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東光太郎の編集履歴

2022-08-24 18:31:02 バージョン

東光太郎

ひがしこうたろう

東光太郎とは、特撮テレビ番組『ウルトラマンタロウ』の主人公。

俺は俺のやり方でやります


演:篠田三郎

CV:前野智昭(ULTRAMAN)


概要

年齢22歳。ウルトラマンタロウと一体化し、ウルトラバッジを掲げて変身するZAT隊員。


明るく子供好きな一方、喧嘩っ早い一面や目先の出来事にとらわれて脊髄反射で行動してしまう一面、子供相手の約束を軽く見ていない一面、怪獣に生身で飛びかかる破天荒さを見せる。身寄りはなく天涯孤独の身。ZAT隊員の任務に当たる際は、白いスカーフを首に巻く。普段は恩人でもある白鳥船長の家に下宿している。


ZAT入隊前は、ボクサーを夢見て世界中を旅しながら修行しており、ZAT入隊後もジムに通いながら朝のロードワークを行うなどボクサーへの夢は忘れていなかった。ボクシングは最後の最後まで戦うと同時に自分のためにやっている。ボクサーは男らしい職業と考えている。第10話では減量に耐えながら日本アマチュア新人王戦に臨み、KO勝ちしている。だが以降もボクシングを続けていたのかは不明。


白鳥船長のタンカーに乗って帰国した際、偶然上陸してきた超獣オイルドリンカーを港湾作業用のクレーンで撃退し、朝日奈隊長から勇敢な男と評された。白鳥船長から下宿を勧められるが断っている(上記の台詞はこのとき発した)。チグリスフラワーを植えて野宿するが、チグリスフラワーがZATの戦闘車両ラビットパンダを襲撃したので、チグリスフラワーを怪しんだZATのスーパーナパームで焼き払われてしまう。近くで眠っていた光太郎の寝袋に火が燃え移り、怒って北島隊員に殴りかかるなどの行動に出る。このとき、後のスワローキックの前身となる動きを披露し、さらには側にいた南原隊員まで殴り掛かった。

登場したアストロモンスの正体を知り責任を感じて生身で挑み、飛び去るアストロモンスの足に飛びつきナイフを刺したり噛み付くなどの攻撃をするが、怒ったアストロモンスに振り落とされる。落ちた先がバッティングセンターだったのでネットに引っかかり、「いてえなあ」で助かった(※普通助かりません)。翌日、通りがかった白鳥さおりと子供たちに発見され、「緑のおばさん」(正体はウルトラの母)を紹介してもらって治療してもらい、変身アイテムであるウルトラバッジを授かる(さおりと初対面時に「綺麗だ」と言ったことでほぼ両想いのような関係になる)。やがてZATに入隊し、アストロモンスとの交戦中に乗機が撃墜されて瀕死の重傷を負うが、ウルトラの母とウルトラ5兄弟に導かれてタロウと一体化して復活。タロウとして、ZAT隊員として地球防衛のために戦っていくことになる。アストロモンスの撃破後は朝日奈から白鳥家を紹介してもらい、さおりと再会。ほぼ両想いのさおり、弟分の健一と3人で過ごすこととなる。


第1話ではトンデモないことをいっぱいやらかしているが、第2話以降の性格は、ウルトラシリーズ歴代主人公の中でも品行方正で真面目で、白鳥家を始めご町内でも人気者である。



しかし…



  1. ジレンマ(ナメクジ)が光を吸収するのを知らずZATガンで撃ち巨大化させてしまう
  2. 大輔少年に植物ラジオを渡してマシュラ誕生の原因を作る

など、後先考えない行動を取って本来出現せずに済んだ怪獣を出現(出現した怪獣は当然被害を出している)させるなど、その遠因となったこともあるが、とがめられた形跡はない。

第6話でのジレンマの発生原因が宝石を持ち帰った光太郎にあることになってしまうため、さおりは頑なにZATへの協力を拒み宝石を所持し続けた。説得するためとはいえ、この話ではさおりにビンタをくれている。


第33話・第34話でテンペラー星人が襲来した際は、機転を利かせて独力で倒したことから思い上がり、ウルトラ兄弟から諫められるも聞く耳を持たず、再度現れたテンペラー星人を追い返すなど成果は出したものの、チームワークを完全に無視した行動をとっていた。テンペラー星人の逆襲に遭い、さおりに憑依したテンペラー星人により捕縛され人質にされてしまい、光線を浴びせられて死の苦しみを味わったことから改心した。


作中でも各話に登場する少年少女たちと交流を深める機会が多く、励まして立ち直らせるという面が強く出ている。しかし、第40話で自転車に乗れずバカにされていた少年を励まして協力するあまり、タイラントの接近を知らせるウルトラサインやZATの連絡に気づかないなど大きなミスを犯している(最終的にタイラントはあっさり倒されるのだが)。


最終回(第53話)では人生を変えるような大きな事件として、白鳥船長が怪獣に襲われて命を落とすとウルトラの母から聞かされる。それは現実となり、白鳥船長のタンカーはサメクジラによって沈没させられ、隣に北島隊員がいたために変身を躊躇し、船長を助けることはできなかった。タロウとしてサメクジラを倒した後、父親を助けてくれなかったタロウを非難する健一に自分の正体を明かすと、ウルトラバッジをウルトラの母に返す。



君はお父さんやタロウのことを忘れて、自分の力だけで生きていこうとするのは大変なことだ。だが、そんな苦労を君ひとりにはさせない。僕もひとりの人間として生きてみせる。僕はウルトラのバッジをもう頼りにはしない!









そして…











タロウではない!東光太郎だ!

健一君、よーく見てろ。人間には知恵と勇気があるということを










タロウに変身せず、巨大化したバルキー星人に立ち向かい、見事に勝利を収めた。そして、ZATを除隊してひとり雑踏に消えていった(タロウと一体化したまま)。


その後

ウルトラマンメビウス』の時代には、Uキラーザウルスとの戦闘でウルトラ4兄弟が変身不能となったために、タロウとして光の国に帰還。メビウスを始め後進の育成に務めている。このとき分離していないとすると、現在は光の国に在住していることになる。


没となった映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2』では、タロウと分離して横浜で親のいない子供たちを集めて児童養護施設「ウルトラの家」を経営し、失語症の少年を特に目をかけていた。さらに、メビウスたちの危機にタロウと再び一体化して戦った。


その超人ぶり

アストロモンスに生身で挑む他にも、普通なら死んでいるような現象や、前述のように何度も怪獣相手に飛びかかっていくという無謀な暴挙を繰り返している。


  1. ライブキングの鼻の穴からクシャミで吹き飛ばされて数十メートル飛ばされるが、木に引っかかり「おーい」で済ませる。しかも健一の愛犬ポチまで助かっている(普通死にます)
  2. ジレンマの舌に捕まり振り回される。
  3. ビルから何十メートル離れた位置にいるアリンドウの触覚に飛び乗りゼロ距離射撃を食らわし、再度ビルに戻っている(※普通できません)
  4. 棒高跳びで54メートルもあるボルケラーの角に飛び乗る。さらに、ZATの攻撃の流れ弾が頭部周辺に命中しまくっている(※普通死にます)
  5. 空中から脱出し、数十メートル下にいるフライングライドロンのお腹に飛び乗りゼロ距離射撃。怒ったフライングライドロンに振り落とされて、川に叩き落とされる(※普通死にます)
  6. 竹の反動で48メートルもあるロードラの鼻先に飛び乗り竹槍で攻撃、怒ったロードラに叩き落とされる(※普通死にます)
  7. ヘルツの肉片を採取するために足に飛び乗ってナイフで攻撃。怒ったヘルツに跳ね飛ばされ踏まれるが土踏まずだったので助かる(※普通死にます)
  8. 生身でバルキー星人に挑み、コンビナートの油を被ったバルキー星人を銃撃して倒す(※代償にコンビナートは壊滅しました)

なお、光太郎のみならず、この世界では一般市民ですら生身で槍やらロープやらバレーボールで怪獣に挑むことがザラにある。お前ら人間じゃねぇ!!


変身シーンも他のウルトラマンに比べて奇妙な展開になることが多く、病院の移動式ベッドに乗って変身したり某仮面のヒーローのごとくバイクに乗りながら変身したりまたある時はなぜか飛んできた大根を掴みながら変身したりと字面だけ見ると目を疑いたくなるシーンが多いが、これが『タロウ』という作品のフリーダムさなのだろう…多分!


ULTRAMAN

「今の俺に『光』の文字を拝する資格はない…

 だから ただのタロウと呼び捨ててください」

CV:前野智昭

ここでも、東光太郎という人物が登場する。ただ、この作品は『ウルトラマン』最終回後にウルトラ戦士がやってこなかったというIF展開を描いたものであるため、本編の東光太郎とはパラレル世界の別人の関係にあると思われる。


アメリカニューヨークで写真家として活動している青年。自分の撮った写真で真実を伝え、社会を少しでもより良いものにしようという熱い思いを秘めた熱血漢だが、友人のデイブからはヒーロー気取りの行いとして冷めた目で見られている。


とある銀行強盗に襲撃された際、その現場を撮影した際に写真に異星人らしき影が写っていたことから、地球が異星人の脅威に晒されているのではないかと考えるようになるが、周囲からはまったく相手にされなかった。その後も独自に調査を進めていたが、決定的な証拠を掴むことはできなかった。


そんなある日、飲んだくれて夜道を歩いていたところ、異星人から購入した謎の薬品を服用し、凶暴化した男と遭遇、とっさにその姿をカメラに収めるものの、攻撃で腹部を貫かれ、殺害されてしまう。しかし、襲撃の際にたまたま近くに落ちていた薬品の瓶が割れて中身が漏れ出し、光太郎の身体に吸収されるという現象が発生、ほどなくして光太郎は傷が完治した状態で奇跡の復活を遂げることになる。


薬の作用により超人的な力を得た光太郎は、憧れの存在であるウルトラマンを模したスーツを身に纏い、デイブの協力も得ながら薬品を服用して狂暴化した人間から市井の人々を守るヒーローとして自警活動を行うようになる。しかし、そのことを目障りに感じた侵略者集団「暗黒の星」のメンバーであるドルズ星人によってデイブを拉致され、目の前で殺害されてしまう。そのことで未知の力を覚醒させた光太郎は、ドルズ星人と彼の配下として活動していた人間を吹き飛ばして辛くも難を逃れることに成功する。


その後、光太郎は、アダドレッドから、自分を襲撃した者の正体と彼らの目的が地球の侵略にあることを知らされ、友人の敵討ちと地球の未来を守るべく、“ウルトラマン”として戦いに身を投じていく決意を固める。ヤプールによって製作された専用のウルトラマンスーツを着て戦うようになる。


上記の力を発動し変身した状態は『炎態』という呼称になっている。


ハンドメイドスーツ

光太郎が自作した、ウルトラマンを模したスーツ

あくまで光太郎が自分の正体がバレないようにするために作り上げたもので、ウルトラマンスーツとは異なり、特殊な機能などは一切備わっていない。


頭に2本の角が付いているのがポイントだが、これは「角が付いていたほうがかっこいい」という光太郎のこだわりによるものである。


自分で制作したスーツでヒーロー活動を行うというところが、実にアメリカらしいという声も


TARO SUIT

炎態のタロウの力が、周囲に火災を巻き起こすなどの問題があったため、それを抑え込むために用意されたヤプール製のウルトラマンスーツバルキー戦で初めて使用した。タロウの力を抑制するためのもので、彼の命を守るための防御性能は持ち合わせていない。


ちなみに本作では珍しく、本家と同じフルネーム「ウルトラマンタロウ」を名乗っている。


その他

内山まもる漫画版『ウルトラマンレオ』

きみたち、おぼえているかい。ウルトラマンTの最終回で、東光太郎がバッヂをすてて人ごみにまぎれていったのを。


第6話「ウルトラキラーゴルゴ」にて、本編後の光太郎が描かれている。

ウルトラキラーゴルゴへの対抗策としてウルトラマンレオおおとりゲンのために、光太郎の協力を得たいと考えたモロボシ・ダンによって、テレビ放送を通して協力を求められる。しかし、地球人として生きることを決めた光太郎は応じなかった。テレビではMAC基地に連絡するようにとしか言っていなかったため、ダンが自分を呼んだ理由が気になってMAC基地に向かおうと車を走らせていた最中、レオとゴルゴの戦いを目撃。レオではゴルゴに勝てないために自分が呼ばれたと理解した光太郎は、ストリウム光線で倒せずともレオと協力すれば勝てるかもしれないと決断した瞬間、ウルトラバッジを使わず全身が光に包まれ、直接タロウに変身。

レオとの協力技ダブルストリウム光線でゴルゴを倒し、MAC基地にてダンやゲンと対面。もう一度一緒に戦ってほしいというダンの頼みを辞退し、それを理解したダンやゲンに分かれを告げ再び去っていった。


「ダン、ゲンくん。二度ともう会えないだろう、さよなら」



タロウ、ほんとうにありがとう。でも、あんまりかたいこといわないでたまには、出てきてね。


余談

他の第2期ウルトラシリーズの主人公とは違い、ZAT内部で孤立したり謹慎処分になったことは一度もない。


企画時は姓の読みが「あずま」で、最初からZAT(企画時は宇宙科学警備隊とのみ呼称)の隊員だった。


演じる篠田は、『タロウ』以前にも『ウルトラマンA』第20話で篠田一郎役でゲスト出演している。これは、ウルトラマンシリーズの新たな主役に篠田がふさわしいと考えたプロデューサーが、撮影現場の雰囲気を知ってもらうためだった。

平成ウルトラシリーズでは昭和ウルトラマンの人間態として唯一再登場していないが、この理由を篠田はインタビューで「東光太郎は自分の中での青春の良き思い出としてとっておきたい」と語っている。当然嫌っているわけではなく、篠田はインタビューなどで『タロウ』にまつわるエピソードを披露することが多いので、むしろ思い入れが強いと言える。また、共演こそしてないが次作の『ウルトラマンレオ』で主演を演じた真夏竜氏とは、まさに兄弟と呼べるほど仲が良い。

とはいえ、本人が健在のうちに一度ぐらいはタロウに変身してほしいものである。あるいは顔出しで光太郎を演じるのは難しくとも、タロウの声だけでも演じてほしいというファンの声も多くある。

タロウの息子が登場するシリーズが発表された際、上記のような篠田氏の意思を尊重してか、そちらでの出演も結局実現しなかったものの、タロウも息子を持ったことについて篠田氏は非常に喜びに満ちたコメントを発表しており、そちらの主演である井上祐貴氏と対面も果たしている。

2020年12月に発売された『ウルトラ特撮PERFECT MOOK』第11号でもスペシャルインタビューに応えている。


ヒーロー戦記では仮面ライダーの光太郎との共演(?)を果たした。


俳優の松平健は東光太郎役のオーディションを受けていたが、最終選考で落選した。


アニメ『ULTRAMAN』第2期では本来鈴木達央氏が担当するはずだったが、2021年8月にて放送を待たずに降板することになった。理由については、ここで書くわけにはいかないので、リンク先参照


当初は西田次郎役の三ツ木清隆氏も光太郎役の候補だった。


篠田と荒垣修平役を演じた東野英心氏は『シルバー仮面』第5話でも共演している。


関連イラスト

ウルトラの母は太陽のようにZAT 東光太郎(登場ver.)


関連タグ

ウルトラマンタロウ

ZAT 朝日奈勇太郎 荒垣修平 二谷一美 北島哲也 南原忠男 西田次郎 上野孝 森山いずみ

白鳥さおり 白鳥健一

ヒーロー戦記 南光太郎


工藤ヒロユキ:タロウの息子と一体化した地球人。


歴代ウルトラマンの主人公系譜

北斗星司/南夕子←東光太郎→おおとりゲン

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