概要
特撮作品「仮面ライダー」シリーズの平成ライダー作品の一つ・「仮面ライダー剣」における怪人「アンデッド」の分類。
アンデッドはトランプ同様13のカテゴリー(数字)と4つのスート(マーク)に分けられており、スペードもそのひとつである。
唯一、実写映像作品中で13体全てのアンデッドが登場したスートである。
スペードのアンデッド一覧
下級アンデッド
カテゴリーA:ビートルアンデッド
ヘラクレスオオカブトの祖たる不死生物。
本編中には登場しなかったが、劇場版にてコーカサスビートルアンデッドの色変えとして登場している。
カテゴリー2:リザードアンデッド
トカゲの祖たる不死生物。
全身が鋭利な刃物で構成されており、右腕の剣、左腕の斧、尻尾のナイフですれ違いざまに瞬時に斬り刻む攻撃を得意としている。
カテゴリー3:ライオンアンデッド
ライオンの祖たる不死生物。夕暮れから明け方にかけての活動を主とし、8km四方に轟く咆哮で敵を威嚇する。
剛強な筋肉の持ち主で、右腕に装着した鋼のクローで敵を跡形なくなるまで粉砕する事が可能。
ピーコックアンデッドに操られており、スパイダーアンデッドとの適合率の高い人間を見つけ攫って来ることを使命としている。
カテゴリー4:ボアアンデッド
猪の祖たる不死生物。300m先の獲物さえも捕らえる嗅覚を持ち、突進力を生かして全身に生えた棘や牙で串刺しにする攻撃を得意としている。
また蹄状の左手は捕らえた獲物を寸断する程の怪力を有している。
カテゴリー5:ローカストアンデッド
イナゴの祖たる不死生物。
卵より孵化した無数の蝗の集合体で、背中の羽と驚異的な脚力で大地を蹴り、2kmの距離を飛翔する。
貪欲ともいえる食欲を持ち、狙った獲物は逃さない。
カテゴリー6:ディアーアンデッド
ヘラジカの祖たる不死生物。断崖絶壁の急斜面を軽々と跳躍しながら移動する驚異的な脚力を持つ。
山腹などに敵を誘い込み、扇状に伸びた角から雷撃を浴びせる攻撃を得意としている。
また二本の七支刀を用いて敵と切り結ぶ剣技にも長けている。
カテゴリー7:トリロバイトアンデッド
三葉虫の祖たる不死生物。普段は海底に潜んでいるが、獲物を捕獲する際には闇に紛れて上陸する。
鉄塊をも容易に刺し貫く左腕の二本爪や、左肩部の二本角「トリロバイトダート」を手裏剣のように飛ばす能力を有し、全身を覆う甲殻の鎧は銃撃にもびくともしない。
右腕部の装甲は戦闘時において盾の役割を果たす。
カテゴリー8:バッファローアンデッド
角牛の祖たる不死生物。左右の角にそれぞれ+-の強力な磁力を有しており、獲物を引き寄せておいてからタックルを喰らわせるパワー殺法を得意としている。
また左肩に刺さっている多数の槍は、遠方の敵を串刺しにする用途に使用する。
カテゴリー9:ジャガーアンデッド
ジャガーの祖たる不死生物。大都会を密林に見立てひそかに棲息している。
垂直なビル壁を駆け登る事も出来る驚異的な脚力を持ち、鋼鉄を噛み砕く程の牙で獲物を襲う。
また左腕の鋭利な鉤爪と右腕に備えた飛び出しナイフなどの暗器を使いこなす暗殺者としての側面を持つ。
カテゴリー10:スカラベアンデッド
コガネムシの祖たる不死生物。思い通りに対象物や空間の時間を停める能力を有し、敵に気付かれずに襲う事が出来る。
打撃に有利な巨大な左腕を持ち、飛び道具のスローイングカッター「リーインカーネーション」で敵をなぎ払う攻撃が得意。
上級アンデッド
カテゴリーJ:イーグルアンデッド/高原
鷲の祖たる不死生物。高原という人間の姿に化身する事が出来る。
時速420kmの飛行能力と人間の8倍もの動態視力を持ち、上空から両腕の鍵爪で襲いかかる戦法を得意とする。
無数の羽手裏剣で敵を蜂の巣にするなど飛び道具にも長けている。
カテゴリーQ:カプリコーンアンデッド/矢沢
山羊の祖たる不死生物。矢沢という人間の姿に化身する事が出来る。
跳躍力に富み、変幻自在な動きで敵を惑わす攻撃を得意としている。
また三日月状のブーメラン「クレセントエッジ」を飛ばして両断する技を併せ持つ。
因みにカテゴリーQのアンデッドの中で唯一、人間態が男性である。
カテゴリーK:コーカサスビートルアンデッド/キング
コーカサスオオカブトの祖たる不死生物。上級アンデッド。
自称「キング」と呼ぶ少年に変化することが出来る。
非常な剛力の持ち主で「オールオーバー」と呼ばれる破壊剣を使用し、敵を一刀の元に両断する。
左手の盾は150tもの衝撃にも耐えうる防御力を備え、如何なる攻撃も受け付けない。