概要
全宇宙侵略を企む大軍団。既に宇宙の大半を支配領域としており、彼方此方の場所で宇宙警察機構を始めとする組織や星間国家と戦争中である。
かつて地球にもその魔手を伸ばしたが、レジェンド戦隊達の活躍で一時は撤退を余儀なくされた。
それから月日が経ち、皇帝の息子ワルズ・ギルが率いる侵略艦隊が再び地球に牙を向ける。
名前に関しては、単語・慣用句が元になっている。
チャリオットを彷彿させる旗艦ギガントホースを月に待機させ、そこから行動隊長や戦闘員を地球に派遣する。
組織の強さとしては、幹部や親衛隊クラスはゴーカイジャーを圧倒する程強いが、一般の行動隊長の実力はそれ程高くなく、ゴーカイジャーに軽くあしらわれる者も少なくない。戦闘員のゴーミンも素手の一般人でも対抗可能で歴代戦闘員の中でもかなり下の方である。
しかし、最大の特徴は歴代の悪の組織の中でもダントツの兵力を持っており、一個艦隊程度壊滅させられてもポンと次が出せる程である。レジェンド大戦では数億もの艦隊で地球を攻め、終盤ではその数倍もの艦隊を差し向けてきた。質より量な国家である。
これまでにチート級のラスボスと戦ってきたレジェンド戦隊に大艦隊で大打撃を与え、行動隊長も精鋭揃いなのにも関わらず、「これだけに強いのになぜ地球を侵略できないのか?」と害統領ババッチードに突っ込まれている。
構成員
皇族
皇帝アクドス・ギル(声:小川真司) |
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ザンギャックの皇帝にしてワルズ・ギルの父。第41話からギガントホースにやって来た。 |
司令官ワルズ・ギル(声:野島裕史) |
ザンギャック第二次地球侵攻艦隊の司令官にして、皇帝の息子。カリスマ性の無さは歴代最下位と噂される。 |
第二次地球侵略艦隊
司令官ワルズ・ギルが率いる大部隊。
参謀長ダマラス(声:石井康嗣) |
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ワルズ・ギルの補佐を務めており、その名を知れた最強格の戦士。真面目かつ理知的。 |
開発技官インサーン(声:井上喜久子) |
妖艶なマッドサイエンティストで、行動隊長達の改造・巨大化を担当。行動隊長に改造手術を施す事もある。 |
特務士官バリゾーグ(声:進藤学) |
剣の達人のサイボーグ。ワルズ・ギルに対して忠実であり、彼から唯一信頼されている。正体はジョーの師匠・シド・バミックが改造された姿。 |
皇帝親衛隊
皇帝アクドス・ギル直属の精鋭部隊。
親衛隊長デラツエイガー(声:中村悠一) |
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第11~12話に登場。アクドス・ギル直属の皇帝親衛隊の指揮官で、ダマラスとは同格以上の存在。超重量級のカスタムソードを武器として振る |
親衛隊員ザツリグ(声:東地宏樹) |
第41話で登場した二大親衛隊員の片割れ。数百の惑星を滅ぼし、「惑星の破壊神」とも呼ばれる。アイムの両親の仇でもある。胸の眼魔アイで様々な技を繰り出す。 |
親衛隊員ダイランドー(声:江原正士) |
第41話から登場した二大親衛隊員の片割れ。妙にハイテンションだが、残忍な性格の持ち主。戦闘ではジャイアントハンマーを振る。 |
私掠船フリージョーカー
バスコ・タ・ジョロキア |
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第15話「私掠船現る」で初登場した悪役。緑色の血を持っている。宇宙帝国ザンギャック公認の私掠船「フリージョーカー」の船長で、ゴーカイジャー達と同じく宇宙最大のお宝を狙っている。 |
宇宙猿サリー |
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バスコ・タ・ジョロキアの部下で、バスコが唯一信頼をよせられる宇宙の大猿。しかし彼が怪人態を見せた時は腰を抜かして驚いていた事から、彼の全てを知っている訳ではないようである。猿の玩具がモチーフなのかシンバルを武器としている。腹部からは巨大戦闘疑似生命体を出現させる事ができる。 |
巨大戦闘疑似生命体(ロイド)
その他
大科学者ザイエン(声:中田譲治) |
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第30話で登場。ザンギャック本国に所属する幹部。シドをバリゾーグとして改造した張本人。 |
魔空監獄獄長アシュラーダ(声:佐野史郎) |
『vs宇宙刑事ギャバン』に登場。『宇宙刑事ギャバン』に滅ぼされた宇宙犯罪組織マクーの首領ドン・ホラーの血族。 |
皇帝の血族(残党)
新司令官バッカス・ギル(声:土師孝也) |
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『特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー』に登場するザンギャックの新たな司令官。アクドス・ギルの甥。ザンギャック復興の為に幻のレンジャーキーを狙う。 |
帝王ダイダス・ギル(声:松本大) |
『キョウリュウジャー』キャラクターショー内に登場。バッカスの親で、アクドスの兄。 |
先祖ゴクドス・ギル |
『動物戦隊ジュウオウジャー』第29話に登場。ザンギャック歴代皇帝の怨念の集合体。バングレイが鎧の記憶から再現した。 |
怪人
行動隊長 |
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お馴染み「ゲスト怪人枠」にある宇宙人達。殆どはインサーンによる改造手術が施されている。中には過去のスーパー戦隊と闘った怪人の関係者らが登場する(例としてアリエナイザーに部類された者、臨獣殿の関係者の後継者、宇宙忍群ジャカンジャの子孫)。 |
戦闘員
親衛隊ドゴーミン |
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アクドス・ギルに仕える親衛隊で、皇帝親衛隊所属。容姿は赤色で、武器を持ってる上、スゴーミンはおろか、行動隊長をも上回る戦闘力を持つ。 |
下士官スゴーミン |
ゴーミンより階級が上の戦闘員。変形も可能で、言葉も話せる。3人1組で行動することが多い。 |
兵隊ゴーミン |
ザンギャックの戦闘員。言葉は話さず、「ゴー!」と叫ぶ。一般市民に倒されることもある程弱い。 |
上下関係
おそらく上下関係については
アクドス・ギル
ワルズ・ギル
ダマラス、ザイエン、皇帝親衛隊
ドゴーミン、インサーン、バリゾーグ
行動隊長
スゴーミン
ゴーミン
といった具合だろう。
その他情報
- 1ザギンは日本円で360円らしい。
レートが360円というと、初期の1ドル=360円というとんでもない円安関係であると想像しがちであるが、1ザギンでどれぐらいのものが購入できるかが不明のため、円相場がわからないというのが実情である。あと換金が無茶苦茶めんどくさい。ちなみに、2000年代だと、KWD(クウェート・ディナール)が、これぐらいの円相場である。
最終話でアクドス・ギルがゴーカイジャーに討たれ、指導者とその後継者を失った。本国の防衛や他の戦域からもかき集めてきた大艦隊も地球で壊滅したため戦力の大半を失い、対抗勢力の逆襲や内部分裂が起き始め、ザンギャックは崩壊の一途を辿ることとなった。
他勢力との関連
記念作品のため、これまでのスーパー戦隊シリーズの敵勢力との関連なども本編中で描かれている。
以下は関係者がザンギャックに所属していた組織
他勢力 | 関連作品 | 関係者 |
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宇宙犯罪組織マクー | 宇宙刑事ギャバン | アシュラーダ |
宇宙忍群ジャカンジャ | 忍風戦隊ハリケンジャー | サンダールJr.とサタラクラJr. |
宇宙拳法 | 獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー | パチャカマック13世 |
注…『ゴーカイジャー』第5話に登場した行動隊長のブラムドは、アリエナイザー。ただし、ブラムドに限らずザンギャックメンバーはアリエナイザーや悪しき魂に分類されると思われる。
魔空監獄の囚人たちのかつての勢力
囚人たちは、今では、人類側に味方している者が多数のため、かつて所属していたという関係が多いため(組織自体の態勢が変わったものも存在するため全てではないが)、今のザンギャックと該当勢力の関係には関わらないものも存在するが参考までに。
他勢力 | 関連作品 | 囚人 |
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邪命体エヴォリアン | 爆竜戦隊アバレンジャー | ヤツデンワニ |
地底冥府インフェルシア | 魔法戦隊マジレンジャー | 妖幻密使バンキュリア |
ダークシャドウ | 轟轟戦隊ボウケンジャー | 幻のゲッコウと風のシズカ |
蛮機族ガイアーク | 炎神戦隊ゴーオンジャー | ヨゴシュタインとキタネイダスとケガレシア |
注…『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のバエは、臨獣拳アクガタのメレと捕らわれていただけであり、実際には、ビーストアーツ側の拳士。
その他勢力
他勢力 | 関連作品 | ザンギャックとの関係 |
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黒十字軍 | 秘密戦隊ゴレンジャー(※1) | ザンギャックとは別勢力⇒協力関係(※1) |
ジャリュウ一族 | 轟轟戦隊ボウケンジャー | ザンギャックとは別勢力(※2) |
蛮機族ガイアーク | 炎神戦隊ゴーオンジャー | ザンギャックとは別勢力・対立関係(※3) |
※1…黒十字軍の初出は『秘密戦隊ゴレンジャー』だが、こちらは『199ヒーロー』にて新編成された組織。余計な邪魔をされないように、黒十字王の方から協力を申し出た。
※2…ネガティブシンジケート一角。『ゴーカイジャー』第21話でリュウオーンがそのまま登場。対立こそしていないが、協力関係でもない。
※3…『ゴーカイジャー』第35話と第36話に登場。どちらが地球を手に入れるかで戦争を始めかけた相手組織(なお、両組織が本気で戦争を始めた場合、地球は確実に死の星になってしまう)。「しまった、ザンギャックの事すっかり忘れていたであります」。なお、『199ヒーロー』では黒十字軍の一員(上記の通り別勢力)として、『VS宇宙刑事ギャバン』では魔空監獄の囚人(上記の通り)としてこの組織の関係者が登場している。
この他、
- バスコ・タ・ジョロキアは、『海賊戦隊ゴーカイジャー』内で第三勢力という立ち位置ではあるが、一応協力関係にある。
- 外道衆と機械禦鏖帝国マトリンティスは、『ゴーカイジャー』第40話の過去で登場しているが、過去での出来事のため、ザンギャックとは無関係。
関連タグ
ジョー・ギブケン:元構成員。
旗艦ギガントホース:本編における活動拠点。
スーパー戦隊の敵陣営 |
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