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死喰い人の編集履歴

2020-11-03 22:54:07 バージョン

死喰い人

ですいーたー

闇の帝王ヴォルデモート卿の配下の中でも「闇の印」を与えられた者たちのこと。

概要

ウィザーディング・ワールドにおける闇の魔法使いの集団の一つ。闇の帝王ことヴォルデモート卿の配下たち。原語では「デス・イーター」であり「死喰い人」と訳出された。


主な目的は闇の帝王の悲願である「魔法族の民族浄化=マグルの虐殺」と反対する勢力の殲滅。そのためには死の呪文をはじめとする闇の魔術を躊躇なく多用する。


メンバーは仮面にフードのある黒のローブ、そして左腕には「闇の印」(原語では「ダーク・マーク」)を刻んでいる。


名前の由来

名前の由来は不明だが、闇の帝王が死を克服しようとして分霊箱を探求していたことと関係があるのだろう。つまり「人殺しをする=死を食らう、命をもらう」ことで「不死になる=死を食らう、死に勝利する」という意味である。


本部

全盛期にはどこを本部にしていたか不明だが、闇の帝王の復活後はマルフォイ家を本拠地にしていたようだ。イギリスのウィルトシャー州にある広大な邸宅で、地下牢を備えている。会合の場はシャンデリアが掲げられた暖炉の広間で、長方形の机に卿を囲うように座る。


一時的な拠点としては、復活前のアルバニアの森とリドル家の屋敷、復活直後のリトル・ハングルトンの墓地、ホグワーツ決戦の際の「叫びの屋敷」などが挙げられる。


また、後述するが闇の印による召集が行われた場合、闇の帝王を中心として決まった順の円で並ばなくてはならない。


組織の内訳

騎士から捕食者へ

本性を現わす前の卿の信奉者「ヴァルプルギスの騎士」を前身としている。この騎士団はレストレンジエイブリーといった闇の帝王の学生時代の仲間が初期メンバーであり、アントニン・ドロホフはこの時代からホグワーツ最終決戦まで戦い続けた古参である。


闇の大軍

全盛期には対抗組織不死鳥の騎士団の約20倍の人数であり、かなりの構成員がいたと思われる。


純血名門の当主や魔法省の官僚など、政財界に深く入り込んで権力を持つ者もおり、誰が死喰い人であるのかもなかなか把握されていなかった。死喰い人本人たちですら組織の全容を知ることはなく、闇の帝王のみが全員の名前と顔を知っていたという。


巨人人狼という闇に関連づけられやすい種族も死喰い人に与していた。また吸魂鬼亡者(原語では「インフェリ」。魔法で操られた屍)、巨大蜘蛛アクロマンチュラといった紛れもない闇の生物も死喰い人の戦力であった。


魔法省陥落後はドローレス・アンブリッジやアルバート・ランコーンなどの純血主義的な官僚、スカビオールなどの賞金目当ての人攫いも死喰い人に協力していた。また、スタン・シャンパイクなど服従の呪文により操られ戦わされた魔法使いもいた。


穢れなき血筋

一応、純血魔法使いの集いという体裁をとっているが、実は親や直系の先祖の中にマグルがいたりするメンバーも数多い。そもそも厳密な純血などゴーント家などを除いて20世紀には絶滅しているのである。


死喰い人を輩出した聖28族


蛇の寮に学ぶ

スリザリン寮出身者が多いが、それは過去にサラザール・スリザリンホグワーツ魔法魔術学校を創設する際に「魔法族のみに魔術を学ばせるべきだ」という主張をしたために純血主義者の多くがスリザリンに集まった事、更に主がスリザリン出身であることによる。しかし他の三寮や他の魔法学校の出身者も存在する。


スリザリン以外の出身の死喰い人


ちなみにハッフルパフは最も闇の陣営に与することが少ないらしく、本編全7巻においてもハッフルパフ出身の死喰い人は登場しなかった。


組織の構成

支配者か隷属者か

幹部や指揮系統などが明文化されておらず、良くも悪くも闇の帝王以外は皆手駒という体裁であるようだ。ただしベラトリックス・レストレンジは卿直々に魔法を教えた&愛称で呼ぶことからも分かるように「副官」として他メンバーとは少し扱いが違う。また、4巻〜5巻ではルシウス・マルフォイが指揮官としての役割を与えられていた。


闇の帝王は特に部下を大切にしておらず、ベラトリックスやスネイプなど数名を除いて「八つ当たりに拷問したり殺しても構わない程度の駒」くらいにしか思っていない。劇中でも無体な扱いを頻発した結果、最終決戦におけるルシウス達の離反へと繋がっていった。


主への絶対の忠誠を要求され、一度死喰い人になれば辞表を出すことはできない。基本的には逃げ出しても大概は1年も持たず殺されるという。


卿への敬称

配下は「我が君」(原語では「マイ・ロード」)や「闇の帝王」(原語では「ダーク・ロード」)と主のことを呼び、決してその名を呼ぶことはない。


秘密主義の同盟

前述した通り、闇の帝王のみが死喰い人全員の名前と顔を知っていた。これは一人が魔法省や騎士団に捕まった時に他のメンバーの素性を売るのを防ぐためである。実際にカルカロフが捕まった際はこのシステムがある程度役に立った。


仮面をつけて活動していることもあり、死喰い人同士でも仕事場が同じでなければ互いの顔と名前が一致しなかったのではないだろうか。


一方で、元がスリザリン卒や純血の親戚たちの集まりということもあり、スネイプやマルフォイ周りの死喰い人は皆知り合い同士であり、互いの家にも出入りしている。


全員が戦士

役職も存在しないが、メンバーの得意分野に応じて異なる役割を与えられている。といっても、ほとんどが戦闘員を兼ねており、いざとなれば皆現場に出て戦うことを求められる。


戦闘以外の役割


能力・装備

闇の魔術の使い手

許されざる呪文

闇の魔術を躊躇なく使用する。特に三つの「許されざる呪文」を多用する。これらは魔力と相応の覚悟がなければ使いこなすことができないため、死喰い人の能力は決して低くないことが分かる。


このように闇の魔法使いのエリートという扱いなのだが、後述する卓越した決闘士以外は学生であるハリー達にはめられるなど、正直構成員の質を疑うような場面も多い。


死の呪いであるアバダ・ケダブラを乱射する描写があるのは闇の帝王とソーフィン・ロウル。服従の呪文インペリオを得意としたのはマルシベールで、拷問の魔法クルーシオベラトリックス・レストレンジの十八番。


卓越した決闘士

闇の帝王を除けばセブルス・スネイプベラトリックス・レストレンジアントニン・ドロホフエバン・ロジエールははかなり決闘に優れているようで、勝利数や殺害数が一つ抜けている。


闇の印

髑髏と蛇の紋様

ハリーポッター [Harry Potter]

闇の帝王そして死喰い人を表す紋章。髑髏が巻きつき、口から蛇の頭が伸びるというデザイン。死や破壊の象徴である髑髏にスリザリン寮のシンボル動物である蛇を掛け合わせたのだろう。


焼き印による召集

しるし

死喰い人の左腕には栄誉ある「闇の印」が刻まれており、闇の帝王が構成員の誰かの印に触れることで全員の印が焼けつく。これが召集の合図となっており、卿を囲むように決められた順番通り円を描いて立たなくてはいけない。もっとも前述した通り構成員全てを把握しているのが闇の帝王だけであり、いくつも円の並びのパターンが存在する可能性が高い。


また、自分の闇の印を押すことでご主人様へ直接呼び出しをかけることも可能。第7巻ではハリーを見つけた死喰い人がこれをやっていた。もちろん間違いで呼び出したら逆鱗に触れる。


闇の帝王の状態に影響を受けるようで、その復活が近づく頃には色が濃くなっていた。


空に浮かぶ恐怖

Inktober 2019 Day 26 Dark

闇の印は魔法で空に花火のように打ち上げられることもあり、これは標的の殺害といった死喰い人の犯行の終了時に敵対者への誇示・威圧を目的に行われる。「モースモードル」と唱えると杖先から髑髏と蛇の紋様が緑に輝きながら空を染める。この呪文は死喰い人以外には秘密とされる。


仮面の黒魔術師

デスイーター セブルス・スネイプ

皆素顔を隠すために仮面と黒いフード付きのローブを着用する。映画版の描写からすると仮面は銀系の色で個人により表の模様が異なり、魔法により発生させているようである。


飛翔する死

ばっさー

主直伝の箒なしの飛翔魔法を使用するメンバーも存在する。本編ではセブルス・スネイプのみが使用したが、映画版では死喰い人はほぼ全員この移動方法であり、黒い煙のように姿を変えて飛んでいる。その姿は吸魂鬼に似ている。


「死喰い人」一覧

トムリドルヴォルデモート卿

その正体はかつてホグワーツに貢献した優等生トム・リドル。その事実や血筋の秘密を知っている者はほとんどいない。


雌蛇のナギニに側に置いており、彼女が戦力となることもある。


主要な配下

ベラトリックス・レストレンジ

最強の副官。闇の帝王失踪後、彼を探した一人。闇の帝王に対する忠誠心が非常に強い。帝王からはベラと愛称で呼ばれ、また直々に魔法を教わった弟子でもある。ロングボトム夫妻を廃人に追い込む、シリウス、ドビー、トンクス、フレッドの命を奪うなど、その凶悪な戦闘力はハリーたちに深い傷を残した。


黒。

卒業後に加わった。ダンブルドア側に寝返ってからは二重スパイとして主に情報収集を行っている。ヴォルデモートから信頼されており、6巻における功績(ダンブルドアの殺害)で7巻では死喰い人の中での立場もかなり上がっている。


ルシウス

家族にとって都合のいい純血主義がスローガンなために死喰い人になっているが、特に闇の帝王へ忠誠心が強いわけではない。卿の凋落後に彼を探さず身の潔白を証明した。他の死喰い人を統率するなどかなり立場が強いようだったが、神秘部での失態(5巻)で立場が失墜。妻ナルシッサは死喰い人ではないが夫に協力している。


クラウチJr

在学中は秀才であり魔法省官僚の息子として期待されていた。父との不和から死喰い人へ加わる。ベラトリックスと同様闇の帝王に絶対の忠誠を誓っており、失踪後も彼を探した一人。4巻ではホグワーツに潜伏。ワームテールと共謀し闇の帝王の復活に成功した。しかし帝王の最も忠実な部下として迎えられる前に吸魂鬼の接吻を受ける。


僕は、

友を裏切り死喰い人になった。スパイとして活動し、結果ポッター夫婦を死へ追いやる。闇の帝王の肉体再生に貢献したが、100%恐怖ゆえの臣従であるためか立場が低い。6巻ではスネイプに召使のような扱いをされている。「ワームテール」というかつての友人からのあだ名でデスイーター内で呼ばれている。


フェンリール・グレイバック

正確には死喰い人ではないが、人狼のリーダー格ゆえに死喰い人のローブを着用することを許されている。闇の印を刻むことは許されていない。これは死喰い人が人狼を利用しているだけで内心差別していることの現れか。


Draco Malfoy

父ルシウスの責任を取る形でダンブルドア暗殺という任務を与えられる。死喰い人としては見習い的な立ち位置。


【リク絵】闇に堕ちる【スト7】

おそらく在学中に死喰い人になったシリウス・ブラックの弟。忠誠心が高かったが、あることがきっかけで裏切りその結果死亡した。詳しくは個別項目を参照。


その他の配下

全てを灰に

闇の印を有していたかは不明。霊体の闇の帝王に肉体を提供したが死亡。


ハリポタOnline!その四

ダームストラングの校長を務めていた。闇の帝王の復活に怯え逃走するも始末される。


スカビオール

人攫い(スナッチャー)のリーダー格であり、死喰い人ではないがその手足として動く。賞金が目当て。


ぽたろぐ

スネイプの学生時代の仲間。


ベラトリックスの夫ロドルファスとその弟。ベラトリックスとバーティと共にロングボトム夫妻拷問事件の犯人。


新体制のホグワーツを牛耳る。


息子たちも死喰い人に協力。


高い戦闘力を持つ。リーマス・ルーピンを殺害した。卿の名前が世間に広まり始めた時期からの古参。


魔法法執行部の官僚だが闇の帝王の配下。シックネスに服従の呪文をかけ傀儡政権の樹立に貢献する。


魔法省の危険生物処刑人だが闇の帝王の配下。任務で巨人と接触する。


アラスター・ムーディの鼻を削いだ男。降参を拒んだため決闘の中でムーディに殺害された。おそらくスネイプやベラトリックスと同世代。


神秘部の官僚で闇側のスパイ。


ドラコの同期セオドール・ノットの父。寡夫。卿の名が世間に広まり始めた時期からの古参。


ブロンドの巨漢。死の呪いを乱射しギボンを殺す。ドロホフと組んでカフェにいるハリーらを襲撃した。


天文台の塔の戦いでロウルの誤射で命を落とす。


トラバースと組みラブグッド家を襲撃した。


マッキンノン家を皆殺しにした。ラブグッド家を襲撃する。銀髪で王冠のような髪。


神秘部の戦いでのみ名前が確認される死喰い人。


かつて任務で死んだ死喰い人。スネイプやベラトリックスと同世代。


  • リー夫妻

夫婦ともに死喰い人。バーナビー・リーの両親。


  • スナイド夫妻

夫婦ともに死喰い人。メルーラ・スナイドの両親。学生時代は二人ともクィディッチの選手だった。


それぞれファーストネーム不明。トム・リドル時代からの最古参で、ヴァルプルギスの騎士のメンバーだと考えられる。ロジエールはドゥルーエラ・ロジエールの可能性あり。その中でも英ブリーとレストレンジはリドルと共に「スラグ・クラブ」に参加していた学友。


関連イラスト

爺世代の初代闇陣営妄想

闇陣営死喰い人

よくできました【※血注意】ヴォルデモートと ゆかいな なかまたち


ネタ系→仲良し闇陣営

こんな死喰い人ならちょっといい映画クルー!


関連タグ

ウィザーディング・ワールド ハリポタ

ヴォルデモート 闇陣営 信奉者

不死鳥の騎士団 闇祓い


外部リンク










【警告】これより先、もう一つの未来が記載されているため閲覧には注意されたし



























  • セドリック・ディゴリー

takemybodyback,willyou?



  • デルフィーニ

Delphi


セドリック・ディゴリーがネビル・ロングボトムを殺害したことで闇の帝王が勝利したもう一つの未来。

そこでは青銀髪の美貌の魔女がオーグリー様と称えられており、「闇の印」と共に彼女のシンボルである「オーグリーの印」がホグワーツや魔法省に掲げられている。


これは、あの闇の帝王がいかなる部下にも与えなかった特別な地位にデルフィーを取り立てた事を意味している。

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