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クッパJr.の編集履歴

2024-10-03 17:42:50 バージョン

クッパJr.

くっぱじゅにあ

マリオシリーズのキャラ。クッパの息子。

概要

スーパーマリオサンシャイン』で初登場したクッパ息子母親は不明(ピーチ姫ではないようだ)。

鋭い口の絵が描かれているスカーフを付けている(『スーパーマリオサンシャイン』ではマリオの髭が描かれた青いスカーフになっている)。

当初はマジックブラシを使った攻撃をしたが、現在は火を噴いたり、クッパクラウン(クッパJr.クラウン)に乗込んだ状態での攻撃もするようになった。

なお、クッパクラウン使用は大乱闘スマッシュブラザーズシリーズで特にイメージが顕著となるものの、それ以前の作品からも何度も乗っている。そのため、元々は『スーパーマリオワールド』のクッパの乗り物であったのであるが、今では「クッパJr.の乗り物」というイメージが強い。


性格は腕白盛りで我儘であるが、父親想い。小柄なためまだパワーは少ないがスピードはあり、メカに強いため戦う際には何らかのメカを操縦する事が多い。基本的にパワー重視で肉弾戦で挑む父とはその点では真逆。

ただし初登場の『スーパーマリオサンシャイン』ではニセマリオ状態でマリオの直接攻撃を返り討ちとしてみせたり、『Newスーパーマリオブラザーズ』では身1つで中ボスとして立ち塞がるなど、肉弾戦が全くの不得手という訳ではない模様。

クッパJr.RPG』では人質にされたウェンディを助けようとしたり、マリオと共闘している際に彼を庇ったりと仲間想いで勇敢な一面も見せる。また、父親は自分が悪の大魔王であることへプライドを持っていたのに対して、クッパJrは、『なあ、クッパ軍団って悪なのか!?』『お前も僕も悪なのか!?』と自分達が悪の軍団であることを気にする発言をしていることから、豪放磊落な父親とは真逆の繊細な気質の持ち主である可能性が高い。


英語版での名前はクッパ同様「Bowser Jr.(バウザージュニア)」、本名は「Bowser Koopa Jr.」となっている。


姿自体は『ヨッシーアイランド』の頃の幼少期のクッパ(ベビィクッパ)と瓜二つで、恐らくこのデザインがモチーフと思われる。

クッパJr.が成長すると将来は父クッパのようになると考えると、充分に未来の大王の素質を持っていると思われる。


なお、『スーパーマリオサンシャイン』に登場したクッパJr.配下達は普段の外見と違っており

等となっているが、これはクッパJr.がマジックブラシで作り出したからである。


クッパ7人衆との関係

クッパJr.登場以前から「クッパの子供達」として登場していたコクッパ7兄弟(現・クッパ7人衆)との関係は当初曖昧であったが、後に海外インタビューで宮本茂が「現在の設定では7人衆はクッパの子供ではなく、クッパJr.が1人息子」と答え、7人衆はクッパ軍団幹部ポジションへ変更されている模様。


その後、『NewスーパーマリオブラザーズWii』からはJr.と7人衆が共演しており、以降は彼らが一緒に登場することも多くなっている。特に関係説明はないが良い連携を見せており、少なくとも仲は良いらしい。

マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX』ではロイから「ぼっちゃん」と呼ばれ、とあるアイテムを譲り受けるシーンが見られる。

マリオ&ルイージRPG3 DX』の追加シナリオ『クッパJr.RPG』ではクッパ7人衆との間柄がより詳細に描かれており、当初は我儘放題で7人衆(特にロイ)を困らせていたが、自身の我儘を気にすることなく気にかけていたモートンSSカンパニーによって暴走したことやカメックの言葉をきっかけに強い成長を見せている。


公式設定ではないが、2次創作などでは「コクッパ兄弟の新たな8番目の末弟」や、「クッパJr.だけが実子で、コクッパ達は側室の子or養子」等と扱われることもある。

メタ的な事情としては、「『サンシャイン』を開発する時にコクッパの存在をすっかり忘れていた」説や、「クッパの親子関係を描くに至って1人息子だけの方が扱いやすいので変更された」説なども有力視されている。


ミニクッパ…?

また、過去にマリオパーティシリーズで登場していたミニクッパ達も、ややこしいがクッパJr.とは別物である。

ミニクッパは複数存在しており、クッパが作り出した分身なので子供ではない。見た目はJr.に良く似ている

しかし彼らは『マリオパーティ7』をもって見納めとなり、『マリオパーティDS』以降はクッパJr.が代わりに出るようになった。

『マリオパーティ100 ミニゲームコレクション』や『マリオパーティ スーパースターズ』では以前ミニクッパが担当していた復活ミニゲームもクッパJr.へ置換えられているので、恐らく既に役目を終えたものと思われる。

そのため、7人衆とは異なりミニクッパはJr.との共演を果たしたことがなく、恐らくこれからもないのだろう。


マリオに詳しくない人から見たら非常にややこしいが、以下のように覚えるといい。

  • 「クッパJr.」=クッパの一人息子。大抵スカーフを付けており、クラウンげ乗っていることも多い。
  • ベビィクッパ」=クッパ自身の幼少期でクッパJr.と瓜二つの容姿をしている。過去の世界を描いたヨッシーアイランドシリーズでの登場がほとんど。
  • 「クッパ7人衆(旧名:コクッパ)」=現行設定ではクッパ軍団幹部。7人それぞれが特徴的な姿や髪型をしており、クッパにはあまり似ていない。
  • ミニクッパ」=昔のマリオパーティにのみ出て来たクッパの小型分身達で部下。現在は役目を終えてJr.が後任を務めている。尚『ミニマリオ&フレンズamiiboチャレンジ』でも同名キャラが登場している。

取り敢えず下の動画を見て貰えば直ぐ分かるであろう。

ちなみにサムネに載っている通りメカクッパも何か似ている。



歴史

アクションゲーム

初登場作『スーパーマリオサンシャイン』では、ピーチ姫のことを「ママ」と思っていた(実際にはママではないことに最初から気付いており、父・クッパを気遣ってそれに合わせていた)。この作品ではニセマリオへ変身し、マリオへ濡れ衣を着せた。

この時、大半は悪戯描きであるがモンテのむらで大火災を起こす等洒落とならない悪事も働いている(モンテ族の性質を熟知したやり方であるが結果的に逆効果となってしまった)。


Newスーパーマリオブラザーズ』OPではマリオを囮で誘導している最中に自らピーチ姫を攫い、塔のボス(ワールドごとの中ボス)としてマリオの前に立ちはだかる。珍しく機械をほとんど使わず、生身状態で戦う。ワールド6の塔以降はスカーフを身に付けるようになり、甲羅へこもるタイミングが増えるなどダメージを与えにくくなる。

ワールド8クッパ城では、ほねクッパを怪しげな鍋へ投げ込んでクッパを復活させ、共にマリオを攻撃する。


NewスーパーマリオブラザーズWii』で、クッパ7人衆との初競演が実現。飛行船のボスで、小型クッパクラウンである「クッパJr.クラウン」やワールド8では「クッパクラウン」を操縦する。


マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー』では、ストーリーには一切関わらなかったものの、ボスバトルメドレー隠しボスとして登場した。

こちらでもクッパJr.クラウへへ乗っているが、久し振りにマジックブラシを用いた攻撃も使用する。マリオやルイージが必殺技である「ブラザーアタック」を使う度、使った技を強奪しバトル終了まで使えなくするという強敵振りを発揮する。

クッパJr.がクラウンより降りている際にクラウンへ攻撃すると、クラウンをマリオ達が操縦出来、クラウンの中のものを、逃げるクッパJr.へ投げ付けるという縦スクロールイベントが発生、取られた「ブラザーアタック」を取戻すことが可能。

ちなみに、マリオ達が弄くり回して破壊したクラウンを修理するのはチョロプーなのであるが、何気にこのゲームでのチョロプー系統キャラ登場は、ここしかなかったりする。


マリオ&ルイージRPG3 DX』のサイドストーリー『クッパJr.RPG』の主役。本編には登場しなかったものの、その裏でもう1つの大きな冒険、絆と成長の物語を繰広げた。

メタコロ病で混乱に陥ったキノコ王国の裏で、クッパ城でもメタコロ病にかかったクリボーが発見されている。そこへ突如現れた謎の3人組・SSカンパニーがガリナールZというサプリの材料をJr.達に教え、それらを集めるために旅に出た。しかし、我儘な性格のせいでロイが離れてしまったり、クッパ7人衆が捕まってしまったり、さらにはSSカンパニーの正体が今作の敵の部下で、ドンドクドンダZという凶暴化するサプリ材料集めにJrを利用していたり(さらにさらにドンドクドンダZでモートンを凶暴化させたり)など、かなり大変なこととなってしまう。

ただし、彼はこの冒険を通して、仲間を大切にできるようになり、成長した……であろう。


スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』の「フューリーワールド」では黒く禍々しい姿に凶暴化してしまったクッパを元に戻すためにマリオと共に行動する。


スーパーマリオブラザーズワンダー』では各地のステージボスを担当。ワンダーパワーの力で変身しマリオ達を待ち受ける。

父同様パワーアップした力でマリオ達を苦しめる……かと思いきやどうやらワンダーパワーを上手く使いこなせていないらしく、戦闘ではこちらが不利となることもあれば、逆に有利となることもある状態となったり不安定で不規則な戦法を仕掛けて来る。

最終ステージでは自らが発生させたワンダーパワーで変化したステージギミックによって吹っ飛ばされてしまい、カメックが大慌てで救助に向かうという何とも間が抜けた微笑ましい様子が見られる。


その他ゲーム

マリオゴルフファミリーツアー』では隠しキャラで登場。

低い弾道のストレートで211ヤード、スターキャラとなると268ヤードの飛距離を持っていた。

ちなみにニセマリオも別に隠しキャラとして登場しているのであるが、この作品を最後に、長らく出番がなかった。が…(後述)


マリオテニスシリーズのうち、『マリオテニスGC』と『マリオテニスオープン』では普通にテニスをしていたが、『マリオテニスウルトラスマッシュ』や『マリオテニスエース』ではクッパJr.クラウンを操縦しながらテニスをするという卑怯な手を使うようになる。


マリオパーティシリーズでは、『マリオパーティDS』や『マリオパーティ9』から前述のミニクッパに取って代わる形で登場。『マリオパーティ9』では彼と1対2で対決するクッパJr.ミニゲームがいくつか存在する。『マリオパーティアイランドツアー』ではクッパタワーをクリアすると使える隠しキャラクターとして初めてプレイアブルキャラに昇華。『スーパーマリオパーティ』でもプレイアブルキャラとして参加し、こちらでは初めから使うことが可能。


スーパーマリオくん

原作同様「スーパーマリオサンシャイン」編から登場。ニセマリオを演じていた際はシリアスな悪党として描かれていたが、正体を明かしてからは子供っぽさを押し出した父親想いの悪ガキとなった。手下に対しては態度が大きいが父親やピーチ姫には甘い。そのためピーチ姫には良いように悪戯されている。なお、クッパとの仲は良好で、クッパもたまに親バカなところを見せる。


40巻の「スーパーマリオギャラクシー」編では、マリオが持つパワースターを奪うべくほうき星の天文台に襲来。イカダ型戦艦へ乗込み砲台を用いてマリオ・ルイージを圧倒する。そこへ駆け付けたロゼッタを始末するべく砲弾を発射するがバリアによって無効化される。さらにはロゼッタがマリオへの強い思いからバネキノコを生み出してしまい、それによって変身したバネマリオの一撃で敗北する。

その後悪足掻きでパワースターをばらまくも、結局チコ達に全て回収され失敗に終わる。


42巻の表紙に登場した際はこれまでのクッパJr.のデザインと異なり妙に丸っこいデザインとなっていた。また、「NewスーパーマリオブラザーズWii」編では2回登場。どちら回でもクッパJr.クラウンへ乗っているがクッパJr.クラウンの方は乗り物としか説明されない。



外部出演

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

第4作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』から参戦。


NewスーパーマリオブラザーズWii』以降の作品と同様に「クッパJr.クラウン」へ乗り、ドリルアームやパンチグローブ、大砲など、クラウンに仕込んだ様々な兵器を駆使して戦う。

基本的にクラウンから降りることはないが、上必殺ワザを使用すると爆発するクラウンから飛び上がり、生身の状態になる(この状態でもハンマーを振り回して攻撃可能)。

また、クッパクラウンと乗っている本体で防御力が異なるという特性を有する。クラウンで受けるとダメージが減り、本体が受けると通常よりダメージが大きくなる。


7+1

カラーバリエーションとしてクッパ7人衆ラリーロイウェンディイギーモートンレミールドウィッグも使用可能。

この7人衆は目がメカメカしいデザインをした、量産型クッパJr.クラウンへ搭乗する。


最後の切りふだでは久々にニセマリオへ変身する。

これまで変身したことがない7人衆も同様に変身可能。


詳しい解説はクッパJr.(ファイター)を参照。


スーパーニンテンドーワールド

パワーアップバンド・キーチャレンジの終点「クッパJr.ファイナルバトル」へ登場。ピーチ城からゴールデンキノコを盗み出し、クッパ城付近の隠れ家で来場者を待ち受ける。



担当声優

声優は作品によって異なり、『スーパーマリオサンシャイン』などのゲームキューブ作品や『Newスーパーマリオブラザーズ』などのNintendo DS作品ではドロレス・ロジャース、『マリオストライカーズチャージド』以降の作品及び大乱闘スマッシュブラザーズシリーズではケーティー・サゴイアンが担当している。


出演作

アクションゲームシリーズの他、各パーティゲームシリーズでも登場し、幅広い活躍を見せている。


関連イラスト

クッパJr.ちゃんえっへん

れっつバスたいむ!SSB - Bowser Jr


関連タグ

任天堂 マリオシリーズ

クッパ軍団 クッパ コクッパ

マジックブラシ ニセマリオ クッパクラウン


ドンキーコングJr.:同じ2世キャラ。こちらでは2代目ドンキーとの関係性がハッキリとせず、また彼の活躍が激減している点でクッパJr.と異なっている。なお、本山一城版「ドンキーコング編(GB版)」では、サンシャインにおけるクッパJr.と役回りが良く似ている。


トッテン:Jr.同様が描かれたスカーフを着用している。


ベビィクッパ:父の幼少時の姿。瓜二つであり、恐らくモデル。

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