基礎データ
進化
ホーホー→(Lv.20)ヨルノズク
概要
『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)に初登場したポケモン。
ホーホーの進化系で、ミミズクのような姿のポケモン。何気に高さが1.6mもあり、ピジョットよりも大柄である。
両目は特殊な作りで、わずかな光を集めて暗闇でも昼のように見える。非常にやわらかい羽は飛ぶ時音を出さないので獲物に気付かれず絶対に逃がさない。別名「闇夜の帝王」。
物事を考えだすと、かしげた首を180度回転させて頭の働きを高める。頭が逆さになっている時はとても難しい事を考えて悩んでいるので、そっとしておかないとついばまれる。
ふくろうポケモンだけあってゲームでも専ら夜のみ出現するポケモンだったが、第5世代以降は昼間から平然と飛び出すこともある。
ちなみに開発段階では現在と全く異なる姿であり、名前も「ボーボー」であった模様。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
100 | 50 | 50 | 76→86(SMから) | 96 | 70 |
序盤鳥の中では唯一となる、耐久(特殊耐久)に重きを置いたポケモンである。
というよりノーマル・飛行複合は耐久型がとにかくいない為、個性としては十分だろう。
不一致の特殊でんき・こおり技位ではその耐久からなかなか沈まない。
その分攻めはかなり不得手。
特に攻撃が悲惨なことになっており、第3世代まではノーマルタイプとひこうタイプが物理技であった為、攻撃性能は無きに等しい状態だった。第4世代でエアスラッシュを習得し、どうにか特攻を活かせるようになる。が、やはり火力不足なのは否めなく、ナイトヘッドなどでどうにか補っていた。
また、特殊耐久が高い分物理耐久は(一応HPが高い事もあり)並程度である点は気がかり。
さいみんじゅつや両壁等、独特の技で立ち回るのが基本戦術。鳥ポケモンとしては珍しくサイコキネシスなどのエスパー技が豊富なのも特徴。
特性は余程の事が無い限り、なるべく受けたくない眠りを無効に出来る「ふみん」が優先される。
夢特性はいろめがね。
ただ、前述通り火力は不足している上、一致技である飛行タイプの技は一貫性が高めなので相性はかなり微妙だった。
世代が進むにつれてトゲキッスやバルジーナなどの優秀な高耐久ひこうタイプが続々登場すると、ノーマル・ひこうとしては独自性を保っていたヨルノズクも耐久型ひこうタイプとしては次第に見劣りするようになってしまい、一時期は不遇ポケモン扱いにまで地位が転落してしまっていた。
転機が訪れたのは第7世代。特攻種族値が+10されて86まで上昇し、さらに夜行性のフクロウモチーフだからかレベルアップ技で「ムーンフォース」を習得。火力、範囲ともに若干だが改善された。USUMではさらに「ぼうふう」と「くろいまなざし」を習得し、攻撃性能が大幅に改善された為、いろめがねを採用したアタッカーとしての起用も現実的になった(参照)。
第8世代では「わるだくみ」を習得。ゴーストタイプの使用率が上がったことや「さいみんじゅつ」とも相性の良い道具「からぶりほけん」の登場、「はかいこうせん」のデメリットを打ち消したり、攻撃しつつ素早さを上げられるダイマックスとの相性の良さによって、環境でも通用する可能性を秘めたポケモンになった。
アニメでのヨルノズク
アニメではサトシの手持ちポケモン(しかも色違い)として登場、金銀版を印象付けるポケモンの1匹となった。
・・・が、大幅に色が変わる部類でないため色違いとしての印象が薄く、本来の色を忘れられてしまう結果になってしまった。
普通のヨルノズクより小柄だが非常に頭が良い。サトシや鳥ポケモンマニアのトリガイ(声 - 西村朋紘)がゲットしようとして失敗するが、ロケット団から自分を助けようとしたサトシを見て、バトルに応じゲットされる。
公式戦では、エンジュジムのマツバ戦やシンオウリーグ3回戦のコウヘイ戦でいくつかの新技を披露し存分に活躍した。この時色違いの事については語られている。
普段は鳥ポケモンの宿命である偵察が主な任務。
ノーマル・ひこうタイプでありながら、さいみんじゅつやねんりきといったテクニカルなエスパータイプの技を駆使しており、スピードを活かしたバトルを得意とするサトシのポケモンの中でも異彩を放つ。
関連イラスト
関連タグ
ノーマル・ひこうタイプのポケモンの仲間
ポッポ/ピジョン/ピジョット オニスズメ/オニドリル カモネギ ドードー/ドードリオ スバメ/オオスバメ チルット ムックル/ムクバード/ムクホーク ペラップ マメパト/ハトーボー/ケンホロウ ワシボン/ウォーグル ヤヤコマ ツツケラ/ケララッパ/ドデカバシ
ジュナイパー:梟モチーフの後輩