概要
四国の太平洋側に面する県。県庁所在地は高知市。隣接県は、北西に愛媛県、北東に徳島県。県境は今でこそ鉄道や高速道路も通っているが険しい四国山地に仕切られ、かつては(今も)陸の孤島とも呼ばれた。
JRの線路は通ってはいるが全て汽車(SLじゃないよ!)。一般的に高知で電車という場合は路面電車の事を指すので要注意である(かつて存在した電車こと電気鉄道も路面電車の会社が運営していた)。
坂本龍馬をはじめ、幕末・明治維新期から昭和初期に多くの人材を輩出したが、県の発展にはあまり結びつかなかった。豊かな海と山に恵まれ、農林業や漁業、観光が盛んだが、県民所得は宮崎県・沖縄県と最下位の座を争っている。
長年豪雨や台風に悩まされてきただけあり、治水には力を入れており2018年の大規模豪雨に遭遇するもの死者は僅か3人と他県に比べダントツに低い(降水量自体は他県よりも多いのにも関わらず。)
また土砂崩れにより崩落した高速道路も事前に通行止めにしていた為、被害者は居なかった。(物流面の被害は甚大だが)
毎年夏、8月9日~12日に高知県高知市において開催される「よさこい祭り」がおこなわれる。
高知県の有名人物など
戦国時代の高知県の有名人物として、守護大名の一条兼定(戦国時代以前は有力武家が7つあり、土佐七守護と呼ばれていた。)、そしてそれらを打ち倒し土佐統一、四国統一を果たした長宗我部元親がいる。
一条兼定は対立していた長宗我部氏による史料にかなりひどい書かれ方をされた挙句、その誹謗を真に受けたコーエーによる信長の野望において、恐ろしいほどの無能扱いを受けてしまうに至る(実際は地元で神社にもまつられており、名君扱いをされていると言っていい)。
が、今では逆にそこが受け、ニコニコ動画の歴史ゲーム動画などで愛されている姿を見ることができる。今後もさらなる再評価が待たれる。
その他の人物に関しては高知タグの「関連人物」参照。
展開・事件など
- 毎年夏恒例のイベント『全国まんが甲子園』が開催される。審査員・島本和彦、Moo.念平など。 → 詳しくはコチラへまんが王国・土佐
- 講談社イブニング連載の介護福祉漫画「ヘルプマン!」の舞台モデルは何を隠そう高知。
- 2013年日本で猛暑・気温40℃を過去3番目に記録
- 2014年初夏に著名ブロガーが高知に移住したと自ら公表。 → 現タイトル:まだ東京で消耗してるの?
- 現在(2014)、ゲーム会社、高知県ソーシャルゲームよりカードデザインコンテスト開催中 → 公式サイトはコチラをクリック。
- 2014年8月2日~8月3日、記録的な集中豪雨の被害に。
- 2016年6月24日、元俳優の高知東生違法薬物所持で逮捕。
- 『高知で暮らす。』移住相談のため「高知家」開設 → 高知家サイト
- 須崎市のゆるキャラ、「しんじょう君」と同デザイナーがデザインし、市の半公認ゆるキャラとして活動していた「ちぃたん☆」の過激な活動で須崎市にクレームが相次ぎ、さらにちぃたん☆側が海外へ商標権登録をする動きを見せていた事で、これからのしんじょう君の展開に支障が出るとして著作権侵害で運営元のクリーブラッツに提訴した(ちぃたん☆タグの「騒動」参照)。
地方テレビ局
なおテレビ朝日系列はない上に、地方テレビ局が地デジ完了直前までテレビ朝日系列の再送信に反対していたためCATV普及率(というかCATV対応エリア自体少ない)も低い。
マスコミのマスゴミらしさを深く噛みしめられる逸話である。
地デジ化直前の2011年2月にテレビ朝日系列の瀬戸内海放送をCATVにて放送。なお、地デジ化前はサンテレビとテレビせとうち(テレビ東京系列)がアナログ電波で放送されていた。
瀬戸内海放送が見られる事は現在も高知ケーブルテレビの売り文句のひとつとして大々的に取り上げられている。
なお、CATVテレ朝系追加後もテレビ局のスタンスはよく分からず、2015年4月まで日テレ系列である高知放送の朝8:00の番組はスッキリ!!ではなくテレ朝系列のモーニングバードであった。そのため、同じ時間帯に同じ番組が遅れなく放送される事態となった。なお、現在は日曜13:00より放送されている新婚さんいらっしゃい!が高知放送、瀬戸内海放送の同時放送になっている。
このため、高知県民はニチアサキッズタイムやテレ東アニメには殆ど縁が無く、アニポケは数か月遅れでの放送、仮面ライダー(剣で打ち切り)、プリキュアシリーズ、ウルトラシリーズ(テレ東系移行後)は放送されず、辛うじてスーパー戦隊シリーズが1週遅れで放送されるのみである。勇者王ガオガイガーは最終決戦目前の44話で放送終了となった。なんでや!?
一応県内のお店で関連商品は販売されており、映画も毎年公開されているので安心してほしい。大きい映画館、もといシネコンはTOHOシネマズ1館しかないけど。
ちなみに、2019年のスーパー戦隊及び仮面ライダーのヒロイン役は共に高知県出身。特撮不毛の地である高知、まさかの快挙である。
スポーツ
はっきり言ってスポーツ不毛の地である。
しかし、MLBから有名選手を獲得した事で話題となった独立リーグ・四国アイランドリーグplus所属の高知ファイティングドッグスがあったり、オフシーズンには安芸市にて阪神タイガース2軍のキャンプが行われたりと野球に関しては一定の人気を持っている。
サッカーに関しては酷いものであり、四国唯一のJなし県、前述のテレ朝系列が無い事によりやべっちFCやサッカー日本代表の多くの試合が放送されない等盛り上がりに欠ける状態である。
しかし、高知市春野町では毎年Jクラブによるキャンプが行われており、四国のチームやアルビレックス新潟がほぼ毎年高知を訪れる他、関東や東北からも数チームがキャンプを行っている。
2012年には伊野波雅彦選手や大久保嘉人選手ら日本代表選手を擁しながらこの年降格したヴィッセル神戸が新潟に3-0の惨敗を喫したり、2013年には藤田浩平選手(当時讃岐所属)が春野で行われた練習試合において相手チームのJ2東京V韓国人DFペ・デウォン選手の度重なる反則プレイの末、右足首の開放骨折という重傷を負わされる惨劇が発生している。(J2東京V監督三浦泰年は斯様な阿鼻叫喚の状況下でなお、ぺ・デウォンを庇い試合続行を訴えるも出来るわけがなく試合は終了。翌年9月に首になる。)
だが高知もJ参入を目指すチームは存在しており、高知ユナイテッドSCはその中で最も力のあるチーム。四国リーグでは敵なしが続きながらも全国地域サッカーチャンピオンズリーグではボロ負けを喫する年が続いていたが、2019年の地域CLではついにJFL昇格権を手にし、FC今治の後を追いながらもJリーグ入りの夢への第一歩を踏み出した。
名所
- 高知市内名所 - はりまや橋 高知城 かるぽーと
- また、「イオンモール高知」は前述のシネコンや多くのテナント等の要素から高知有数のデートスポットとして有名。というかここぐらいしか娯楽スポットが無いのが現状である。
- 四万十市(高知県西部) - 海洋堂ホビー館
- なお、「四万十市」「四万十町」は近隣市町村かつほぼ同一名であり非常に紛らわしいため、「中村(市)」「窪川(町)」と旧称で呼ぶこともある。
- 土佐山田近辺(高知県東部) - アンパンマンミュージアム
その他に関しては「高知」の項目も参照。
pixivに登録している高知県の絵師
方言
方言のベースとしては、京阪弁に博多弁が融合したものと言われている。
高知といえば「〜ぜよ」という方言を思い浮かべる人も少なくないが、今も昔も「〜ぜよ」と言う人はあんまりいない、いや、ほとんどいない。
これは「~ぜよ」という言葉は地方郷士等の下級武士が好んで使っていた傾奇言葉であり、上級武家等に成ってくるとむしろ京言葉に近くなっていた。
高知県には高知市が位置する中部や東部で使われている「土佐弁」と、四万十市が位置する幡多(はた)郡(西部)で使われている「幡多弁」の2種類の方言が存在している。
同じ県の方言にも関わらずこの2つは大きく異なっていて、「〜だから」は土佐弁だと「〜やき」、幡多弁だと「〜やけん」、「〜してる」は土佐弁では「〜しちゅう/しゆう」、幡多弁では「〜しちょる/しよる」という風になる。
また、幡多弁では「見ないで」を「見んとって」と言う。どちらかと言えば愛媛県の方言に近く高知市よりもそちらに近い場所で特に多い。
ちなみに幡多弁より土佐弁の方が圧がある、強気に聞こえるという声もある。
ただし、昨今ではテレビや人の移動の多様化等で土佐弁自体が年々変化しておりこれ等を総称して言語学会では「ネオ土佐弁」と命名している。
高知県の恐怖
高知と言えば飲兵衛が多いことで非常に有名。
高知で「お酒を少々」と言うのは、2升飲むと言う意味になってしまうので、あんまり飲めない人ははっきりと伝えておかないと死ぬ思いをする。
(特に、服用している薬とアルコールとの相性によっては、文字通り本当に死ぬ。その場合は酒に殺される前に逃げよう…)
まぁ、押しが強いので結局潰れるまで飲まされるんだけどね。
ただし、おいしいお酒やつまみも相応にあり年間数十本しか生産されない幻の名酒があったりするので地道に探してみよう。
カツオのタタキに醤油は掛けるな、切れられるぞ。掛けるのはポン酢だ。
自然環境
四万十川や柏島など、カヌーやダイビングを楽しむ人に人気のスポットも多い。
関連タグ
四国アイランドリーグplus...高知ファイティングドッグス