ナマズン
なまずん
基礎データ
全国図鑑 | No.0340 |
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ホウエン図鑑(RSE) | No.128 |
シンオウ図鑑 | No.081 |
マウンテンカロス図鑑 | No.041 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.133 |
アローラ図鑑(SM) | No.094 |
メレメレ図鑑(SM) | No.094 |
アーカラ図鑑(SM) | No.037 |
ポニ図鑑(SM) | No.044 |
アローラ図鑑(USUM) | No.114 |
メレメレ図鑑(USUM) | No.114 |
アーカラ図鑑(USUM) | No.037 |
ポニ図鑑(USUM) | No.056 |
ガラル図鑑 | No.229 |
ヨロイ島図鑑 | No.138 |
カンムリ雪原図鑑 | No.061 |
ヒスイ図鑑 | No.098 |
パルデア図鑑 | No.169 |
キタカミ図鑑 | No.163 |
ローマ字表記 | Namazun |
ぶんるい | ひげうおポケモン |
タイプ | みず / じめん |
たかさ | 0.9m |
おもさ | 23.6kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | どんかん / きけんよち(第4世代から) / うるおいボディ(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう2 |
各言語版での名称
英語 | Whiscash |
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ドイツ語 | Welsar |
フランス語 | Barbicha |
韓国語 | 메깅 |
中国語 | 鲶鱼王 |
概要
ドジョウが進化してナマズになった。ただし尾びれは水棲哺乳類のような水平になっているのが特徴。
額には謎のWが輝く。おかげで初見プレイヤーから「でんきタイプを持っているのでは?」と勘違いされることも。
パッチリお目々の割に視力はとても低いらしく、高感度センサーのヒゲで周囲を探るとか。
狩は近づいたものに喰らいつく待ち伏せ型のようであるが、地震で驚いた相手を丸呑みにしてしまうなどアグレッシブな面もある。
なお泥ごと相手を食べてしまうなど、好き嫌いなく何でも食べるとのことだが、ゲームのシステム上、当然性格による好み・苦手な味はあるので注意。
かなりの大食らいでもあり、一度目覚めれば一晩中餌を貪ろうとするらしい。これでよく沼地が全滅しないものである。
- 生態
大きな沼を縄張りにし、不用意に近づく者には5キロ先まで響くほどの地震を起こして追い払う。また自分で地震を引き起こしているうちに自然の地震を予知する能力も備わった。例えば、ナマズンの群れが水面を跳ねると大地震の前触れといわれる。
このような凶暴な生態を持ちながら、ポケダンでは好々爺として描かれており、第1作で彼の棲む『ナマズンのいけ』にある洞窟では進化ができる。
また、明らかな魚ポケモンであるにもかかわらず、第2作のスペシャルエピソードでは水場が確認できない『ひがしのほらあな』にコイキング共々出現する。そして陸地であるにもかかわらず、ビチビチと跳ねるそぶりは見せず、当然のように浮遊している。
プレイヤーキャラならともかく野生のナマズンがどうしてこんな所にいるのかは永遠の謎。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
110 | 78 | 73 | 76 | 71 | 60 | 468 |
高めのHPを誇るバランス型で、数値だけならランターンが最も近い。
しかし、みず/じめんのポケモンの中では採用率が低く、話題性に欠く。
よく起用されるラグラージと比べて種族値が大きく劣り、「ちょすい」、「よびみず」という水無効特性持ちでみずタイプを牽制できるヌオー・トリトドン・ガマゲロゲといった連中もライバルになる。
最大のポイントは「じわれ」が使える点。
さらに軽量のためサブウェポンとして使われがちな「くさむすび」に対して強く、特性の「きけんよち」のおかげで事故死する可能性も低い。「ドわすれ」を積んで耐久型にするのもアリ。逆に「きけんよち」を「トレース」や「スキルスワップ」されると「じわれ」を所持しているかどうかがバレるので警戒しよう。
他にも「ハイドロポンプ」、「れいとうビーム」、「ふぶき」、「じしん」、「ストーンエッジ」と、攻撃技は優秀。命中率の不安はフォーカスレンズ等で補うと良いだろう。
ヒゲつながりか「りゅうのまい」という優秀な積み技を持つが、元々の攻撃種族値が低いためギャラドスやオーダイルに比べて格段に火力が劣る。ただし「ちょうはつ」が効かなくなる「どんかん」の特性を持っているので、補助技を封じられるという心配はない。おまけに「いかく」によって攻撃を下げられる事もない。
何故かでんきタイプの物理技である『スパーク』とドラゴンタイプの変化技である『りゅうのまい』をタマゴわざ(第8世代では「りゅうのまい」は「わざレコード」を使う必要がある)で覚える。前者はデンキナマズ、後者は琵琶湖の竹生島にある都久夫須麻神社におけるナマズが龍に変身した伝承(または龍の髭をナマズの髭に見立てた?)から来たものと思われる。
『LEGENDSアルセウス』ではそれまで覚えなかったつばめがえしを何故か習得しているが、さほどメリットはない。
『ポケモンSV』では新たに起点作りとなる「ステルスロック」や「まきびし」、物理受けをこなす「ひやみず」、そして上記の伝承を元にしたか「げきりん」まで習得した。また、のっぺりした癒し系フェイスをしておきながら「こわいかお」まで習得している。徐々にドラゴンに変化しつつあるのだろうか…?
特に起点作りは特性どんかんのおかげで妨害されにくく、相性が良い。
また、今作発売時点で登場している同タイプはヌオー、トリトドンだけなので、パーティに採用するチャンスが多いのも嬉しいところ。幅を利かせている御三家の草やエナジーボール持ち、草テラスタルを採用しやすいポケモンには気をつけたい。
元の複合タイプが優秀なのでテラスタルは不向きな方だが、くさ技を打たれそうな時や、もう少し火力が欲しい時はテラスタルを切ってもいいだろう。これに加えて「どんかん」を持つこともあって、「ちょうはつ」に強い補助技メインの居座り耐久型の道も開けてくる。
番外作品
『ポケモンGO』
- 追加された当初は入手が容易(進化前のドジョッチがいたるところで出現するため)で最大CPが低いコモンポケモンポジションとして大人しく活躍していた。
- しかし、バトルシステムが追加されると評価は一変。CP1500以下のポケモンが出場できる「スーパーリーグ」において弱点がくさタイプしかないこと、回転の早い3ゲージ技である「どろばくだん」を習得できることから強ポケとして一気に注目が集まることとなった。
- 特に、同リーグで採用されやすいトリデプスやレジスチルの弱点を突けることから、これらに対する抑止力として採用されることが多い。
- 苦手とするくさタイプに対しても、サブ技で「ふぶき」を覚えさせておけば、出しどころが上手く決まれば逆に返り討ちにすることも可能。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
「ゆれる島の戦い! ドジョッチVSナマズン!!」という話があったのだが中越地震のせいでお蔵入りとなってしまい、ポリゴンと違い放送すらされないという事態になってしまった。しかもそれ以降アニメでは地面を揺らす技の使用がご法度となってしまう。しかしポリゴンと異なり、出禁にはなっておらず以下の通り活躍している。
- AG75話
- 巨大個体が登場。作中に登場する自称・釣り名人ことスズムラが、巨大ナマズンを捕獲しようとしたが…
- アダンのナマズン
- DP28話
- ジョーイさんの娘であるマイからフーズを貰っていたポケモンの1匹で登場している。
- DP138話
- ムサシに釣り上げられたが、すぐにリリースされた。
その他
SM | 90話・126話 |
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劇場版 | 蒼海の王子 |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 4章ではハギ老人のマーコちゃんが登場しヒゲで地殻の動きを探り、地震を予知していた。
- 同章でミクリのフィリップも登場しており、マーコちゃんも知っているルビーが心底驚いたほど最高のコンディションを持つ。カイナシティが水没した際には町の人々を救助し、最終決戦ではアオギリのドククラゲと互角以上に渡り合った。
余談
みんなのために がんばって てにいれた
ナマズンだよ。きみだけの ナマズンを
そだててみよう。ナマズンなめんなよ!
やまもとたいいん(当時の山本隊員のコメント)