ある日、松野家に2体のAIロボットが届く。
これからはAIと共存する時代と言い出すAIだが・・・。
※本作の公式サイトから引用
概要
『おそ松さん』(第3期)に登場するエピソードで、第2話のサブタイトル。初回放送は2020年10月20日(19日深夜)で、6つ子のメイン回である。
また、諸事情により同回で放送された他のエピソードについてもこちらの記事で記載する。
ストーリー
ぼんくらの時代①
ハタ坊 EATS
最近巷で話題のとある配達業を始めたハタ坊は、ある日チビ太のおでんを届ける仕事が与えられる。しかし、元々の小柄な体格と重過ぎる荷物が仇になって運べない彼の様子を見たおそ松とチビ太が思い付いたアイデアは・・・・・・?
夜は静かに
ある日の夜、睡眠中の6つ子達の元に松野家の外では偶然そこに通りかかったイチャイチャのカップルの声が聞こえて来る。彼らに敵意を持った6人が取った行動とは・・・・・・?
ぼったくりDoctor-T 外科医・弱井トト子
医療業界で働く6つ子達の世界では、労働・努力・疲労を嫌い顔の可愛さだけを武器とする外科医の同僚・トト子が居た。遅刻常習犯の癖が抜けず救急の時でも帰ろうとする、手術の時にはヨガをするフリーダムな彼女にイライラした6人がその訳を聞いてみると・・・・・・?
三角ポップ&椅子
ある日、コンビニで暇潰しをしていたカラ松と十四松は将来何かをしなければならないと焦りながら悩んでいた。そんな中、彼らがあるきっかけでやり取りをした内容とは・・・・・・?
お届け物
前回から紆余曲折を経て主役の復活を果たし、再びニート生活を謳歌しようと決意した6つ子達。だが、丁度その時インターホンを押した配達員から双子のAIロボットが送られて来た。
見覚えが無いお届け物でそもそもAIの意味自体が分からない6人が困惑する中、彼らはその言葉の意味や役割も丁寧に教えると同時に人間を幸せにする為にやって来た事とサポートAIである僕達を積極的に使って欲しい事を告げる(一方、当の本人達は情報量の多さで混乱しており、元々昭和から馴染みのある物で何とか覚えていたのはマイコンとファミコンであった)。
それでも、一体何処で誰によって作られたのか分からない不信感でロボット達を信じられなかった6つ子達に彼らは思わず耳を立てた十四松に第三セクターのNPOから送られて来た事を明かすが、4人は相変わらずの怪しさでひとまず帰ってもらおうと考えるようになる。
だが、おそ松と十四松からの「面白そうだし折角だから使ってみるのはどうか」という意見にロボット達が肯定すると同時に、6つ子達は数多くの候補から選ばれた幸運の人達である事を告げる。謎の優遇に嬉しさを覚えた彼らがその理由について聞いてみると、サポートAIが来たのは社会の底辺を這いずり回るヤバイ人達から優先的に助ける判断が下された為である事、そして『被サポート者手帳』での基準で6つ子達のサポートレベルが何も出来ない通常の赤ちゃんより遥かに高い4200の数値を持っていた事が明かされる。
すっかり馬鹿にされた事が癪に触った6人は、「こっちはこっちで楽しくやってるから放っておいてくれ」と即座にロボット達を松野家の外へ追い出し戸を閉めようとする。しかし、「言われた事は何でもやる」という最後の一言に思わず手を止め振り返ったおそ松は、ふと彼らにお願いを頼む事を決意する。
果たして、彼が頼んだ事とは・・・・・・?
余談 (ネタバレ注意)
- 『ぼったくりDoctor-T 外科医・弱井トト子』は2012年からテレビ朝日で放送されているドラマの『Doctor-X 外科医・大門未知子』が元になっている。
- 因みに、『おそ松くん』(第2作目)が放送中だった1989年12月8日にバンダイからアドベンチャーゲームの『おそ松くん バック・トゥ・ザ・ミーの出っ歯の巻』がファミコンで発売された。
- AIロボット達が目にも止まらぬ速さで将棋を打つ様子に対して十四松が言った"千田さん"とは、コンピューターの将棋で特訓する棋士として話題になった千田翔太の事を指している。
- チョロ松が体験していたVRの機械は、1998年にセガから発売された据え置きゲーム機のドリームキャストが元になっている。
- AIロボットに終始不信感を抱いていた一松が別の部屋で作っていた物は、彼のイメージカラーを除く5色(作成順に青・緑・黄・赤・ピンク)の折り鶴である。
- ラストでAIロボットに付けられた名前は、おむすびでお馴染みの2つの具材から来ている。
- 2020年9月25日に開催された『おかえりニートたち!6つ子とトト子のスペシャルパーティー』では、『ぼんくらの時代』〜『椅子』までのエピソードが生配信で先行公開された。