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凰蓮・ピエール・アルフォンゾの編集履歴

2020-09-24 20:54:30 バージョン

凰蓮・ピエール・アルフォンゾ

おうれんぴえーるあるふぉんぞ

凰蓮・ピエール・アルフォンゾとは、「仮面ライダー鎧武」の登場人物。

「さぁ、始めますわよ!破壊と暴力のパジェントを!」


演:吉田メタル

概要

洋菓子店「シャルモン」の店長。

仮面ライダーブラーボの変身者。本名は凰蓮厳之介(おうれん げんのすけ)。年齢40歳。


鍛えられた体格とスキンヘッドという出で立ちながらもバサバサのつけまつ毛を付け、オネエ口調で喋る。一人称は「ワテクシ」(字幕放送でも明記されている)。


「シャルモン」は沢芽市の女性達にも人気の店で、売っているケーキは安くはないが見た目も味も評判がいい。

パティシエ修行のために15年前にフランスに渡り、10年間の修行をした上にフランス国籍まで取得しており(後述)、その名残りか会話の節々にフランス語を交える癖がある。パティシエとしての実力は確かで、フランス滞在時に既にクープ・デュ・モンド(実在する製菓技術国際大会)で優勝する程。

フランス語を喋っているときはピンクの吹き出し(訳付き)が出る独自の演出がされている。


前述のフランス国籍を得る為にフランス軍外人部隊に従軍し、特殊部隊に所属して中東アフリカといった紛争地帯を転戦していた経験があり(自室に勲章付きの軍服が飾られている)、それ故に格闘技にも精通している(敵味方問わず、ことに『鎧武』に於いては生身でも高い身体能力を持つ仮面ライダー変身者は珍しくないが)。

彼が手に入れた戦極ドライバーは店で騒いでいたチームレッドホットのリーダー・曽野村らをその格闘技で打ち負かして迷惑料及び飲食代代わりに巻き上げた(それでも騒いでいる曽野村らを通報或いは強制退去させずに食事は最後まで食べさせている等、客としては誠実に扱っている)物である。


決して悪い人間ではないが「本物」というものに強い拘りを持つ完璧主義者で、アマチュアや素人の行うものを「偽物」と呼び毛嫌いしている(一方でアマチュアであっても才能のある人間には情けをかける一面も見られる)。

また本業の菓子職人で確固たる地位を築いているのに若者にちょっかいをかけるような行動はある意味では大人げないともとれ、葛葉紘汰にもその点を突っ込まれている。また後述の第11話ではクリスマスという菓子職人の書き入れ時に本業をそっちのけにして戦闘に割り込んで来たので、駆紋戒斗に「だったら仕事しろ!」と突っ込まれていた(戒斗を演じた小林豊氏の本音とネタにされる事も)。なお、変身時の腰の動きがやたら生々しかったりする。


第13話では呉島貴虎と契約し、ユグドラシル・コーポレーション側につくことになった。

「ゲームによってインベスをばらまいた」と喧伝されたビートライダーズを捕獲し更生させる「正義の味方」を名乗り、ビートライダーズのライダー達を襲うようになる。

一方インベスにどう対処するかまでは契約内容に含まれていないらしく、葛葉紘汰と戦った際にはその場にいた市民を襲うインベスを放置していた。20話時点においてはクラックの存在も認識しておらず、インベス絡みの情報はほとんど与えられていないと思われる。


また12話においては上記の契約とは関係のないところで、弟子入りを志願する城乃内秀保を迎え入れている。成り行きとはいえ弟子の城乃内の行く末を本気で心配しており、更に彼からビートライダーズの今を聞いた後で独自にインベスやクラックの調査に乗り出すなど寛容な部分もある。


また第17話でユグドラシルに今度は城乃内を連れて再び呼ばれ葛葉紘汰のベルトを奪う作戦を行った際、ベルトさえ奪えば全てが解決するとシャルモンのゲストという名の人質として監禁していた姉の晶に危害を加える事には異議を唱えていた(実行しようとした城乃内の思考を読んでロックシードを偽物すり替えて阻止までした)。

前述の曽野村の一件での対応やこの一件を見るに自分の店の客を傷つける事には否定的で、まだ良心のある大人と言っても良い。


また、第32話でバロンナックルグリドンが大量の上級インベスと戦っているのを見ているだけだったマリカに対して、「子供達に戦いを任せて、大人が見ているだけって情けない」と指摘し、ビートライダーズと共に街を占拠したインベスへの対処に乗り出してからは、自ら進んでビートライダーズ達を先導していくなど、全面的に良識ある大人としての振る舞いを見せるようになった。


活躍

その豪快な外見とは裏腹に顧客を満足させるには一切の妥協も許さない潔癖な一面を持つ。

それ故に素人だらけのインベスゲームに不満を抱き、本物の戦いと言うものを証明する為に自ら参戦。観客にも、ブラーボの鎧が示すが如くローマコロッセオ同様の戦いを見せて楽しませようとしており、ある意味では『プロ意識』というかサービス精神が強いと言えなくもない。自店で雇うスタッフ達の選定基準にも強烈なこだわりを持ちファッションセンスや星座の相性まで気にする。


デビュー戦でグリドン黒影コンビを完膚なきまでに叩きのめした上で挑んで来たバロンをも倒したが、彼には「見込みがある」と戦利品のバナナロックシードをすんなり返している。


一方でインベスゲームやロックシードについての知識はなく、チーム鎧武のステージに乱入した際は他のチームから奪ったロックシードを手当たり次第に開錠してインベスを大量に呼び寄せて暴走させてしまう。

それが足を引っ張ってドリノコを紛失した挙句に鎧武のスイカアームズには手も足も出ずに吹っ飛ばされてしまった上、暴走したイノシシインベスを鎧武と龍玄が追いかけていったことで置いてけぼりを喰らってしまった。イノシシインべス討伐後の鎧武たちと決着を付けようとするも、パイ生地の焼き上がり時間が迫ってしまい中断。

「これで勝ったと思わないことね!!」とテンプレ通りの捨て台詞を言いながら去って行った(ルール上は、ブラーボの棄権負けという事になっている)。


この手のライダーでは珍しく「死亡」ではない一時退場となった。


その後、第10話で登場。呼ばれてもいないのに勝手にビートライダーズのゲームに参加……したのだが続く第11話では結局ルールを無視しいつものごとく勝手に戦闘をはじめマンゴーアームズのバロンに対しても優勢に立っていたが突如現れた仮面ライダー斬月により横槍を入れられる。バロンがやられたのちに斬月と戦うことに。しかし彼自身が先の戦闘でドリノコを所持していなかったことと、バロンを倒した斬月にうっかりときめいてしまったのが災いしていつものようにいかず倒されてしまった。(もっとも新世代ライダーの中でも特にスペックの高い斬月・真デュークと互角以上に戦える斬月相手では万全の状態でも結果が変わったかは怪しい)


第25話終盤にて城乃内から聞かされたインベスの発生原因を確かめるべくたまたま発見したクラックに飛び込み独自に調査するが、その際に驚愕の表情を浮かべたまま終了。

視聴者達の不安を煽っていたが、翌々週の第27話にてヘルヘイムの森を飲まず食わず彷徨い元気(?)な姿を見せた。

空腹から危うく果実を口にしようとしたが、地獄のサバイバル訓練の日々を思い出し未遂に終わった事で一命を取り留める。その後幸運にも紘汰と再会し彼からおにぎりを差し出され一度は傭兵契約の相場を語って拒むも空腹には勝てず、置いてけぼりを食らいたくない為に彼に付いて行くことになる。


※何故ドライバーを持っていながらも果実がロックシードにならなかったのかと言う疑問が挙げられるが、凰蓮は過去のクリスマスゲームでは一度もライダーの状態で果実に触れた描写が無い上に紘汰と違いロックシードからエネルギーを供給できる事を知っている様子は無い。以上の点から戦闘時以外はベルトを巻いていないと思われる。


元の世界に帰るべく紘汰と共にユグドラシルのクラックを目指すが、拠点がデェムシュの襲撃に遭い鎧武や斬月・真や黒影トルーパーと共闘。下級インべスを退けた後、デェムシュの火球攻撃から斬月・真を身を挺して庇い彼の腕に抱かれて死亡……する事なくクラックに放り投げられ無事に元の世界への帰還を果たす。


第33話では仮面ライダー斬月・偽の変身者が斬月・真とは違うことを一目で看破した。本人いわく、「エレガンスが欠けてる」とのこと。


第44話では戒斗の変化をいち早く勘付いており、オーバーロードインベスとなった彼に対し、「戦場ではあんたのような人間をたくさん見てきた」「力に溺れたわね」と酷評し、きついお仕置きをすべく立ち塞がるも、ロード・バロンの圧倒的な力に敵わず、ドライバーとロックシードを破壊されてしまった。


第45話では、ザックに頼まれる形で小型爆弾を作成。その際、阪東清治郎に褒められて元傭兵である事を誇る。

小型爆弾作成を依頼したザックは、かつての仲間を裏切る辛さに苦しむも、凰蓮は「今のあんたは正義の味方よ」と励ました。


第46話では復興が進む沢芽市でシャルモンを再開させており、呉島光実を気にかける城乃内に対して、「何をやったにせよ子供」「オーバーロードに騙され利用された、皆と同じ被害者。そういう扱いで終わり」等、彼の現状を客観的かつ簡潔に評した上で、犯した過ちを忘れられず、罪を理解し償い方を教えてくれる人物もいないミッチを「ある意味で一番可哀想なのはあの子自身」と表した。


本編の後の時系列となる『小説仮面ライダー鎧武』ではユグドラシルの後始末をする貴虎に雇われ海外へ飛び、かつての傭兵仲間と共に対戦車ライフルを引っ張り出して黒の菩提樹の施設の壊滅に協力する。その際に戦極ドライバーとドリアンロックシードを再び手に入れた。

施設に潜入した際にスカラーシステムを応用したセイヴァーシステムの図面を見たことで、その後も黒の菩提樹の調査に同行している。セイヴァーシステムに城之内が取り込まれそうになると叱責して現世に呼び戻し、狗道供界との最終決戦に挑んだ。


余談

ちなみに紘汰は一度彼の店にアルバイトの面接に来たが、相性が悪いという理由であっさり不採用にされており、それ以来、凰蓮はしばらくの間、彼を「ダサ男」と呼んでいた(互いに協力する様になってからは呼ばなくなった)。

しかし、チーム鎧武の舞が勝負の後にケーキを買いに来た際は普通にケーキを作っていたり(店長写真が本人ではなくブラーボになっていたが)と敵対はしていれど客に対しては律儀な面がある。


ちなみに彼の剃髪は男性の軍人ならごく当たり前であり、ネタでも何でもない。


現実のフランス外人部隊は基本の契約期間5年を勤め上げることでフランス国籍取得が可能になり、3年以上の勤務で態度成績等優秀な者は軍曹になる事が出来る。本作品の世界もおそらくそれに準じている。

参考:フランス外人部隊公募公式サイトWikipedia


また第11話で駆紋戒斗こと仮面ライダーバロンを圧倒したあと、余裕綽々の態度を取った際に視聴者に対し下半身をクネクネと動かす妙に気色悪い動きを見せつけるという小さい子供たちにはある意味ショッキングな映像を見せ付けたり仮面ライダー斬月の圧倒的強さを目の当たりにし麗しの白い君と称して(乙女心を擽られ?)恋心を抱くなど、徐々にネタキャラを極めていった……


虚淵玄によれば、元々スイカアームズを登場させる上での相応の敵として、インベスゲームやライダーバトル全体をかき乱すジョーカー的な存在として登場させる構想がされており、初期では仮面ライダー龍騎における浅倉威/仮面ライダー王蛇のような凶悪な犯罪者という人物設定も考えられていた(虚淵は自身の手掛けるバトルロワイヤル系作品の登場人物に『浅倉枠』を設ける程の浅倉ファンである)が、まだ彼が登場する時点のストーリーではシリアスな雰囲気にはしにくかった上、龍騎放送当時(2002年)よりも子供向け特撮のコンプライアンスが厳格化されていたということで、『子供の世界にちょっかいを出す、変態的な大人気ない大人』にして、紘汰達との実力の差別化には『軍人』という設定を用いる事で妥協する事となったと語っている。


それでも、劇中に登場する仮面ライダーに変身する他の大人達を見るとロクな性格でなかったり、比較的良識的な者でも危険な思想を胸に秘めていたり身内や親しい者などへの脇の甘さが目立つなどの、なにかしらの欠点を抱えた者が多い中で、身体的、精神的にも安定している事から『鎧武世界の仮面ライダー達の中では(ある意味)一番の大人』と評価する向きもある。



関連項目

仮面ライダー鎧武

仮面ライダーブラーボ

オカマ

オネエ


泉京水 雪叢・ベリアル・グランスタイン

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