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セミ人間の編集履歴

2023-09-09 18:23:37 バージョン

セミ人間

せみにんげん

『ウルトラQ』に登場する異星人。

データ

別名宇宙怪人
身長1.8m
体重150kg
出身地チルソニア遊星

概要

第16話「ガラモンの逆襲」に登場。


地球侵略を企み、尖兵としてガラモンを二度に渡って差し向けたチルソニア遊星から送り込まれた工作員。その名の通りセミと人間を合成したような姿をしている。人間への擬態能力を持ち、エスパライザーというテレキネシスに似た現象を起こす機器を駆使する。


一部の書籍ではチルソニア遊星人とも言われている。


変身能力に長けており、言語や行動習俗も学習し高度に擬態を行うことが可能。

『ウルトラQ』登場時はチェロのケースを携えた中性的な男性に変身していたが、後発の作品では女性の個体もおり、そちらはセミ女と呼ばれることも。


バルタン星人とは外見上の類似点や、ほぼ同一の形をした宇宙船を使用していることなどから、何らかの関連性があると見做されることも多く、後年執筆された真船一雄氏の漫画『ウルトラマンSTORY0』においては、ディファレーター因子を浴びて変異する前のバルタン星人はセミ人間に酷似した姿で表現されており、また小説『ウルトラマンF』では、イデ隊員がバルタン星人と同種ではないかと分析しているなど、両者に関連性があるとする仮説に基づいた描写がなされることもある。

ただし上記の2作の描写は二次創作に近いポジションの作品であり、公式情報においてはバルタン星人とは外観上共通する特徴はあっても、出身も何もかも全く別種の知的生命体であるとされる。

種族としての価値観も違い、」の概念を知らないバルタンに対して、まがりなりにも「命」というものに理解がある節も見られる

また個々人の区別の有無も不明だった初期バルタン星人に対し、セミ人間側は工作チームを組織し、また失敗した人員には制裁を下すなど社会性や組織性のようなものが見られるなど、初期のバルタン星人とは異質なものとして現わされている。


そもそもエスメラルダ人アヌー人、果てはペダン星人など、地球人と変わらない容姿の異星人も多く存在する為、バルタンとセミ人間とで外観が似通っている事も何らおかしな話ではない。


尚、ウルトラマンブレーザーでは、銀河のあちこちの星に同志をばらまき、ガラモンを呼び寄せて侵略行為を行っている種族という設定が明かされた。


活躍

演:義那道夫

地球側に回収されたガラモンの制御ユニットとなる電子頭脳の回収を目的としており、天体物理研究所に保管されていた電子頭脳を、エスパライザーというテレキネシスに似た現象を起こす機械を使って奪還し、東京に数多くのガラモンを呼び出して一気に制圧しようと画策する。


その後は牛山という男が乗るトラックをヒッチハイクし、途中のドライブインでトラックを盗み、宇宙船の待つ榛名湖へと向かった。

電子頭脳の発する電波を逆探知して来た万城目や警官隊に追いつかれたが、エスパライザーでトラックや警官隊の拳銃を操って攻撃するなど必死に抵抗する。万城目らに合流した牛山に自分が殺した警官の拳銃で撃たれた事でようやく正体を現した。


落書き・セミ人間

湖から浮上してきた宇宙船に両手を振って助けを求めたが、作戦失敗の責任を取らされ、宇宙船から発射されたビームで焼き殺された。


dark fantasy

同種族の「セミ女」が登場。

昭和時代の同族と同じように、ガラゴンガラQなど、ガラモン系統の侵略兵器を用いて地球を手中に収めようと企む。

後に『X』や『絆の力、おかりします!』、『ジード』にも別個体がゲスト出演した。


ウルトラゾーン

ミニコーナー「怪獣漫才」でミイラ人間とともに漫才コンビ「人間」を組んでいる。

ツッコミ役を務め、相方から「セミ人間」(半分人間)だと勘違いされており、セミだとわかった後は漫才の最中に鳴き出すのではないかと茶化されていた。

相方を「人間」というコンセプトが被っていると評していたが、確かに登場順で言えば、被っているように思えるかもしれないが、ミイラ人間は曲りなりにも地球人のミイラ=つまり「人間」である一方でセミ人間はあくまで人型のセミなのであって人間そのものではないのでコンセプトが被ってはいるわけではない。


出典がモノクロなため、画面はモノクロ。


ウルトラマンタイガ

第1話「バディゴー!」に登場。

宇宙怪人 セミ人間 (タイガ版)

宇宙人犯罪組織ヴィラン・ギルドの一員として、クカラッチ星人と共にリヴァーズ星人河津を護衛していたE.G.I.S.の車を襲撃する。その狙いは河津が保護していたベビーザンドリアスの奪取であった。しかしE.G.I.S.側の機転により失敗し、クカラッチ星人の光線銃の誤射によって死亡した。


所謂チョイ役の出番ではあったが、映像作品に男性のセミ人間が登場したのは『Q』より半世紀を超え、実に53年ぶりとなる。


また、第6話「円盤が来ない」の回想シーンでは子供の個体(セミ少女)と言う個体も登場している。

星人遺族 セミ少女


ウルトラマンクロニクルZERO&GEED

宇宙怪人 セミ人間セミヤ&セミカ

CV:藤田大助

ビヨンド学園を見学する異星人の一人として、セミヤという個体が登場。

名前の由来は「セミダブルベッドで生まれたから」という何とも言えないものである。


セミヤの声を演じた藤田はアニメ『こち亀』の清正奈緒子の弟の守役を演じており、以前にも『マックス』第21話にゲスト出演している。また、藤田がゲスト出演した前話の第20話には、『こち亀』に登場したドルフィン刑事役の赤星昇一郎がゲスト出演し、赤星は『ティガ』、『ガイア』、『コスモス』、『メビウス』など数多くのウルトラシリーズにゲスト出演している。


ウルトラマントリガー

スピンオフ作品「ナースデッセイ開発秘話~特務3課奮闘記~」に登場。TPUの整備部に所属している。


第13話では、マルゥルが開いた新型戦闘艇のアイデアを募る第1回宇宙人会議に参加。威圧的なポーズをしながら何か意見を出していたが、残念ながらチルソニア遊星の言語を理解できる者はこの場にはいなかった。


ウルトラマンブレーザー

演:東儀秀樹(ツクシ),東儀典親(クロイワ),白須今(ニイゼ),堤博明(ヒグラシ)

第9話「オトノホシ」に登場。

元々60年前に地球にやって来て地球侵略を目論んでいたが、地球の音楽に魅了されてしまい、「セミプロ(セミプロフェッショナルの略で、半ば職業化しているアマチュアの事)」の演奏家として地球で音楽を奏でるようになっていった。

しかし、60年の月日が経ち飛来したガラモンを起動。演奏でガラモンを自由自在に操作する。

最終的にアンリ隊員の銃撃で演奏を阻止され、侵略計画は失敗に終わるものの、ツクシホウイチ「音楽を純粋に楽しむ生物である地球人が消えなくて良かった」ことに安堵し、アンリ隊員に感謝の言葉を述べて劇場の幕が閉じられた。

その後、ツクシがどうなったのかは不明だが、原典のセミ人間が作戦失敗で処刑された事から同様の末路を迎えたか、或いはそのままアンリ隊員によってGGFに身柄を引き渡したのものと思われる。

また、ツクシ以外の彼らがどうなったのかも語られていないが、全ての責任を背負ったツクシが「みんな好きに生きてくれ」という発言から、今でも地球で生きていると思われる。


ガラモンは河原を動き回っただけで破壊活動をしなかった事もあり、攻撃に迷いがあったのかもしれない。


なお、セミ人間が地球人に化けたときの名前は、蝉の名前から取られている。

外伝作品

書籍


ウルトラ超伝説

第三部及び第五部『すすめ!タロウ』に登場。どちらもライフル系統の武器を手にする戦闘員ポジション。

バルタン星人の手先としてアンドロ警備隊本部を襲撃、傷付き治療を受けていたアンドロフロルとウルフを捕え、小型BH砲で処刑しようとする直前に消え失せた。

五部では人工ブラックホールから脱出したアース号の子孫が住まう星で彼らを奴隷の如く搾取。ウルトラベースのひとつを潰し、帰路の途中のタロウとスペース・ナイトを強襲している。


ウルトラ戦士列伝

テレビマガジン掲載の特集記事「ウルトラ戦士列伝」にてケムール人と共に登場。

コセイダーのプラズマビームガンを浴びて敗北した。状況を不利と見たケムール人は巨大化を試みたが、その後の顛末は不明。



多々良島ふたたび

女性の別個体が登場。


東京へ偵察に出向いていたために宇宙船の撃墜から免れ生存していた個体が登場。江戸川由利子を装って多々良島へ向かう船へ密航、第二次多々良島調査隊に潜入を果たす。先んじて地球に上陸していた一派が無人島である多々良島に設営していた前線基地を再訪し、制裁を回避すべく母星の地球侵略計画の成果を挙げんとする。


  • レッドキングを始めとした地球怪獣達を兵器として利用するために呼び寄せたが、制御が上手くいかず基地が大破。多々良島を怪獣無法地帯へと変えてしまった。
  • 同胞が改造を加えた最強の怪獣が奇跡的に巨大円筒状のカプセルで眠っていたことを確認。アイドリング状態だった次元転移装置を利用して東京に転送してウルトラマンを倒そうと目論む。真相を知った調査隊の松井によってナパーム弾を投げつけられ死亡。死の間際に怪獣を東京へ転送すること自体には成功した。
  • 地球の男は可愛い女性に弱い」という傾向を踏まえ江戸川由利子に化けていた。
    • 尚、由利子の顔を知らなかった為本物にはあまり似ていないとのことで、同書の挿絵には桜井浩子ではない別人が演者を担当。
      • トランジスタラジオに偽装したエスパライザーを所持している。

アメコミレッドマン

レッドマンと怪獣たちの戦いを密かに監視しており、テレビ番組として別世界へとその映像を流していた。


彼らとレッドマンとの関係については今のところ明らかになっていない。


ウルトラ忍法帖

第102話にて怪夢瑠に代わる朧党の新たなる戦闘忍(バイト)「セミ人間五人衆」として登場した。言語能力は無くセミのような鳴き声(なぜか1人だけ電話の着信音だった)を発する。その外見からマン罵流丹と勘違いされ、沸苦に登場作品を説明された。活躍は餅を食べただけで戦闘シーンは無く、ティガ1人に5人揃ってあっさり敗北してしまった。


また、峰曽田村編ではバルタン兄弟の配下「セミ人間十人衆」として登場。こちらは上記の個体群とは違い、普通に人語を話せる。バルタン兄弟を後ろ楯にウル忍2軍のニセセブンの故郷・峰曽田村を我が物顔で荒らし回っていたが、事件を聞いて帰郷したニセセブンによって十人揃って敗北、そのまま牢に放り込まれた。


ステージ

「ウルトラマンライブステージ2・宇宙恐竜最強進化!」

黒幕として登場。クローンゼットンを使って全宇宙を滅亡させようとする。

セミのように寿命が極端に短い事が判明し、その為に全ての生命体を妬み、宇宙を滅ぼそうと画策する。


「ウルトラマンフェスティバル2003」

第2部の黒幕として登場。光の国に保管されたコスモクリスタルを奪ってウルトラ戦士を消滅させようと目論むが、コスモスの介入で計画を変更し、エスパライザーとコスモクリスタルの欠片、そして自らの体を使って怪獣を召喚する。

最期はコスモスとジャスティスの合体したウルトラマンレジェンドのスパークレジェンドを受けて敗れ去った。

同郷がかつて地球に来訪した事を知っている模様。


召喚した怪獣の正式名称は不明だが、姿形はミラーマンのペアモンスキング超コッヴの尻尾を取り付けたような外見をしている。


関連イラスト

セミ人間セミ人間

余談

長い間バルタン星人はセミ人間の着ぐるみを改造して造られたという説が有力視されていたが、初代バルタン星人の造形担当者が判明し、新規造形であったという証言が得られている。


デザインは成田亨。バルタン星人のデザイン担当でもあり、氏の著書の「セミ人間に角と鋏をつけるように飯島敏宏監督に指示された。」という証言から上記の説が唱えられていたようである。


ゲームパロディ漫画『しあわせのかたち』推理ADV「オホーツクに消ゆ」編での最初の殺人事件の犠牲者が何故かセミ人間だった。


関連タグ

ウルトラQ ウルトラ怪獣

怪人 宇宙人 侵略者

エイダシク星人:おそらくセミ人間がモチーフの宇宙人。

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