概要
漫画『仮面ライダーSPIRITS』の略称(pixivではこちらの用例が多い)、またその作中に登場するBADAN攻撃を目的とした軍事部隊の名称。
インターポールに所属している佐久間ケン(『仮面ライダーV3』に登場)を指揮官とし、隊長は滝和也、その補佐としてアンリエッタ・バーキンがついている。
当初は「BADANに恨みを持つ者の集団」に過ぎなかったが、滝の「魂」に触れて多くの隊員が感化され、「生身の自分たちは力では仮面ライダーに遠く及ばないが、魂だけは共にありたい」という意味を込めて名付けられた。
10の部隊に分かれ、日本各地でBADANが再生させた歴代の悪の組織と戦う10人の仮面ライダーを支援しており、特に滝の指揮下にある第10分隊は仮面ライダーZXの危機を何度も救ってきた。
滝ライダーの戦闘服が初代ライダーの初期案として有名なスカルマンをイメージしたデザインになっているのに対し、SPIRITSの戦闘服は同じく当時初期案の一つとして挙げられていた「十字仮面クロスファイヤー」をイメージしたデザインになっている。
主要メンバー
ゴードン
第10分隊、引いてはSPIRITSきっての戦力。隻眼の大男。BADANに家族を殺されたことから、一番BADANを憎んでいる。
粗暴で短気だが、その実はとてもいい奴。他人の信念に共感した時は、口は悪いながらも認める度量の広さも持っている。
武装は巨大な槍を打ち出すランチャー。サボテンバット、ツタデンマ、コウモリフランケン、カメレオンファントマなど、数知れぬ数の再生怪人を串刺しにし、アマゾン態と化したゼロ大帝にすら大ダメージを与えた。ただ、さすがに荒ワシ師団長の盾やヤマアラシロイドの針には通じなかった。
ウェイ・ペイ
長い金髪をひっつめ髪にした少年。温厚だが、怒らせると一番怖い。特技は杖術、及び鍼。
ニードル(ヤマアラシロイド)とは、その姿を見るなり「師匠」と呼ぶなどただならぬ関係を持っているようだが、その詳細は2016年7月現在明らかになっていない。
アルベール
その実力は、通常の銃撃が通用しない怪人軍団に対しても正確に弱所を撃ちぬいて大きなダメージを与えるほど。
ベイカー
オネエ口調のニューハーフ。山口県で仮面ライダーXに助けられて以来、彼に本気で惚れている。
武器は鉤爪を仕込んだボクシンググローブで、ハエトリバチを逆に蜂の巣にしたほどの腕前。
ZXの新技に感動し「ZXかげろう崩し」という技名をその場で付けた(本人曰く「ムゥ…イマイチ」)ことも。
ヒューリィ
居合の達人。他のメンバーに比べると地味だが、ボケとツッコミ両方できる器用な人。
ちょっと004っぽい。
コンラッド・ゲーレン
GOD悪人軍団に全滅させられた第5分隊の唯一の生き残り。最初は仮面ライダーを憎んでいたが、神敬介と互いにわかり合い、自身の命を懸けてキングダーク破壊に貢献。その後は素直な笑顔を見せている。片足が義足になっている。
中国地方編以降は第10分隊に転属。
目黒
第9分隊の隊長。眼鏡をかけた中年男性。元自衛隊所属。
普段は温和な人物だが、自衛隊での仲間がBADANに全滅させられたことから、BADANのこととなると人格が変わったように冷静さを失ってしまう。バダンシンドロームに陥るものの、自ら志願して赤心少林拳を習い、そこで環境利用闘法について助言することによりスカイライダーを救う。
フレイアの尽力で快復した後はカイザーグロウのただ一つの弱点を隠すカラスを精密狙撃で追い払い、仮面ライダースーパー1を勝利に導いた。
特撮映画『改造人間哀歌』で登場した人物がモデルとなっている。
がんがんじい
ギャグメーカー、かつムードメーカー。キングダーク破壊に貢献したり、隊員の間のもめ事を仲裁したり、欠かせない存在。
でも、やっぱりがんがんじいはがんがんじいなのだ。
関連項目
地球防衛軍 - 仮面ライダーBLACKRXに登場する組織。いや、マジだぜ。