概要
1000%おじさんとは、仮面ライダーサウザーこと天津垓のネタ的なあだ名である。1000%おじさんの他にも「1000%社長」、「1000%」等と言われることもある。
本記事においてはその1000%おじさんのネタ的な要素について記載していく。
事の発端
そもそも天津垓はライトニングホーネットのシステムの出力や飛電崩壊の可能性、計画の進行度等、何かとパーセントを使用して表現しており、飛電崩壊について語った際にこの表現を使用した事を皮切りに、それ以降やたらと多用するようになっていったというのが事の始まりである。
その為、それまでは放送の初期からの底が見えない知的な人物という大物感が漂っていたのであったものが、この発言により一転し「頭悪そう」、「別に100%でも良いんじゃないか」等と視聴者から総ツッコミを喰らったことによりネタとして定着してしまった。
一応、「1000%」の表現には彼なりにかなりの拘りがあるようで、達成直前を「進捗率999%」等とも表現していたり、他人にも絶対的な確信として「100%」ではなく「1000%」を強要する場面も見られた。
第17話でも自社のザイアスペックの売り上げを「計画比724%」と表現したことに対して或人から「1000%じゃないんですね」と突っ込まれ、一瞬硬直している程。
進捗1000%ということは元々の計画の10倍の進捗ということであり、見通しが甘すぎるのではないかと突っ込まれることも多い。
影響
天津垓の策士的な一面故か、100%を超えた絶対的な断定として「1000%」を本編で頻繁に使用している。その為、「100%」等の表現を用いた時は1000%じゃない=断定できない証拠でもあり、1000%は天津垓の内心を表しているとも言える。
また、このやたらと1000%を用いることや色々な意味でぶっ飛んだ性格、変身するライダーの形態から、『仮面ライダーカブト』に登場していそうな人物では?とネタにされる事も多々ある(『カブト』自体、天津垓以上に癖の強いキャラクターが多数登場することでも有名)。
そして、とうとう%の表現ではなく桁外れとまで言うようになってしまった。
ベルトの出力はゼロワンドライバーの1000%だった筈だが…
1000%を乱用し続けるのは父親譲りだった。
その他のネタ
「永遠の24歳(実年齢45歳)」なる発言まで追加されている。また、上述の%ネタと合わせて「45%社長」と中途半端な数字でネタにされることも。永遠の24%というネタもある。
ちなみに演じる桜木氏自身は本作時点で22歳である。当初は天津の年齢などのが明かされていなかった為「お兄さん」扱いも少なくなかったが、年齢発覚により名実共に「おじさん」である事が証明されてしまった。
愛車のナンバープレートは10-00。ライダーの名前といいそんなに1000という数字が好きなのだろうか。ちなみに31-18(ザイアの語呂合わせ)の車もある。こちらは社用車だろうか。
更に第23話では婚活をしていたことが判明。
縁結びマッチによって海老井千春のマッチング相手として選出されお見合いすることになるも、唯阿からは棒読みでプロフィールを紹介され、マッチからはボロクソに評され、自身を「永遠の24歳」と称するもイズから実年齢をばらされ、挙句の果てに唯阿からも笑われる等散々な結果となってしまった。
あまり突っ込まれていないがヒューマギアは廃棄すべきとか言ってる癖にこういう時だけヒューマギアによるサービスを受けているという事から、マッチは彼にとっては利用価値があると考えている事が窺える。まぁ45歳独身というかなり遅い状況である以上ヒューマギアに縋ってでも婚活しないとそろそろマズイだろう。
更に第31話にてメタルクラスタホッパーとバーニングファルコンの2人を相手にするが流石にかなわず、2人のダブルライダーキックを受けて敗れてしまう。
変身を解除された天津は或人に対し「このままで済むと思うなぁ…飛電或人ォ!お前の会社は潰してやる……!!」という台詞が完全に何処かの神と一致すると言う事もネタにされている。ここでOPが流れれば完璧だったのだが。
実は何気にこの場面は、今までどんなに想定外の事態が起きようと自身の口調や「1000%」を崩さなかった天津が、初めて我を忘れて感情的に相手を罵るという”天津垓にとって完全に後がない”ことを示した貴重なシーンでもある。
因みに第33話では不破に彼自身の過去の真実を突き付けた際も特ににそう感じた人が多かった。
第34話では紅茶の温度を飲んだだけで当てるというこまかい特技を披露。曰く「一番おいしい温度は1000%、60℃だ」そうである(実際ぬるめの方であるが間違いではない)。が、紅茶を用意した部下の福添等からは分かり辛いと苦言を呈されていた。
負けがこむようになってからは、変身解除されたときに白い衣服が煤などで汚れてる様子に対し見た目から「焼きマシュマロ」と呼ばれたりしている。
第37話では仮面ライダー亡に服を切り裂かれた際にパンツまでZAIA製である事が発覚した。これには中山咲月氏が「初陣なのに天津に持ってかれた」と現場で笑ってしまったという。
第38話で愛犬のさうざーと再開した事を皮切りにどんな時もあまり肌見放さず抱きながら現れるようになる。他人と会話する際も同様。流石に重要な場面や戦闘時では降ろしている。
そして39話にて、これまでの悪行行為を心から謝罪する際に或人に「1000%の誠意を持って」という言葉を使用したことに対して、「まずその1000%という言葉をやめれば?」と変に乱用する事を初めて他人から咎められる。
そして次に不破と刃に元部下へ謝罪する為に自身の社長室に足を運ばせて謝罪を行った。普通謝罪する際には自身が非行を行わせた人の場所に自身で訪れて謝罪するのがマナーである。(或人の場合はちゃんと自ら出向いていた。)
一応謝罪したものの、やや上から目線気味でうまく誠意を見せられていないことをさうざーに本気で咎められて動揺し、その後一緒に心から誠意を持って謝罪した。
その際天津が今まで見た事が無いような振る舞いをさうざーに見せた為二人は驚きのあまり若干引き気味で硬直していた。
愛犬には頭が上がらないようである。
そしてのA.I.M.S.の隊員のリーダーにも謝罪を行ったが、これまでの主要キャラたちと違って苦言を呈されなかったものの、謝罪を行った人物に「そんな事より」という言葉で話題を一瞬で変えられた事に若干傷付いて、小言で愚痴をこぼしていた。
第40話ではアークの行動要因について不破から問われた時には、完全に詫びる気がないかのような態度などはとっていなかたものの「1000%私じゃない!!」と責任逃れをするかのような発言で反論してしまっていた。お前が言うなと言いたくなるが厳密には彼本人の発言ではなく、ゼアのシミュレーション内で登場した天津による発言であった。だが、コレはイズによる想像で作られたものでもあるため、謝罪してもなおイズの天津への評価が未だに低いとも取れる描写にも見える。
第41話では不破から裏で1000パー野郎と呼ばれてしまう。
総評
ネタ要素が豊富な人物だが、本編の行い故にネタキャラになり切れていないのが実情であり、それ故に上記のネタ要素も賛否両論になってしまっている。その為、視聴者からは「勿体ない」という意見もかなり多く見られる。
ただ、さうざー登場の改心後は、以前の様な暴虐な面は鳴りを潜め、ネタ的な描写と読みの鋭さが全面的に出て来た為、好感を持ったというファンも多い。
最終回後
或人から1000%を言うのを控えることを指摘されてからは%で例えることはあるが1000%を使う機会が少なくなった。
REAL×TIME
本作にて彼が久しぶりに1000%を言う姿が見られる。野立万亀男を尋問する時に1000%を連呼しながら攻める。
関連タグ
絶版おじさん:プロデューサーと脚本家が同じ作品に登場するおじさんの愛称がつけられた社長キャラクター。