曖昧さ回避
- 神奈川県相模原市にあるJR東日本相模線・横浜線、京王電鉄相模原線の駅。
- 和歌山県橋本市にある南海電気鉄道高野線、JR西日本和歌山線の駅。
- 京都府八幡市にある京阪電気鉄道京阪本線の駅
- 福岡県福岡市にある福岡市営地下鉄七隈線の駅
ここでは4駅とも解説。
橋本駅(神奈川県)
神奈川県相模原市緑区にある駅。同市の代表駅であり相模原北部・神奈川県北部の玄関口である。また八王子⇔町田の中間地点でもある。
地図上では横浜線の外れのように見えるため、土地勘が薄いと鄙びている場所と思われがちだがそれは思い直した方が良い。
実は下記でも触れるが駅利用者数が横浜線では5番目に多く、京王線系統でも6位の規模を誇る主要駅であり、それなりの大きな市街地が形成されている。
京王線の延伸開業後に駅利用者が大幅に増加、小田急線接続駅である町田駅のそれを上回る形となり現在に至る。
2027年度を目標に品川駅から名古屋駅へ直通するリニアの停車駅が当駅付近に設けられる予定、駅前予定地は既に確保されており、駅の新設工事も始まっている。またこの開通に合わせ更なる都市開発も計画されている。
JR東日本
1908年(明治41年)に横浜鉄道の駅として開業。
1917年(大正6年)に国有化され、国鉄横浜線の駅となる。
1931年(昭和6年)相模鉄道相模線が厚木から当駅まで延伸。後に昭和19年に国有化され国鉄相模線となる。
1945年(昭和20年)5月に国鉄の工場が開設される。後に大宮工場下の車両センターとなり1984年(昭和59年)3月の閉鎖まで操業していた。
橋本車両センターではおもに気動車用エンジン・冷房用エアコンなどの部品と国鉄が所有していた自動車(国鉄バス・トラック)などの大規模な検査修繕を担当していた。
その敷地は広く、現在の東急ストア・橋本郵便局・ホームセンターコーナンの場所に当たる。
1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化に伴い、当駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となり現在に至る。
島式2面と単式1面6線の地上駅である。
1番乗り場(1番線)は横浜線上り本線、2番乗り場(3番線)は当駅折り返しの電車、3番乗り場(4番線)が下り本線、4・5(5・6番線)番乗り場が相模線のホームである。
1番乗り場・2番乗り場の間にはホームがない線路がある(2番線)。
なお当駅発行のJR線の長距離乗車券では、下記の和歌山県の橋本駅との混同を防ぐため券に「(横)橋本」と印字される。((神)は神戸市の特定都区市内制度で使用されているため使えない)
駅構内図
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 横浜線 | 上り | 町田・新横浜・東神奈川・横浜・大船方面 | |
2 | 横浜線 | 上り | 町田・新横浜・東神奈川・横浜・大船方面 | 当駅始発の電車 |
3 | 横浜線 | 下り | 八王子・高尾・大月・甲府方面 | |
4 | 相模線 | 上り | 海老名・寒川・茅ケ崎方面 | 横浜線八王子方面から相模線茅ヶ崎方面への電車 |
5 | 相模線 | 上り | 海老名・寒川・茅ケ崎方面 | |
横浜線 | 下り | 八王子・高尾・大月・甲府方面 | 相模線からの直通電車 |
京王電鉄
京王相模原線の終着駅。
1990年(平成2年)3月30日に京王相模原線の駅として南大沢駅から延伸する形で開業。
乗降客数の多さからあまり意識されていないが実は京王電鉄内で二番目に新しい駅である。
島式1面2線構造の高架駅。駅番号はKO45。
当初予定だった相模湖方面までの延伸を考慮した構造になってはいるものの、免許の返上とともに路線用地を売却したために建造物が建て込んでしまい、現状においては延伸は事実上不可能な状況にある。
利用状況
近況
JR東日本
京王電鉄
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は98,086人である。
- 京王の駅のなかでは新宿駅、渋谷駅、吉祥寺駅、調布駅、下北沢駅に次いで多く、府中駅を抜いて6位。
- 尚、他社の駅であると、小田急の中央林間駅や西武所沢駅と同等の数字である。
利用状況比較表
事業者名 | JR東日本 | 京王電鉄 | |
---|---|---|---|
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 59,081人 | 118,162人 | 88,320人 |
2009年(平成21年)度 | 59,049人 | 118,098人 | 88,427人 |
2010年(平成22年)度 | 60,122人 | 120,244人 | 88,065人 |
2011年(平成23年)度 | 60,241人 | 120,482人 | 87,242人 |
2012年(平成24年)度 | 61,127人 | 122,254人 | 88,377人 |
2013年(平成25年)度 | 62,755人 | 125,510人 | 91,060人 |
2014年(平成26年)度 | 62,565人 | 125,130人 | 91,265人 |
2015年(平成27年)度 | 64,473人 | 128,946人 | 94,129人 |
2016年(平成28年)度 | 65,375人 | 130,750人 | 95,914人 |
2017年(平成29年)度 | 65,871人 | 131,742人 | 97,219人 |
2018年(平成30年)度 | 66,136人 | 132,272人 | 98,838人 |
2019年(令和元年)度 | 65,328人 | 130,656人 | 98,086人 |
隣の駅
JR東日本 | ||||
---|---|---|---|---|
横浜線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 相模原駅 | 橋本駅 | 相原駅 | |
相模線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
各駅停車 | 南橋本駅 | 橋本駅 | 相原駅 | |
京王電鉄 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 南大沢駅 | 橋本駅 | ||
| 多摩境駅 | 橋本駅 |
橋本駅(和歌山県)
和歌山県橋本市にあるJR西日本の和歌山線と南海電鉄高野線の接続駅。
1898年(明治31年)紀和鉄道により開業。1907年(明治40年)に国有化され和歌山線の駅となる。
1915年(大正4年) 高野登山鉄道が当駅まで路線を延伸。1922年(大正11年)の会社合併により南海電鉄の高野線となり、南海と国鉄の共同駅となった。
1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化に伴い、国鉄から西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となり現在に至る。
JR和歌山線は片面・島式2面3線、南海高野線は島式1面2線を使用。各ホームへは橋上駅舎・跨線橋で連絡している。両社は駅入口を共有しているが、2011年(平成23年)のバリアフリー化工事完成に伴って南海切符売り場と改札口は橋上駅舎へと移り、JRと南海で改札口が別々となった。かつては改札口や駅舎が共用であり、(現在のJR駅舎及び改札口)また改札を出ずに乗り換えが可能だった。
南海・JR両改札共に交通系ICカードが使用できる。
当駅発行のJR線の長距離乗車券では上記の神奈川県の橋本駅との混同を防ぐため、券に「(和)橋本」と印字される。
JR西日本
路線記号はT。
片面・島式2面3線のホームである。駅舎側の片面ホームが1番のりばとなる。
南海電気鉄道
駅番号はNK77。駅ホームに隣接して留置線がある。
島式1面2線ホーム。JR線側が4番、留置線側が5番のりばになる。
山岳区間と平坦区間の境界駅で、極楽橋方面へはズームカーしか乗り入れできない。ホームの容量上、2列車が縦列停車出来るようになっている。一部列車では増解結が行われる。難波方面へは4、6、8両編成、極楽橋方面へは2、4両編成で運行。
日常的に増解結や縦列停車を行っている事もあり自動放送は採用されておらず、全て駅員の肉声放送によって行先案内がなされている。
利用状況
南海電気鉄道
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は7,544人である(ハンドブック南海より)。
利用状況比較表
事業者名 | 南海電鉄 |
---|---|
年度 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 9,254人 |
2009年(平成21年)度 | 8,905人 |
2010年(平成22年)度 | 8,763人 |
2011年(平成23年)度 | 8,927人 |
2012年(平成24年)度 | 8,875人 |
2013年(平成25年)度 | 8,934人 |
2014年(平成26年)度 | 8,587人 |
2015年(平成27年)度 | 8,719人 |
2016年(平成28年)度 | 8,510人 |
2017年(平成29年)度 | 8,222人 |
2018年(平成30年)度 | 7,942人 |
2019年(令和元年)度 | 7,544人 |
隣の駅
JR西日本
南海電気鉄道
橋本駅(京都府)
1910年(明治43年)の京阪本線時に開業。
駅番号はKH25。対向式2面2線の地上駅。
長らくホーム有効長が6両であったが1993年(平成5年)に8連に対応する為にホーム延長工事を行っている。またその際に駅舎が改築された。
昭和中期頃までは構内踏切が存在したが列車本数増加と安全対策により廃止され、それにより上りと下りで改札が分けられている。そのために改札を出て公道の踏切または地下道を通らないと上下線移動ができない構造であるので注意が必要。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は5,219人である(京都府統計書より)。
利用状況比較表
事業者名 | 京阪電鉄 |
---|---|
年度 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 6,597人 |
2009年(平成21年)度 | 6,296人 |
2010年(平成22年)度 | 6,351人 |
2011年(平成23年)度 | 6,477人 |
2012年(平成24年)度 | 6,438人 |
2013年(平成25年)度 | 6,367人 |
2014年(平成26年)度 | 6,367人 |
2015年(平成27年)度 | 6,421人 |
2016年(平成28年)度 | 5,205人 |
2017年(平成29年)度 | 5,348人 |
2018年(平成30年)度 | 5,392人 |
2019年(令和元年)度 | 5,219人 |
隣の駅
橋本駅(福岡県)
駅番号はN01。
2005年(平成17年)2月3日 七隈線の開通と共に開業。
片面・島式2面3線の地下駅であり、七隈線の終点。片面ホームは降車専用ホームとなっている。同じく市営地下鉄の終点である姪浜駅とは西鉄の路線バスにより結ばれている。
車両基地の最寄り駅であり、駅の先から折り返す形で入出庫線が延びている。
この車両基地は小型のリニア地下鉄としては珍しく地上に設けられており、地下ではホームドアなどで見ることが難しい車両を基地の外から日光の下で見ることができる。
(なお後年に同規格で開業した横浜市営地下鉄グリーンラインや仙台市営地下鉄東西線の車両基地も同じように地上に設置されている)
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は4,361人、乗降人員は8,722人である。
利用状況比較表
事業者名 | 福岡市営地下鉄 | |
---|---|---|
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 2,096人 | 4,192人 |
2009年(平成21年)度 | 2,312人 | 4,624人 |
2010年(平成22年)度 | 2,493人 | 4,986人 |
2011年(平成23年)度 | 3,415人 | 6,830人 |
2012年(平成24年)度 | 3,497人 | 6,994人 |
2013年(平成25年)度 | 3,776人 | 7,552人 |
2014年(平成26年)度 | 3,919人 | 7,838人 |
2015年(平成27年)度 | 4,041人 | 8,082人 |
2016年(平成28年)度 | 4,182人 | 8,364人 |
2017年(平成29年)度 | 4,320人 | 8,640人 |
2018年(平成30年)度 | 4,382人 | 8,764人 |
2019年(令和元年)度 | 4,361人 | 8,722人 |
隣の駅
前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
---|---|---|---|
橋本駅 | 次郎丸駅 |
関連項目
橋本駅(神奈川県)
神奈川県内の駅一覧 JR東日本 横浜線 相模線 京王相模原線 中央新幹線
橋本駅(和歌山県)
和歌山線 JR西日本 南海電気鉄道 南海高野線 こうや・りんかん 和歌山県内の駅一覧
橋本駅(京都府)
橋本駅(福岡府)