八神太一
やがみたいち
- 漫画『デジモンアドベンチャーVテイマー01』の登場人物→八神太一(Vテイマー01)
- 上記名称を名乗った2ch( なんJ )に存在したコテハン「~◆YAGAMI99iU」→チンフェにて扱う
概要
アニメ『デジモンアドベンチャー』『デジモンアドベンチャー02』『デジモンアドベンチャーtri.』の登場人物。『無印』( 劇場版を加えた )と『tri』の第1の主人公にして4部のヒーローの1人。
CV:藤田淑子
本作の主人公。
いつも頭に付けているゴーグルがトレードマーク。『デジモンアドベンチャーVテイマー01』でこのゴーグルは、太一の祖父が尊敬する親友の形見とされているが( 第3巻 )、アニメ版では特に由来は語られていない。また、左手首の黒いリストバンドもトレードマークの一つ。これは、『デジモンアドベンチャーVテイマー01』の作者が、太一のキャラクターデザインを考える時になにかワンポイントが欲しくて、1997年に発表された「C'monデジモン」という読み切り漫画の主人公からとったとのこと( 第2巻 )。なお、読切漫画の主人公が付けていたのはリストバンドではなく、犬に噛まれた跡を隠すためのサポーターで、位置も肘のあたりだった。
勉強は苦手だが、運動神経は抜群。明朗活発でおおらかな性格。突っ走りすぎて失敗する事もあるが、常に前向きな姿勢で仲間をぐいぐい引っ張っていく。
お調子者のきらいがあり、普段はあまりものを考えていないように見えるが、時折周囲が驚くような冷静さや状況判断力を見せる事がある。
学校のサッカークラブに所属しており、5年生ながらエースストライカーをつとめている。武之内空とは同じクラブでツートップを組む間柄。泉光子郎も同じクラブの後輩である。
過去の体験
幼い頃、妹のヒカリが体調を崩している事に気づかず、無理をさせたために生死の境をさまよわせてしまった経験がある(この件で太一は母親に厳しく叱責されたが、ヒカリを一人家に残して仕事に出掛けた両親にも非があると言える。)( 小説版ではこのエピソードはカットされている )。そのことを未だに引きずっており、ヒカリに対しては過保護になりがち。また、ヒカリの方も兄を非常に慕っている。
実は、1995年( 本作から4年前 )にすでにデジモンと出会っていたが、本人は覚えていなかった( →劇場版デジモンアドベンチャー )。
2000年春には、ネット上に現れた新種デジモンを倒すために泉光子郎、石田ヤマト、高石タケル、そしてそのパートナーデジモンたちと共に、再び戦いに挑んだ( →ぼくらのウォーゲーム! )。
CV:藤田淑子
前作から3年が経ち、お台場中学校の二年生に進級している。
本作( 02 )主人公の本宮大輔は、太一が小学校の頃のサッカークラブの後輩で、太一は『主人公の憧れの先輩』という立ち位置である。第1話で、大輔が新しい「選ばれし子供」だと判ると、愛用していたゴーグルを大輔に譲った。
基本的に、後輩を見守るスタンスをとっており、新しい「選ばれし子供たち」の問題に関しては、自分たちが介入しすぎない方がよいと考えている。
前作と比べ、冷静な面を見せる事が増えたが、パートナーデジモンであるアグモンが危機に陥った際は激しく感情を爆発させ、大輔たちを驚かせた。
のちに人間界とデジタルワールドの外交官となる。
3期14話終盤で大門大と共に彼と思われるシルエットで登場し、後に本格参戦する。
最後はデジクオーツ打倒のために他のテイマーやハンター達と協力し、最終的には負傷した工藤タイキに代わって闘うことになった明石タギルに力を貸した。
なお、ゲーム作品を除けば映像作品で藤田氏が太一を演じたのはこれが最後である。
CV:花江夏樹
パートナーデジモンがいない状態で、デジモンの暴走による街への被害を目の当たりにしてしまう。この経験から他の選ばれし子供たちよりも、現実世界での戦いには否定的な立場をとるようになった。
第5章のラストにて戦いの中で起きた地割れに巻き込まれて生死不明の行方不明になる。それにより、ヒカリはテイルモンを暗黒進化させてしまう。
CV:花江夏樹
太一とアグモンの最後の物語と触れ込みされた作品でtriより後の時間軸で政治経済学部に通う大学4年生で勉強にもバイトにも積極的に取り組んで居るが将来の目的は決めかねていると公式サイトで紹介されている。
triの頃よりは戦うことに消極的姿勢は無い。
デジモンアドベンチャー:(2020年版)
CV:三瓶由布子
東京近郊のタワーマンションに住んでいる小学5年生、前作の太一の服装と比べると装飾が減り、スッキリした印象を受ける。
サマーキャンプの準備の為に家に1人だけ残ったが同じマンションに住む泉光子郎訪問に来た際に渋谷に出掛けた母と妹が乗った電車が停車出来なくなったのを知った太一は助けにいこうと駅のホームまで向かった瞬間にデジタルワールドに誘われ、駅まで付いてきた光子郎とデジタルワールドで出会ったアグモンや石田ヤマトなどの協力を得て母や妹に留まらず東京まで守り現実世界に一端帰還した。
前作ではパートナーの名前を呼び掛けることしかできず、数少ない疑問点となっていたが、今作では初っぱなからアルゴモン幼年期の触手を掴んで振り回し、3体のデジモンを撃破するという、年上の後輩のような事をしでかし、視聴者の度肝を抜いた。
今作では光子郎との面識が浅く(同じマンションに済んでるだけで親しくなかったが電車暴走事件をきっかけに仲が深まる)、ヤマトに至っては初対面がデジタルワールドであり「何処に済んでるか聞くの忘れた。」と太一はヤマトと別れた後に思い出している。
妹想いな所と空と面識が有るのは旧作どおり。
声優について
太一役が藤田氏から花江氏に交代した際、Twitterの劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)2019年2月8日午後6時3分のツイートで「オファーしたが病気を理由に辞退していた」ことが公表された。藤田氏は2015年頃より病気療養で活動を休止しており、2018年12月28日に死去している。