ワールド6(スパロボDD)
わーるどろく
2022年3月24日実装。
復活枠及び異世界を舞台としたファンタジー系の作品が多く含まれる。『NEO』をイメージしており、参戦回数が少なく任天堂の携帯機及び据え置き機における単発作品に登場していたことや特異な世界観と参戦作品で構成される等、『NEO』以外に『X』も受け継がせたワールドと言える。ファンタジー系が大きく関わっている第9世界は前述の通りだが、第10世界の侵略などの理由で荒廃した世界観は『64』や『D』に近い。
出身者に「剣」の字が付く人が多すぎることは本編でもネタにされている。
グランゾート、ワタル、ライガー、ライディーン、クロムクロ、グリッドマンの「地球と同等の大気と重力を持った月がある地球(【第9世界】)」とダルタニアス、ジーグの「異星人の侵略で荒廃した地球(【第10世界】)」が次元の穴によって繋がった世界。また、別世界への転移のハブとなっているワールドでもある。
第9世界
50年前の月面地殻変動により月に大気と重力が生まれた世界で「創界山」、「ラビルーナ」といった異世界も含まれる。
軍事面では第1世界と第7世界同様に現行兵器が使用されており、文化的な水準は一部を除いて80年代末~90年代半ばの「昭和~平成初期」に相当するが、他の世界のような戦火に晒されておらず平和だったことに加え地球と同等の大気と重力を持った月を拠点にしたことで開拓の難易度が他の世界の中で最も低かった御蔭から宇宙開発が月面を中心とする形で飛躍的に進んだ影響による技術革新もあってかスマートフォンやパソコンは勿論遥大地が所有している小型プラズマエンジン付きのジェットボードやホログラム投影機能付きのオルゴールといったなど、他の世界では存在していてもまだ国家直属の軍部や研究組織といった特権階級が独占しているようなハイテクノロジーが民生品にスピンオフされ、一般に普及していたり、少し奮発すれば一般人でも月旅行が可能だったりと軍需面では遅れている代わりに、民需面の技術的な水準においては他の世界の中で随一と言って良いくらい先を行っている。
とは言うものの、宇宙開発及び開拓のリソースが地球と同じ環境を持つに至った月に注力されていることから人工天体に関する技術は未だに宇宙ステーションが主流でありモジュール77を案内してもらった際に大地達が感嘆していた事から察するに第2、第3、第5、第8と比較してスペースコロニーの建造は殆ど進んでいないようである。
古代の邪悪な勢力と並行世界とは違う異世界の勢力による攻撃、更に異星人の侵略など、混沌とした状況は第1世界と酷似しているが、異なる点としてこの世界の巨大ロボットは異世界のテクノロジー(龍神丸・グランゾートに加え、ロボットでは無いグリッドマン)や超文明のロストテクノロジー(ライディーン・ライガー・クロムクロ)である点が挙げられ、侵略者の出現を機に対抗手段の確立するべく国連の後援を受けてロストテクノロジーの発掘・解析が急速に行われた結果、巨大ロボットの開発・運用実績を積みつつあり、「ロストテクノロジーがあるのは同じであれど敵側にほぼ独占されてしまっている」第7世界の地球のような開戦して間もなく劣勢状態に陥るような事態は避けることができている。
しかし、第1世界と同様に国連は国際組織のまま地球連邦のような統一政府はおろか地球連合のような国家連合にも発展できていない為、各国の軍が足並みを揃えることができず侵略者達の攻撃に対して尽く後手に回ってしまい、情報の収集や共有もおぼつかずライガーを「ライオンマン」ドラゴ帝国を「ドラゴニック・ジャイアント」とコードネームを付けるなどそれぞれの勢力の正式名称もまともに把握できていない始末であり、対抗手段であるロストテクノロジーを用いた人型兵器を開発できたにもかかわらず効果的かつ効率的に運用をする為のノウハウがまだまだ未成熟で手探り状態なことから真価を発揮させることができずにいる。
政治的にも軍事的にも人型兵器を用いるノウハウが蓄積・洗練されている第2~第8の世界の戦況と比較しても侵略者達がまだ本腰を入れず、小手調べの手を打っているからこそ社会秩序がまだ崩壊を避けられている危ういバランスで成り立っている戦況であり、ディバイン・ドゥアーズとロストテクノロジーを保有する研究団体の戦力に実質(侵略者相手の限定された内容とは言え)軍務を委託する形で頼るしかないのが現状である。
なお、『グリッドマン』のツツジ台も第9世界に属しており、原作とは違って戦闘の痕跡と記憶の改竄は行われず、犠牲者に関する情報のみが捻じ曲げられているのだが、霧の怪獣の存在は街の住人以外の人間はおろか、異世界人や他の侵略者ですら認識できないほど完璧にカモフラージュされているらしく、新条アカネとアレクシス・ケリヴの来訪の時期も含めてかなり謎が多い。
なお『30』と同じくウルトラシリーズが存在しているかは不明だが、ウルトラマンが出てくるとあるゲームの存在が示唆されている。
第10世界
50年前に邪魔大王国の侵略により九州が完全封鎖され、現在は新たに襲来したザール星間帝国の侵略と、活動を再開した邪魔大王国の脅威に晒されている世界である。この世界の旧ジーグは第1世界のジーグとは並行世界の同一存在という扱いで、宇宙世紀とアナザーガンダムの関係に近い模様。
50年前の出来事である旧ジーグの戦いは現在の子供世代である剣人や剣児達から見ると、「歴史上の出来事」としての知識こそあるが特に意識した事は無いという程度の認識であり、逆に大人世代の人間はその後の人生に大きく影響を受けた者も少なくない。
また、第10世界は第1世界や第7世界同様に軍事技術が現行兵器が主流である為にディバイン・ドゥアーズが唯一の希望と言える状態であるが、ダルタニアスやジーグとはまた別のスーパーロボットの存在が示唆されており、ザール星間帝国軍が度々その勢力からの攻撃を受けている事が明かされている。
しかし、他の世界との繋がりで齎されたのは良いことばかりではなく、第1世界から亡命してきた邪魔大王国をこちらの世界の邪魔大王国が吸収合併したことで原作以上に強大化してしまうという、第3及び第4世界に次いで異なる世界同士の関わりによる負の側面が描かれている。
第9世界
第9世界では神部界やラビルーナといった異世界にも繋がっているために実質三つの次元をディバイン・ドゥアーズは行き来する形となっている。
これまで戦艦同士による戦隊という形でゲートを通して他の世界を行き来していたせいで補給問題や国境または領海侵犯を余儀なくされることに悩まされていたディバイン・ドゥアーズであったがこちらの世界で発見された移動拠点及び要塞である神の城を入手とゲート開閉の能力を持つハーザとの接触の御蔭で解決する。
第9世界からのメンバーは小学生以下の年代が多く、神の城発見後は人間同士の戦禍を避けられるよう(実際に第3世界のナチュラルとコーディネイターの絶滅戦争を目の当たりにした小学生のメンバーは顔色を真っ青にする程にショックを受けていた)神の城に常駐し、主に異星人または人外の勢力との戦闘や人命救助などといった出撃を許可するようにしている。
こちらの国連は米ソ冷戦の真っただ中にある第1世界と比較すると平和な時代の中にあったせいで戦時の立ち回りに長けておらず、ディバイン・ドゥアーズとのコンタクトもムトロポリスと黒部研究所を介する間接的な形でしかできていないせいでまともな連携を取れずにおり、そういう体たらくのせいで人型ロボット兵器を開発できたものの運用ノウハウの蓄積が遅れてしまっていることや侵略者達からの襲撃にも後手に回る等といった主に平和ボケに基づく失態を重ねてしまっている。
第10世界
この世界の地球は既にザール星団との圧倒的な物量及び技術格差から陥落寸前であり、独自に保有するあるスーパーロボットとディバイン・ドゥアーズの存在が正に最後の希望という状態であり、戦況の悪さは第7世界にも劣らぬ状況であるが、あちらは世界各国の主要都市を始めヴァース帝国の圧倒的な進撃を許してしまっているばかりか、帝国軍が一元的統制されていないせいで火星騎士達同士がまともに共闘も出来ない隙を突こうにもそこをメガノイドの協力によりその弱点が補われてしまっているのに加えて、地球連合上層部が私欲と保身に凝り固まっているせいでまともな戦略指揮ができないことにより戦況を覆せずにいる始末でディバイン・ドゥアーズに完全に依存していることを考慮するとこちらの国連軍は一致団結の元に切り札と言える謎のスーパーロボットが善戦してくれている分、マシだと言える。
太字は現在も健在な勢力
第9世界
他の世界の敵勢力は同盟を結んでも折り合いが悪くて連携不足だったり酷い時は足の引っ張り合いによる内紛を招く体たらくを晒すことが多い中、邪動族とドアクダーと妖魔帝国の三勢力同盟はディバイン・ドゥアーズという共通の敵を前に一致団結しておりその御蔭で他の世界の敵勢力と比べて魔法も科学も高いレベルで両立させる技術力と戦闘においてもリュウ・ドルクとシャマンのコンビに代表されるように高い連携能力を誇るというディバイン・ドゥアーズにとって現在ディスコード・ディフューザーにも劣らぬ難敵と化していることから、逆にお粗末すぎる連携不足や技術格差で一方的にしてやられる、ブルーコスモスとロゴスが牛耳る地球連合軍やザフト軍、第4世界の神聖ブリタニア帝国とアロウズ、第7世界のヴァース帝国とベガ星連合軍、第8世界の火星の後継者とは正に対照的である。
しかしそこに、異星からの侵略者であるエフィドルグとアレクシス・ケリヴと新条アカネの操る怪獣といった古代から続く自分達との因縁を持たない未知の勢力が乱入したことで地球に活動拠点を置く妖魔帝国とドラゴ帝国は警戒し、それらの勢力の調査を開始している。
第10世界
当初は侵略を阻む脅威が存在しなかった為にクロッペン率いるザール星間帝国地球方面軍は世界各国の軍隊を瞬く間に壊滅状態に追い込むなど順調に進撃を続けていたが、エリオス帝国残党と新ビルドベースと手を結んだディバイン・ドゥアーズにより王手をかけていた日本占領を食い止められる。
その一方で第1世界での戦いに敗れて亡命してきた邪魔大王国をこちらの世界の邪魔大王国が吸収合併するのと50年ぶりに同時に本格的に活動を再開したことで、日本国内の戦場においてはディバイン・ドゥアーズとザール星間帝国、邪魔大王国の三つ巴状態となる。
その一方で国連軍を結成した各国政府の残党がレジスタンス活動を続け、そこに別のスーパーロボットの戦力が確認されており、ザール星間帝国軍が度々そのロボットを用いた抵抗により国連軍を完全に潰すことが出来ずにいる。
構成作品
- 魔動王グランゾート (第9世界)
- 序章ワールド6第1話「魔法の月から顔が出た」から参戦
- 魔神英雄伝ワタル (第9世界)
- 序章ワールド6第3話「救世主は小学4年生」から参戦
- 獣神ライガー (第9世界)
- 序章ワールド6第6話「怒りのバイオアーマーライガー登場」から参戦
- 未来ロボダルタニアス (第10世界)
- 序章ワールド6「戦火の中から立ち上がれ」から参戦
- 鋼鉄神ジーグ (第10世界)
- 第2章part.2第6話「もう一つの鋼鉄ジーグ」から参戦
- 勇者ライディーン (第9世界)
- 第3章part.7第1話から「目覚めよ勇者」から参戦
- クロムクロ (第9世界)
- 第3章part.7第3話「鬼の降る空」から参戦
- SSSS.GRIDMAN (第9世界)
- 期間限定で先行参戦
- 第3章part.15第95話「オン・マイ・オウン」から正式参戦