本作の大きな特徴は、主人公やパートナーのHPが0になってもゲームオーバーにはならず、戦闘終了時に悪魔の魂を「ガーディアン」として憑依させ、その場で復活できる点である（主人公が倒れると戦闘は強制敗北となりダンジョンの入り口に戻される）。ガーディアンとして憑依する悪魔はキャラごとに決められており、どれだけ敵を倒して「ガーディアンポイント」を溜めたかによって強いガーディアンが憑くか、弱いガーディアンが憑くかが決まる。

最弱のガーディアンは全キャラ共通でゼリー・マン。こいつのようにガーディアンとしてしか今作品に登場しない悪魔も存在する。

中には満月の際に1/256の確率で憑依する希少ガーディアンもいる。その中には『真・女神転生』の「フツオ・ヨシオ・ワルオ」といった顔ぶれも。

ガーディアンが憑依すると、憑依したガーディアンの能力に応じてパラメータが変動する。パートナーの場合はさらに、ガーディアンが持っていた魔法を習得する。ガーディアンのパラメータがキャラ本体より低い場合はマイナス補正がついてしまうため、言い方はアレだが計画的に死ぬ必要がある。…というか、パラメータの話に限って言えば、ガーディアンを憑依させない方が攻略しやすい。

また、パートナーには「一度に使える魔法の数はキャラ本体のレベルとパラメータ（ちえ・まりょく）に応じて決まる」という仕様があり、習得可能なすべての魔法をストックすることはできない。有用な魔法を揃えつつパラメータ減少を避けようとすると、苦行レベルのやり込みが要求されることにもなりかねない。

販売・配信歴

現在（2021年）では、WiiUバーチャルコンソール（初代SFC版）やPlayStationゲームアーカイブス（PSリメイク版）等での購入が比較的しやすいが、ニンテンドースイッチオンラインに加入すると、もれなく他のスーパーファミコンタイトルと一緒についてくる。

1994年10月28日 - スーパーファミコン
2002年12月26日 - プレイステーション
2006年03月14日 - i-revo 【配信終了】
2010年09月08日 - ゲームアーカイブス
2011年02月01日 - Wii バーチャルコンソール【配信終了】
2013年03月22日 - iOS 【配信終了】
2013年10月16日 - WiiU バーチャルコンソール
2021年07月28日 - ニンテンドースイッチ Nintendo Switch Online スーパーファミコン

【配信中止】

ニンテンドウパワー(SFメモリカセット)版

かつてローソンのLoppiでのスーパーファミコン書き換えカセットのラインナップに真1・真2と共にあったのだが、一部のスーパーファミコン本体でソフトが動かない不具合が発覚して配信中止となった。ある意味これが書き込まれたSFメモリカセットは貴重。

登場人物

主人公

男女から一方を選択可能。デフォルト名なし。

男性主人公　⇒　男主人公

女性主人公　⇒　内田たまき※

※女神異聞録ペルソナ・ペルソナ2にゲスト出演している。

パートナー

4人の内から1人を選び、選んだ各人でたどるルートが変化しアキラルートは2周目以降にプレイ可能な隠しルート。

他の軽子坂高校生徒

軽子坂高校の教師・職員

登場悪魔

メディアミックス

真・女神転生if... 学園の悪魔使い

柳澤一明氏による漫画で、男主人公・ノブが魔界から脱出するまでを描いた物語。ストーリーはユミルートに準ずるが、内容はかなり端折られている。

続編として同じく柳澤氏による『真・女神転生カーン』が存在するが、その内容は賛否両論。

真・女神転生if... 魔界のジン

吉村夜氏による小説で、荒廃した東京を生き抜いた『ジン』シリーズの並行世界にあたる物語。主人公は真辺真。仲魔と共に戦闘するシーンは少なく、同シリーズでは異例のライトな作風となっている。

アレな余談

主人公の性別とタイプを決める冒頭の部分で「しらない」「わからない」「意味不明な行動」を選び続けると『ラッキータイプ』と呼ばれるフィジカルは頼りないが運・速さに長けたタイプになる（パラメーターの合計値も他のタイプより4ポイント多い28ポイント）。その流れで最後に追加される「あなたはいまどんな下着を穿いていますか？」との質問に「はいてない」と答えると冒頭から5000マッカ持っている。

……ひょっとして売ったの？ちなみに質問は下着の内容の違いこそあれ男女共通。

悪魔との交渉の際に天使を除く女性口調の悪魔相手に「いいコトしましょ」と誘惑される場面がある。大抵はおままごと・徹マン・（本来の意味の）貝合わせであったり、ダンスのお誘いだったり、性的な意味を察したパートナーに止められたり邪魔されたりするのだが、パートナーがイベントで一時離脱（ユミ・レイコ）・戦闘中死亡・石化している際には

「○○はゆっくりと衣を脱ぎ始めた！」（服を着ていない悪魔もこう表現される）からの「しばらくお待ちください」（ピー音が流れる）から「もう　どうにでもして…」or「いかようにでも　するがよい」（女性主人公の場合「あぁ　お姉様ぁん…」or「あぁ　女王様ぁん…」or「姉君様と　呼ばわってもよろしいかえ…」……最後のは「悪魔側が歳上なんじゃないか？」とのツッコミはこの際ヤボ）

…上記の一連のメッセージの後に仲魔入りする。仲魔枠が満杯だとちゃんと取捨選択する必要がある。よく任天堂のチェックが通ったものである。これはPS版・バーチャルコンソール版・Switch online版も共通。

逆にパートナーの女性が男性口調の悪魔に、催眠術をかけられ服を脱ぎだす事態もある。ただしその場合は最後まで様子を見続けるとすんでのところで催眠術が解け、催眠術を掛けた悪魔に『オトメの怒りあとみっくおしおきパンチ』が炸裂し一撃で「ごみクズのようにけちら」される（ちゃんと倒した判定になり、経験値・マッカも入手）。

なんと言うマハンマオン（物理）。

女性悪魔に誘惑されて、男性主人公側のレベルが低いと同様に一撃で「ごみクズのようにけちら」されるので注意。

なお、それ以外では退屈した悪魔にアクロバットを選択しとんぼ返り20連発を披露すると悪魔側が対抗してズッコケて死ぬ事がある。