中での出来事(3章part.2までのネタバレ有り)
第1世界
ゲーム開始時点で全作品が原作開始前という状態。
Dr.ヘル率いる機械獣軍団が世界征服を開始、最初の目標を日本の光子力研究所に定めた。兜甲児は突如現れた白い巨人と共に機械獣を撃退するが、その混乱の中で甲児のバイク仲間である座間ショウが謎の失踪を遂げる【序章ワールド1第1~2話】。
そんな中でキャンベル星人、邪魔大王国、デーモン族が次々と活動を開始。甲児は元愚連隊のリーダーでコン・バトラーVのパイロット葵豹馬、司馬モーターズの社長で鋼鉄ジーグにビルドアップする司馬宙、牧村家の居候でデビルマンに覚醒した不動明、そして白い巨人に変身する少年ディドらと共に侵略者に立ち向かっていく【序章ワールド1第3~5話】。この状況にDr.ヘル一味とキャンベル星人は同盟を結び、デーモン族も邪魔大王国に同盟の使者を送る【序章ワールド1第6~7話】。
こうして三つ巴の様相を呈してきた中で東京に2機の虫の様な形の謎のメカが出現し、その片方に失踪したショウが乗っている事が判明【序章ワールド1第8話】。バイストン・ウェルに帰るというショウに協力する甲児達だったが、彼らの前に突如としてディドを追って来たという2人の巨人達が現れ、ディドと戦闘となる【序章ワールド1第9話】。ディドと巨人達との戦いの最中、甲児達は境界世界と呼ばれる謎の空間へと飛ばされる。そこには甲児達を含めて4組の同じ様な境遇のグループがいた【序章ワールド1第10話】。
こうして、平行世界を巻き込んだ戦いに甲児達は巻き込まれていく。
なんとか元の世界に帰ってくる事ができた甲児達だったが、そこには兜十蔵の遺産を巡る戦いが待っていた。そして甲児達の戦いは原作とは違った流れを見せつつ続いていくのだった。
第2世界
ベターマンに関して独自の情報を得る必要性に迫られたNERVが、副司令冬月コウゾウの独自権限により世界十大頭脳の1人である梅崎を招聘し、第1世界にデーモン族の調査を要請。デーモン族とベターマンの類似性に興味を持った梅崎は要請を受諾して第1世界に渡る【第3章part.1第1話】。
第7世界
火星及びベガ星連合軍との戦争で地球軍の戦力建て直しを迫られる中、デューク・フリードは第1世界の光子力研究所に新兵器の開発を依頼。これを受けて新技術である超合金ニューZαの焼き入れの実験を兼ねてダブルスペイザーが開発される【第3章part.2第11話】。
第10世界
もともと鋼鉄ジーグの存在により深い関係にあった両世界だが、両者間の技術交流によって双方に新兵器マッハドリルが開発され、まず先行して第1世界の鋼鉄ジーグに実装される【第2章part.8第52話】。
構成作品と参戦状況
- マジンカイザー(OVA)(第1世界)
- 序章ワールド1第1話「激闘マジンガーZ」から参戦
- 第1章part.3第25話「傷だらけの魔神」から原作開始
- 第2章part.2第12話「決戦!炎の地獄城」で原作終了
- 超電磁ロボコン・バトラーV(第1世界)
- 序章ワールド1第3話「出撃!コン・バトラーV」から参戦
- 第2章part.5第32話「オレアナ城大崩壊!」でオレアナ編終了
- 鋼鉄ジーグ(第1世界)
- 序章ワールド1第4話「世紀のマグネ・ロボット鋼鉄ジーグ」から参戦
- 第3章part.3第21話「逆襲!!新兵器パーンサロイド」でヒミカ編終了
- デビルマン(原作漫画版)(第1世界)
- 序章ワールド1第6話「デビルマン誕生」から参戦
- 聖戦士ダンバイン(第1世界)
- 序章ワールド1第8話東京上空から参戦
- 第3章part.4第28話「クロス・ファイト」で原作終了
- NewStoryofAuraBattlerDUNBINE(第1世界)
- 第1章part.8第61話「ガランガランの秘宝」から参戦
- ダイナミック企画オリジナル(第1世界)
- 第2章part.12第79話「狙われた光子力研究所」から正式参戦
参戦状況
ディーダリオン、メラフディンを除く
章 | part | 話 | サブタイトル | 機体 | パイロット |
---|---|---|---|---|---|
序 | 1 | 1 | 激闘マジンガーZ | マジンガーZ | 兜甲児 |
序 | 1 | 2 | 危機一髪!光子力研究所 | グラフディン(サキミ) | 上牧早希実 |
序 | 1 | 3 | 出撃!コン・バトラーV | コン・バトラーV | 葵豹馬 |
序 | 1 | 4 | 世紀のマグネ・ロボット鋼鉄ジーグ | 鋼鉄ジーグ | 鋼鉄ジーグ |
序 | 1 | 5 | デビルマン誕生 | デビルマン | デビルマン |
序 | 1 | 7 | 妖鳥シレーヌ | アフロダイA | 弓さやか |
序 | 1 | 8 | 東京上空 | ビルバイン | ショウ・ザマ |
1 | 3 | 25 | 傷だらけの魔神 | グレートマジンガー | 剣鉄也 |
1 | 8 | 61 | バランバランの秘宝 | サーバイン | シオン・ザバ |
10 | 70 | 魔神皇帝 | マジンカイザー | 兜甲児(カイザー) | |
2 | 12 | 81 | 魔神死すべし | マジンエンペラーG | 剣鉄也(エンペラー) |
余談
各作品の主人公(甲児、明、豹馬、ショウ)は未来人であるシオンを除いて、趣味であるオートバイを通じて以前から面識があるという設定になっている。
関連項目
ワールド1(スパロボDD) ワールド2(スパロボDD) ワールド3(スパロボDD)