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高岩成二の編集履歴

2021-11-01 13:09:09 バージョン

高岩成二

たかいわせいじ

JAEに所属するスーツアクター、俳優。

略歴

1968年11月3日生まれ。


16歳の時、真田広之に憧れてJAC(現在のJAE)の養成所に入所。高校卒業後所属となる。

養成所時代から、後楽園ゆうえんち(当時の東京ドームシティ)のアトラクションでヒーローを演じたのち、1992年『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドラゴンレンジャー役で、TV本編のメインキャラのスーツアクターを本格的に担当。


1993年では『仮面ライダーZO』で悪役、ネオ生命体・ドラスの役を担当。元々、ドラスは横山一敏だったが、『特捜ロボジャンパーソン』に参加するため、途中で交代された経歴がある。


1994年忍者戦隊カクレンジャー』でスーパー戦隊シリーズ戦隊レッドを初めて担当。メタルヒーローシリーズでのヒーロー担当を経て、1998年の『星獣戦隊ギンガマン』から3作続けて戦隊レッドを担当。


そして2001年の『仮面ライダーアギト』以降、『仮面ライダー響鬼』を除く全ての平成ライダーで主役を演じており、ファンからは尊敬を込めて「ミスター平成ライダー」と呼ばれている(『響鬼』が放送された2005年では『魔法戦隊マジレンジャー』でマジレッドを担当しているほか、同作の女怪人も好演した。)。

また、2007年の『仮面ライダー電王』では、電王全フォームに加えてモモタロスのスーツアクターも担当しており、高岩はじめイマジンたちのコミカルな演技が、番組が爆発的な人気を得る原動力の1つとなった。


仮面ライダーディケイド』でディケイドが変身したクウガ響鬼を演じた事で、名実共に平成ライダーシリーズ全ての主役ライダーを演じた事になった。


2019年8月11日に公開された「電撃ホビーウェブ」内のインタビュー記事にて、主演ライダーは当時担当していた『仮面ライダージオウ』までで、次作『仮面ライダーゼロワン』からは縄田雄哉にバトンタッチされる事が発表された。

(縄田は、『ジオウ』にて仮面ライダーゲイツのスーツアクターを務めた)

このインタビュー記事は高岩と縄田の両名が同時に受けており、高岩は戦隊からライダーに移ったばかりの頃は演技にダメ出しされ続けたエピソード等を語り、縄田は高岩のように周囲に影響を与えるような芝居を作っていきたいと抱負を語った。


そして『ゼロワン』では仮面ライダー滅のスーツアクターとして登板することになった他、ジオウとゼロワンの冬劇場版では仮面ライダー1型のスーツアクターも担当した。

また、『未来戦隊タイムレンジャー』で高岩演じるタイムレッドの変身前を演じた永井大が、同時期の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にマスターブラックとして出演した際は、彼が変身したリュウソウブラックのスーツアクターとして再び戦隊シリーズに帰還した。


2021年に著書『時は今-- 歩み続けるその先へ ACTion 高岩成二』を出版。

その最終章にて、今後は妻の村上利恵が運営するワークショップ等で後進育成をメインに活動していきたい旨を綴った。

前述したように、2020年中盤までは『ゼロワン』にレギュラー出演していたが、『セイバー』以降は出演しておらず、その発言を裏付けている。


2021年10月31日をもって、JAEを退所。フリーランスとなった。


特徴等

演技傾向

非常にカッコイイスタイルと卓越した演技力の持ち主で、各作品ごとにきっちりと演技を分けている事で知られている。

デビューから既に20年以上経つがその格好良さは衰えることを知らずむしろ日々進化している。


著書『時は今』によると、高岩が務める前の戦隊レッド(主に新堀和男が務めた)は、変身前のキャラクターが何であれ、変身後は王道的な正義のヒーローという演技となるのが常であった。

長身でガタイのいい新堀と同じことをしても映えない(高岩世代のスーツアクターは新堀世代よりも細身の者がほとんどだった)と考えた高岩は、変身前のキャラクターに準じた演技にした。

こうした「変身前後のキャラクターの統一」は当時としては異端であり、現場監督からは不評であったが、高岩はそれに抵抗し、現在ではそれがスタンダードになった。


演じる役のキャラクター性を掴むために、あえてアドリブを突っ込むこともあり、特に「折れたぁ!?」「はい変わったー」は、平成ライダーの迷場面として親しまれる。


MOVIE大戦などライダー大集合映画は原則として最新ライダーを演じているとのこと。

ただし例外としてモモタロスはどの状況でも全て高岩さんである。


仮面ライダー電王クライマックスフォーム(通称:てんこ盛り)の演技のせいなのか、「2人で1人の仮面ライダー」であるWは当時、開発サイドから「高岩が絶対参加すること」との指定が来たとか…


同じスーツアクターである岡元次郎とはライバル役で組むことが多く、彼とのバトルシーンは息のあった緊迫感溢れるものが多い。年代によって高岩が悪役、岡元がヒーロー役を演じたり、その逆もしかりである。


俳優として

スーツアクター以外にも顔出しでドラマに出演しアクションを披露している。


東映特撮では、『ビーファイターカブト』のフリオ、『仮面ライダーゴースト』では第31話より敵幹部など。


一般ドラマでも、ガタイやアクションスキルを活かし、SP(セキュリティポリス)などを演じることが多い。

絶対零度』や『ルパンの娘』ではライダー俳優経験者と共演しており、後者ではそれを意識したであろうシーンが組み込まれている。


世にも奇妙な物語』では覆面の男という役でサプライズ出演し、ファンを驚かせた。


私生活

先述したように、夫人は元JAEのスーツアクトレス・村上利恵。実子の高岩芯泰も『仮面ライダービルド』に出演した


小学6年生の目標はスタントマン体育教師であった。しかし真田広之が出演した「忍者武芸帳 百地三太夫」を観たことがきっかけでJAC(当時のJAE)の存在を知る。養成所に通いながら、高等学校では器械体操部に所属し活動していたとのこと。


小ネタ

  • 平成ライダーを支えてきたレジェンドである為、ファンからは分身したり分裂したり腕が伸びちゃったり変形してもおかしくないという信頼を寄せられる事も。
  • また、手の開き方に特徴があるらしく、新ライダーの画像が出回った際には有識者に一発で正体を看破されてしまう事も。
  • ちなみに高い所(演技中は平気らしい)とダンスは苦手である。

関連項目

スーツアクター JAE 平成ライダー

竹内康博:JACの同期。

永徳 岡元次郎

中屋敷哲也:元祖「ミスター仮面ライダー」

トリニティフォーム:高岩さんが苦手としていたフォーム。理由は片方が薙刀、もう片方が刀と二刀流に向かない組み合わせで戦う事になってしまったから。

岩田栄慶ウルトラマン版高岩成二と言える人物。ネクサス以降数多くの主役ウルトラマンのアクターを担当している。

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