ふたごの おとうと。
やさしい おとこのこだ。
※『MOTHER3 公式サイト』から引用
概要
泣き虫で甘えん坊の少年。フリントとヒナワの子供で、双子の兄のクラウスと愛犬のボニーも一緒にノーウェア島のタツマイリ村で暮らしている。
作中での活躍
第1章~第3章
プロローグでは、ヒナワに連れられてクラウスと一緒にオリシモ山の頂上に住む祖父・アレックの元に何日か遊びに来ており、この日は丁度タツマイリ村の実家に帰る日であった。
しかし、第1章とむらいの夜で帰路の道中にメカドラゴと遭遇し、息子達を庇ったヒナワが目の前で殺されてしまう。その後、クラウスは母の仇を取りに行くと言って1人だけでドラゴ台地に向かったきり行方不明に、フリントは彼を捜すか妻の墓参りしかしなくなり、リュカは放任されるようになる。
幸せだった家族はバラバラになってしまい、唯一変わらずに側に寄り添っていたのはボニーだけだった。
なお、劇中では彼の4章までの間の生活環境などは語られていないがコーバのバイトの件の解説から、プレイヤーが後見人として孤独だった彼を見守っていた模様。
第3章あやしい行商人のラストでは、大勢のブタマスクに囲まれピンチに陥っていたクマトラやサルサ達の元に駆け付ける。その後、口笛で呼び寄せたドラゴでブタマスクを追い払い仲間達を救った。
この頃には母の死を乗り越えたようで、ドラゴ達とも和解している。
第4章~第8章
第4章チチブーの劇場からプレイヤーとして終盤まで操作が出来るようになる。あの悲劇から3年が経ち、驚く程たくましい少年として成長した。
この頃のタツマイリ村は、シアワセのハコをもたらしたブタマスク達によって近代文化が根付き、既に彼らによって占拠されていた。しかし、彼は3年前からヨクバやブタマスク達と対立していた為ハコを受け取っておらず、その為村の殆どの大人達から異端視される毎日を過ごしている。
その影響か、殆ど笑顔を見せる事は無いらしい。ただし、操作出来るキャラが変わる場面で話しかけると微笑んでいる旨のテキストが表示される事がある為、厳密には全くの無表情という訳では無いようだ。
そんなある日、電車から降りて来たブロンソンとジャッキーからコーバの先にあるクラブ・チチブーで活動するD.C.M.C.のベース担当のタメキチが、3年前に失踪したダスターではないかという噂を知る。その後、この事を相談したウエスに彼の正体を実際に確かめて欲しいと頼まれ、ボニーと共に旅に出る事になる。
その道中、温泉で出会ったマジプシーのイオニアによって元々秘められていた超能力の素質が覚醒し、「PSI」が使えるようになった(この時マジプシーから何をされたのかは不明だが、本人の様子から推測するとちょっと痛かったらしい)。
コーバでのバイト後、クラブ・チチブーでウエイトレスのヨシコシとして働いていたクマトラと再会。彼女の情報でタメキチが記憶喪失に陥ったダスターである可能性が高い事を知る。
その後、様々な感情によって屋根裏で荒ぶる楽器達との戦いや実際にD.C.M.C.メンバーとの話し合いとジャンケスの末、ダスターとクマトラも彼に同行する事になった。
なお、みんなのトラウマであるタネヒネリ島では、心を蝕むトラウマの幻覚からクラウスやフリントに対する彼の心境を垣間見る事が出来る。
ステータス
主に棒を武器として扱い、パーティの中で最高の物理攻撃力と耐久力、そして多彩なPSIを活かして戦う。また、サウンドバトル時にはギターの音が鳴る。
だが素早さが低い為、相当レベルを上げて装備を工夫しないと1発目は先に敵の攻撃が来てしまいアシストPSIで軽減出来ないままダメージを喰らう事が多い。更に、本作の敵キャラクターはすばしっこい者が多い為、リュカに限らず味方側のキャラクターが鈍く感じる事に拍車をかけている。
なお、第7章終盤にはフリントから譲り受けたフランクリンバッヂの効果で雷によるダメージを受けなくなる。
PSI
前作の主人公と同様に攻撃・回復・アシスト全てが高い水準で揃っている。しかし、PPを回復するサイマグネットが使えない為、戦闘では主に回復を中心にしつつ有効な相手には補助を使っていく形になる。
一方、PK????は敵の強さに関係無く命中するようになった事や同技の「γ」と「Ω」の使用PPが減った事で、多少使いやすくなっている。また、アシスト系も更に覚える技が増えたので多彩な戦略を試みる事が出来るだろう。
攻撃
PK????α/β/γ/Ω |
---|
デフォルトではPK LOVEで、敵全体に無属性のダメージを与える。?の部分はネーミングの際に入力した「カッコいいもの」の名前がそのまま反映される。作中ではマジプシー達でも使う事が出来ない強力な「PSI」とされており、どの段階も全てイベントを経て習得する。 |
PKフラッシュ |
敵全体に眩しい光を放ち、様々な状態異常を引き起こさせる。今作では1段階のみになっており、効果は前作の「β」と同じ位。 |
回復
ライフアップα/β/γ/Ω |
---|
味方のHPを回復する。α〜γで1人、Ωで全体が対象。 |
ヒーリングα/β/γ/Ω |
味方の状態異常を治す。α〜γで1人、Ωで全体が対象。治せる状態異常は「α」で1つ、「β」で複数、「γ」はβの効果にきぜつからのカムバックも加わり、「Ω」でその効果を全員にかけるようになる。 |
リフレッシュ |
数ターンの間、味方の行動前にHPが毎回少し回復する。別作品のリジェネのような効果である。 |
アシスト
オフェアップα/Ω |
---|
味方のオフェンスを上げる。αで1人、Ωで全体が対象。 |
ディフェアップα/Ω |
味方のディフェンスを上げる。αで1人、Ωで全体が対象。 |
シールドα/Ω |
敵の物理攻撃を半減する。αで1人、Ωで全体が対象。 |
カウンターα/Ω |
敵の物理攻撃を半減し、残りを相手にダメージを与える。αで1人、Ωで全体が対象。 |
サイコシールドα/Ω |
PK系の攻撃ダメージを半減する。αで1人、Ωで全体が対象。 |
サイコカウンターα/Ω |
PK系の攻撃ダメージを半減し、残りを敵に跳ね返す。αで1人、Ωで全体が対象。 |
大乱闘スマッシュブラザーズ
スマブラXから参戦。
その参戦から現在に至るまでの道筋は本編と同じくかなり異質なものであった。
スマブラDX
『スマブラDX』では企画の段階でネスに代わって参戦する予定だったが、当時NINTENDO64用ソフトとして開発中であった『MOTHER3 豚王の最期』が開発及び発売中止となったため、リュカの参戦が取り消され、ネスが継続して参戦することになった。その後、プロジェクトが立て直され2006年にゲームボーイアドバンス用ソフトとして『MOTHER3』が発売まで至ったため、次作『スマブラX』でようやく初参戦となった。この際は『スマブラDX』同様にネスと交代の案もあったが、『MOTHER3』が海外で発売される予定が無いため、ネスとともに登場し、共演を果たした。
スマブラX
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | PKフリーズ |
→B | PKファイヤー |
↑B | PKサンダー |
↓B | サイマグネット |
切りふだ | PKスターストーム |
初期ファイターとして参戦。技は一見ネスと似ているが、こちらはリーチが長いなどかなり性質が異なっている。
主に使用する『PSI』は『PKファイアー』と『PKフリーズ』、『PKサンダー』の3つ。自前の攻撃系『PSI』の再現が難しいのか、またはネスとの差別化の為かクマトラの能力を内蔵しており、どれも原作では使えない『PSI』となっている。
フィギュア説明では"クマトラから教わった"とある。なお、『フランクリンバッヂ』は所有していない(アイテムとして登場し一定時間飛び道具系の攻撃を跳ね返す)ので電気攻撃は普通に喰らう事に注意。
最後の切りふだはネスと同じく『PKスターストーム』。だが、彼とは流星の軌道や攻撃力などで微妙に差がある。
スマブラfor
当初、彼自身はリストラされフィギュアのみの登場となっていた(因みに、『亜空の使者』で協力したポケモントレーナーもリストラされている)。ただし、彼の必殺技はカスタマイズ技として残されている為、設定次第ではネスにも擬似的に再現する事も可能であった。
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | PKフリーズ |
→B | PKファイヤー |
↑B | PKサンダー |
↓B | サイマグネット |
切りふだ | PKスターストーム |
しかし、ファンからの参戦要望が高かった事が身を結び、2015年4月2日の『Nintendo Direct』でミュウツーに続いて追加コンテンツとして配信される事が決定。その後、同年6月15日にロイとリュウと共に実装された。
ピンチに陥っていたネスの元に駆け付け、彼を助けるという前作の『亜空の使者』の逆パターンとなる参戦ムービーは多くのファンを歓喜させた。
無表情だった前作から笑顔が見られるようになった他、一部の技の仕様が変更。また、カラーバリエーションもかめんのおとこをイメージした物などが新たに追加された。
スマブラSP
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | PKフリーズ |
→B | PKファイヤー |
↑B | PKサンダー |
↓B | サイマグネット |
切りふだ | PKスターストーム |
楽曲 | 『いわれなきリベンジ/ブッコワシ賛歌(X)』 |
隠しファイターとして続投。シリーズの全ファイターで唯一初期・隠し・DLCの3つの経験をしているキャラクターとなった。
前作での変更点に加え、今までは目を瞑って行っていたスマッシュ攻撃などでの表情が勇ましくなったり、待機モーションの1つである「臆病な表情で目の前をポカポカ殴る」という動作からネスの待機モーションに近い物に変更されるなど、より勇敢なイメージが強くなっている。また、『PSI』も彼と同様に原作の幾何学的なエフェクトが追加された事で技の再現度が大幅に向上している。
前作から大きくは挙動は変わっていないものの、つかみ攻撃やPKフリーズの仕様等細かな強化点がされている。また、2019年1月30日に配信されたVer.2.0.0では一部の技に電撃属性が付与された。
最後の切りふだは前2作と同じく『PKスターストーム』だが、本作では発動の際にクマトラとボニーが応援に来てくれるようになった。因みに、この2キャラが3D化されたのは本作が初となっている。
なお、ダスターはスピリットで登場した。
MOTHERシリーズ参戦ファイター
No | ファイター | 初出演 |
---|---|---|
10 | ネス | 64 |
37 | リュカ | X |
余談
リュカとクラウスの名前は、アゴタ・クリストフの小説悪童日記の3部作に登場する双子の名前が元になっている。
第1章~第3章の間では、序盤を除き台詞が用意されている。
厳密にはサブキャラクターに近い立場ではあるものの、シリーズ内で直接喋る主人公は彼が唯一である。
WiiU版の『スーパーマリオメーカー』では、彼のキャラマリオが登場している。
変身すると、様々なSEが「MOTHER3」の物に変わる。
関連イラスト
二次創作では、原作での最強装備(まぼろしのぼう、すっごいマント、すっごいかんむり)を身につけたリュカのイラストも存在する。
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