概要
対象ポケモンはレベル100のむしテラスタルダイケンキ。
あくタイプ持ちのヒスイ種ではなく、みず単タイプの原種ダイケンキとなる。
前回の最強のジュナイパーに続き、ヒスイ御三家の原種が最強レイドで登場することとなった。
配信日時は、2023年3月31日(金)9:00~4月3日(月)8:59と4月7日(金)9:00~4月10日(月)8:59。
前回のジュナイパーと同様、水御三家の中では対戦において厳しい立場に立たされていたダイケンキ。そんな彼(彼女)が「さいきょう」になるとどうなるか?
対策
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
95 | 100 | 85 | 108 | 70 | 70 | |
95 | 127 | 85 | 108 | 70 | 70 | 急所時実質 |
ダイケンキ自身はみずタイプであり、弱点のくさ技を半減にしつつ、むしテラスタルにより強化された「メガホーン」で弱点を突いてくる。
特性はこれまでの最強レイドの傾向通り隠れ特性の「シェルアーマー」。ぶっちゃけダイケンキ自身との相性は良いとは言えない(一応今作で「ひやみず」を習得した)特性なのだが、ボスとして登場する今回ばかりは話が別で、急所に当てて大ダメージを狙うことができなくなるため、★7ボスの体力の高さも相俟って、まともに殴り合うとなれば相当タフな相手となる。
技構成は「アクアカッター」「つじぎり」「メガホーン」「ドリルライナー」「じならし」「きあいだめ」「つるぎのまい」。
むしタイプの弱点を突けるのはほのお、いわ、ひこうだが、ほのおタイプやいわタイプのポケモンはみず技で弱点を突かれるため当然非推奨。
ひこうタイプのポケモンも弱点を突かれることはないが、レイドで有用なひこう技は少ないため悩みどころ。
開幕初手行動として「きあいだめ」を使用してくる。これによりメガホーン、じならし以外は確定急所となり、確定急所にならない技も50%急所となる。急所の仕様上特性シェルアーマー、カブトアーマー持ちのポケモンでなければ防御を上げる技や攻撃デバフ、リフレクター、「がっちりぼうぎょ」がほとんど意味をなさない。
問題は、このきあいだめがクリアスモッグなどでは打ち消すことができないことであり、確定急所を阻止する方法が実質皆無であることが、よりシェルアーマーやカブトアーマーを持たないポケモンの攻略の難易度上昇に拍車をかけている。
また、最初のターン後に必ずじならしを使い、こちらの素早さを下げてくる。
体力が減るとかなり早いタイミングでバリアを展開し、こちらのバフを打ち消してくる。またタイマーが半分になったタイミングで自身のデバフを消してくる。
さらに体力が半分を下回るとつるぎのまいを繰り出し、攻撃の苛烈さが増す。
バリアのゲージは短く割りやすいことと、防御デバフ技を使用してこないことは救いか。
おすすめのポケモン
確定急所戦法を使うため、上記の急所に当たらない特性を持つポケモンが最適解となる。
アタッカー枠
特性シェルアーマーによって確定急所戦法を封じることができる、今回最適性のポケモン。
つるぎのまいでこうげきを、てっぺきでぼうぎょを固めることができる上に、ひやみずで相手のこうげきを下げて味方が受けるダメージも減らせる。一方で今作で新たに習得したからをやぶるは耐久を下げてしまうためテラレイドバトルと噛み合わないので非推奨。
両バージョンで入手できる上、特性も通常特性でOKということで入手・育成しやすいのも利点。適当に捕まえた野生のカジリガメをミント・アメ・とっくん(場合によってはとくせいカプセルも)で補正・育成してやれば即戦力として投入できる。テラスタイプは後述するが無理にいわにする必要もない。
流れとしては序盤はひやみずで攻撃を下げつつゲージを溜め、最初のバフ消し以降はテラスタルしてからバフを積んでから攻撃に転ずるとよい。
欠点は回復技に乏しいことか。持ち物は積んでいる間も回復できるたべのこしか、回復量が多いかいがらのすずがおすすめ。
HB振りにして防御を最大まで高めればいわテラスタルしてアクアカッターを受けても2割も入らなくなり、いやしのエールで20%回復を連発しなければ回復技に乏しい点も補える。
さらにいかく持ちのNPCがいれば非常に安定し、ひやみずを使う手間が省ける。
岩技の宿命として命中が不安であることも欠点。フォーカスレンズを持たせてストーンエッジ(実質命中96になる)の命中を上げるか、いかさまダイスで実質威力100or125のロックブラストを撃つのもあり。いわテラスタルであればテラバーストが安定したメインウェポンになりうるか。
火力を上げる為にいわタイプにテラスタルするとアクアカッターとドリルライナーで弱点を突かれるようになるので、テラスタルする前にしっかり防御を高めるようにしよう。……もっとも、中盤のバフ消しでシェルアーマーを一時無効化されたあとでアクアカッターやドリルライナーで撃沈する可能性もあるので注意。バフ消しのタイミングを見定めてまもるでそのターンの攻撃を凌ぐのもあり。
カジリガメの素早さ種族値はダイケンキより少し早いため、がんせきふうじや仲間NPCで一段階でも素早さを下げることができれば先制で行動できるようになる。
ただし、今回はバリアがやや薄いこともあり、ぼうぎょ・とくぼうデバフしたあとなら等倍でもバリアを破壊することは可能であるため、バリア破壊後の戦闘を考えれば、等倍以下で受けられるみず・こおりテラスタルの方が最適である。
テラスタル後は元のタイプ一致補正は残っているので、無理にいわテラスで威力底上げせずとも戦いようはある。
みずテラスタイプの場合、「シェルブレード」や「アクアブレイク」を繰り出しつつ、岩技を繰り出す方法も可能。ぼうぎょデバフ付与確率は低い(シェルブレードは命中率込みで49%、アクアブレイクは20%)ものの、付与に成功すればいわ技に切り替えて攻撃することでダメージを稼げる。
カジリガメと同じく特性シェルアーマーを持っており、みず・こおり複合であるためカジリガメと違ってじめん技を等倍で耐えれることも魅力である。
元々ぼうぎょの種族値が高く、「ひやみず」や「てっぺき」で防御面も申し分なし。さらに、「いのちのしずく」で全体回復も可能。
攻撃面では、「ロックブラスト」+いかさまダイスで攻撃面も確保できる。弱点に拘らなければ、「れいとうビーム」や「ゆきなだれ」などのこおり技も有効(特に、じならしで素早さデバフがかかるため、相手の攻撃を受けてゆきなだれの威力が2倍になる)。物理攻撃型のカジリガメと違い、物理・特殊どちらの攻撃にも育成可能。
危惧されていたこおり技が使用されず、かくとう・ドラゴン複合であるためアクアカッターとメガホーン、つじぎりが半減できる上に、特性「ひひいろのこどう」で自身の炎技を強化およびアクアカッターの弱体化が狙える。ミライドンと異なりじめんタイプ技に弱点を突かれないのも魅力。
「ワイドブレイカー」によるこうげきデバフと「いやなおと」によるぼうぎょデバフもでき、「つるぎのまい」や「ビルドアップ」によるバフからの「ニトロチャージ」などのほのお物理技でダメージを繰り出せる。ただし、専用技の「アクセルブレイク」はむしテラスタイプ相手には効果が薄いので外しておこう。
今回のバリアの薄さから無理にほのおテラスタイプに変化させなくても、バリア破壊後でも十分アタッカーとして活躍できる。マルチでバフ・デバフ要員と組めばさらに安定して戦える。
もっとも、回復手段に乏しく、「ドレインパンチ」もかくとう技ゆえに効果が薄いので注意である。
また、コライドンはスカーレット版でしか入手できないので、バイオレット版では通信交換でしか入手手段がないので用意しにくいのが欠点である。
じめん技で弱点を突かれるものの、急所に当たってもある程度体力を残して耐えられるため、きんぞくおんによるとくぼうダウンからのパラボラチャージで回復しダメージを相殺できる。
ただし、デバフ解除された後にもう一度きんぞくおんをかける必要があるのと、つるぎのまい以降は回復が追い付かなくなるため、体力が半分以下となる前にちょうはつをするか、味方によるサポートが欲しいところ。ソロの場合いかく持ちのNPCを引くと安定しやすい。
また、きんぞくおんも必ず命中するわけではないため過信は禁物。
地面技の2倍弱点が気になるならば、ライドポケモンとして使用しているドラゴンテラスタルのミライドンを使おう。持ち物はパラボラチャージの吸収量を増やせる「おおきなねっこ」や「かいがらのすず」、でんき技の威力を上げる「じしゃく」、パラボラチャージを連打するなら「メトロノーム」などがおすすめ。
こちらはバイオレット版でしか入手できないため、スカーレット版は無理に用意するよりかは、他のおすすめポケモンを使用することを推奨する。
基本的な使用感はミライドンと同じ。ただしちょうはつを使えずつるぎのまいを封じられない点は注意。
「こだわりメガネ」を持たせて「パラボラチャージ」を連打すれば勝てるという報告がある。またはミライドンと同じく「おおきなねっこ」などを持たせるのも有効。
かくとう・こおりの複合タイプであり、技すべてに等倍以下で受けられる。
こちらは相手が確定急所型であることを逆手に取り、隠れ特性の「いかりのつぼ」でこうげきを最大まで上げてぶん殴る戦法を取れる。1ターン目に「てっぺき」を張るだけでも、勝手に発動する。
通常であれば効果は今ひとつである「ドレインパンチ」が強化され、技ポイントが足りれば削り切ることも可能。
等倍だが「ゆきなだれ」や「アイスハンマー」も強力。
かくとうタイプなのでメガホーンが半減し、他の技も等倍で済む。こうげきとぼうぎょ、すばやさの種族値が高い。
こちらもケケンカニ同様に「いかりのつぼ」持ちであり、しかも通常特性なので準備が容易なのが利点。
スカーレット版のみ入手できるブレイズ種は、アクアカッターやドリルライナーなどで2倍弱点を喰らうが、いかりのつぼで強化された「レイジングブル」などでゴリ押しできるとのこと。さらに、ケンタロスをサポートできるポケモンを揃えた場合、1ターン目で倒せたという報告もある。
バイオレット版のみ入手できるウォーター種は、「ひやみず」を覚えることができるのでサポートも可能。
もっとも、「てっぺき」を覚えない上に回復手段が乏しいのが欠点である。総じておすすめのポケモンの中では耐久力が低いため、マルチで挑む際は野良に混ざるより、掲示板などでケンタロスをサポートできる仲間を募集した方が良い。
サポート枠
こちらもできればぼうぎょの種族値が高く、急所に当たらない特性持ちが望ましい。
または、「スキルスワップ」で相手のシェルアーマーを奪う方法も可能。
はがねタイプであるが、ひこうタイプとの複合であるため初手で繰り出してくる「じならし」、「ドリルライナー」を無効にできる利点がある。さらにデバフ技を打ってこないため無理して隠れ特性持ちを用意する必要はない。
高いぼうぎょの種族値に加えて「てっぺき」を覚えられ、「いやなおと」「うそなき」といったデバフ技や「ちょうはつ」も覚えることが可能。「はねやすめ」で粘ることも可能だが、確定急所戦法を防げる訳ではないため体力管理には気をつけたいところ。
ただし、バリアが張られた場合はデバフ技が無効になるのが欠点。基本的にはバフ・デバフを駆使し、味方をサポートするのが好ましい。攻撃するなら「ビルドアップ」を積んでからの「ドリルくちばし」を使うのがよいだろう。
非おすすめポケモン
いつも通りレイドの嫌われ者。
全員がみずもしくはむし技で弱点を突かれてしまうので活躍はまず無理だろう。確定急所戦法を使用するので弱点を突けるイーユイを使おうにもわるだくみを最大まで積むことはほぼ不可能に近い。
報酬
レベル100のむしテラスタイプ、更に「さいきょうのあかし」を持つダイケンキをゲットできる。
これまで通り、6V確定の個体で、初回はとくせいパッチとわざマシン088「つるぎのまい」が確定入手できる。他にも大量のテラピースやタウリンを入手できる。
性格は「さみしがり」固定。
なお、上記の通り隠れ特性の「シェルアーマー」は原種ダイケンキにとっては有用な特性とは言い難いが、ヒスイダイケンキの隠れ特性である「きれあじ」の方は非常に優秀で、この特性を持ったヒスイダイケンキは対戦においてかなり強力な性能のキャラになることが予想されている。
SVのHOME提携が解禁されればLEGENDSアルセウスに連れていくことでヒスイダイケンキへ進化させられることを考えると、厳選の元手としてこの最強ダイケンキを入手しておくに越したことはないと言えるだろう。
余談
上記の通り、直近の最強レイドはヒスイ御三家の原種が立て続けに登場しており、このパターンで行けばダイケンキの次にくるのはこのポケモンではないか?とする予想が立てられている。
最強のピカチュウや最強のジュナイパーに続き、今回もピックアップのイベントレイドはなし。
関連項目
★7テラレイドバトル
最強のジュナイパー → 最強のダイケンキ → ???