基礎データ
他言語版の名称
英語 | Gible |
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イタリア語 | Gible |
スペイン語 | Gible |
フランス語 | Griknot |
ドイツ語 | Kaumalat |
進化
ガブリアス | → | メガガブリアス(ガブリアスナイトを所持) |
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)に初登場した、丸っこい体型の鮫のようなポケモン。
外見上はほとんど鮫の頭部だけの体に、手足が付けられたような極端なデフォルメがされており、手と足の指の数はそれぞれ3本ずつ。頭部には撞木鮫(シュモクザメ)のような突起が、左右対称に付いている
体色は青色で、腹部のみ赤みを帯びた色をしており、鋭い牙が生え揃った大型の口は体のサイズと比較してかなりの大きさである。。
雄雌の違いとして、背鰭に切り込みがあるのが"雄"、切り込みがないのが"雌"。公式絵は雌だが、イラストとして多いのは雄。
元来は熱帯の暖かい土地に生息していたが、現在は寒冷化による寒さを避けるため地熱で暖かい洞窟等に生息しているという、古代生物を連想させる設定を持つ。
特にシンオウ地方は気候が涼しい為か、(伝説を除くと)野生出現するDP時点の新ドラゴンタイプはこの系統しか存在しない。そうした地域で一緒に住むなら、暖房代がかかるのだとか。
ねぐらとしている洞窟に獲物が近付くと、見境なしに素早く飛び出して襲い掛かり、大口で相手に噛み付いて巣穴へ引きずり込もうとする。
その顎を使った攻撃は威力こそ十分だが、まだうまく戦えず、却って自分の体を傷付けてしまうことがあるがあまり気にしない模様。
なお、大口に反して胃袋は小さめらしく、イメージほど大食漢というわけでは無いようだ。
ドラゴンタイプなのに何故シュモクザメがモチーフになっているのは、古くから日本では鮫の事をワニと呼ばれておりそこからワニ→爬虫類=ドラゴンのイメージが付き設定されたのだと思われる。
名前の由来も、恐らく「フカ(鱶<ふか>:鮫の別名)+マル(丸:[~丸]といったように船名などに用いられる接尾語)」
色違いは、より鮮やかな青い体色になり、腹部は黄色くなる(クイックボールと同じ配色)。
ゲーム上における特徴
本編
「こうげき」がそこそこ高い以外は、これといって目立った点はない。
タイプ一致技を自力で覚えるのはかなり後の方になってくる。
その為、ストーリー進行の為に捕獲する場合以外は、「タマゴわざ」や「わざマシン」等で、強力な技を覚えさせてからの方が、育成面で楽がしやすくなる。
『ダイヤモンド・パール』では、野生のフカマルの捕獲には少し苦労する。
野生のフカマルが出現する場所は、マップ上では見ることの出来ない入り口から入る「まよいのどうくつ」の地下にしか登場しない(『プラチナ』では岩が撤去されてかいりきが不要になったため、入り口の場所さえ分かれば序盤からフカマルを使うことができるようになった)。
但し出現率は低く無く、捕獲率も低い訳ではないのでゲット自体は難しくない。ただ捨て身技も使ってくるので、自滅には注意。
ポケモンレンジャー バトナージ
パートナーポケモンの1体として登場している。
ポケモンGO
2019年5月18日に実装。同年12月17日にはコミュニティデイを待たずして色違いも実装された。
大方の予想以上にレアで、同様の立ち位置のミニリュウやヨーギラスよりも出現率が遥かに低いうえ、ミニリュウの件もあってか巣が存在せず、タマゴもやはり10㎞かイベントの7㎞限定、後述の「GO Fest2020」以前には系統揃ってレイドボスに選ばれたことすらなかった…と、これでもかという程入手・育成に苦労する要素が詰まっている。
ガブリアスの高い人気と性能もあって需要は非常に大きく、高個体値または色違いの個体を入手できたら相当運が良いと言える。
進化後のガバイトも非常に低確率ながら野生で出現する。
それでも入手難易度は大分テコ入れされており、2020年5月22日~5月29日の「ジェネレーションチャレンジシンオウ」で初めてリワードになり、同年7月25日・26日の「GO Fest2020」では初の出現率上昇&念願のレイドボス抜擢(難易度は☆2)となった。更に8月1日~8月7日の「ドラゴンウィーク」でも野生での出現率上昇・レイドが行われた(尚このイベントで色違いが実装されたモノズはどちらもなく7㎞タマゴから孵化するのみだった)。さらに、2021年1月に開催されたシンオウセレブレーションでも再びレイドボスに抜擢され、☆1のレイドボスとして登場した。
なお、GO Festの少し前に「フレンドをレイドに招待する機能」が実装されていたため、レイドボスとして登場した際には、復刻した伝説の面々に混じってフカマルのレイドにトレーナーが殺到・フレンド同士で招待し合う光景が見られることもザラだった。
ただ、レイドボスとしての出現率が低めなせいで、同じ☆2のタマゴから高確率で出現するアローラナッシーやアリゲイツが忌み嫌われるとんだ風評被害も起きた。
テコ入れされてきている(レイドボスとして実装された際に招待機能を使えばそこそこの数のフカマルと対戦できたので、これまでと比べて圧倒的に厳選が楽になった)とはいえ、まだまだ出し惜しみされている感は否めず、プレイヤーの中からは「フカマルを集金やゲームの延命に利用している」(所謂"株ポケ商法"のやり方)というかつてのアローラロコンの時と同じような批判の声も出始めた(こうしたことがあったためなのかは定かではないが、翌年の「GO FEST 2021」では同ポジションと言えるモノズのレイドの出現率がかなり高めに設定されることになった)。
さすがに開発側もまずかったと判断したのか、シンオウセレブレーションの際にはフカマルのレイド出現率が引き上げられ、ジムの多い都市部などに赴けばそれなりにフカマルと戦闘できるようになった。また、この少し前にフィールドリサーチの報酬にもなったため、これも併用すれば以前と比べると入手難易度が若干ではあるが下がっている(ただし、リサーチのお題目が「エクセレントスローを3回連続で投げる」というかなり難易度の高いものなので、ボールを投げるのが苦手な人にとっては依然として敷居が高い存在になってしまっている)。
以降も度々イベントでピックアップされており、以前と比べるとフカマルが手に入らず困っているという者は少なくなっていると思われる。
そして、2021年6月6日に開催のコミュニティ・デイでは遂にフカマルがターゲットに抜擢された。これまでユーザーの満足のいく救済措置が中々取られてこなかっただけに発表後に世界中で歓喜の声が上がったのは言うまでもないだろう(ちなみに習得できる特別な技は「だいちのちから」)。日本では前日からTwitterのトレンドに“フカマル”が入っていたほどで、どれだけファンの間で注目されるイベントになっていたかが窺える。
なお、この1つ前のチルットのコミュニティ・デイに合わせる形でメガチルタリスが実装されたことから、プレイヤーの間では、「同様にイベント終了後にメガガブリアスを実装予定なのではないか?」という予想の声もあったが、いざ当日になってみるとメガガブリアスは実装されず、こちらは当面先までお預けということになった。
アニメのフカマル
カズナリのフカマル
CV: 小西克幸
ダイヤモンド&パール編145話で登場。スイレンタウンへの道すがら遭遇した野生の個体。
カズナリがサトシとの争奪戦の末捕獲した。
サトシのフカマル
CV: 阪口大助
DP編156話から登場。尾びれの切れ込みが確認できるので、性別は♂。
「りゅうせいぐん」の教え手・タツばあさんの家に立ち寄った際に遭遇した個体。
他のドラゴンポケモンに教えている光景を見て、見よう見まねで使う。だがきちんと教わっていないためか未完成で、ただの「りゅうせい」(打ち出した玉が四方に飛び散らずそのまま落下してくる)になることがほとんど。
追加効果(?)としてヒカリのポッチャマへホーミングし、ほぼ確実に命中してしまう。これについてはトゲキッスがフカマルに注意しているが、彼曰く悪気は無いらしい。
作中では、はぐれてしまったポッチャマの居場所を突き止めたり、メタモンが変身したポッチャマと区別したりするために使用された。
サトシと一緒に練習をして上手く「りゅうせいぐん」になったのをきっかけに、彼に興味を持ち自ら追いかけた。
続く157話にて、サトシがジュンとの争奪戦の末捕獲する。
ちなみに、サトシおよび歴代レギュラーがゲットしたポケモンの中では(その時点で)初のドラゴンタイプ持ちである。
非常にマイペースな性格で、タケシ曰く「何を考えてるのか皆目見当がつかない」。
初期のナエトルのように噛みつく癖があり、ポケモンや人間はもちろん、ジュンの自転車やモンスターボールと言った金属にまで噛みつき、果ては食べてしまうこともある。
ロケット団の造った巨大メカまでも食べてしまったり、ゴムだけは残したりと、どこか『Dr.スランプ』の則巻ガジラを彷彿させる。
サトシはこの癖を、相手の技に噛みつかせて封じるなどの形で利用したことがある。
その後シンオウリーグのコウヘイ戦でようやく完成し、サトシを準々決勝へと導いた。
「りゅうのはどう」も使えるが、一発撃つと少しの間動けなくなるため、使い慣れてはいない模様。
アイリスのフカマル
CV: 古島清孝
ベストウイッシュシーズン2特別編2話で登場。こちらも性別は♂。
野生のエアームドに運ばれて、どこかから(とはいえ、『ソウルシルバー』では45番道路に生息しているので近傍なのだろう)フスベシティに来てしまった個体。
突然街に来た不安ゆえに暴れていたが、アイリスが元いた花畑に帰した。その後、イブキとのジム戦を見学しに「あなをほる」を使用しアイリスの前に再び現れる。決着後突然姿を消すが、アイリスがフスベジムを去ろうとしたときまた現れ、アイリスと一緒に行くことを望み、ゲットされた。
関連イラスト
関連タグ
シュモクザメ:モチーフになったと思われる生物。
ゲオザーク・ゲネガーグ:サメモチーフのウルトラ怪獣。青い体色や寸胴体型などが似ている。
鮫系ポケモンの仲間