あたしは マオ!
キャプテン してまっす!!
他言語版の名称
英語 | Mallow |
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イタリア語 | Ibis |
スペイン語 | Lulú |
フランス語 | Barbara |
ドイツ語 | Maho |
韓国語 | 마오 |
中国語 | 瑪奧 |
概要
ポケモンSM及びアニメ化作品のポケットモンスターウルトラサン・ムーンに登場するキャラクター。
「マオ」とは、ハワイに生息するアオイ科ワタ属の植物で、別名は「ハワイアン・コットン」。
現地の言葉で、「緑色」「澄み切った」「雨が止む」「空が晴れ上がる」「悲しみなどが和らぐ」「悲しみなどを乗り越える」などの意味がある。
英語名は Mallow(ゼニアオイを主に指すアオイ科の植物の名称)。
スペインでは Lulú、イタリア語では Ibis、ドイツ語で Maho、などそれぞれ綿花の意味。
アジアやロシアでは、日本語版と英語版に準拠している。
くさタイプに精通しているキャプテンにして、気風の良い料理人の女の子。スレンダーな褐色肌の少女で、元気に跳ねた二つ結びの長い緑髪が特徴的。
証はスイレンと同じく腰部分にバッジ状に身に付けている。
料理好きだが、そのセンスは独特のもの。
シェードジャングルにて、彼女は試練の課題に料理を採り入れている。ぬしポケモンを呼ぶための料理スーパーマオスペシャル、その残りを食べたキャプテン仲間のスイレンとカキは、水を求めて走り出してしまった。
ポケモンUSUMでは何かと理由を付けて拒否して難を逃れている。
またキュワワーやカリキリなどで森林浴をする趣味があることが判明した。
コニコシティにあるアイナ食堂で彼女が手掛けたと思われる「Z定食 スペシャル」を食べることができるが、その味は非常に癖が強いとのこと。
以下主人公による食レポ
「……もぐ …… ……もぐもぐ
……グワッ!
どろどろのスープは やたら すっぱく
具の 切り身は コボネまみれだ……
ジューシーすぎる パティは くどくて
口の 周りが ベトベトする……
そえられた 灰色の 物体は
なんの 味も しない……
ダメだ……
もう…… 食べられない……」
一方でハウやライチのように、彼女の料理を美味しそうに平らげる者もいる。
家族構成は両親と兄、コソクムシやカキからもらったブーバーもいる。
キャプテンのスイレンとは同郷で家も近いようだ。
同じく同郷であるしまクイーンのライチを親っており、前述のZ定食スペシャルを絶賛されている。
面倒見が良いようで、殿堂入り後に食堂を訪ねるとスカル団の解散で路頭に迷っていた女性団員を従業員として雇い、料理人への道を示したという話が聞ける。
また、殿堂入りのお祝いとして、彼女を通じてにおいぶくろとホイップポップを譲ってくれる。
これらの話は気恥ずかしさからマオ自身が口止めしていたらしく、照れ屋な一面もある様子。
ところで上述の試練の内容を考えると、このときくれる2つの進化アイテムも元々は食材だったのだろうか…。
ゲーム版の手持ちポケモン
サン・ムーン
アーカラの大試練を終えた後、コニコシティにあるマオの実家である食堂に行くと、彼女とバトルすることができる。
殿堂入り後のバトル施設バトルツリーにも登場する(※どちらもムーンのみの要素)。
パートナーと担当するぬしポケモンの両方が専用わざを持っている。
1回目
バトルツリー
ウルトラサン・ウルトラムーン
サン版ではマツリカの試練、ムーン版では殿堂入り後にバトルすることができる。
マツリカの試練
- オーロット(Lv.51♀)
- マシェード(Lv.51♀)
- アマージョ(Lv.51♀)
殿堂入り後
- オーロット(Lv.60♀)
- マシェード(Lv.60♀)
- アマージョ(Lv.60♀)
アニポケのマオ
CV:上田麗奈
メインキャラクターの一人で、ポケモンスクールに通う。
クラスメイトのサトシよりも背が高いが、同じくサトシよりも身長があったカスミとセレナも10歳であったため、マオもサトシと同年齢の可能性も十分にある(身長の差は成長期特有の男女の背丈の逆転ということもあり得る)。
年齢に関する詳細な考察は「アローラスクール組」の記事を参照のこと。
初登場時はケンタロスに乗ってスイレンやマーマネと競走しており、森から飛び出してきたサトシを轢いてしまう。
迷ったと言う彼を新入生と勘違いし、オーキド校長(ナリヤ・オーキド)の部屋まで連れていった。
48話のお泊り回では初めて髪を下ろした姿が描かれた。
公開されたキービジュアルでのマオは、実際のアニメでの本人よりも従来のアニメシリーズの作画に近い。
ロケット団(ムコニャ)からは「緑ジャリガール」と呼ばれている。
人物
一人称は「あたし」。
ゲーム版のような語尾の口癖は見られない。
面倒見の良い性格で、サトシにキャンパスを案内したり、ポケモンに触れないリーリエを励ましたりしている。49話では落ち込むリーリエに「がんばリーリエだよ」と元気づけた。
クラスではまとめ役になることが多いようで、2話ではサトシのサプライズ歓迎会を中心となって計画、開催した。26話でも率先してマーマネのお別れパーティを開催した(実際はマーマネの勘違い)。
8話で爆走するトゲデマルからスイレンとリーリエを庇いリーリエのポケモンへの苦手反応の克服を率先して行い、その後にフォローが効くよう家業を早めに終わらせたり陰から見守るなど、細かい気配りを含めて面倒見の良さを発揮している。結構なお節介やきだとも自認している。
年頃の女の子らしく買い物好きな一面もある。
33話ではカキの実家である牧場にリーリエ、マーマネと赴くが、手伝いよりも出来立てチーズを頬張り、食い気に走っていた。
アーカラ島での試練ではサトシをサポートし、クサZのポーズを伝授した。
よく冗談をいうスイレンや基本ボケに回りがちなサトシにツッコミを入れるなど、ツッコミポジションの立ち位置にもついている。
4話の「ポケモンだい」で司会を担当したが、1時間スペシャルの都合上(?)か、テレビ東京系列では見れなかったものの、18話で地上波初の問題を出題出来た。
アローラ組の中で最も出番がある回が多く、スイレンと共に登場したり、カキやマーマネと共に登場したりする場合がある。
なお、直接の描写はないものの、6話でもマオの存在は間接的に示唆されており、そういう意味では唯一皆勤に近いのかもしれない。
ゲーム同様ライチのことは(やや過剰気味に)かっこいいと尊敬のまなざしを向けている。
その境遇ゆえか大人の女性への憧れが強いようで、ライチの他に下の娘二人を躾けるスイレンママにも羨望の目を向けていたりする。
28話のポケベース回では普段半裸のカキもユニフォームを着る中、マオだけは短パンのユニフォームを着ていた。スタッフはマオの足によほどこだわりがあるようだ。
肝心の運動神経はというと、簡単なゴロをトンネルしたりとあまり得意ではないようである。
家族
スイレン同様、自宅はゲームと異なりメレメレ島にある。
18話で父親が登場、兄のウルはゲーム本編と異なり料理修行の為にベロリンガを相棒に旅をしていたが、72話に帰郷してサトシとリーリエが初対面している(彼女がスクールに来校する前に発っている為にかなり前からである)。少なく見積もっても結婚可能な18歳以上で、綺麗な女性に惚れっぽい性格(…何処かにいた様な?)。どちらも緑の髪色と長髪。
父親は店の仕事以外はろくにできず、家での掃除や洗濯はマオが一貫して担当している。家事自体は嫌いではないのだが、もう少し自分をねぎらってほしいと不満を抱えている。
料理が得意という点を除けば、見た目や性格を含めあまりマオと似ているところはないが、39話で森で迷ったときの坂道の転がり方は完全に一致している。
母親はゲームと異なり、彼女が幼い頃に病死している。亡くなる前に母がよく自分に謝っていたことに対し、「謝ってばかりのお母さんなんか嫌い」と言ってしまい、これが最後の会話になってしまったことを後悔していた。108話でカプ・レヒレの能力で母と再会し、生前に言えなかった感謝の言葉を伝えた。
マオと料理
実家のアイナ食堂では看板娘を務めており、自慢の手料理をリーリエ考案のレシピを使用してピカチュウたちにも振る舞っている。
サトシらクラスメートやポケモンたちも美味しそうに食べているため、腕前は特に問題ない(ゲームでも、普通に作る限りは不安要素があるとは言及していない)。
6話で、その設定はサトシが受け継いだと判明(サトシがロトム図鑑のテコ入れで作った料理がゲームのマオの試練料理に近い)。
アイナ食堂をアローラ一の食堂にし父の料理を多くの人に味わってほしいという夢を抱いており、定期的にクラスメイトを招いて新作発表会を開いている。
18話で料理修行に出ている兄が古い文献から見つけたレシピを元に、かつてアローラでお祭りや式典があるたびに作られていたという「幻のアローラシチュー」を看板メニューにするため、サトシたちに試作品を披露。完成の鍵を握るピリっとした後味がする「やまぶきのミツ」の代わりにピカチュウの10万ボルトを加えたが、刺激が強すぎてマーマネ以外には受け付けず失敗。
翌日、サトシたちの協力でやまぶきのミツを見つけ見事アローラシチューを完成させ今度は全員に絶賛された。やまぶきのミツの希少さから看板メニューにすることは断念したが、期間限定メニューとして採用した。また看板メニューが完成しても、新作は作り続けると公言している。
39話ではアイナ食堂にテレビの取材が来たが、浮かれきった父はどんどん注文を追加しマオは一人料理に追われてしまう。我慢の限界に達したマオは家を飛び出すが、森で足を滑らせ気を失ってしまう。足を怪我したマオは野生のヤレユータンに助けられ、日頃溜まっていた父への不満をぶちまける。そこへアママイコを捕まえたロケット団が現れ他に手持ちがいないマオは窮地に陥るが、ヤレユータンの加勢でロケット団を撃退。探しに来た父とも和解した。彼女も先生と呼んで定期的に訪れる様になり、120話で試練と言う名の接客で彼女もZリングを与えられた。
ポニ島での課外授業ではポニ大根を使用した新メニュー開発に勤しみ、マラサダ、ポトフ、クッキーを作り、丸かじりが1番と豪語するハプウも唸らせ、後日120話でもアイナ食堂に来店したライチが絶賛する。
他キャラとの関係
- サトシとは非常に馬が合い、メインキャラクターの中でも特に積極的にサトシへの気遣いやサポートを行い、後にクサZクリスタルを互いに所持する。また小説版の設定を含めるなら、実家が食堂を経営しているという点でサトシと共通している(ハナコがオーナーの「マサラハウス」)。
- スイレンとは幼い頃からの友人で、当時はやや人見知りだったスイレンを誘い一緒に森のおじいちゃんと遊んだことで仲良くなった。
- 「緑髪」「料理が得意」「パートナーポケモンのタイプと中の人」等、前々作のベストウイッシュでレギュラーだったデントとの共通点が多い。
- アニメシリーズでの褐色肌のヒロインはアイリス以来2人目。
アニメでの手持ちポケモン
マオのパートナーポケモン。ポケモンスクールの裏の森で出会ったらしい。
美味しそうな香りでいつもピカチュウたちを喜ばせている。
また、木の実と間違われて野生ポケモンから襲われることもあるが、マオ曰く「慣れている」らしく、劇中では空腹のあまり突っ込んで来たモクローを簡単に撃退し、これ以降もあまいかおりを発すると強襲、迎撃がお約束定番になる。18話でアママイコへと進化する。アママイコへの進化シーンは、歴代でも初?の進化の過程が描かれており、発光によって隠されていないという特筆すべきものであり、レギュラーでの初の進化でもあった。
そしてSM82話にてついにアマージョに最終進化した。
ちなみに、アイナ食堂にはアママイコの絵が飾られている(参照)。
元々はマオの母親がマオが幼い頃に捕まえたポケモンで、その当時からのパートナーである。
108話で初登場。ポニ島でカプ・レヒレの力でマオママと再会中にグラシデアのはなが咲き乱れ最後に開花し、マオママと入れ替わる形でマオの後に現れる。
アマカジが進化しポケモンを抱くことが出来なくなった彼女の腕にはシェイミが収まるようになった。
因みにボールでゲットした描写が無い為、厳密にはゲットでは無く保護と言う扱いの様だ。
関連イラスト
関連タグ
スイレン(トレーナー) マーマネ カキ(トレーナー) ライチ(ポケモン)
他のくさタイプの使い手
その他
フウ(NARUTO) - 緑髪、赤系の髪飾り、半褐色、「~っす」という語尾、健康的な露出の多さ、テレビ東京木曜日19時代仲間のキャラクター、通常の生物よりも強力な虫と植物の特徴を併せ持つ存在と関係あり、で共通。なお、今作のサトシも「うずまきナルトっぽい。」という意見がぼちぼちある(前作のサトシゲッコウガも同様。ちなみにフウの中の人はアニポケではハルカのアゲハントを演じていた)。
ハッカドール4号 - 緑髪、半褐色・中の人・「っす」という語尾が共通している。