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概要

インド神話宇宙に存在すると言われる二種類の物理法則及びエネルギーである男性的な『ブラフマン』と女性的な『シャクティ』、そのブラフマンの方から力を借り受けて発動させる神秘の必殺奥義、もしくは究極兵器。ブラフマー+アストラ(矢)の合成語。

ラーマーヤナ』のラーマ、『マハーバーラタ』のアルジュナのような主役級英雄の他、その師や先達、ライバルキャラにも会得者が散見され、大抵の場合弓から撃ち出す矢として描写されるが、発動に際して得物を選んだり選ばなかったり使い手によって仕様はまちまち。ただし一度ぶっ放せば威力は絶大という点は一貫しており、その超強化版に当たる『ブラフマシラーストラ』に至っては、余波だけで海が蒸発し十何年も大地が不毛の荒野と化すという核兵器級のヤバさである。実はこれですら序の口であり、最上級の『ブラフマンダストラ』は一発で宇宙そのものを破壊しかねない威力を持っているらしい。

とにかく『鍛えに鍛え抜かれた超一流のヒーローなら開眼していて然るべき必殺技』という一種のステータス的な代物であり、ゲームで言うなら『テイルズオブ』シリーズの『魔神剣』系統や、『メダロット』シリーズの『メダフォース』に相当する。

また、『真・女神転生Ⅱ』においては、物語終盤級の高レベルになったあたりで、邪教の館で悪魔×武器合体で作れる高位の銃器装備(一発の威力や効果範囲は作中でもトップクラスだが、同作のトップクラスの武器は単純な威力のみならず相性や装備できる属性、攻撃回数、付与効果などで違いがありすぎるため、ブラフマーストラも「最強銃器候補の一角」ではあっても「ぶっちぎりのトップ」とは言い難い)として登場する。

合成レシピは、剣「ヒノカグツチ」×破壊神「シヴァ」。

Fateシリーズカルナランサーで召喚された為、投げ槍と目からのビームがブラフマーストラという事になっている。(メイン画像)ちなみにこちらのラーマは本来は矢である物を刀剣に改造し、敵に投げ付けるヴィシュヌ神のチャクラムじみた技になっている。

そしてアシュヴァッターマンはブラフマーシラーストラを奥の手として保有しているが、使えば大地が死ぬ威力なので死蔵している設定となっている。

〇〇アストラ

ブラフマーストラ以外にも〇〇アストラという神々の名前が付けられた矢(一般的にそう訳される)がインド神話では数多く登場し、英雄やラクシャーサの武器として使用されて来た。神の権能を収めているだけあって、強力な武器が多いが、正直人の手に余るものばかりである。中には所持者が多い武器もあり、世界がいくつあっても足りないんじゃなかろうか?

そもそもインド神話はパワーインフレが激しいのでこういった強力な効果を持つ武器でもそこまでチートには感じない…はず。感覚が麻痺するレベルとは恐ろしいものである。

ちなみに現代のインドでアストラというとミサイルの事を指す。

  • アグネヤストラ

炎神アグニの力が篭った矢。

これで起こった炎は通常の消火方法では収まらないといわれる

ペルソナ4スズカゴンゲンが覚えるアレである。

  • アンジャリカストラ

ラクシュマナインドラジットを打ち取った時の放った矢。

マハーバーラタにおいてはアルジュナがこの矢でカルナに引導を渡したとも。

  • アンタルダーナストラ

アンタルダーナはサンスクリット語で「消失」の意味で、神の名前は冠していないが、クベーラの宝物の一つで、アルジュナに託された。

名前が意味する通り、着弾した一帯を消滅させる事の出来る恐ろしい武器。

  • インドラストラ

インドラの力が篭った矢。空から矢の雨を降らせる。インドラ由来だが、珍しく雷系の武器ではない。

ラーマーヤナではラーマが、マハーバーラタではインドラ神の息子であるアルジュナが使用。

  • ヴァイシュナヴァーストラ

宇宙最強のアストラの一つ。その名の通り、ヴィシュヌ神の力が篭っている。

  • ヴァーヤヴィヤストラ

風神ヴァーユの力が篭った矢。暴風を発生させることが出来る。

ラーマなどが所持している。サイラストラはヴァーユヴァヤストラを打ち消す効果を持つ。

  • ヴァルナストラ

水神ヴァルナの力が篭った矢。アグネヤストラに対抗できる力を持つ。

大洪水を起こして敵軍を呑み込む。やってる事はこれに近い。

  • ガルダストラ

ヴィシュヌ神のヴァーハナである神鳥ガルーダの力が篭った矢。

放てば鷲の姿に変じ、蛇を捕食してしまう…要は後述のナーガストラ専用メタ装備。

ラーマが所持している。

  • ガンダルヴァストラ

 アビマニユが所有する。ガンダルヴァの力が込められた武器で、影分身を見せて敵を混乱させる。

  • サブダヴェダーストラ

 アルジュナの持つ矢で、姿を消す術を暴く効果を持つ。

  • サンモーハナストラ

相手を骨抜きにしてしまう効果を持つ矢で、アルジュナがカウラアヴァ陣営を陥落させる為に使用した。

サンモーハナとはカーマ神の持つ花の弓矢を指す。

  • ジョティクシャアストラ

簡単に言うとフラッシュ

  • スーリャストラ

太陽神スーリヤの権能を納めた矢。放てば太陽の如き閃光と熱量を発生させる。

  • トヴァストラストラ

神酒ソーマの守護者にして神器・生命体のデザイナーである創造神トヴァシュトリの力が篭った矢。敵に向かって放てば認知を歪めて、同士討ちをさせる事が出来る。

ストラストラと似たような事を繰り返しているが、気にしないように。

  • ナーラーヤナストラ

ヴィシュヌ神の力が篭った矢。アシュヴァッターマンの持ち物で、相手が抵抗すれば抵抗するほど矢の雨を増大させる。アシュヴァッターマン本人の力量もあり、山を破壊する程の威力を持つ。

  • ナーガストラ

蛇神族ナーガの力がこもった矢。蛇の姿に変ずる毒矢。

ナーガパシャという似た名前の矢も存在しており、インドラジットが所持している。

  • バウマストラ

大地の女神ブーミの力を込めた矢。大地にトンネルを作り出すとされる。

アルジュナが所持している。

  • パールヴァターストラ

パルヴァタは山を意味する言葉であり、天から巨大な山を落として潰す。

ちなみにパールヴァ〇〇で始まる神はシヴァの妻であるパールヴァティーや大薬叉王の一人パルバタなどが確認できる。

  • パシュパタストラ

単に「パーシュパタ」とも。シヴァ神が宇宙の終末の際に投げるという鏃。

アルジュナが入手したが、いくらなんでも危険すぎると使用することはなかった。

  • バルガヴァストラ

 パラシュラーマカルナに授けた矢。威力はインドラストラを超えるとも。

  • プラジナストラ

サンモーハナストラなどで齎された精神的デバフを解除する。

  • マヘーシュヴァラストラ

シヴァの別側面マヘーシュヴァラの力が込められた矢。

簡単に言ってしまうとインスタント版シヴァビーム

  • マナヴァストラ

人類の始祖となった男マヌの力が篭った矢。

命中させた対象を遠くの場所へ移動させる。ラーマがマリチャとの戦いで使用した。

  • モヒニアストラ

ヴィシュヌ神の化身である女性モヒニの力が宿った矢。幻を打ち破る効果を持つ。

  • ルドラーストラ

 シヴァの別側面とも言うべきルドラの力が込められた矢。

カルナが所持している。

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 チート

アルダモン:必殺技として採用。火炎弾を連続で放つ技となっている。

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