イラスト左からバショウ、ブソン、シラヌイ博士、サカキ&ペルシアン、タツミ、ジンジー、ドミノ。
アニポケでサトシの敵役として登場する3人組はムコニャを参照。
団員一覧
ポケモン市場を支配する「ロケット・コンツェルン」の最高経営者にして、ポケモンマフィア「ロケット団(以下R団)」のボス。
- マトリ(DP編、BW編、XY編、SM編)
サカキの秘書。ギンガ団及びポケモンハンターJの壊滅をムコニャが行ったという虚偽報告を鵜呑みにし、BW編でムコニャをエリートに昇格させ、イッシュ地方潜入任務の担当者に任命した。
XY編ではXY3話で姿のみ登場、XY107話(XY&Z14話)では声とともに登場した。ニャース妄想でも一般R団員に混ざって背景として登場している。
SM編でも引き続き登場し、ロケット団が比較的活躍する回では大抵定期連絡を促すためなかなかの存在感がある。89話でのアローラの異変で自身所有の捕獲精鋭部隊マトリ・マトリックスを率いルナアーラ及びネクロズマ捕獲に赴く。
新無印編では24話にてシンオウ地方のリゾートエリア捕獲作戦を指揮する。この作戦にムコニャを関わらせぬよう休暇を与えたことを彼らに勘付かれ、作戦を妨害された末、サカキからもこっぴどく𠮟責される。
階級Aクラスナンバー009のエリート女性団員。自らを「黒いチューリップ」と名乗る。その二つ名の通り、黒色のチューリップを武器にする。
ポケモンを一切使用せず、兵器のみで闘う。実験材料用のポケモン捕獲などを行っていた模様。
彼女は組織の最高位のエージェントであり、榊長官と非常に親密な関係にあるメンバーです。
ミュウツーに記憶を消され、ムコニャ及びスパイ工作時に会った人物の事を全て忘れてしまった。
科学陣
R団の最大の武器とも言える科学力を提供するマッドサイエンティスト達である。
R団の幹部クラスの科学者。ある目的を達成するためにミュウの遺伝子からミュウツーを造り上げるが、ミュウツーが暴走した際研究所の爆発に巻き込まれ死亡する。
遺伝子工学やプログラム分野に強い貴重な人材だっただけにR団には大きな損害となった。
- ナンバ博士(無印編、AG編、ポケモンサイドストーリー)
R団の幹部クラスの科学者。ヤマコサの上司。オレンジ諸島で登場したエスパーポケモンを使った洗脳装置やビシャスの使うダークボールなど、ポケモンの感情を操る兵器開発を得意とする。
手持ちポケモンはエレブーで、怒りのパワーで強化されており恐ろしく強い。サトシが戦ったR団員の中で一番の強敵と言われている。
洗脳を得意分野にしているという意味でR団の博士の中でも特に危険な存在であるばかりか、彼のグループはアニポケ版プラズマ団(原作プラズマ団より小規模)に匹敵する勢力を持っている。
しかし、部下のコサブロウ同様、団員達からは何故か名前を覚えてもらえない(キンバ、ギンバ、ナンゾ、ドンバなど)。なお、彼のファンクラブである「ナンバ博士を励ます会」も存在するが、ファンクラブの名前は間違われない。
R団の幹部クラスの科学者。「クリスタルシステム」や「進化促進電波(プロトタイプ)」などを開発した。多数の幹部団員がサポートに付くほどの地位にいる。
『ライコウ雷の伝説』にて先行登場し、本家ロケット団の威厳を取り戻す事に成功。本編では、いかりのみずうみにおける電波実験「プロジェクトR」の総責任者も務めた。
さらに、映画『ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』のプロローグではなんとあのレックウザを捕獲してしまっている。機械捕獲系の兵器開発が得意と思われる。
- ゼーゲル博士(BW編)
「R団の頭脳」と呼ばれるほどの能力を持った幹部クラスの科学者。BW編にて昇進したムコニャの上司となる。
エネルギー系捕獲兵器の開発が得意で、ダンゴロの内部に秘められたエネルギーを増幅して驚異的な破壊力を生み出すダンゴロ砲や、化石復活マシンなどを開発した。
イッシュ地方から撤退し、カントー地方に帰還した後もムコニャに装備を届け支援し続ける様子がBWデコロラ諸島編のEDで見られるが、XY編カルネ初登場回以降彼の発明品を見る事はなくなった。
幹部
エリート団員からさらに手柄を立てると幹部に昇格できる。
- タツミ(無印金銀編)
シラヌイ博士の部下で「プロジェクトR」実行部隊の隊長。オニドリルを2匹所持している。
「プロジェクトR」におけるムコニャの上司。ワタルとまともに渡り合うほどのポケモンバトルの腕前を持つ。
シラヌイ博士の補佐担当。タツミと同じ制服を着た、特務工作部所属。
バショウは作戦担当でハガネールの使い手。ブソンはメカニック担当でエアームド・ベトベトンの使い手。
- バイパー教官(ポケモンサイドストーリー)
R団養成所教官。青いモヒカン頭がトレードマーク。
- ミヤモト(ミュウツーの誕生)
ムサシの母(?)と思われる人物。先代ボスであるサカキの母からミュウの捕獲を命じられるが、行方不明となった。サカキ母との親しいやり取りから、地位は高かった模様。
R団の最高幹部の一人。セレビィゲット後はR団を裏切ろうとしたため、ムサシに妨害され結果的に村の住民達と森のポケモン達に捕まった。この一件(R団への裏切りがサカキや組織の内外に知られたのかは不明だが)で組織を解雇されてしまい、現在は「元」最高幹部である。
仮面を付けている時は冷徹で大物にふさわしい風格を持つが、仮面が外れると途端に小心者の素顔を露わにする。
本性こそ小物だが実力は最強クラスで、公式でR団史上最強とされている人物。
エリート団員
したっぱのロケット団員から手柄を立てるとエリート団員に昇格できる。
現在では落ちぶれているが、ムコニャやヤマコサも一応エリート団員である。
- フリント(BW編)
R団エージェント。イッシュ地方にてムサシとコジロウに任務に必要な装備や情報を届ける役目を担当した。BW9話より登場。
- ゴズ(サン&ムーン)
R団捕獲精鋭部隊マトリ・マトリックスでマトリの補佐を行う眼帯を付けた男。手持ちはボスゴドラで、メガシンカ使いである。
他部署
- ジンジー(無印金銀編)
R団本部「人事部」所属。部下に後述の勧誘のばあさんがいる。かつてムサシにフルーツ牛乳代を貸したものの、返してもらえなかったことからムサシを恨んでいる。その後、ムコニャの借金を理由に彼らを処刑するようサカキに嘆願するも、「いつまでも借金返済できないようならムコニャを抹殺する」との条件を提示されたことで妥協した(その際、ムコニャの借金にちゃっかり自身がムサシに貸した金を加えていたものの、金銀編終盤にてムコニャがそれらの借金を全額返済したため、当初の目的自体は遂げている)。
- 勧誘のばあさん(無印金銀編)
R団ジョウト支部人事部のスカウト。
自分達の知らない間にR団を解雇されていたムコニャを勧誘し、R団再入団試験官となった。デリバード(後述)を所持している。
- モンド(白い明日だ!ロケット団)
R団「特別配送局」所属の見習い団員。ムサシとコジロウを「先輩」、ニャースを「師匠」と呼んでいる。
入団試験に合格し、メタモン・ケンタロスを所持しているが、残念な事にムサシやコジロウよりポケモンバトルの才能がなかった。
他ロケット団員
- ヤマト&コサブロウ
→ヤマコサを参照。
基本的に原作と同じく冷酷な悪役が大半を占める。が、R団内にもいくつかの派閥が存在し、性格も派閥ごとに微妙に異なる模様。
総じて敵対する者には残酷だが、身内には甘い団員も多い。ムコニャの影響を受けたしたっぱは基本的にコミカルな性格になっている。
入団試験に合格した一般戦闘員レベルですらタイプ:ワイルドの特性を持ち、また変装にも優れる。まさにR団員一人一人がマグマ団バンナイ状態である。
ポケモン技でそらをとぶコミカル団5人組に対して「本家R団」と呼称されたりする。
所属ポケモン
R団には所属ポケモンの枠がある。本来ならムコニャのニャースもこの枠に入る。
- ミュウツー(無印編)
ドクトル・フジの死後、サカキの手持ちポケモンとなるが後に逃亡する。
- スリープ(無印オレンジ諸島編)
オレンジ諸島でのポケモン洗脳作戦時にヤマコサと手を組んでいたエスパーポケモン。
- 勧誘のばあさんのデリバード(無印~BW編)
人事部のスカウトばあさんのポケモン。一般R団員にポケモンを支給するのが主な役目。初登場時は再入団試験に臨むムコニャに貸し与えられ、サトシたちを苦しめた。ロケット金融から任務金を前借りし、さらに長らく団員費を滞納していたムコニャには、借金全額返済を達成するジョウト編終盤まで借金の取り立てを行っていた。
AG編以降はヤマコサに本部R団のポケモンの配送(ムコニャに誤送)を行った。
DP編ではサカキにムコニャが捕まえたヤンヤンマを配送する。
BW編DAのED映像ではムコニャにゼーゲル博士が送ったメカの設計図を届けていた。
デリバードがニビジム制圧のためムコニャに支給したポケモン。実はヤマコサに送られる予定のポケモンだった。
- ペリッパー(新無印)
新無印編において、ムコニャに兵器「ロケット・ガチャット」を届ける役目を担う。
その他
ロケット団と関わりがある、あるいはあるかもしれないと言われる人たち(公式が明言していない、一部ファンの説も含む)。
彼ら以外にも、ポケモン世界の警察もロケット団との関与を疑われている(「優秀なロケット団員が逮捕されても保釈金を払えば釈放される」という設定があるため。また『ライコウ雷の伝説』では襲ってくださいと言わんばかりのザル警備を披露し、これについてもロケット団との内通あればこそと唱えるファンもいる)。
- マサキ(無印編)
カントー地方のポケモン研究家。彼の館の扉のレリーフにミュウツーが刻まれていた事から、フジ博士のミュウツー創造計画に協力していた可能性が高い(フジ博士がR団に所属していたことを知っていたかは不明)。
「ポケモンの数151匹説」を強く推していたが、ジェネレーションギャップによりポケモンの数は150匹以上となった。
- サトコ一行(無印編)
タマムシジムを全焼させ香水機密の一部を盗んで逃亡したと思われる家族連れの一味。
- ササキ財閥(無印編、DP編)
カントー地方では有名な大財閥で、ロケット・コンツェルンとも接点を持つコジロウの実家。コジロウは両親が勝手に決めた婚約者との結婚を嫌がり家出している。(先述のミヤモトの存在と合わせて?)サカキがムコニャに甘い原因の一つかもしれない。
- ケイタとカモネギ(無印)
カスミ・R団・他のトレーナーを出し抜いてポケモン泥棒を行っていた少年。ムコニャを2度も出し抜いた事でサカキが興味を持ち団員にスカウトするよう命じたが、ムコニャは自分達の立場がなくなる事を恐れてケイタを見つけられなかったと報告。ケイタ自身もカスミのコダックに自身のカモネギが敗れ、改心する。
- 赤い髪の少年(ライコウ雷の伝説)
『ライコウ雷の伝説』のOPにのみ登場した謎の少年。ケンタのライバルでもあり、サカキの息子でもあるが本名は不明。ニドキングを所持していた。
- ジュウベエ(ポケモンサイドストーリー)
ムサシの養成所時代のパートナー。マンキーと一緒に試験を受けていたが、ムサシが独断で行動したために脱落する。
- ユウサク(DP編)
シンオウ地方で登場したムサシとコジロウの元後輩。悪事に向いておらず、「R団だけが人生じゃない」と二人に励まされ、R団を辞めて故郷のシンオウに帰り、ラーメン屋「ムサシとコジロウ」を開業する。
- ハンサム(DP編、BW編)
国際警察という立場だが、利害の一致からロケット・コンツェルン関係者としてのムコニャと組む事が多い。こちらは警察FBI(国際警察)と国家工作組織CIA(R団)のような関係なのかもしれない。
関連番組&商品
グッズやドラマCDやキャラソンなどは数多く発売されている。
さらにラジオ番組もある。
しかし、R団は人気の割にポケモンサイドストーリーのような別枠のアニメ枠を獲得できていない。
また、3作品もゲームが作られたポケモンレンジャーのように、ゲーム媒体での主役化にはいまだに至っていない。これは悪の組織という立場上、仕方ない部分もあるだろう。
アニポケ余談
当初のポケモンは1年半の放送を予定していた。
当時、シリーズ構成を担当していた首藤剛志氏は、マンネリによるムコニャの空気化防止とミュウツーの映画でムコニャに「人間VSポケモンの争い」を止める役目を与えるためにムコニャがサトシの主役の座を強奪する構想を立てていた。
サトシを主役から引きずりおろすためのイベントとしてタマムシジムの火災イベントなどの伏線を張っていたのだが、ポケモン人気上昇の結果その伏線は無意味なものとなった。
ポケモン人気が出なかったら、タマムシジムでの一件の弱みに付け込まれたサトシがもしかしたら下図のようになっていたかもしれない。
また、ポケモンの企画が変わった後もヤマコサやジンジーなどムコニャと仲の悪い(彼らの処刑を目論む者たちも)ロケット団員達からサカキがムコニャを守る理由として、ピカチュウをつけ狙うポケモン泥棒と見せかけたサトシの護衛任務を任せている可能性がある。これらの点から、
- サトシと赤髪の少年がサカキの息子かつ異母兄弟説
- サトシの父がサカキの親戚説
- サトシが何らかの理由でロケット団相続権を持った関係者の一人説
なども浮上している。
関連イラスト
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スペシャル
※本家ロケット団が登場した映画、スペシャル
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