概要
ふざけてないで真剣に解説を行うと、仮面ライダーがライダーマシンで敵に突撃し、相手を倒す技の事。初出は『仮面ライダー』第11話でゲバコンドルを倒した「サイクロンクラッシャー」。
どこからどう見てもひき逃げそのものであり、近年では使用回数も減っている。
しかし、昭和ライダーの要素を多く含むオリジナルドラマ『仮面ライダーG』ではライダーブレイクで敵怪人の操縦するヘリコプターを撃墜(しかもすれ違いざまにヘリに閉じ込められた人質を救出している)する描写が描かれ、『MOVIE大戦MEGAMAX』でもフォーゼとオーズが財団Xの戦闘ヘリを撃破している。また、映画『レッツゴー仮面ライダー』では、龍騎やこれまでバイクに搭乗したことのなかったシンまで加勢してオールライダーブレイクが放たれ、全長4000mの岩石大首領を木端微塵に粉砕した。
平成16作目『仮面ライダードライブ』では車でやっちまった(ちなみに元ネタのRXでも敵怪人にライドロンで体当たりし岩山に叩きつけるという鬼畜シーンがある)。
印象的なライダーブレイク
ライダーブレイク(スカイライダー)
ライダーブレイクの名が初めて冠された技であり、OP映像や2番の歌詞にも使われている。スカイライダーの愛機・スカイターボをマッハ1までスピードを上げ、敵を吹き飛ばす。フロントカウルの超振動波はいかなる物体をも打ち砕き、どんな壁でもぶち破って突き進む。(怪人などに体当たりする時はスカイターボブレイクと呼ばれている)
スーパーライダーブレイク(仮面ライダースーパー1)
ブルーバージョンでの突撃。47話で使用したほか、劇場版で巨大戦艦「空飛ぶ火の車」をも破壊して見せた(事前にファイブハンドで凍らせている)。
スパークリングアタック(仮面ライダーBLACK)
ロードセクターのアタックシールドを展開し、バリアを纏いながら敵へ突撃する。当たればゴルゴム怪人は粉々で、壁や隔壁の破壊にも使われる。
誰だピザ屋ひき逃げアタックと呼ぶ奴は。
トライゴウラムアタック(仮面ライダークウガ)
警視庁開発の特殊オートバイ『トライチェイサー2000』に、ゴウラムが合体したトライゴウラムでの体当たり。卑劣な轢殺魔メ・ギャリド・ギに対して使用し、乗っていたトラックごと封印エネルギーをぶち込んで木端微塵に吹き飛ばした。
トライチェイサーが破壊された後には後継機のビートチェイサー2000と合体したビートゴウラムがこれを使用。 金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタック(by五代)で強敵ゴ・バベル・ダを撃破した。
ドラゴンファイヤーストーム(仮面ライダー龍騎サバイブ)
契約モンスター・ドラグランザーをバイク型に変形させ、ドラグランザーの口から火炎を吐いて敵を燃やし、タイヤで押し潰す。本編以外では、超必殺技演出がムービーとして挿入されるゲーム(オールライダージェネレーション等)でもないとまずお目にかかれない。仮面ライダーディケイドコンプリートフォームの必殺技にも不採用だった。
疾風断(仮面ライダーナイトサバイブ)
契約モンスター・ダークレイダーをバイク型に変形させ、ナイトサバイブのマントがバイクを包み込んでドリル状になって貫く。
デッドエンド(オルタナティブ)
『仮面ライダー龍騎』に登場した疑似ライダー、オルタナティブとオルタナティブ・ゼロのファイナルベント。契約モンスターサイコローグをバイク、サイコローダーに変形させ、コマのように回転し旋風と共に敵を跳ね飛ばす良い子はマネしちゃいけない技。
その他
仮面ライダーアギトグランドフォームも「ライダーブレイク」という技を使用するが、こちらはマシントルネイダースライダーモードに搭乗し加速してライダーキックを放つ技で、マシンによる体当たりではない。
仮面ライダードライブの最強フォーム:タイプトライドロンは、あろうことか搭乗マシンであるトライドロンと一体化し、必殺技では搭乗マシンをエネルギー状にして敵にぶち当てるトレーラービッグインパクトという技を使用する。マシンを敵にぶつけているという点では、ある意味これもライダーブレイクの亜流技といえるかもしれない。
ゲーム等ではCEROの関係上再現されることは少ないが、『バトライド・ウォー』では空爆してくる大ショッカーの戦闘ヘリに対しライダーブレイクをぶちかますことが可能。ちなみに地上を走ってくる怪人はどれだけしつこく追い回しても永遠に躱し続ける仕様になっている。