概要
"宇宙"+"拳法"という、なかなかにぶっ飛んだ組み合わせの体術。中国拳法、日本拳法など多様な拳法がこの世に存在するが、当然ながら現実世界には宇宙拳法の使い手は存在しない。
そもそも2020年時点での人類の宇宙進出がまだ初歩的である以上、拳法家が宇宙に行くのは遠い将来の希望でしかなく、仮に宇宙に行ったとしても無重力状態で拳法技を駆使することは到底不可能である。宇宙のどこかにある(と思われる)地球の環境とよく似た星なら僅かに可能性があるほか、拳法によく似た体術を駆使する宇宙人のそれを"宇宙拳法"とこじつけることもできなくないが、やはり天文学的レベルの確率になってしまう。
よって、作品のキャラクターが駆使する架空の拳法としてしばしば創作に用いられる。
"宇宙"と名前が付いていることを除けば、基本は現実の拳法と同じである。一方、作品によっては重力を利用したトリッキーな技を駆使したり、拳法にもかかわらずビームを撃つなど体術とは思えない技に変化している場合も少なくない。
流派が分かれている例もあり、『マシンロボ クロノスの大逆襲』では「天空宙心拳」という流派が存在している。
ウルトラギャラクシーファイトシリーズにはコスモ幻獣拳という流派がありたくさんの技がある。
使い手
特撮作品
- ウルトラシリーズ
- ウルトラマンレオ(ウルトラマンレオ)※
- アストラ(同上)
- さそり怪獣アンタレス(同上)
- ノースサタン(同上)
- ウルトラマンゼロ(ゼロシリーズ、新世代ヒーローズ)
- ウルトラマンオーブ・レオゼロナックル(ウルトラマンフュージョンファイト!)
- ウルトラマンゼット・アルファエッジ(ウルトラマンZ)
- ウルトラマンリブット(ウルトラギャラクシーファイトシリーズ)
- ウルトラマンレグロス(同上)
- アブソリュートディアボロ(同上)
※:レオは「宇宙拳法の達人」とされており、彼の弟子のゼロ及び孫弟子のゼットも宇宙拳法を受け継いでいる。また、レオは本編第11話にて(1話限りだったものの)レオヌンチャクを使用している。
※:パチャカマック一族は宇宙拳法の名門とされており、12世の息子である13世も父から宇宙拳法の奥義を受け継いでいる。
※:メガロマンのスーツアクターを担当した村上潤氏は過去に拳法の経験がなく、ブルース・リーの映画などを参考に独自の宇宙拳法の型を生み出したという。
アニメ・漫画作品
※人類が太陽系宇宙に進出した未来を舞台にした作品。主人公であるガリィは火星で発展した武術「機甲術(パンツァークンスト)」の使い手。他にもサイボーグの身体を活かした様々な武術家が登場する。
- ブラック・カンフー(キン肉マン 決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士)
- プリーク・リー(スティッチ!)
ゲーム作品
その他ございましたら、追記・修正よろしくお願いします。