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概要編集

劇場版ポケットモンスター(以下ポケモン映画)では、毎回その映画のメインとなるポケモンを組み込んだタイトルが名付けられることが殆どである。

しかし、そういったメインポケモンとなるのはそれまでどの関連媒体でも公開されていない、初登場のポケモンとなることが多い。

そのため、初報の段階ではそのポケモン名を組み込まない正式タイトルとは異なる仮タイトルの状態で情報解禁をするのが通例となっており、特に5作目19作目は必ずこの形式が取られていた。

ただ、上記以前には最初から正式タイトルを発表するケースも存在しており、完全オリジナルに移行した20作目からも同様のケースが再び増えてきている。


基本的にどの作品も当該作品が公開する前年の12月上旬に初報と仮タイトルの形で発表し、翌年(公開年)の2月頃に正式タイトルを発表するような形を取っている。

そのため、仮タイトルを使用した初報は実際公開される本編と全く関係がなく、タイトルから連想されるような要素とその時点で登場させられるメイン格のキャラやポケモンを組み合わせたオリジナル要素満載のものばかりで、中には本編では絶対に考えられないフル3DCGのポケモンを登場させるものも。

これにより、所謂嘘予告と取り上げられることも少なくない。


一覧編集

幻のポケモン X爆誕編集

第2作『幻のポケモン ルギア爆誕』の仮タイトル。

初報時点ではルギアの存在が公表されておらず、ただ単に「X」と呼称されていた。

これは当初ルギアがこの作品のみのオリジナルポケモンとされており、初報時点で設定が完全に固まりきっていなかったからとされている。


結晶塔の帝王編集

第3作『結晶塔の帝王 ENTEI』の仮タイトル。

当初からアンノーンによりタイトルロゴ自体には「ENTEI」の文字が記されていたが、初報内では呼称されずまたメインであるエンテイもかなり誇張された影の状態であった。


劇場版ポケットモンスター2002編集

第5作『水の都の護神 ラティアスとラティオス』の仮タイトル。

これまでとは違い単純に年号だけが記され、タイトル全てが秘匿されていた。ただ、透明化した状態だがラティアスラティオスは既にこの段階で登場している。


七夜の願い星編集

第6作『七夜の願い星 ジラーチ』の仮タイトル。

ジラーチの存在が公表されておらず、特報自体もアニメがアドバンスジェネレーションへと変わったことを強調している。また、一瞬だが『劇場版ポケットモンスター2003』とも表示されていた。


裂空の訪問者編集

第7作『裂空の訪問者 デオキシス』の仮タイトル。

デオキシスの存在が秘匿されていたが、初報の段階ですでにシルエットながらはっきりと姿が映し出されている他、もう一体のメインポケモンであるレックウザもこの段階で既に登場している。


ミュウと波動の勇者編集

第8作『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』の仮タイトル。

ルカリオの存在が公表されておらず、初報では歴代作品のワンシーンが挿入され、そこからキャッチコピーの『すべてはミュウから始まった』というフレーズが使用されているなどミュウがメインであり、波導の勇者については殆ど触れられていなかった。


ポケモンレンジャーと蒼海の王子編集

第9作『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』の仮タイトル。


ディアルガVSパルキア編集

第10作『ディアルガVSパルキアVSダークライ』の仮タイトル。


ギラティナと氷空の花束編集

第11作『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』の仮タイトル。


超克の時空へ編集

第12作『アルセウス 超克の時空へ』の仮タイトル。


幻影の覇者Z編集

第13作『幻影の覇者 ゾロアーク』の仮タイトル。

ゾロアークの存在が公表されておらず、また他のメイン格のポケモンもタイトルに反映されていなかったためか初報ではカイオーガが居たり、闇サトシとサトシが対峙しているかのようなワンシーンが最後に挿入されたり(メイン画像参照)とかなり本編とは乖離している。


ビクティニと黒き英雄編集

第14作『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』の仮タイトル。

公表されていなかったのはゼクロム…ではなく、もう一作の『ビクティニと白き英雄 レシラム』の存在。

実際初報時点でゼクロムは登場しており、また黒き英雄の正式タイトルは通例と異なり1月中に発表され、正式タイトル発表時期に白き英雄レシラムの存在が公表された。


キュレムVS聖剣士編集

第15作『キュレムVS聖剣士 ケルディオ』の仮タイトル。


神速のゲノセクト編集

第16作『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』の仮タイトル。


破壊の繭編集

第17作『破壊の繭とディアンシー』の仮タイトル。

ディアンシーの存在が公表されておらず、初報ではゼルネアスイベルタルが登場し、また水の都の護神の初報のように序盤では世界のポケモンファンを登場させていた。

またポスターでは12体のメガシンカポケモンが描かれていたが、その内メガアブソル以外は本編EDで少し登場するだけに留まっている。


Pokemon the movie XY 2015編集

第18作『光輪の超魔神 フーパ』の仮タイトル。

前作よりピカチュウ・ザ・ムービーと劇場版ポケットモンスターの呼称がポケモン・ザ・ムービーへと統合されたおり、このような仮タイトルとなった。

フーパの存在が公表されておらず、初報ではORASの発売直後ということもあり、本編にも登場するゲンシグラードンゲンシカイオーガメガレックウザが登場した。またフーパ自体は登場しないものの、特徴であるリングはこの段階で既に登場していた。


Pokemon the movie XY&Z 2016編集

第19作『ボルケニオンと機巧のマギアナ』の仮タイトル。

マギアナの存在が公表されておらず、初報では歴代のメインポケモン、更に前作ラストの予告で姿を現したジガルデパーフェクトフォルムが登場した上でボルケニオンが大トリで登場するものとなっていた。

前作のようにマギアナ特徴を表したものは特にこれといって登場せず、強いて言えば映像最後の公開日告知と共に登場したピカチュウの後ろがからくり仕掛けになっていたくらいである。


劇場版ポケットモンスター2018編集

第21作『みんなの物語』の仮タイトル。

完全オリジナルでは唯一仮タイトルが付けられていたが、正式タイトルであるみんなの物語という名前自体は初報の時点で既に登場していた。

また未公表のポケモンを秘匿するようなタイトルではなかったものの、初報時点では今作メインの一体であるゼラオラの存在が公表されていなかった。


関連タグ編集

劇場版ポケットモンスター ポケモン映画

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