プレイヤー(Minecraft)
まいんくらふとのぷれいやー
概要
Minecraftのプレイヤーが操作するキャラクターのこと。
デフォルトのスキンはスティーブという名前で知られている……が、元々は作者であるNotch氏によるジョークである。
後にもう一つのデフォルトスキンとして、腕が少し細いアレックスも登場。
此方は初めから正式名称である。
ただし、最近では公式wikiや公式グッズ、公式外伝のMinecraft DungeonsやPV等でSteveと呼ばれることも多くほぼ公式名称と言ってもよい。
スティーブが男性、アレックスが女性のような見た目をしているが、正式な性別は設定されていない。
PVでも(ほぼ)徹底されており、「彼、彼女」の代わりに「スティーブ、アレックス」と呼ばれる。
ただし公式のスキンのバリエーションでは、スティーブは男物、アレックスは女物を着せられており、またスマブラPVの英語版では普通に「He、She」と呼ばれている。
身体能力
容姿 |
|
---|---|
握力 |
|
体力 |
|
食欲 |
|
腕力 | |
潜水 |
|
精神 |
|
免疫力 |
|
技能 |
|
その他 |
|
とはいえクラフトゲームでありながら戦闘もできるゲームなので、超人なのは当たり前なのだろうか?
戦わないゲームだからこその超人なのか、戦うゲームだからこその超人なのか、それは個人の解釈によるだろう。
ただ、アップデートが重なるにつれ、徐々に人間らしさを得つつあるので、ある意味で「マイクラの進化の歴史」とも言える存在である
身長は2mある…ように見えるが当たり判定的には1.8mだったりする。
それでも高身長だが。
昔は野太い男性の「うおっ」と聞こえるダメージ音があったのだが今は削除されており、「バキッ」のようなダメージ音に差し替えれれている。
これはスキンを変える機能があるのに女性が男性の声を出すのがおかしいからだろう(そこを突っ込んだ実況者、視聴者は数知れず)。
大乱闘中に吹っ飛ばされたマリオはブロックらしき空間に衝突した。
真っ暗闇の中で戸惑うマリオの前で穴が開き、光りと共に登場したのは……
スティーブ参戦‼︎
なんと大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALに参戦。
また、公式ではベレト/ベレスと同じように「スティーブ/アレックス」となっている為、本記事に記載している。
上述したように、参戦に伴ってファイター名がスティーブ/アレックスとなった為、「スティーブ」が正式に男性アバター版デフォルトスキンの公式名称となった。ちなみに、同じような例として『ゼルダの伝説』シリーズの「トゥーンリンク」がある。
招待状は遂に世界一売れたゲームの元へ来た。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALのDLC第7弾により、スティーブが参戦することを発表。ファイターパスvol.2の第2弾にて登場を果たした。
その反響は国内外問わず大きく、YouTubeでも上記の参戦映像が勇者以来となる急上昇1位を掻っ攫う等大きな話題を読んでいる。
バンジョー&カズーイに続き2人目のマイクロソフト系列からのファイターであり(※1)、またPCゲーム出身ファイターではスネークに続いて2人目であり(※2)、ドット絵のキャラクターが参戦するのもスティーブが初。
ちなみに、インディーゲームからのファイターとしての参戦は彼が初(※3)。
※1:なお1番目のバンジョー&カズーイは所有権を持っていたレア社ごと任天堂から売却され、Minecraftは開発元の「Mojang」をマイクロソフトが買収、子会社化しているため、両者とも純粋なマイクロソフトのファイターではない。
※2:MGSが出たPSのイメージが強いが、スネークが初登場で初代であるMGはMSX2というPCで発売されていた。
※3:ファイター以外なら、最初のインディーゲームはforのフィギュアのコマンダービデオ(BIT.TRIP SAGA)であり、ファイターとしてはUNDERTALEよりサンズがMiiファイターとして実質参戦している。
参戦映像では、マリオが突き破った壁にブロックらしき物が出たことから、その時点でスティーブでは無いかと予想した人も多かった。
これにより、上記の某任天堂ゲームの主人公との共演も実現する事になった。しかも「最後のきりふだ」が建物に閉じ込めて爆破という共通点も。
世界で最も売れたゲームという事から参戦の要望は国内外問わず多く、実際国内でも長らくスティーブが参戦するか否かという事についてユーザー同士の議論が交わされて来た。
が、やはりそのゲーム性や海外製のインディーゲームであった事や、その他多数の事情が重なり参戦は絶望的・・・どころか不可能とまで言われていたキャラクターだった(後述のコラ画像やMADの数の多さがそれを物語っている)。
その為、マインクラフトの参戦は多くのユーザーが衝撃を受けるどころか、桜井氏も「こんな日が来るとは思いませんでした。」とまで言わしめた。
公式色違いであったアレックスやスキンで再現可能なゾンビはともかくエンダーマンの参戦は特徴的な約3ブロック(m)の身長を捨て、約2ブロック(m)にまで縮んでしまいパックンフラワー並みに驚いたユーザーも多数。当のスティーブ、アレックスはデフォルトスキンらしく、原典と一切変わらぬデフォルト衣装での登場となっている。
なお残りのカラバリ4枠はテニスウェアを着込んだスティーブ/アレックスと、スコットランドの民族衣装であるキルト(チェック柄のスカートのようなアレ)を着込んだスティーブと、スウェーデン(開発元はスウェーデンにある)の民族衣装を着込んだアレックスである。
全員参戦イラストでは地中を掘り進めて合流している。
楽曲に関しては桜井政博氏曰く、「スマブラの長い歴史の中でも最大のピンチだった」と述べている。というのも諸事情から原作の楽曲が使えないらしく(桜井氏も「BGMが安らぐものばかりで乱闘にあいにくい」とコメントしている)、MinecraftEarthやMinecraftDungeonsと言ったスピンオフ作品発の楽曲が多く、本家出典のものもコンソール版のミニゲームの曲のみとなっており、総楽曲数は7曲と、今までスマブラSPのDLCファイターで最も少なかった勇者(8曲)を更に下回る結果となった。ただしその7曲中6曲が新規アレンジであり、うちいくつかは昼夜によって曲調が変わるようになっている。
特に参戦ムービーでも流れた「MinecraftDungeons」より「Halland/Dalarna」はマインクラフトらしいピアノの旋律に加えてスマブラに合う疾走感のあるメロディーから、多くのユーザーから高い評価を受けている。
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | 採掘/クラフト/ブロック生成 |
→B | トロッコ |
↑B | エリトラ |
↓B | TNT火薬 |
R+B | 作業台召喚 |
切りふだ | トラップルーム |
参戦映像 | 目を合わせてはいけません |
まず、今までのDLCファイターは軒並みスマブラの常識を覆す程に癖が強かったが、スティーブ/アレックスも例外なく彼らと肩を並べるどころか上回る程、演出・性能双方に於いて類を見ない特殊なファイターとなっている。
身体能力は平坦だが、接地時に採掘で以下のブロックを掘り出せる。
素材 | 使用用途 |
---|---|
作業台 | 道具の作成、試合開始及びシールド+Bで召喚 |
土 | グレード1:ブロック設置及びTNT火薬、レールの素材 |
砂 | グレード1:ブロック設置及び(重力で落下しない)TNT火薬、レールの素材 |
氷 | グレード1:ブロック設置及び(炎で溶けない)TNT火薬、レールの素材 |
羊毛 | グレード1:ブロック設置(炎で燃えない)及びTNT火薬、レールの素材 |
木材 | 道具の生成、ブロック設置(炎で燃えない)及びTNT火薬、レールの素材 |
石 | 道具の生成、ブロック設置及びTNT火薬、レールの素材 |
鉄 | 道具の生成、ブロック設置、金床攻撃及びTNT火薬、トロッコ、レールの素材 |
赤石 | (表記なし):加速レールの形成、TNT火薬の起爆回路展開 |
金 | 別枠表記:道具の生成、加速レールの形成 |
ダイヤ | 別枠表記:道具の生成 |
作業台前で道具をクラフト出来、木→石→鉄→金(※)→ダイヤの順で強くなり、高価な素材から制作する。空中では安い順にブロックを設置できる(制限有り)。
※:火力が低く、脆いがスピードは速い。
因みにMinecraftの定価は3000円。
これは「スマブラ参戦ファイターの原作作品」において最も安い作品である。
ただしこれはPC版でさらにJAVA版の値段で、Switchとなると税込3960円となる。それでも一番安いのだが。
(Miiファイターコスチューム組とアシストフィギュアは除外するものとする。入れると「バッジとれ~るセンター」の0円になってしまう。次点でUNDERTALEの税込1,620円となる。)
ドット絵のキャラクターはアシストフィギュアでジュゲム&トゲゾー等が登場している。
マリオブラザーズや75mでマインクラフトキャラオンリーの大乱闘を行うとドットだらけの大乱闘が楽しめる事に。
なお、カービィがコピーすると、四角のカービィになる。まさかのエイプリルフールネタがここに来てまた再現された。
マインクラフトの開発元・モージャンスタジオの元社員であるダニエル・カプラン氏によれば、「2015年頃から話し合いが持たれていた」そうである。
前作forの発売時期が2014年の為、恐らくスマブラSPの企画段階に名前が上がっていたが、(システム故に)一度没になり、その後DLCで参戦したと思われる。また、2015年12月17日に「マインクラフトWiiUエディション」が発売され、後にも3DS版Switch版にも発売され、全機種にはマリオの世界が再現された「スーパーマリオエディション」が収録されている。
そしてスティーブ/アレックスの参戦から僅か2ヶ月も経たない内に『ファイナルファンタジーⅦ』のセフィロスが参戦し、桜井Dからは凄い温度差のダイナミックレンジと言われた。
マインクラフトシリーズ参戦ファイター
余談
マイクラ本編に於ける余談
- スティーブ自身、元々Minecraftで初めて登場したMob(厳密には『人間(Human)』という名の敵対Mobであり、このMobのモデルが後にスティーブのスキンとして採用された)であり、その歴史は前身である「Cave game」まで遡る。ただ、この頃はただ手足をばたつかせて走るだけの全く意味の無いキャラクターだった。
- 初期リリース版では何故かGキーで無限に量産できたらしい。
- 公式チャンネルのアップデートイメージムービーや近年のパッケージではスティーブやアレックスが驚いたり、山を軽々飛び越えたりと比較的表情やアクションが豊かになって来ている。一部パッケージによっては普通に手足が曲がっているイラストも存在する。
- スマホ版等ではフォートナイトの様なエモート機能も実装されている。
- レゴブロック等のキャラクターグッズも発売されており、特に小学生を始めとする層には高い人気を誇っている。
- 実際、とある少年コミックの主人公がマイクラのパロディをしていたりと、キャラクターの人気は比較的低年齢であると思われる。
スマブラ参戦に於ける余談
- 参戦とほぼ同時にTwitterが突如サーバーダウンを起こしており、世界中で「スティーブの参戦がTwitterを落とした」と話題になった(このことについて桜井氏も謝罪している)。実際は違ったらしいのだが(ただサーバーダウンの原因は不明のまま)、知名度の高さと参戦の衝撃から現在でもこの説が世界中で浸透している。
- 実はスティーブ/アレックスと表記されたのは少なく、多くのメディアや桜井氏は「マインクラフト参戦」と称されている。これは、スティーブ、アレックス共に海外ではメジャーな名前である事や、公式のファイター名に含まれていないゾンビとエンダーマンの存在、何よりMinecraftというビッグタイトルがスマブラに参入するという商業的イメージも含まれていると思われる。
- 桜井氏はMinecraftをプレイした事があり、インタビューの最後の方では桜井氏がプレイしたマイクラの画面が流れており、彼がマイクラガチ勢だとわかるクオリティの高い数々の建築物が流れた。
- スティーブ達参戦以前にネットや動画等でスティーブが参戦するコラ画像やフェイク動画・過去のスマブラを改造した対戦動画が多数存在する。ある意味予言として時代が追いついたのである。ただ、あまりにもコラが作られすぎた影響か、公式の「参戦‼︎」がコラ画像にしか見えないというユーザーも少なくないとか。「マインクラフト ワールド」で他のファイターがいるとその世界観とのギャップが凄い為、スクショ撮影すると一番簡単にできるコラ画像としか思えない程。
- ファイターパスVol.2のファイターは既存シリーズ、事前にスピリットが登場済み、同シリーズのキャラクターがMiiファイターとして登場済みだったりするので、現状、MinecraftはファイターパスVol.2で唯一の完全新規シリーズとなっている(逆にベレト/ベレス以外全員新規シリーズだったVol.1とは対照的である)。