J2オリジナル10
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じぇいつうおりじなるてん
J2オリジナル10とは、1999年の日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)ディビジョン2発足時に加盟した10クラブを指す通称。
クラブ名 | 前身 | ホームタウン | 前身のホームタウン | 前身の発足年 | 現親会社 |
---|---|---|---|---|---|
コンサドーレ札幌 | 東芝堀川町サッカー部 | 北海道札幌市他 | 神奈川県川崎市 | 1935年 | 石屋製菓 |
ベガルタ仙台 | 東北電力サッカー部 | 宮城県仙台市他 | 宮城県仙台市 | 1988年 | ※1 |
モンテディオ山形 | NEC山形サッカー部 | 山形県山形市 | 山形県山形市 | 1984年 | ※1 |
大宮アルディージャ | NTT関東サッカー部 | 埼玉県大宮市 | 埼玉県大宮市 | 1969年 | レッドブル |
FC東京 | 東京ガスサッカー部 | 東京都 | 東京都 | 1935年 | ミクシィ |
川崎フロンターレ | 富士通サッカー部 | 神奈川県川崎市 | 神奈川県川崎市 | 1955年 | 富士通 |
ヴァンフォーレ甲府 | 甲府クラブ | 山梨県甲府市他 | 山梨県甲府市 | 1965年 | ※1 |
アルビレックス新潟 | 新潟イレブン | 新潟県新潟市他 | 新潟県新潟市 | 1955年 | NSGグループ |
サガン鳥栖 | なし(※2) | 佐賀県鳥栖市他 | (1997年) | ※1 | |
大分トリニータ | 大分FC | 大分県大分市他 | 大分県大分市 | 1994年 | ※1 |
※1:親会社はないが、下記の自治体や企業が出資している(太字は筆頭株主)。
クラブ | 主な株主 |
---|---|
仙台 | 宮城県、仙台市、日本ハウスHD、東北電力など |
山形 | 山形県スポーツ振興21世紀協会、アビームコンサルティング、山形県 |
甲府 | 山日YBSグループ、山梨県、甲府市など |
鳥栖 | ベストアメニティ、朝日I&Rホールディングス、サガテレビなど |
大分 | ティーケーピー、大分商工会議所、大分県など |
※2:同地域にあった鳥栖フューチャーズが解散したことによる受け皿として設立したが、フューチャーズは前身として扱わない。
1999年のJ2リーグ(J2。当時はJリーグディビジョン2)結成の際に同リーグに在籍した10クラブのことを指す。1992年のJリーグ結成時に参入したオリジナル10同様10チームから開始したため「J2オリジナル10」と呼ばれることがある。但しオリジナル10と異なり公式名称ではない。
- 「参入」ではなく「在籍」としているのはコンサドーレ札幌が1998年にJリーグに参入済みで、同年リーグ終了後に行われた参入決定戦に敗れJ2から参加することになったため。札幌以外の9チームはすべてJFL(ジャパンフットボールリーグ)からの参入である。
- 1部(J1リーグ)と比べてスタジアムの基準を緩和し、かつ最初の2年間は基準未満のスタジアムでの開催を許可するなど経営基盤が整うまでの準備措置がとられてる(それでも甲府や鳥栖は経営難などでリーグから撤退・解散になりかけている)。
- 2012年に鳥栖がJ1リーグへ昇格したことで、全チームがJ1リーグの経験がある。また、2024年に鳥栖が降格したことで、全チームがJ2リーグへの降格も経験している。
- チーム名が変化したのはコンサドーレ札幌(2016年より北海道コンサドーレ札幌)と大宮アルディージャ(2025年よりRB大宮アルディージャ)。
- 2014年にJ3リーグが誕生したが、2024年時点でJ3リーグへの降格経験があるのは大分と大宮のみである。
- AFCチャンピオンズリーグに出場した経験のあるチームは2023年時点で仙台、川崎、FC東京、甲府である。
- オリジナル10全チームと公式戦(リーグ、天皇杯、Jリーグカップ)で対戦したことがあるのは札幌と甲府のみである。現存する9チームとは全チームが対戦経験があるが、J2誕生前年の1998年に事実上消滅した横浜フリューゲルスと対戦経験のないチームが多い。リーグ戦に限れば1998年に参加した札幌が唯一であるが、甲府は(JFL時代ではあるが)この年の天皇杯で対戦している。
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