キユーピー3分クッキング
きゅーぴーさんぷんくっきんぐ
調味料メーカーのキユーピーの一社提供で放送している料理番組。番組タイトルの由来は、放送開始当時、5分番組の中で料理の紹介に割り当てられた時間が3分だったためである。現在は10分番組になっているが、タイトルは変わっていない。ちなみに、番組の初代提供クレジットはある意味トラウマである。
基本的には旬のものを使用する、各地方、世界各地の家庭・郷土料理、週末はスイーツを扱う。
放送開始以来、流行に流されず、家庭で容易に入手可能な食材で作れる料理ばかりを50年以上にわたって紹介し続けている他、通常の放送ではゲストを招いたり、コラボ企画をしたりすることもなく放送されてきたが、2014年5月2日の日本テレビ版オープニング・エンディングフィルムにおいてキューピーの仲間たちをももいろクローバーZに変更したコラボが1日だけ放送された。
このコラボで作られたフィルムに関して、エンディングでは登場するメンバーが向かって左から順に右足を左足の前に交差させる動きがあるのだが、通常は合計5人のところ、ももいろクローバーZでは合計6人になるために足を動かすタイミングが違っている。
また、番組構成が料理の作り方を要約して紹介するものなので、紹介される料理はリアルに3分で作れるものはない…と思われたが、おにぎりが作り方のコツとともに紹介されたことがあり、調理不要な具材でご飯の準備が完了した時点からであれば、リアルに3分で作れそうなものも登場している。ある回では厚焼き玉子を作るはずが……。
3分クッキングって関東だと日本テレビで放送しているのに、なんで親記事がCBCなの?と思う人が多いだろう。実は、3分クッキングはCBCも制作しているのだ。しかも先に放送したのはCBCで（1962年12月3日放送開始)日本テレビより少し前である（1963年1月21日放送開始）。何故、日テレ版とCBC版の二つが存在するかというと、まだ民放テレビ黎明期で系列局も少なく、ネットワークも未発達だった当時、スポンサーであるキユーピーの担当者が双方に番組の企画を持ち込んだためである。
佐賀県を除く全ての都道府県でいずれかのバージョンが放送されている(その佐賀県もケーブルテレビによる区域外再放送で福岡放送が視聴可能な地域が大半なので、実質47都道府県全てをカバーしている)。
なお日テレ版、CBC版の両方が放送されている地域は存在しない(スピルオーバーもしくはケーブルテレビにより両方視聴可能な地域もある)。
その一方で、現在はフジテレビ系列である放送局でも放送された地域がある。CBC版は、福島テレビ(放送当時はTBS系列とのクロスネット)でテレビユー福島に移行するまでで放送された。日テレ版は、仙台放送、テレビ西日本、テレビ長崎、鹿児島テレビで放送されたことがある(うちテレビ西日本は放送当時日テレ系列、ほかは日テレ系列とのクロスネット)。
さらに言えば、放送ネットワークの未発達や、入手できる食材の地域差を理由として北海道放送、東北放送、九州朝日放送、琉球放送も独自の番組を制作していた事がある。
CBC版
※平日の放送時間は11:20-11:30。IBC岩手放送、テレビユー福島、静岡放送、宮崎放送、琉球放送（金曜は新潟放送も）を除き、『ひるおび!・午前』のローカル枠1枠目 (11:20 - 11:30)の差し替えで放送。
※土曜日の放送は地域により異なる。CBCテレビ、IBC岩手放送、東北放送、大分放送、宮崎放送、琉球放送は11:30-11:40に放送。うちCBCテレビは自社制作の情報番組『なるほどプレゼンター!花咲かタイムズ』に内包。北海道放送は『王様のブランチ・第1部』のローカル枠を差し替える形で11:35-11:45に放送。『王様のブランチ・第1部』をTBSからフルネットで放送しているテレビユー福島、新潟放送、信越放送、静岡放送、北陸放送、熊本放送は12:00-12:10に放送。
- オープニングとエンディングで流れる曲は、レオン・イェッセル作曲の「おもちゃの兵隊の観兵式」という曲をアレンジしたものである。なお、1990年代後半から現在までエンディングで同曲の異なるアレンジを使用。また、2018年4月より京王線仙川駅の列車到着メロディにも採用されている。
- 2004年6月8日にキユーピーと三菱商事の合弁企業であるサラダクラブで不法就労が発覚したことを受け、翌日から約1ヶ月半程度CMを自粛することとなり、CMは全て公共広告機構に差し替えとなり、オープニングとエンディングもキユーピーのロゴが無いものに差し替えられた。
これがCM自粛時の3分クッキングである。↓
Yotutube
ニコニコ動画
- 2020年にはCOVID-19の影響でスタジオ収録ができない状態となり、過去に放送した内容(再放送)でつないだこともある。ある意味でも発想の転換で乗り切った事例と言えるだろう。それだけ、ストックが非常に多かったという事例かもしれない(きょうの料理も似たようなパターンだったが)。その際、次回のメニューなどの部分がカットされていた。
- 2022年10月からは紹介されるレシピの分量が2人分に変更されている。ただし、メニューによっては4人分だったりと、この辺りは臨機応変に対応している様子。
